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宇宙海賊キャプテンハーロック | |
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ジャンル | SF漫画・青年漫画 |
漫画 | |
作者 | 松本零士 |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | プレイコミック |
レーベル | サンデーコミックス |
発表期間 | 1977年 - 1979年 |
巻数 | 5巻(単行本) 3巻(愛蔵版・文庫版) |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『宇宙海賊キャプテンハーロック』(うちゅうかいぞくキャプテンハーロック、Space Pirate Captain Herlock[1])は、松本零士原作の漫画、並びにそれを原作とする同一タイトルのテレビアニメ。
腐敗した地球に見切りをつけ、大宇宙に己の旗を掲げる宇宙海賊・ハーロックを中心とするスペースオペラである。時代設定は連載開始年の1000年後となる西暦2977年という未来となっており、地球侵略をたくらむ異星人マゾーンと宇宙海賊であるハーロック達の戦いを描く。
主人公のハーロックは、本作の他にも数々の松本零士の作品に重要キャラクターとして登場する。1977年 - 1979年にプレイコミックにて連載され、未完のまま終了。秋田書店より単行本で全5巻、愛蔵版・文庫版で全3巻に収められている。
元々テレビアニメーション企画として松本が提案したがすぐには実現せず、プレイコミックでの漫画連載が先行して始まった。企画は松本が主宰する「零時社」で行われ、アルカディア号などのデザインでスタジオぬえが参加していた。企画の背景には、松本も関わった『宇宙戦艦ヤマト』の爆発的ブーム、さらには『スターウォーズ』を中心としたSFブーム、また当時全盛期のロボットアニメに代わる分野の開拓があった。
本作の前に同誌で掲載された、同じくハーロックを主役とする西部劇漫画『ガンフロンティア』のように露骨な性描写のない作品ではあったが、同誌が青年誌ということもあり、いわゆる成人コミックなみの性描写のある作品も掲載されていたことから当時の中高生などには購入の難しい環境ではあった[2]。
この作品は新書版単行本にして5巻続き、マゾーンとの闘いに決着がつかないまま「第一部完」として未完の状態であり、詳しく語られなかった設定も多い。中でも重要なものとして、名前しか出ていない親友トチローの存在がある。
二人の出会いについては作品によって設定が分かれているので確定はできないが、先祖から何らかの因縁があったらしいことは共通している。いずれにせよ、トチローは技術者としては超一流で、アルカディア号の設計と建造に携わったほか、滅亡した文明の宇宙船とされるクイーン・エメラルダス号の修理にも携わっている。その後、「宇宙病」がもとでトチローは死に、アルカディア号の中央大コンピューターに宿る魂となり、ハーロックと共に宇宙を旅することになる。
他にもエメラルダスやメーテルとの関係など、本編を読んだだけでははっきりしない設定が多い。
本作ラストでは寂れた惑星ヘビーメルダーが登場している。連載を終了する1979年には『銀河鉄道999』(以下、『999』)の劇場版第1作が公開されており、ヘビーメルダーが賑わっていた頃を回顧するシーンでは、ハーロックが酒場のマスターに星野鉄郎やメーテルがここを訪れたかを尋ねる場面[3]が描かれ、前述の劇場版とリンクする描写になっている。しかし、『999』劇中で登場する戦士の銃の刻印はPATENTED 1.25.2979となっており、『999』の年代設定が本作の年代設定2977年より後となっているため齟齬が生じるほか、本作の方がトチローの死などの描写から『999』より時系列的に後と取れる描写となっているものの、そのテレビ版では年代設定が第1話において西暦2221年とされたために、『999』テレビ版と本作では700年以上の開きが生じている。
