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W54SA(だぶりゅーごーよんえすえー)は、三洋電機携帯電話事業部(現・京セラ SANYOブランド)が日本国内向けに開発した、Au (携帯電話)ブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話のCDMA 1X WIN対応携帯電話である。
W51Sの事実上の後継機種。「非日常な和(和風)」をキーワードとし、漆器の小箱をイメージとしたデザインとなっておりEV-DO Rev.Aやデジタルラジオ、3.0インチのワイドVGA液晶、約3.2MピクセルのAFカメラ等の最先端機能を多く取り込んだ「全部入り」のフラグシップモデルとなっている。なお、最近の傾向としてauのほとんどのフラグシップモデルがまだ高精細化が難しい有機ELをメインディスプレイとして採用する中、完成度の向上と高精細化が容易になったVGA液晶を採用したことから、各方面からの注目は高い。
鳥取三洋電機(現・三洋電機携帯電話事業部)製の2006年秋冬モデル「W42S」に搭載されていた機能である「スムースタッチ」の改良版が採用されている。また、バックキーライトには青色のイルミネーションが使われている。
従来、三洋機は日本語入力システムにAdvanced Wnnを搭載していたが、新プラットフォーム「KCP+」を採用する理由で変換精度に定評のあるATOKに変更された。
また、発表当時搭載が予定されていたAACコーデックを用いたICレコーダー機能、AACファイル専用SD-Audioの再生機能は割愛された。そのためかある意味でUIの操作系に関しては既存のau向け東芝製端末に限りなく近い。その他、既存のau向け三洋製端末に搭載されていた独自機能も一部省略されている。
ちなみに「黒紅梅」と呼ばれるボディカラーは、螺鈿風のパール塗装が用いられている。
また、本機の特筆すべき点は、au携帯電話としては初となる、くっきりとしたWVGAフルドット対応(ネイティブVGA)のGUIやフォントを搭載していること、KCP+標準のマルチプレイウィンドウ等先端機能に対応していることである。
その他、ゲームアプリの「ぷよぷよ通DX」体験版、ケータイコミック「トイ・ストーリー2」の1話、デコレーションメール・ラッピングメール用素材などがプリセットされている。
なお、同社が独自で製造した端末としては、同機が最終モデルとなった(後継モデルにあたるW61S以降より、今後は京セラが製造などを担当する)。
2008年2月8日、工場出荷時におけるアプリの設定ミスにより販売が中止・延期された。
2008年2月13日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[1]
2008年2月15日、不具合により販売が中止・延期された。[2]
2008年2月27日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[3]
2008年3月11日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[4]
2008年3月27日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[5]
2008年5月1日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[6]
2008年7月18日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[7]
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