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更新日:2024/05/16 Thu 12:53:04NEW!
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チェンソーマン ダークファンタジー チェーンソー 悪魔 週刊少年ジャンプ 集英社 デビルハンター ノーベル賞 グロテスク シリアスな笑い 漫画 鬱展開 mappa 少年ジャンプ+ ドロヘドロ シリアスな笑いの宝庫 22年秋アニメ アニメ 瀬古浩司 ポップ ダークヒーロー 魔人 永久機関 kick back 鬱展開の嵐 メンヘラ メンヘラづくし 悪魔をもって悪魔を制す コミカルな外道 傑作or問題作 黒い集英社 藤本タツキ 何も見たくねえ… 未来最高! 邪悪なフリクリ ポップなアバラ 中山竜 チェンソーの悪魔 コミカルな外道づくし
…これは契約だ
私の心臓をやる かわりに……
デンジの夢を私に見せてくれ
「チェンソーマン」とは週刊少年ジャンプで連載されている漫画。
作者は少年ジャンプ+で『ファイアパンチ』を連載していた藤本タツキ。
◆目次
◆概要
悪魔がはびこる世界を舞台に、悪魔に変身するデビルハンターとして活躍する少年・デンジの物語を描く。
舞台は1997年の日本だが、作中で年代が言及されるまではソ連がまだ健在なことからソ連崩壊前(1991年以前)だと言われていた。
「主人公が悪魔の力をもって悪魔を退治する」とだけ書けば勧善懲悪バトル漫画のように思えるが、その中身は死と狂気とブラックユーモアに満ち溢れている。
頭蓋骨を突き破ってチェーンソーが飛び出してくる主人公を筆頭に、四肢切断、内臓をぶちまける描写など、B級ホラー映画を思わせる安っぽいグロ描写・ホラー描写が特徴。
有名なB級映像作品をパロったような構図等もあり、その手の映画に触れた事のある人ならクスリと笑えるかも。
また、作品の随所に風刺めいた描写を頻繁に差し込んでくるため、「作品上では陰鬱なはずのシーンで読者だけが笑ってしまった」という罪作りな体験をさせてくる漫画でもある。
おバカで純真無垢とは言い難い煩悩まみれの主人公をはじめとする個性豊かな登場人物達や、大見開きでの迫力あるアクションシーンなどから人気は高く、「第5回次にくるマンガ大賞 2位」などの賞を受賞している。
第一部「公安編」は週刊少年ジャンプ2019年1号から2021年2号まで連載され、2022年7月からは少年ジャンプ+で第二部「学園編」が連載中。
第一部が最終回を迎えたと同時に、TVアニメ化も決定した。制作は『ドロヘドロ』『呪術廻戦』のMAPPA。スポンサーもMAPPAの100%独占出資。
2022年10月から12月まで放送された。
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の制作も決定している。
◆あらすじ
『ファイアパンチ』の鬼才、新時代を切り開くダークヒーロー漫画で週刊少年ジャンプに初登場!!
騙され借金まみれで、貧乏な生活を送っていた少年デンジ。
チェーンソーの悪魔のポチタと共にデビルハンターをしながらどうにか生きていたが、ある日残虐な悪魔に狙われてしまい...!?
(公式サイトより)
◆用語
- 悪魔
世界中に蔓延る超常存在。
個体差こそあれ殆どが人間に敵対的で、人間社会を脅かし続ける。殆どの悪魔は本能として人間に対しては嫌悪感や、殺人衝動を持っているらしい。
全ての悪魔は「○○の悪魔」という名前を持ち、動植物から人工物、概念的なものまで様々なモノを司る。
悪魔は人間の恐怖心を原動力にしており、自分が司るモノが人間に怖れられている程力を増す。さらに人間から直接恐怖を向けられれば向けられる程に強くなる。
また生物の血を飲むこと、あるいは強力な悪魔の一部を食らうことで自身の強化や傷の回復ができる。ただし、この回復力に関しても個体差によって変わってくる。
概ね異形の姿をしているが中には人間に近い容姿の悪魔も存在し、その容姿が人間に近ければ近いほどその悪魔は人間に友好的だという。
…ただし、あくまで本人の主観ではの話であり、必ずしもそれが人間にとって益にはならない。
- 魔人
人間の死体に取り付いた悪魔。容姿は人間に近い…というか首から下は完全に人間のものだが、角が生えている、目が4つある、脳みそがこぼれているなど、頭部に何かしらの特徴が現れるので、そこで判別可能。
一部の例外を除いて基本的に人格は悪魔のものであるため理性はピンキリ。死体の脳の状態によっては人間時代の記憶を部分的に保持してその影響を受ける個体もいるが、それでもあくまで人格は悪魔である。また戦闘力は悪魔の時に比べて弱くなるらしい。
悪魔の方が強い力を持つのに、何故わざわざ魔人という形態をとるのか不明であったが、「死にそうな悪魔が緊急避難的に手近な人間の死体に取り付いて生きながらえる」といった場合があるらしく、さらに外伝小説によるとその悪魔と同じような性質を持った人間に引き寄せられ、その死体に宿る場合も中にはあるらしい。
悪魔からは普通に同族と認識されており、人間側からも魔人も悪魔の一種としてカテゴライズされている。後、変な名前した奴らが多い。
- ????