西暦2977年、退廃し堕落した人類の住む地球に、宇宙から材質不明の謎の巨大物体が落下してきた。その物体は黒色で球形をしており、表面にはマヤ文明の象形文字風の意匠が円形に刻まれていた。地球政府が無視したそれは「マゾーン」という宇宙からの侵略者が打ち込んだ、惑星の所有を誇示する「ペナント」であり、その危険を警告しようとした台羽博士や、親友であるクスコ教授は侵入していたマゾーン達によって殺される。辛うじて生き延びた台羽博士の息子・正は、マゾーンに何ら手を打とうとしない地球政府に見切りをつけ、宇宙海賊として知られていたキャプテンハーロックの宇宙戦艦アルカディア号に乗り込む。台羽正という新たな仲間を加え、ハーロック及び40人の海賊とアルカディア号による、謎の侵略者マゾーン達との戦いが始まった。
詳細は宇宙海賊キャプテンハーロックの登場人物を参照
ハーロック海賊戦艦アルカディア号を駆り、40人の海賊たちを従えて星の海を疾駆する宇宙海賊。堕落した地球人から宇宙海賊として恐れられる一方で、地球を守るべく自らの信念をかけて謎の侵略者・マゾーンと戦う。 台羽正 (だいば ただし)マゾーンの脅威を警告していた台羽博士の息子。父をマゾーンに殺され、自身も殺されかけるがハーロックに窮地を救われたことでアルカディア号の乗組員となる。ハーロックの姿を通じて男の生き様を学んでいく。有紀螢 (ゆうき けい)ハーロックの補佐役であり、アルカディア号のレーダーを担当する可憐な美少女。戦闘指揮官として艦載機スペースウルフを操縦したり、アルカディア号の操舵手として舵輪を握ることも。ミーメ若き日のハーロックとその友人のことを知る異星人の女性。アルコールを主食とする種族のため酒には目がない。ハーロックに付き添い、アルカディア号の私室で相談相手となることもしばしば。ヤッタランアルカディア号の副長だが、普段はプラモ作りに没頭している。太目の体型であることを気にしており、「ブタ」は禁句となっている。ラフレシア宇宙からの侵略者・マゾーンの女王。母星が消滅したため、一族を率いて地球の移住を試みる。詳細はアルカディア号を参照
クイーン・エメラルダス号トチローの恋人エメラルダスの船。ただし、ミーメによれば「破壊され宇宙の原子にかえって消えた船」とのことであり、本作に登場したものはマゾーンの心理作戦による偽物だった。多くの作品で飛行船に似たデザインで描かれることが多いが、本作ではデザインが異なる。また、アニメ版には登場しない。詳細はクイーン・エメラルダス号を参照
デスシャドウ号ハーロックのかつての乗艦。原作の終盤、トチローの墓がある惑星ヘビーメルダーの砂の上に突き刺さった状態で登場。アニメ版には登場しない。詳細はデスシャドウ号を参照
宇宙空母ゾネスマゾーンの主力戦闘艦で、原作第1話冒頭から登場している。円盤状の艦体から四方にブーム(支柱)を伸ばした形状をしており、ブーム先端にそれぞれ双発のエンジンポッドを備えている。艦橋はなく、四方に突き出たノーズにコクピットを備えたシンメトリーなデザイン。外見から目立つ武装は対空砲クラスの小型連装砲塔十六基のみで、他にミサイルも搭載している様子だが、サイズに比較すると火力は貧弱である。だが、企画書の説明文には「戦闘機千二百機。大型爆撃機二十機搭載可」とある。アニメ版の後期オープニング冒頭では、台羽らが乗るアルカディア号の艦載機からの攻撃により、ゾネスが惑星の地表に墜落する場面から始まる映像に変更されている。ゲーム『松本零士999』にも登場し、ラーメタル艦と交戦している。コスモクルーザー地球でいうところの高速巡洋艦に相当するマゾーンの中型艦。アルカディア号と艦隊規模で対決するも、主砲と宇宙機雷よって蹴散らされる。武装は艦首の固定式大型主砲のみ。艦の頭脳としてマゾーンそのものが生体部品として使われている生きた船である。マゾーン巨大母艦全長2Kmの巨大艦船。ゾルの乗るトカーガ宇宙艇の母艦として登場した。アニメ版でも登場するが形状は異なり、戦闘母艦を上下逆にしたデザインになっていた。常に膨大なエネルギーを発生させており、余剰エネルギーを船外に放出しているために旗艦ドクラス(後述)同様、全体が白色に輝いている。アルカディア号の攻撃で撃沈された。マゾーン主力戦闘母艦アニメ版で登場、フライパン型の艦体上に円柱型艦橋を備えたデザインとなっている。艦尾に四基のエンジンを持ち、艦首には艦載機の発進ダクトを持つ。武装は艦首上甲板左右に三連装砲塔が二基。艦首に固定式大型光体砲二門。前期オープニング冒頭では、これがビームによって破壊される場面から始まる。同型艦が多数登場するが、大小様々なサイズがあるらしい。塗装は前期がピンク地にマラカイトグリーン。