フラッシュポイント_(イベント)

ページ名:フラッシュポイント_(イベント)
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フラッシュポイント

カバーギャラリー ・ エピソード

イベントに関する情報

正式名称

フラッシュポイント

開始

2011年5月

作者

[テンプレート]
“思い出したか? オレを見つけたお前は、スピードフォースを全力でぶつけてきた…オレが母親を殺すのを止めようとな。その衝撃が、弾丸みたいに歴史を打ち砕いたのさ! お前に近しい者ほど、重大な影響を受けた。お前が歴史を狂わせてこの地獄を作ったんだよ、バリー。母親と引き換えに世界を破滅させたのさ!„―イオバード・ソーン[出典]

フラッシュポイント(Flashpoint)は2011年に行われたDCコミックスの大規模クロスオーバー・イベントである。同名リミテッド・シリーズを中心に、2011年5月から複数のタイトルでストーリーが展開された。メインシリーズ『フラッシュポイント』はジェフ・ジョーンズとアンディ・キューバートがそれぞれ脚本とイラストを手がけた。『フラッシュポイント』のラストではDCユニバースの設定改変が行われ、2011年に始まったDCコミックスの大規模リブート、「NEW 52」への布石となっている。

『フラッシュポイント』の物語は主人公のバリー・アレンが別の世界へ迷い込んだところから始まる。この世界ではサイボーグが世界的な主要スーパーヒーローとして活躍し、スーパーマンはメトロポリスの地下にある合衆国政府施設に監禁されている。バットマンの正体はブルース・ウェインではなく彼の父トーマスで、きわめて冷酷なやり方で犯罪者たちに裁きを下している。バリーの周りの人々は、誰ひとりとしてこの世界の変化に気づいていない。次第に本来の記憶が失われ、刻一刻とこの世界での記憶が上書きされていく中、バリーは真相究明のために動き出す。

本作はオリジナルビデオ映画『Justice League: The Flashpoint Paradox』の原作で、The CWのTVシリーズ『THE FLASH/フラッシュ』シーズン3にも影響を与えている。

目次

あらすじ[]

Nora Allen 0001

母親が生きている世界

仕事中に居眠りをしていたバリー・アレンが目を覚ますと、そこはもといた場所とは別の世界になっていた。ここではフラッシュの代わりにキャプテン・コールドがセントラルシティのヒーローとして認知されており、幼いころに亡くしたはずの母親ノーラは存命だが、父親は3年前に心臓麻痺で他界していた。またこの世界にはジャスティス・リーグが存在せず、スーパーマンの名は世に知られていない。真相を突き止めるべく、バリーはゴッサムシティの友人のもとへ向かう。

その頃ゴッサムでは、バットマンによってビルの屋上から突き落とされた犯罪者の命を、サイボーグが間一髪で救っていた。サイボーグはバットマンの行動をあえて追求せず、世界を二分している凄惨な戦争を止めるため、ヒーローチームの参謀役になって欲しいと依頼した。当時エンペラー・アクアマン率いるアトランティス人とワンダーウーマン率いるアマゾン族の戦争で大勢の人々が命を落とし、西ヨーロッパは壊滅的な被害を被っていたのだ。チームへの協力を拒んでバットケイブに戻ったバットマンは、“ブルース・ウェイン”を尋ねてきたバリーと出会う。しかしこの世界のブルースは幼少期に死んでおり、バットマンとして犯罪者と戦っていたのはブルースの父親トーマス・ウェインだった。

その頃、戦争で水没したパリでは、デスストロークが海賊団を率いて娘を捜索していた。しかし、彼とそのクルー(ソナー、アイシクル、クレイフェイス)はエンペラー・アクアマンやオーシャン・マスターと遭遇し、壊滅してしまう。一方ウェイン邸では、バリーがトーマスに自分の素性と、世界に起きた異変を説明していた。また、バリーは記憶が刻一刻と改竄されていく中で、この世界が別次元やミラーワールドの類ではなく、あくまで“現実”であることに気づく。バリーのリングから放出されたコスチュームがフラッシュではなくリバース・フラッシュのものだったため、バリーはリバース・フラッシュがこの歴史改変に関与しているのではと疑いを抱いた。バリーはスーパースピードを手に入れたときのアクシデントを再現したが、失敗して全身大火傷の重傷を負った。