人間の心臓に武器を司る悪魔が融合したことで誕生した、悪魔でも魔人でもない特異な存在。
なお、作中ではデンジ以前にも存在していた事が示唆されているが、都市伝説扱いされるレベルの知名度であり、あまりにも類例が少なすぎてこの存在に対する固有の名称やカテゴリーすらまだ与えられていない。なので読者間でも呼び方がまちまちである。
魔人とは違って人格も姿も人間そのものだが、各々特定の動作をすることで悪魔の姿に変身する。ちなみにデンジとポチタの場合は、悪魔であるポチタ側の意識や人格もしっかりとデンジの中に残っているが、他の該当する者達と融合した悪魔も同様なのかは不明。
悪魔の姿になると、各々が融合した悪魔の司るものを模した頭部になることが特徴で、まさに人間と悪魔が融合したような姿になる。
不死身の肉体を持ち、致命傷になろうが即死しようが、血が足りてさえいれば変身時の動作によって再生して蘇生する。さらに老化もしなくなる。
しかし、逆に血が不足していると変身が不完全となり、さらに消耗するとやがて変身ができなくなってしまう。また、変身動作が取れない場合は、普通の人間と変わりないので戦闘力は人並みである場合が多く(クァンシのように人間状態でも強い者もいるが)、さらに本人が死んで意識が無い場合は、当然ながら変身動作が取れないので、第三者が蘇生してくれない限りはそのまま死んだままである。
また、彼等も悪魔同様に心臓が急所であり格なので、心臓を抜き取られた場合は蘇生も再生もできず死に至る。
なお、彼らの血は悪魔達からすればとても不味いらしい。
ネタバレ
- デビルハンター
悪魔を退治する職業。公安所属と民間の2種類に大別される。
公安は給与を初めとした福利厚生の待遇が非常によく人気のある職業だが、性質上殉職者や離職して民間に移る人間が後を絶たない。
殆どのデビルハンターは悪魔と「契約」を結ぶことで、何かしらの代償(寿命や身体の一部など)と引き替えに、悪魔の力を借りて戦う。ただし、下記する契約の代償の関係から、一人のデビルハンターが同時に契約できる悪魔は2~3体が上限らしい。
また、公安の実験的な部署である公安対魔特異4課には悪魔や魔人そのものが所属しており、同族である悪魔達と戦っている。
普通の人間では悪魔に対し多かれ少なかれ恐怖心を抱いてしまうため、恐怖を力に変える悪魔とは相性が悪い。
そのため、何を考えているか分からないような「頭のネジがぶっ飛んでいる」精神性を持つ人間こそが才能あるデビルハンターだといえる。
- 契約
人間と悪魔が結ぶ約束事。
内容や条件に制限はなく、契約と明言した上で内容についてお互いが合意しさえすればどんな内容であっても「契約した」とみなされる。
ただし、通常の約束とは異なって悪魔が使う契約という言葉には強い力が宿っており、内容を反故にしたり守れなかったりで不履行を起こした場合、破った方は問答無用で死ぬという重いペナルティがある。力で劣る人間が悪魔を使役できるのはこのペナルティのおかげ。
人間側から「人間の身体をやる、だから悪魔の力を使わせろ」という交渉をして、悪魔側が了承すれば成立するのが一般的だが、両者が合意した約束事であれば有利不利や内容は問われないため、ポチタとデンジの「お前を生き返らせてやるから、お前は夢を叶えて幸せになってくれ」のようなほのぼのとした漠然とした内容の契約や、アキと未来の悪魔の「おまえ気に入った!おまえが死ぬところ見るまで俺の未来予知能力使わせてやるよ!お代はいらないぜ!」のような人間にやたら有利な内容の契約が発生する事もある。
契約の代償の内容も悪魔が決めるもので、基本的にはより強力な悪魔の力を借りようとする程に要求される代償は重くなるのだが、上記のように悪魔側が比較的軽い代償で力を貸すパターンもあるので、結局この辺は悪魔側の匙加減次第である。ただし、流石に弱い悪魔が一方的に重い代償を要求するといったことは無理な模様。
契約もざっくりと分けると、「一度の契約と代償で永続的に力を貸す契約」と「その都度代償を要求して力を貸す契約」の2つのパターンの契約があり、前者の契約は代償は1度で済むものの比較的重い代償になり、後者の代償はその都度払わなければならない代わりに比較的軽い代償で済むという傾向がある。ただし、後者の契約の場合は力を貸していない間は実質フリーなので、悪魔側の機嫌を損ねると今後の契約を一方的に拒否されるリスクもある。嫌に人間臭い