後期はダークブルー地にブラック。古代戦艦ピラミッダアニメ版で登場するマゾーンの戦艦。全長は約1200m[4]。船体はさびた鉄のような色をしており、ピラミッドに似た形の艦橋を3つ備える。12話ではアレルギアスが、32話ではダイネスが乗艦として使用。マゾーン移民船アニメ版で登場。マゾーンのキャラバンで使用されている市民船で、上下にピラミッドを張り合わせたような形をしている。戦闘艦と違い特に武装は施されていない。マゾーン一般市民を収容しているものの他に、40話ではトカーガ族を収容したものも登場した。首都母艦ドクラスラフレシアの乗艦にしてマゾーン艦隊の旗艦。全幅5kmの巨体を誇り、マゾーン船団中最大最強のエネルギーを持つ。海賊島のコンピューターを使用してゾルから提供されたコスモグラフ記憶機の解析を行ったものの、艦影をつかむことはできなかった。原作ではその姿を見せることはなかったが、松本の筆でドクラスの初期設定画(「旗艦ドクロス」とある)が描かれており、ロマンアルバムで確認できる。遠くから見ると白く光る巨大な菱形に見える。真上あるいは真下から見ると円状になっており、その外周(赤道)部には多数の高層建築物と16個の八面体(四角錐を上下に張り合わせたもの)が均等に配されている。アニメ40話の最後、「ハーロックに小手先の戦術は通用しない」と判断したラフレシアにより、その全貌を現した。舷側にエネルギー吸収装置を装備しているため、ビーム砲による攻撃は無効化される。舷側に単装巨大砲を格納してあり、その砲撃でアルカディア号の戦闘機能をほぼ麻痺させた。このため、ハーロックはドクラス内部への侵入を決意する。大型母艦トカーガで交戦した大型母艦。戦闘艇(後述)の攻撃を避けて海中に逃げ込んだアルカディア号に爆雷攻撃を掛けたが、反撃であっさりと撃沈される。トカーガ製で動力は旧式な原子力だった。輸送船アニメ第1話から登場した地球政府の輸送船。地球と植民星間の物資輸送を担っていて、物語冒頭でアルカディア号の略奪を受ける。武装も施されているが、上甲板前後に連装パルスレーザー砲塔のみの「ないよりまし」程度の物に過ぎず、アルカディア号やマゾーン戦闘艦に対抗できる代物ではない。潜水艦アニメ第16話に登場。地球警備隊所属。切田長官自らが指揮を執り、孤島でバカンスを楽しむアルカディア号の乗組員を攻撃する。武装は魚雷、ミサイル他、セイル基部に単装ビーム砲を装備。 ブレーブス号アニメ17話で登場する、地球防衛軍宇宙海軍の戦艦。艦長は山中で、アルカディア号乗組員の魔地もかつては彼の部下としてこの戦艦に搭乗していた。エベレストアニメ版に登場。バッド鉱山を支配するホラー提督の巨大戦艦。無敵戦艦と称しており、名に恥じないだけの高い戦闘力を持つ。若きハーロックとトチローの破壊工作により、機関部などを爆破されて撃沈される。伊一六八型潜水艦、戦艦武蔵第二次世界大戦で日本軍が使用した実在の艦船。アニメ13話および映画『アルカディア号の謎』でマゾーンの兵器として登場。バミューダ海域に海底基地を持つ魔女アマンはこれらを使用してアルカディア号及び地球防衛軍の戦闘機を攻撃した。原作ではアルカディア号を攻撃した潜水艦がディーゼルエンジンで駆動すること、火薬を使用した魚雷を発射したことまでは判明したものの、結局その正体は不明のままである。武蔵は登場しない。ハーロック達の根拠地であり、いわゆる秘密基地。いずれもトチローの手で設計された。
第1海賊島小惑星に扮した、ハーロック達の根拠地の一つ。原作では内部に海岸の立体映像を映し出す部屋があり、ミーメの弁によれば「ハーロックとトチローの血と汗と涙の思い出がある小惑星」とのことだったが、マゾーンの心理作戦によって親友とその恋人の思い出を汚されたことに怒りを憶えたハーロックの手で破壊された。アニメでは内部に倉庫があり、ハーロックは地球に食糧難が来た時に備え、地球へ物資を運ぶ輸送船から略奪した食料を溜め込んでいた。また、実際の海岸を再現したようなプールと砂浜があり、台羽や有紀たちが楽しいひと時を過ごしていたが、マゾーンの罠により海賊島は内部から破壊される。アルカディア号は海賊島内に閉じ込められそうになるが、間一髪のところで脱出した(6話)。第2海賊島 自動変形小惑星デスシャドウ(デスシャドウ島)ハーロック達のもう一つの根拠地。ハーロック曰く「軌道を持たない自由小惑星」で、アルカディア号の後方12宇宙キロに位置し、付かず離れず寄り添って移動している。