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『NAMCO x CAPCOM』(ナムコ クロス カプコン)は、カプコンの許諾を受けて、モノリスソフトが開発し、ナムコが製造、2005年 5月26日に発売したPlayStation 2用のシミュレーションRPGである。
ナムコとカプコンの新旧の人気キャラクター200以上が登場する両社のクロスオーバー作品。
本作のディレクターである森住惣一郎はかつてバンプレストで『スーパーロボット大戦』シリーズのシナリオに関わっており、有名作品からのゲストが大きな位置を占めるのは同シリーズと共通する要素になっている。またシステム面でも『スーパーロボット大戦』シリーズとの共通点がある。
この作品の後にモノリスソフトが開発を担当することになった『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』には、本作の主人公である零児と小牟、KOS-MOSなどが出演した。
10年前、渋谷にて起きた2つの組織の戦い。「ゆらぎ」と呼ばれる空間のゆがみを起こして異世界をつなごうとした「逢魔」と、それを阻止しようとした政府の特務機関「森羅」の戦いは、「森羅」が「ゆらぎ」の出現を阻止したことによって幕を閉じた。しかし、それから10年、「ゆらぎ」は今ひとたび世界を蝕んでいた。交わるはずのない異世界が連結し、そして、過去に撃破、封印されたはずの悪役達が次々と復活する。「森羅」のエージェントである有栖零児と小牟は、「ゆらぎ」の真相を追っていくうちに、さまざまな異世界を冒険し、そこでかつての巨悪を倒した英雄たちやさまざまな強者たちと出会い結束し、事件の裏側に潜む陰謀と対峙する。参加作品の中には、原作ゲームがエンディングを迎えた後であることを示す会話があるが、細部の設定は異なるほか、シナリオ面ではナムコ側作品には決着がつく場合が多いものの、カプコン側作品では伏線を残したままエンディングを迎えるものがある。
本作の舞台は、5つの異世界より形成されており、参戦作品の世界観はすべていずれかの世界に属している。本来は交わることのないこれらの世界が、「ゆらぎ」によって人物や場所が別の世界や時代へと飛ばされるという混乱が起きる。
同じ世界に属する作品に関しては世界観及びゲーム内での出来事が同一世界上でのこと(ハイパーリンク)として扱われており、ある作品の人物やキーワードを、同じ世界に属する人物や、原作の世界観的に繋がりがある世界に属する他作品の人物も知っている。
物質界現実の地球に近い世界観の「20XX年」と、それよりはるかに文明が進んだ世界である「超未来」に分かれる。20XX年現実の21世紀初頭に近い世界で、渋谷や六本木など現実と同じ地名の場所が存在する。本作のオリジナル主人公たちや、「超絶倫人ベラボーマン」「鉄拳シリーズ」「ワンダーモモ」「ガンサバイバー4」「ストリートファイターシリーズ」「ディノクライシス」「ファイナルファイトシリーズ」「燃えろ!ジャスティス学園」が属する。超未来20XX年よりはるかに文明が進み、人々が宇宙各地に居住するようになった時代。実際に戦闘の舞台になることはなく、登場人物は全員20XX年、あるいは同時代の異世界に転移して戦いを繰り広げることになる。「ゼノサーガシリーズ」「ディグダグ」「バーニングフォース」「バラデューク」「キャプテンコマンドー」「ストライダー飛竜」「ロストワールド」「ロックマンDASHシリーズ」が属する。幻想界人間の他にさまざまな亜人が生活している、剣と魔法のファンタジー世界。「クロノアヒーローズ」「テイルズ オブ デスティニーシリーズ」「ドルアーガの塔/イシターの復活」「ワルキューレの冒険/伝説」が属する。魍魎界戦国時代前後の日本と似た世界。作中では実際に過去の物質界である可能性も示唆されているが、詳細は不明。「源平討魔伝」「ソウルキャリバー」が属する。魔界魔物や妖怪が住む世界。統治者は「妖怪道中記」の閻魔大王。「妖怪道中記」「ヴァンパイアシリーズ」「魔界村シリーズ」が属する。神界神々の住む世界。女神イシターやワルキューレはこの世界の住人。「ドルアーガの塔」のイシター神殿や「クロノアシリーズ」の天空寺院が存在する。ステージのタイトルには、現在の状況や出来事、出演キャラのゲームのタイトル、名台詞や曲名等が使われている。ステージ数はプロローグ5ステージ・本編45ステージの全50ステージ構成になっている。
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