契約の内容や期間は契約者間でマチマチで、同じ悪魔相手でも人によって代償や対価が異なりそれによって与えられる力が異なる場合がある*1。ちなみに悪魔同士での契約は不可能。そのために、悪魔の一種である魔人も悪魔との契約はできない。
相手を洗脳するタイプの能力を持った悪魔の中には、自身に有利な契約を一方的に結ばせたり、契約の代価として与えた力で契約者を変異させて操ったりする者もいるので、多くの契約は対等な内容とはとても言い難い。
- 地獄
死んだ悪魔達が蘇るという異世界。
その風景は長閑な花畑に空を埋め尽くす多種多様なデザインの扉という、一般的な地獄のイメージからかけ離れたあまりに異様な光景。
地獄で死んだ悪魔は人間世界へと転生し、人間世界で死んだ悪魔は地獄に再転生するという輪廻転生を繰り返している。つまり地獄と人間界を行ったり来たりするわけだが、記憶や人格は殆ど引き継がれることはないため、転生した悪魔は基本的には同じ能力を持っているだけの別人である。
ただし、作中には明らかに地獄での記憶を持ち越している悪魔も存在するため、中には記憶を保有したまま転生する悪魔も稀にいる模様。地獄の悪魔やプリンシの能力のように死以外の方法で両世界を行き来する方法も少なからずあるようである。
この地獄の世界には、まだ一度も死んだ事が無い「根源的恐怖の名を持つ悪魔達」が存在し、彼等は「超越者」と呼ばれ他の悪魔や魔人から恐れられながら、絶対の存在として地獄に君臨している。
なお、特異課所属の悪魔・魔人達は皆地獄で死ぬ瞬間チェンソーのエンジンを吹かす音を聞いたという。
◆登場人物
第一部
◇公安対魔特異課
CV:戸谷菊之介
本作の主人公。歳は16で年齢的には中学三年生。
幼い頃に母親が病死、父親が借金を残して自殺し、偶然出会った瀕死のポチタと契約を交わして、ヤクザ子飼いのデビルハンターとして生計を立てていた。
金がないために義務教育も受けられず、家はボロ倉庫、借金の形に臓器を売る、一日の食事は食パン一枚と、かなり悲惨な生活を送っており、「普通の生活をして普通に死ぬ」というささやかな夢を抱いてポチタと共に生きていた。
そんなある日、悪魔と契約した貸主のヤクザに、用済みとして殺されバラバラにされるが、夢の中でポチタと「自分の心臓を与える代わりにデンジの夢を見せて欲しい」という契約を交わし、ポチタが心臓となることで蘇生、チェンソーの悪魔に変身する力と不死身の身体を得て、悪魔らを皆殺しにした(因みにこの時欠損していた右目や臓器も再生している)。
その後は、マキマに拾われて公安対魔特異4課所属のデビルハンターとなり、人生で初めて優しく接してくれたマキマに恋心を募らせつつ「マキマさんの胸を揉ませてもらいたい」「マキマさんにエッチなことさせてもらいたい」「彼女になって欲しい」といった、年齢相応の不純極まりないがある意味健全な動機で戦う。
そして、さらにそのマキマと「銃の悪魔を倒せばなんでも一つ言うことを聞いてあげる」という約束したことで、以降は銃の悪魔の討伐を目標として活動をすることとなる。
表面上は「バカで単純」という主人公にはよくいるタイプに見えるのだが、決して純粋無垢等ではなく、バカ故かあるいは元々の素養故か、敵と読者の理解を置き去りにする滅茶苦茶な戦法や思考で戦うことが多い。少なくとも少年漫画ではあまり類例がないタイプの主人公である。
しかし、そういった常人の域を軽く超えた精神性こそ、岸辺等からは「デビルハンターに向いている」「銃野郎を倒せるかもしれない」と可能性を見出されている。
詳細は個別項目を参照。
CV:楠木ともり
公安退魔特異4課を取り仕切るリーダーであり、内閣官房長官直属のデビルハンター。
賛否両論の最も激しい本作の(一応)メインヒロイン。
基本的には優しい雰囲気だが、どこか神秘的な空気もまとったミステリアスな美女であり、デンジやアキからは好意を抱かれている。アキにとっては「恩人」になるらしい。
デンジを始めとする4課内の悪魔達にも寛容に接するが、使えなかったり逃げた場合は処分されることを遠回しに告げ、敵には一切容赦しない冷酷な部分も目立つ。
銃の悪魔討伐を目標として掲げているものの、予め知っていた4課への襲撃をわざと見逃した節がある等その行動には謎が多く、岸辺からは何か別の目的があると確信に近い疑惑を持たれており、完全に敵視されている。