ハーロックによれば、何個かの良質な表面を持つ天然の小惑星を内部加工して組み合わせたものだという。内部にはアニメ版の第1海賊島同様に実際の海岸を再現したようなプールと砂浜があり、室内にもかかわらずあたかも青空が広がっているように見える。食糧の自給を考慮し、このプールでは魚のほか、アンタレスガニという人間よりも遥かに巨大になるカニが養殖されている。また、島内には分析室があり、アルカディア号の分析コンピューター以上の処理能力を持つ大コンピューターが設置されている。このほか、ハーロックの弁によれば独立した居住区もあるとのことである。デスシャドウ島内にはアルカディア号の予備パーツやオプションパーツが置かれており、必要に応じてパーツ交換が可能。また、島内でアルカディア号の修理なども行っている。トチローの設計思想や嗜好などが反映されており、海岸は熱帯のような気候に調整されているほか、島の表面には歩いて内部に入ることのできる穴がある。アニメ19話では、新星群の重力圏にとらわれたアルカディア号を収納、同艦の操縦系と連結することでデスシャドウ島の操作が可能となっており、アルカディア号はこれにより前方にある恒星の重力圏を離脱、衝突の危機を回避している。同じ名前をもつ反物質重力星・デスシャドウが作中に登場しているが、原作では第2海賊島がこの惑星と同じ名前であることについての言及はない。アニメ22話では第2海賊島の名は、この反物質重力星にちなんでトチローにより命名されたことがハーロックの弁で語られている。宇宙海賊キャプテンハーロック | |
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ジャンル | SFアニメ |
アニメ | |
原作 | 松本零士 |
監督 | りんたろう |
アニメーション制作 | 東映動画 |
製作 | テレビ朝日 東映 東映エージェンシー |
放送局 | テレビ朝日 |
放送期間 | 1978年3月14日 - 1979年2月13日 |
話数 | 全42話 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
未完のままの原作に対して、アニメオリジナルでストーリーが完結している[5]。ナレーターは柴田秀勝で、次回予告のナレーションは神谷明が行っている。また、テレビアニメ放映中の1978年7月22日から東映まんがまつりの1本として劇場アニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック アルカディア号の謎』が公開されている。これはテレビアニメ13話をベースに新作場面を追加した34分の再編集作品である。
監督はりんたろうで、プロデューサーの田宮武、メイン脚本の上原正三とともに『アローエンブレム グランプリの鷹』からのシフトである[6]。りんは、1979年には本作のハーロックも登場する劇場アニメ『銀河鉄道999』を監督している。これは本作第1話の試写会で感動の涙を流した東映動画社長の指名によるものである[7]。
りんや上原らのアニメスタッフにより大幅な脚色が加えられ、原作にはいないトチローの娘「まゆ」が創作された。このまゆの存在がハーロックが地球を守る理由付けになっている。これは「ハーロックの哲学」に関わる問題であり、この「改変」をめぐって、松本とスタッフ間で激論が行われたという逸話が残る。結果的には、アニメスタッフ側の熱意に松本が折れる形で承認を取り付けたという。ハーロックが地球を守る理由を示す「まゆ」と共に、対立軸となる敵役の切田長官もアニメオリジナルキャラクターとして加えられ、原作よりさらに視聴者に理解しやすい作劇の作品となった[6]。
監督のりんは本作を特集したロマンアルバムでのインタビューで、「ハーロックと台羽という2人の男を通じて40代の男と若い20代の男の価値観の違いを表現できたらと考え、2人の男のタイプの違いをもっと作中に出したかった」ことを語っている。また企画の田宮武は後年、本作をやっていた当時を振り返って自分がマニアに目がいってしまっていたことを述懐している[8]。
サウンドトラック『交響組曲宇宙海賊キャプテンハーロック』(CQ-7005)はオリコンLPチャートで最高9位[9]を記録した。メインスポンサーはタカラとタカトクトイスで、両社により玩具を中心とした商品展開が行われた(後述)。