一方ニューセミッシラ(旧ロンドン)では、スティーブ・トレバー大佐が潜入任務中のロイス・レーンと接触しようとしたが、ワンダーウーマンに見つかってしまった。ワンダーウーマンはトレバーを真実の投げ縄の輪に捉え、レーンがサイボーグのためにニューセミッシラに潜り込んでいたことを聞き出した。その後サイボーグは、合衆国大統領からトレバー大佐との通信が途絶えたことを知らされ、ヒーローの中にスパイがいる可能性を指摘される。サイボーグは自分の作戦に猶予を求めたが、大統領は彼を解任し、軍の派遣を決めた。サイボーグは知らなかったが、この時エレメントウーマンが基地に忍び込み、大統領との会話を盗み聞いていた。

スピードを取り戻したバリー

アマゾン族から逃亡中のロイス・レーンがレジスタンスと遭遇していた頃、ウェイン邸ではバリーが2度目の挑戦でスピードを取り戻すことに成功し、フラッシュのコスチュームを作り直した。息子が生きている世界を取り戻したいと願うトーマスの助力を得て、バリーはこの世界におけるジャスティス・リーグのメンバーの行方を探った。トーマスは戦争を止める手助けをするという条件でサイボーグの協力を取り付け、この世界のカル=エルがメトロポリスの地下で政府に監禁されていることを突き止める。3人のヒーローは“プロジェクト・スーパーマン”の本部に忍び込み、やせ細った青白い肌のスーパーマンを解放した。しかし、スーパーマンは警備兵との戦いのさなかに空の彼方へ飛び去ってしまい、取り残されたバットマン、フラッシュ、サイボーグはエレメントウーマンによって窮地を救われた。その後、バットマンは記憶改竄が原因で苦しみだしたフラッシュのために脳の電気活動を抑制する抗てんかん薬を投与した。

フォーセットシティに住むビリー・バットソンと5人の少年少女は、戦争のニュースを見て自分たちのとるべき行動を話し合った。ビリーがこのままでは世界が無くなると指摘したとき、彼らはバットマン、フラッシュ、サイボーグ、エレメントウーマンらの突然の来訪に驚かされる。ビリーが魔法の力を使ってバリーの症状を改善させた後、彼らは米軍パイロット・ハル・ジョーダンの戦死を告げるニュースを目にする。今すぐ行動を起こすべきだと主張するフラッシュに、バットマンは世界を改変するか、滅びるに任せるかの二つに一つしか選択肢はないと迫った。しかし、他のヒーローが彼を置いて戦場に向かおうとしたとき、トーマスはバリーが言い放った「ブルースなら来るだろう」という言葉に心を動かされ、この世界を救う戦いに加わることを決意する。道中でエンチャントレスをチームに加え、ニューセミッシラに駆けつけた時、ワンダーウーマンとアクアマンの衝突は最終局面に入っていた。ビリーたちS.H.A.Z.A.M.はキャプテン・サンダーに変身し、トーニーと一緒にアマゾンの戦士に挑みかかったが、エンチャントレスの魔法で少年少女の姿に戻された。エンチャントレスの裏切りに驚く暇もなく、ビリーはアマゾンの戦士ペンテシレイアによって殺されてしまう。その時、リバース・フラッシュが突如として戦場に姿を現した。

Pandora_0001.jpg

新しい時間線の誕生

リバース・フラッシュことイオバード・ソーンは、フラッシュが過去に戻って母親の命を救おうとしたことが歴史改変の原因だと明かし、フラッシュの記憶を復元してみせた。ソーンは歴史が改変されたとき時間流の中にいたため、自分は因果律とは無縁の存在になったと豪語するが、隙だらけの背中をバットマンに刺され、命を落とした。戦争による世界の破滅はもはや回避不可能な状況に陥っており、バリーはトーマスがブルースに宛てた手紙を預かり、時間流の中に飛び込んだ。彼は時間を移動中に一度現実へ引き戻され、母親と最後に会話を交わす機会を得た。ノーラ・アレンは自分の住む世界が消える運命を受け入れ、息子の決断を後押しする。その後、バリーは時間流の中で過去に戻ろうとしていた自分自身を阻止し、意図せずしてオリジナルのユニバースとはわずかに異なる新しいタイムラインを作り上げた。