また、その契約悪魔やデビルハンターとしての実力も謎であり、作中では生贄として囚人を使い、彼等に名前を呼ばせた相手を遠隔で捻り潰すという能力を見せた他、銃で全身を撃たれたにもかかわらず、何故か平然と生きているなど不死身と思しき描写もある。
彼女の契約悪魔や能力は一般のデビルハンターは知ることも許されておらず、彼女が能力を行使したり戦闘を行う場面では、必ず周囲のデビルハンターは目隠しをすることが義務付けられている。
詳細は個別項目を参照。
CV:坂田将吾
デンジの3年上の先輩である、チョンマゲのような髪型が特徴的な青年。狐の悪魔も認める公式イケメン。
デンジ及びパワーの監督役であり、有事の際は2人の殺処分も任されている。後に特異4課の事実上の副隊長の立場になる。
かつて両親と弟のタイヨウを銃の悪魔に目の前で殺されており、復讐のためにデビルハンターとなった。公安に入ったのは銃の悪魔の肉片を所持することが日本で唯一許可されているため*2。
そのような経歴から悪魔に対しては強い憎悪と敵意を抱いており、強くなるためには危険な代償も厭わない。一方で、仲間や後輩が死んだ時には影で人知れず泣いたりする等、仲間に対する情は非常に厚い。
その性格といい戦う動機といい、ファンからは「デンジよりも王道主人公っぽい」と言われることもしばしばある。
戦闘では、契約悪魔の他に主に刀を使って戦っており、小説版によると研修時代から刀を扱うのを最も得意としていたらしい。純粋な戦闘力は流石に人外組には及ばないものの人間組の中では高い方であり、特に未来の悪魔と契約して以降はサポート面でも高い能力を発揮している。
当初は、軽い性格でチンピラのような態度のデンジを軽蔑しており、下記するパワーについても悪魔ということもあって、いざという時は殺すとまで述べていたが、マキマとそういう行為をするために銃の悪魔を倒すと言い放ったデンジの気概に触れたり、義務教育すら受けていないデンジの境遇に衝撃を受けたり、デンジやパワーと同居するうちに、彼等をデビルハンターとして家族として認めるようになった。
というか、社会常識がほぼ皆無なデンジと野生児そのものなパワーに終始振り回される、本作屈指の苦労人ポジションである。
詳細は個別項目を参照。
- パワー
CV:ファイルーズあい
4課に所属する「血の魔人」。
見た目は角の生えた巨乳の美少女。実は胸パッド。
一人称は「ワシ」で老人のような口調で喋る。
性格は好戦的ながらも幼稚で我が儘。その上重度の虚言癖があり、日常会話では息を吐くように適当なことばかり喋る。
さらに自身が不利な立場になれば周りに責任を押しつけるし、人間に対して差別的な言動が目立つなど難が多い性格で、デンジ達とは度々トラブルを起こす。一方で、マキマのことだけは非常に怖れており、彼女に対しては従順で強い苦手意識を持っている模様。
人間のことは悪魔の本能で一方的に嫌っており、唯一の友達は猫の「ニャーコ」。
自身の血を武器に変えて戦う能力を持つ。普段は手首を切った血から生成するが、事前に血を容器に貯めてから操作することも可能。能力の応用で他者の血流も操作可能で、止血などの応急処置もこなせるが、自身の血を操るよりは難易度が高い模様。
弱点は、能力によって血を使いすぎると貧血を起こしてしまうこと。逆に血を獲得し過ぎると角が大きくなって力も強くなるのだが、強くなり過ぎると危険なために、定期的にマキマに「血抜き」をされているらしい。
強敵が相手だとすぐ逃げたり死んだフリをして戦闘には殆ど参加しないので、仲間内からはあまり戦力として期待されていない節がある。その癖格下が相手の場合は気高く勇ましく戦う。
ナルシストかつ自己中で虚言癖があり、人類差別主義者でおまけに戦闘ではほぼ役に立たないしウンコも流さないと、主人公サイドのキャラクターとはとても思えないが、読者からは絶大な人気を誇り人気投票では堂々の1位。ウンコを流さなくても差別主義者でも、人気さえあればヒロインになれるのがこの漫画である。
- ポチタ
デンジが一緒に暮らしていた悪魔。チェンソーの悪魔である。
外見はデフォルメされた四足動物のような姿をしたチェンソーで、本作のマスコットキャラ。
父親を失ったばかりの幼少期のデンジと死にかけていた時に出会い、デンジから血を貰う代わりに彼を助けるという契約を交わして、以降借金返済のためにヤクザ子飼いのデビルハンターとなったデンジの武器として共に戦う。