本作の放映終了後にハーロックを主人公として東映動画が制作したアニメ作品には、1982年の映画『わが青春のアルカディア』と、その続編となるテレビアニメ『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』がある。
裏番組には『まんが名作劇場 サザエさん』(フジテレビ、関東地区のみ)と『シャープ・スターアクション』(日本テレビ系列)、『飛べ!孫悟空』(TBS系列)があり、平均視聴率6.9%と当時のゴールデンタイムのアニメとしてはかなり低かった。しかし、熱心なアニメファンによりテレビ局には絶賛の声が多く寄せられた[10]。
日本国内での視聴率は振るわなかったものの、日本国外への販売も行われてヨーロッパでは人気を呼んだ。フランスでは1978年に国営第二テレビ局「Antenne 2(アンテンヌ・ドゥ)」の子供向け番組『レクレーA2』内にて[11]17時15分から18時までハーロックの名をアルバトールに変え、『Capitaine Albator 』として放送された。同年にイタリアでも放送された[12]。
アメリカでは1984年に『Captain Harlock and the Queen of 1.000 Years』と題されて、同じ松本原作のテレビアニメ『新竹取物語 1000年女王』とを同一作品として再編集された65話が放送されたが、視聴率では苦戦したという[13]。
※各キャラクターの詳細およびその他のキャストについては、宇宙海賊キャプテンハーロックの登場人物を参照。
下記8曲はいずれも、作曲:平尾昌晃、編曲:横山菁児による。作詞は原作者・松本による「さすらいの舟歌」を除き、保富康午が担当。
※以下の2曲は劇中未使用。
番組放送時に発売された主題歌・挿入歌LPには以上の他、インスト曲「まゆのテーマ」(オカリナのみヴァージョン)も収録された。
放送回 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 | 視聴率 |
第1回 | 1978年3月14日 | 宇宙にはためく海賊旗 | 上原正三 | りんたろう | 小松原一男 | 7.9% |
第2回 | 3月21日 | 未知からのメッセージ | 撫木登喜司 | 菊池城二 | ||
第3回 | 3月28日 | 紙のように燃える女 | 福島和美 | 窪田正史 | 7.1% | |
第4回 | 4月11日 | 自由の旗の下に! | 山崎晴哉 | 川田武範 | 森利夫 | 7.9% |
第5回 | 4月18日 | はるかなる星の涯に… | 上原正三 | 生頼昭憲 | 菊池城二 | 7.8% |
第6回 | 4月25日 | 幻のマゾーン | 明比正行 | 谷口守泰 | 7.4% | |
第7回 | 5月2日 | 海底のピラミッド | 松浦錠平 | 小松原一男 | 6.5% | |
第8回 | 5月9日 | 女王の宇宙艦隊 | 明比正行 | 菊池城二 | ||
第9回 | 5月16日 | 戦慄の植物生命体 | 山崎晴哉 | 大関雅幸、松浦錠平 | 窪田正史 | 7.8% |
第10回 | 5月30日 | 謎の惑星に迫れ | 撫木登喜司 | 菊池城二 | 6.1% | |
第11回 | 6月6日 | ローラが金色に輝く時 | 生頼昭憲 | 野田卓雄 | 5.8% | |
第12回 | 6月13日 | 母よ、永遠なれ | 明比正行 | 菊池城二 | 5.3% | |
第13回 | 6月20日 | 死の海の魔城 | 上原正三 | りんたろう | 小松原一男 | 6.5% |
第14回 | 6月27日 | スフィンクスの墓標 | 生頼昭憲 | 菊池城二 | 6.4% | |
第15回 | 7月4日 | 悲恋! 北極オーロラ | 松浦錠平 | 4.8% | ||
第16回 | 7月11日 | 螢・わかれうた | 撫木登喜司 | 6.4% | ||
第17回 | 7月18日 | 白骨の勇者 | 山崎晴哉 | 生頼昭憲 | 野田卓雄 | 6.3% |
第18回 | 7月25日 | 魔の幻影戦士(シャドウソルジャー) | 明比正行 | 菊池城二 | 3.9% | |
第19回 | 8月1日 | 女王ラフレシアの罠 | 松浦錠平 | 小松原一男 | 7.8% | |
第20回 | 8月8日 | 死滅のジュラ星 | 大関雅幸、撫木登喜司 | 菊池城二 | 6.4% | |