物語の始まりと同じく、バリー・アレンはオフィスで居眠りしているところを同僚に起こされた。全てがうまくいったと信じたバリーは、トーマスの手紙を届けるためこの世界のブルース・ウェインに会いに行く。手紙を読み、父親が世界を救うため自らを犠牲にしたことを知ったブルースは涙を流し、バリーに感謝の言葉を告げた。

作品[]

Flashpoint_Teaser_01.jpg

フラッシュポイントのティーザー(予告イラスト)

  • プロローグ
    • フラッシュ Vol 3 #9~12
    • タイム・マスターズ:バニシング・ポイント Vol 1 #6
  • Whatever Happened to Gotham City?
    • Flashpoint: Batman - Knight of Vengeance #1~3
    • Flashpoint: Deadman and the Flying Graysons #1~3
  • Whatever Happened to the World’s Greatest Super Villains?
    • Flashpoint: Citizen Cold #1~3
    • Flashpoint: Deathstroke and the Curse of the Ravager #1~3
    • Flashpoint: Legion of Doom #1~3
    • Flashpoint: The Outsider #1~3
  • Whatever Happened to the Aliens?
    • Flashpoint: Abin Sur - The Green Lantern #1~3
    • Flashpoint: Project Superman #1~3
  • Whatever Happened to Science & Magic?
    • Flashpoint: Frankenstein and the Creatures of the Unknown #1~3
    • Flashpoint: Secret Seven #1~3
  • Whatever Happened to Europe?
    • Flashpoint: Emperor Aquaman #1~3
    • Flashpoint: Wonder Woman and the Furies #1~3
    • Flashpoint: Lois Lane and the Resistance #1~3
  • Everything You Know Will Change in a Flash
    • Flashpoint: Kid Flash Lost #1~3
    • Flashpoint: The World of Flashpoint #1~3
  • He Never Got The Ring
    • Flashpoint: Hal Jordan #1~3
  • ワン・ショット
    • Flashpoint: Grodd of War #1
    • Flashpoint: Reverse Flash #1
    • Flashpoint: Green Arrow Industries #1
    • Flashpoint: The Canterbury Cricket #1
  • クロスオーバー
    • ブースター・ゴールド Vol 2 #44~47

翻訳単行本[]

タイトル収録作品出版社発売日
フラッシュポイントFlashpoint #1~5ヴィレッジブックス2012年5月19日
フラッシュポイント:バットマンBatman: Knight Of Vengeance #1~3
Project Superman #1~3
Emperor Aquaman #1~3
ヴィレッジブックス2012年9月13日

外部リンク[]

  • WP_favicon.pngフラッシュポイント_(DCコミックス) ‐ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
  • Flashpoint - 英語版Wikipedia
DCコミックスの主なクロスオーバー・イベント
1980年代
レジェンズ
(1986年-1987年)
ミレニアム
(1988年)
1990年代
アルマゲドン2001
(1991年)
ウォー・オブ・ザ・ゴッズ
(1991年)
エクリプソ:ダークネス・ウィズイン
(1992年)
ブラッドラインズ
(1993年)
アンダーワールド・アンリーシュド
(1995年)
ファイナル・ナイト
(1996年)
ジェネシス
(1997年)
DCワンミリオン
(1998年)
デイ・オブ・ジャッジメント
(1999年)
2000年代
アイデンティティ・クライシス
(2004年)
インフィニット・クライシス
(2005年)
52
(2006年)
ワン・イヤー・レイター
(2006年)
ファイナル・クライシス
(2008年)
ブラッケスト・ナイト
(2009年)
2010年代
ブライテスト・デイ
(2010年)
フラッシュポイント
(2011年)
NEW 52
(2011年)
コンバージェンス
(2015年)
ヒーローズ・イン・クライシス
(2018年)
イヤー・オブ・ザ・ヴィラン
(2019年)
2020年代


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