デンジとは単純な契約関係以上の絆で結ばれており、家族として苦楽を共にしてきた。デンジの前では「ワン」と鳴いて犬のように振る舞ってきたが、実際は人間や普通の悪魔と変わらない知性を有しており、言葉も喋ることができる。
悪魔としての能力は見た目通りのチェンソーであり、その刃は悪魔を容易く切断できる程の切れ味を持つ他、普通のチェンソーのように木の伐採も当然でき、デンジはそっちの仕事でもポチタを活用していた。ちなみにポチタを使う際は普通のチェンソーのように頭の取手を掴んで手で持って使い、尻尾がスターターになっている
第1話でデンジとともに致命傷を負うがデンジの血を飲んで復活。そしてデンジの心臓と融合して精神世界の中で「私の心臓をやる代わりにデンジの夢を見せてくれ」という契約を交わし、デンジを蘇生させた。それによってデンジはチェンソーの悪魔に変身できる能力と、不死身の身体を手に入れた。
ちなみにポチタ自身は死んではいないらしく、デンジの心臓となっているもののしっかりと人格も意識も残っており、時折デンジの夢の中や精神世界などに現れて会話をすることもある。
しかし、デンジがチェンソーマンになって以降、その心臓=ポチタを狙う刺客が続々と現れたり、逆にビームのようにポチタを信奉する魔人が現れたりと、ポチタ自身も非常に謎が多い。
また、何故かデンジの精神世界にある扉を守っており、夢の中でデンジに「絶対に開けてはいけない」と告げるが…
- 姫野
CV:伊瀬茉莉也
アキの先輩にしてバディである右目の眼帯が特徴の女性。
明るい性格で誰にも別け隔てなく接する。また酔っ払うとキス魔になる。その一方で、これまで死んでいったバディの墓参りに欠かさず来ているなど、内心は情に厚く繊細な部分もある。その二面性故に「外面サックリ内面ドロドロの銀だこ女」と呼ばれている
ちなみにアキにタバコを教え、ピアスを開けさせたのはこの女である。
元々は、アキ同様に銃の悪魔への復讐のために公安に来たようだが、多くのバディを失い憔悴していたところで、師匠の岸辺に紹介される形でアキと出会う。
以降、数年に渡ってアキと共に活動し、彼の優しさに触れてやがて好意を抱くようになるが、一方で、アキを失うことに強い恐怖を抱くようになり、アキを辞めさせようと度々民間に誘っていた。
デビルハンターとしては、かなりの実力と実績があるらしく、下記する悪魔の力でその辺の雑魚悪魔なら瞬殺できる。一方で、身体能力は人並みで特筆して高い訳ではない。
永遠の悪魔に閉じ込められた際も、最も冷静さを保っており経験値の高さが窺えた(アキが刺されたことで一気に錯乱状態になったが)。アキと共に民間からかなりの好条件で引き抜きの声がかかったりと、業界内ではかなりその実力を認められていたらしい。
永遠の悪魔を倒したデンジにご褒美として、ディープキスと同時にゲロをプレゼント。
デンジにトラウマを刻み込んだ。
悪魔の力、およびネタバレ
- 荒井ヒロカズ
CV:八代拓
4課の新人の一人。狐の悪魔と契約している。戦闘描写はないが容姿が普通なので、おそらく貸し出されているのは足のみである。
生真面目な性格であり、やる気はある反面トラブルに弱いところがある。
当初は悪魔であるデンジには難色を示していたが(姫野を巡る対抗心もあった)、永遠の悪魔との戦闘後開催された飲み会では、ゲロキスかまされて嘔吐しているデンジを介抱する優しい面を見せ、そこで普通の少年のような言動をするデンジに安堵したような様子を見せていた。
しかし、コベニと聞き込みをしている最中、サムライソードの刺客(老女)に撃たれて死亡した。
- 東山コベニ
CV:高橋花林
4課の新人の一人。契約している悪魔は不明。
貧乏な家庭出身で、優秀な兄を大学に行かせるために、自身も大学に行きたかったにもかかわらず、親にデビルハンターか風俗働きかの2択を強要された不憫な子。
他にも、ソフトクリームを人生で2回しか食べたことが無いと語るなど、家庭事情に多大な問題を抱えている。
そんな事情もあってか現場では常にビクビクしており、荒井以上にトラブルに弱い。メンタルも弱く、永遠の悪魔に追い詰められた時には真っ先に錯乱し、出刃包丁を持ち出してデンジを殺そうとした。なお、この後の戦いでも武器にしている事から、狂気の演出とかではなく日頃から包丁をメインウエポンにしている様子。もうちょっとましな武器ないの?