第21回 | 8月15日 | ゴーラム! 悲劇の戦士 | 明比正行 | 4.6% | ||
第22回 | 8月22日 | 宇宙の墓場、デスシャドウ | 神山香 | 5% | ||
第23回 | 8月29日 | ヤッタラン、プラモ狂の詩 | 生頼昭憲 | 5.8% | ||
第24回 | 9月5日 | 純愛流れ星 | 上原正三 | 大関雅幸 | 7.7% | |
第25回 | 9月12日 | ドクター・ゼロとミー | 山崎晴哉 | 明比正行 | 6.9% | |
第26回 | 9月26日 | はるかなる長い旅 | 川田武範 | 7.6% | ||
第27回 | 10月3日 | アルカディア号の意志 | 上原正三 | 松浦錠平 | 小松原一男 | 7.8% |
第28回 | 10月10日 | ユリシーズの星雲 | 山崎晴哉 | 大関雅幸 | 菊池城二 | |
第29回 | 10月17日 | 虹の星の死闘 | 福島和美 | 7.7% | ||
第30回 | 10月24日 | わが友わが青春 | 上原正三 | 生頼昭憲 | 7.1% | |
第31回 | 10月31日 | アルカディア号建造秘話 | 大関雅幸 | 6.3% | ||
第32回 | 11月7日 | 星笛が呼ぶ | 山崎晴哉 | 福島和美 | 5.8% | |
第33回 | 11月14日 | たった一人の突撃! | 神山香 | 6.6% | ||
第34回 | 11月21日 | 銀河子守唄 | 上原正三 | りんたろう | 小松原一男 | 6.4% |
第35回 | 11月28日 | 美しき謎の女 | 生頼昭憲 | 菊池城二 | 8.6% | |
第36回 | 12月5日 | 決戦前夜 | 山崎晴哉 | 大関雅幸 | 6.3% | |
第37回 | 12月29日 | 赤いセーターの涙 | 上原正三 | 松浦錠平 | 10% | |
第38回 | 1979年1月9日 | さらば! まゆ | 山崎晴哉 | 箕ノ口克己 | 7% | |
第39回 | 1月16日 | 壮絶! 長官死す | 生頼昭憲 | 8% | ||
第40回 | 1月23日 | その時天使は歌った | 上原正三 | 福島和美 | 7.2% | |
第41回 | 1月30日 | 決闘! 女王対ハーロック | 大関雅幸 | 9% | ||
第42回 | 2月13日 | さらば宇宙の無法者 | りんたろう | 小松原一男 | 10% | |
平均視聴率6.9% (視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
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先述の通り、放送当時はメインスポンサーであるタカラとタカトクトイスにより玩具を中心とした商品展開がなされた。同時期に『スターウォーズ』の商品化権を取得したタカラとしては本作の商品展開をメインとしておらず、タカトクはトイジャーナル1978年2月号で本作を1番手にあげている。この結果、タカラはプラモデル以外は全て失敗。タカトクはそれなりにヒットし、後番組の『サイボーグ009』も提供した。
タカラからは、マグネモシリーズとは呼ばれなかったが「マグネモ アルカディア号」などマグネモシリーズ同様、磁石で合体する玩具が発売されたほか、アルカディア号やスペースウルフ、マゾーン戦闘艦ゾネスなどをプラモデルとして商品化している。タカトクからは「Z合金 アルカディア号」などが発売された。また、これら以外にも以下の商品も発売されている。
なおタカラがプラモデル販売を行っているが、本作が終了した後は『太陽の牙ダグラム』が始まるまでの3年間はタカラによるプラモデル販売は存在しなかった。
その後の1999年、JESNETでOVA『クイーンエメラルダス』展開時に、松本零士スペースバトルシップコレクションで、ポリストーン製の劇場版髑髏艦首アルカディア号とクイーンエメラルダス号と共にTV版アルカディア号が発売。その際商品名が「初代アルカディア号デスシャドウ」というものになった。
21世紀に入り2006年にアオシマが新世紀合金でアルカディア号を発売。『999』映画版などに登場した髑髏艦首版と本作の鋭角艦首版の両方が立体化され、色替え限定バリエーションを含めそれぞれ3種が発売された。髑髏艦首版は『CAPTAIN HERLOCK』版と、日本国外限定品のテレビシリーズのブルーカラーに変えた4種となっている。
