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W44T(だぶりゅーよんよんてぃー)は、東芝が日本国内向けに開発した、Au (携帯電話)ブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話のCDMA 1X WIN対応携帯電話である。2006年6月28日より発売。また、その派生モデルとして同年10月にはPiPitおよび全国のトヨタの各ディーラー専売端末トヨタケータイ TiMO W44T II(てぃーも だぶりゅーよんよんてぃーつー)が発売され、翌2007年3月にはトヨタの高級車ブランド「レクサス」の各ディーラー専売端末のレクサスユーザー限定のLEXUS W44T III(れくさす だぶりゅーよんよんてぃーすりー)が発売された。
MUSIC-HDD (W41T)の実質的な後継機種で、東芝製au端末初の2軸ヒンジタイプである。約1GBのメモリを搭載し、最長19時間連続再生を実現した。オーディオ用コンデンサを左右対称に基板に配置し音楽再生時の音質の向上を図っている。
付属のBluetoothミュージックレシーバーは、超小型のデジタルアンプを搭載し「A2DP」オーディオプロファイルやSCMS-Tに対応した。レシーバーはヤマハと共同開発で、のちにSoftBank向けの東芝製端末「SoftBank 910T」にも採用された。ワイヤレスでの連続再生時間はおよそ14時間となる。レシーバーは単4アルカリ乾電池を使用し、およそ5時間連続再生できる。
レシーバーにはマイクが内蔵されていないので、ハンズフリーマイクとして利用することができず、音楽再生専用である。また、社外品のSCMS-Tに対応しないBluetooth対応のミュージックレシーバーやBluetooth対応のコードレスヘッドホンを利用する事は不可能となっている。
Bluetoothによる通信機能だけでなく、赤外線通信機能も搭載しているので、TVやDVDプレイヤー・レコーダーのリモコンとして使用することが出来る。カメラも、MOSセンサーのパンフォーカス式でありながら320万画素を実現している。
EZ FeliCa、SD-Audio、ワンセグには対応していないものの、ほぼハイスペックかつハイエンドな内容を持った機種であると言える。
au端末としては初めて、アドレス帳1件当たり電話番号・メールアドレスを5件まで登録できるようになった。この端末より、東芝製au端末ではアドレス帳1件当たり電話番号・メールアドレスを5件まで登録可能である。
トヨタとのコラボレーションから生まれた端末。PiPitおよび全国のトヨタの各ディーラー専売モデルで端末には「for TOYOTA」の文字が、また十字キーの下部にはトヨタのCIがそれぞれ小さく表記されている。auショップおよび家電量販店等では販売されない。実質的にはW44Tのセカンドモデル。
2006年夏モデルのW44Tとの違いは、レクサスとのコラボレーションから生まれた端末。もちろんレクサス店専売モデルであり端末には「LEXUS」の文字が、また十字キーの下部にはレクサスのCIがそれぞれ小さく表記されている。全国10,000台限定販売でレクサス店でレクサスブランドの新車を購入したユーザーのみ購入可能。本体色はブラックのみで前述のTiMO W44T II同様auショップおよび家電量販店等では販売されない。事実上、LEXUS W44T IIIはau向け端末史上初のサードモデルとなっており、au向けを含む日本国内の大手の携帯電話のキャリア向けとしては最後のminiSDカード対応端末でもあった。
W44T
TiMO W44T II
LEXUS W44T III
EZweb利用中に突然電源が消えたり(落ちたり)、電源OFF時に電源ボタンを長押ししても電源がONにならないことがあったり、またEZサービスの初期設定に失敗し、Eメールを受信できない場合があるという不具合が利用者の指摘により見つかっている。ただし新規や機種変更の場合にはこのような不具合は発生しない。現在ではソフトウェアのアップデートによって不具合が解消される。
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