しかし、伊達に4課に引き入れられた訳ではなく、いざ戦闘になると悪魔の力も見せずにサムライソードと沢渡アカネを肉弾戦で圧倒するなど、戦闘力はとても高い。姫野からも「コベニちゃんはかなり動ける」と評されている。
特筆すべきはその身軽さで、
- 目の前に突然出現した悪魔の攻撃を容易くかわす
- 拳銃を向けられても包丁で相手の手首を切り落として奪い取るあるいは転がっていたデンジの死体を盾にして防ぐ
- 後ろ向きのまま相手を見ることなく拳銃も銃弾を全弾急所に撃ち込む
- 本人に気取られもせず沢渡を背後から近づいて殺しかける(というかアキに止められなければ実行していた)
など人間キャラの中では随一の身体能力や戦闘センスを見せる。
暴力しか仕掛けてこない悪魔には滅法強い反面、メンタルが弱すぎるので精神攻撃を仕掛けるタイプの悪魔には、滅法弱いというかなりピーキーなスペックである。なお、人気投票では自分の愛車に負けた。
- 黒瀬ユウタロウ/天童ミチコ
CV:河西健吾(黒瀬)/上田瞳(天童)
京都公安のデビルハンター。バディ同士でプライベートでも付き合いがあったらしい。
サムライソードらによる襲撃を受けて、東京公安の人間組相手のキャリア相談のために東京を訪れ、公安に残る意思を示したアキに新たに未来の悪魔との契約を斡旋した。
元々は、彼等も銃の悪魔への復讐心から公安に来たようだが、既にその気概は無くしており、襲撃事件があった東京公安からはなるべく早く離れようとするなどメンタルは普通。
そのため、特に黒瀬は当初は銃の悪魔討伐をあくまで目指すアキに反感を抱いていたが、彼の覚悟に触れたことでアキを応援すること決め、別れ際には「公安にはまともな奴はいないから気を付けろ」という忠告を改めてアキに贈った。
その後、世界各国の刺客からのデンジの護衛に際して、上司であるスバルと共に東京へ向かった。
悪魔の力
- 岸辺
CV:津田健次郎
公安対魔特異1課所属のデビルハンターであり、アキや姫野の師匠。左頬の縫い跡が特徴の壮年の男性。後に再編成された特異4課の隊長に就任する。
本人は「最強のデビルハンター」を自称しており、実際悪魔の力を使っていないにもかかわらず、デンジとパワー二人を軽く圧倒する力を持つ。
常に無表情だが、デンジ達を玩具呼ばわりするなど過激な言動が多い。
デンジとパワーの指導員として招聘され、2人に超スパルタ特訓をつける。不死のチェンソーマンと半不死の魔人相手という事もあり致命傷に至るような攻撃(というかデンジの場合は本当に何度も死んでいる)も全く躊躇なく行う程。
実際の所、死んだ弟子達の墓参りを欠かさなかったり、玩具扱いするのは情が移らないようにするためだったりと過激な言動とは裏腹に本質的には優しい人間である。姫野や死んだ弟子達のことを「まとも」と指摘していたが、そう言いながら彼自身も死んだ弟子一人一人の名前をアルコールでやられた頭でもしっかりと覚えているなど、本質的には似た者師弟である。
マキマの正体を知る人間で、彼女には何か別の目的があると疑っており、元バディのクァンシと再会した際には、「協力してマキマを殺さないか」と持ちかけていた。
因みに若かりし頃は中々精悍な顔立ちをしたイケメン。
結構なプレイボーイだったようで、バディとなったクァンシに惚れ事ある毎に口説いていたが、最終的にクァンシがレズビアンだった事から失恋し続けた。
悪魔の力
- ビーム
CV:花江夏樹
4課所属の「サメの魔人」。
普段は額からサメのヒレが飛び出した男の姿をしているが、魔人でありながら短時間なら悪魔の姿になることも可能で、悪魔の姿は六つ目で足の生えた巨大なサメ。
地面や壁を水のように泳ぎ回ることが可能で、戦闘では頭部を悪魔の状態に変えて敵に食らいつく。
あまり知能は高くなく喋りは片言で、非常に凶暴で戦闘では敵味方関係なく食らいつこうとする危険な面があり、公安所属の人外組の中では取り分け制御ができておらず、そのせいか特定の人間のバディとなる事はなかった様子。
その一方で、地獄にいた頃の記憶が残っている稀有な個体であるらしく、チェンソーの悪魔を信奉しており、ポチタの心臓を持つデンジを「チェンソー様」と呼び慕い、デンジの言うことは素直に聞く忠臣。
ポチタの過去や銃の悪魔とその仲間達の内情にも詳しいようだが、マキマとの約束で口にすることはできない。マキマのことは「マキマ様」と呼んでいる。
- ガルガリ
CV:内田夕夜
4課所属の「暴力の魔人」。