タイトーからは2008年にプライズゲームの景品として、アオシマのものと同サイズの鋭角艦首版と髑髏艦首版のアルカディア号にハーロックの重力サーベルが登場した。ただし後商品二つは本作のグッズという扱いではなく、『999』のグッズという扱いである。
2011年には、航空機プラモを主に手がけるハセガワから、クリエイターワークスシリーズのラインナップで、1/72スペースウルフが発売された。
傑作選という形で全8巻が発売。第1巻と第2巻は1985年3月21日にリリースされた。その後、1996年に第3巻から第8巻が1ヶ月ごとに順次リリースされていった。
DVD-BOXは2003年12月に後述のDVDレコーダーとのセット販売という形で先行発売された。2004年7月にハーロックプロジェクトの第三弾としてテレビシリーズ全話および劇場版『アルカディア号の謎』を収録して発売。2011年には、8月から11月にかけて単巻でのリリースが行われた。VOL.1からVOL.3までは2枚組で、VOL.4は1枚での発売となっている。
ハーロックプロジェクトの第1弾として、東芝とのコラボレーション企画によりネット通販限定869セットで2003年12月21日にDVD-BOXとのセット販売が行われた。ベースとなった機種はXS-41で商品名をキャラクター名からもじった型番「CH-869」 にし、起動画面やGUI画面が本作のアニメ版仕様となっている。
フィルムコミックス秋田書店より、アニメのフィルムを元に漫画仕立てにしたフィルムコミックスが全4巻で刊行されていた。1巻につき4話収録で16話分までをコミックス化している。
maxellより1999年12月23日に発売され、原作の漫画に声優の声や効果音を加えて映像にしたビデオ作品。テレビ版からのキャストはラフレシア役の北浜のみ。北浜と内川以外の4名は、OVA作品『ハーロック・サーガ ニーベルングの指環』(1999年)でも同名のキャラクターを演じている。また、ハーロック役の山寺と台羽役の関は、『SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK』(2003年)でもハーロックと台羽を演じている。
キャスト2007年1月にパチンコ台、『CRフィーバーキャプテンハーロック』がSANKYOからリリースされた。2011年1月には、同じくSANKYOからパチスロ『キャプテンハーロックG』がリリースされている。
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ハーロックは、松本零士原作の漫画、アニメ作品などに登場する架空の人物。本項ではキャプテンハーロックとして知られる宇宙海賊のハーロックを中心に解説する。目次1 概説2 誕生の経緯3 キャプテンハーロック...
テンプレート:漫画『ニーベルングの指環』(-ゆびわ)は、リヒャルト・ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』をモチーフとした松本零士の漫画作品である。本項では、これを原作としたOVA作品『ハーロック・サ...
トリさん鳥のことを親しみを込めて呼ぶときなどに使用する呼称。また、「鳥」などで始まる姓の人物の愛称としても使われる。松本零士原作の漫画・アニメに登場する架空の鳥。本項目で詳述。トリさんとは、松本零士原...
トチローは松本零士作品に登場する架空の人物。松本の諸作品にハーロックの親友として出演することが多い。本項では『宇宙海賊キャプテンハーロック』などに登場する大山トチローを中心に解説する。目次1 外見・容...
デスシャドウ号(-ごう)は、松本零士の漫画やアニメに登場する、架空の宇宙戦艦。目次1 概要2 構造・仕様など3 登場作品4 画像リンク5 備考6 註概要[]初出は『大海賊ハーロック』(朝日ソノラマ刊)...
コスモウォーリアー零ジャンルアクションシューティング対応機種プレイステーションパーソナルコンピュータ開発元タイトー発売元タイトー人数1人メディアPC:CD-ROM 1枚発売日2000年5月18日(PS...
クイーン・エメラルダス号(-ごう)は、松本零士の漫画『クイーン・エメラルダス』をはじめとする漫画作品やアニメ作品などに登場する架空の宇宙船。目次1 概要2 武装・デザインなど2.1 クイーン・エメラル...