半年ほど前、シルベリス皇国の僻地にて発見されたディザレーター。
雷を操り、天候すら変えるその能力に皇国は捕獲作戦を決定。
ハーヴィス連合の妨害もあり少なからず損害を出したが、広域隔離魔法によるティザレア枯渇により捕獲され皇国へと移送された。
移送後、十分な収容過程を経た後に解析をおこなう。
ディザレアに侵されつつも活動を続けていたのは、細胞レベルでディザレアを取り込み活用していた得意体質によるものと判明。
ティザレアを完全に除去し、制御機構を施した上で戦闘兵として利用する案が浮上。
ディザレアを使用しない条件下で認可される。
ティザレアの除去は血液濾過法にて行われたが、幻覚や禁断症状により周囲の危険が考えられるため、身体拘束状態に半月間置かれる。
アースの設置、監視兵の待機など厳しい管理下に置かれた後、改造手術が施される。
主な内容は以下の二点。
・特殊体質の制御機構の敷設、接続。
・反逆防止機構の設置
特殊体質の制御には細胞レベルでおこなわれなければいけないため、対雷属性ナノマシンプロトコルが採用される。
体質の電気に耐えうるものであるが、神経伝達の影響も受け付けなくなるため、自己制御や機器などによる設定も手術後は受け付けなくなる。
限界を超えた電力を発生できなくなる
反逆防止機構は3つの警告レベルが設定されている。
1.上官を含むシルベリス皇国民の命令に対する絶対服従。
2.体内に内蔵された破裂球による攻撃による体罰的警告。筋肉断裂から身体断裂までリモート調整可能。
3.破裂球の最大出力、連鎖的反応による広域爆破。反逆防止よりも自爆攻撃目的で考えられる
手術後に反抗的態度、粗暴な性格が確認されるが、それが元来の性格かは不明。
聴取にて昔の記憶がないことも判明しており、「長く拘束され苦しめられたから」と皇国への忠誠心は皆無。
改造手術後からの記憶を保持していると見られる。もしくは暴走中と認識が混濁しているか。
スーツはすべて帯電性。ラインの色により電圧、電流の量をある程度推察できる。
武器はテスラコイル内臓の電気制御装置。指向性和を与えることができ、それ自体が避雷針としても使用可能。
武器を刺した点を基準に雷を落とす「雷鎚(いかずち)」は名前をつけるほどお気に入りの攻撃方法らしい。
皇国首都では同僚等の監視役が必ず二人はつくのを条件に外出を許されているが、時折目を盗んで脱走する。
しかし首都外に出るとレベル2の警告が出る。首都外には任務等による護送でしか出られない。
戦地でも設定エリア以外に出るとレベル2の警告で身体を損傷させられる。
本人の性格は粗暴で自分勝手だが、自分なりに他者を思いやることやできることやる優しさも観察されるため、全くの非常識ではない。
元の個体のデータは継続して探索しているが現在のところ見つかっていない。
本人が思い出す可能性もあるため期待しよう
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