ガスマスクとペストマスクを合わせた薄緑色の仮面を付けた長身の男性。
この仮面からは常に毒が出ており、魔人になっても強すぎる彼の力を制御している。
戦闘では主に蹴り技を主体としており、手足の筋肉を肥大化させることで膂力を底上げすることが可能。
その「暴力」という物騒な名に反してとても友好的な性格をしており、アキをして「初めて悪魔とダチになりたいと思った」と言わしめる程。
その理由は、魔人としては珍しく取り付いた死体の記憶が色濃く残っていてその影響を受けているからしく、人格は普通に人間寄りになっている。本人曰く「暴力なんて好きじゃないぜ」との事で、下手すればパワーより理性はしっかりとしている。
素顔は目が4つあり、マスクを外して素顔を出すと理性を失い上半身の筋肉が膨張し、叫び声と共に文字通りの「暴力」を敵へと振るう。
この素顔は荒井のものに酷似している。彼と入れ替わりで登場したこと、アニメOPの集合シーンでも荒井と並ばないこと、コベニへの態度などから彼は荒井の死体から作った魔人だという説があるが…
- プリンシ
CV:後藤沙緒里
4課所属の「蜘蛛の悪魔」。
顔を真っ二つに分けるファスナーの付いた女性の上半身と蜘蛛のような下半身を持つ。
戦闘ではこの脚を敵に突き刺して攻撃する他、ファスナーを介して遠隔地や別世界にいる味方すら呼び寄せることができる。
人間に近い容姿の悪魔なため比較的人間には友好的とのことだが、悪魔故に癇癪で人を殺すこともあるらしい。丁寧な物腰だが会話時には全く口を開けておらず、ずっとしかめ気味の無表情なためにどこか不気味である。
実はマキマの側近であり、ビーム同様にマキマのことは「マキマ様」と呼んでいる。ビームとは違って最初から明確にマキマの指示で陰で動いていた模様。
- エンジェル
CV:内田真礼
4課所属の「天使の悪魔」。
その名の通り天使の羽根と輪っかを浮かべた中性的な美青年。ちなみに左利きである。
実力は岸辺に次ぐNo.2との事で、登場後はアキのバディとして活動する事になる。
人に直接触れることで、その人の寿命を吸い上げ武器に変換する力を持つ。彼が生み出した武器はそれぞれが特殊な力を持ち、より多くの寿命を使う程に強力な武器になる。呪いの悪魔の釘刀を没収されて以降、アキが使っている刀も彼が造った物。
「働くぐらいなら死んだ方がまし」という程の怠けたがりで、やたら「死にたい」と公言する。そのメンタルからNo.2とされる程の実力をあまり活かしきれていない。
本人曰く『天使である前に悪魔』であり、人間に対しては「苦しんで死ぬべき生き物」と述べる。
しかし、作中の行動を見る限り人間嫌いではなく、死にゆく者に同情し慈悲的な目で見たり、自分のために寿命の少ないアキが触れないよう死のうとしたりした。
実際の所は、過去に住んでいた村の住民全てを意図せずして殺してしまった事がトラウマになっており、それ以降人間を遠ざけるようにしている様子。
怠け癖も自分の能力を嫌っている故と考えられる(彼が働く=人が死ぬため)。
- 日下部/玉置
宮城公安対魔2課のデビルハンター(バディ同士)。
対人護衛のプロであり、マキマの要請でデンジの護衛を主導した。
悪魔の力
- 吉田ヒロフミ
民間のデビルハンターながら、マキマから名指しでデンジ護衛に召喚された。
本人自称は三流だがハンターとしての実力は非常に高く、体術でもクァンシの体術に拮抗できるほど。マキマの盗聴能力を熟知しており、ポジションとしてはマキマの信者ではなく岸辺寄りの中立ポジション。
ちなみに外見が若い頃の岸辺と酷似しており、作中で岸辺と親しげに話していた事から、岸辺の親戚ではないかと考察されている。
そのイケメン具合と絶妙な雰囲気から、読者間では「DVとかしてそう」「女殴ってそう」「ヒロフミの女」といったあんまりな風評被害がネットミームとして流行している。実際クァンシを殴ったが。クァンシ様を女と言っていいのかはともかく…
実はこれでも高校生であり、受験勉強を控えているとの事。
第二部では、ある組織に所属しており、チェンソーマンとして活動するデンジを監視するためにアサと同じ高校に転校してきた。
悪魔の力
- 中村
デンジを狙う刺客に対処するため、デパートに配置されていたデビルハンターの一人。
狐の悪魔と契約しており、足の使用だけを許されている。人形の悪魔の人形達を退ける活躍を見せるも、直後に襲来するクァンシの猛スピードには対処できず首を落とされてしまう。
作中での扱いはただのモブAなのだが、作中キャラ達からも「誰だお前?」と言われるモブっぷりがファンの間でネタにされ、一部で根強い人気を獲得している。
要はサイコロステーキ先輩枠である。
第二部
- 三鷹アサ
第二部「学園編」の(実質的)主人公。
デンジが通う第四東高等学校の生徒で典型的なぼっち少女。
幼少期に両親を悪魔に殺された関係で悪魔を嫌っており、英雄視されるチェンソーマンも嫌っている。
作中基準で見ても美人なようで、本人も容姿には自信があるような発言が見られる。が、他者とのコミュニケーションを交わしてきていなかった影響からか絶望的なまでに協調性に欠け、空気の読めない言動が目立つ残念な美人。
本人も気にしており、不器用ながらも歩み寄ろうとしているがどうにも上手く行っていない。
「正義の悪魔」と契約した委員長の策略でクラスに馴染んだ鶏の悪魔(コケピー)を死なせてしまい、更に委員長に直接襲撃され瀕死の重傷を負ったところを戦争の悪魔に助けられ、身体を共有することになる。
悪魔の力
- ユウコ
アサの同級生で、デビルハンター部の入部試験時に知り合う。
復活したコウモリの悪魔に襲われた際アサによって庇われ、
やがてコケピーを死なせた件でいじめられたアサに靴を貸すなど交流を深める。
アサにとっては初めての友達といえる存在となったが……。
- キガ
デビルハンター部に所属する謎の少女。マキマやヨルと同じ瞳の模様を持つ。
ヨルを「妹」と呼ぶ、悪魔を生き返らせるなど得体の知れない行動を取る。
※その正体
- 伊勢海ハルカ
デビルハンター部部長兼生徒会長。
胸にはなぜかデンジと同じようなスターターロープが生えている……のだが、実は手術で取り付けたもの。
- 亜国セイギ
学生帽を被った大柄な青年。武器はメリケンサック。
ある悪魔との戦闘で右目を負傷し、以降は眼帯を着けている。
- 東山ノバナ
髪に大量のヘアピンをした小柄な少年。
コベニそっくりの顔立ちと態度で、弟もしくは近親者と見られている。
- ナユタ
デンジと同居している悪魔の少女。
鎖のような発射して生物を思うままに操る能力を持つ。
※ネタバレ
- 三船フミコ
吉田がデンジの護衛として寄越した長髪の女。デンジのことを「先輩」と呼び性的に誘う。そのため名前が明かされる前は「チン子」と呼ばれていた。
正体は公安対魔特異7課所属のデビルハンターでデンジより年上の22歳。
- 釘の魔人 (仮)
公安対魔特異7課所属の魔人で、脳が露出した中性的な男。ハンマーが武器のほか、その名の通り釘を射出して戦う。
かなり気分屋な性格のようで、チェンソーマン教会の学生に優しく接したかと思いきや、
敬語を使わないとキレて撲殺したりする。
- ギロチン
キガが使役する「ギロチンの悪魔」。鳥人間のような風貌だが、胴体は骸骨という独特の外見を持ち「ギョニー!」と鳴く。
不可視の斬撃を見舞い、一瞬で大量の敵の武器と服を破壊する高い戦闘能力を見せるが、
「皆殺しにして」という指示を無視するなど言うことは聞かない(どうやら本来の力を発揮できていないとのこと)。
◇主な敵対者
第一部
- ゾンビの悪魔
CV:宮田幸季
デンジを雇っていたヤクザが契約した、トルソーのような悪魔。
自身の契約者を自身の力でゾンビに変えて完全に支配する事が可能で、さらにゾンビに噛まれた者もまたゾンビになるので際限なく手駒を増やせる。
ちなみに一般的に悪魔の能力はその悪魔が死ねば消えるのだが、ゾンビにされた人間は当然ながらもう死んでいるため、彼が生み出したゾンビは彼自身が死んだ後も元に戻らず存在し続ける。後に登場した人形の悪魔などを見ても、どうやら悪魔の力で完全に変異させられた人間は悪魔の能力が切れてもそのままな模様。
デビルハンターを敵視してそのためにヤクザ達と契約し、彼等の子飼いのデビルハンターだったデンジをゾンビに変異させたヤクザ達を使って殺すも、チェンソーの悪魔として蘇生したデンジに配下のゾンビ諸共倒された。
ただし、ゾンビには借金を返済できなかった債務者で作った生き残り生きてないけどがおり、ゾンビに噛まれた人間をゾンビ化させる特性を利用して増やしたゾンビ軍団は、後にサムライソード一派によって活用される。
※ネタバレ
- 銃の悪魔
全世界のデビルハンター達が「銃野郎」と憎んで追い続ける作中最強だと思われる悪魔。
世界中で銃を用いたテロが多発し銃が怖れられるようになった13年前のアメリカに突如出現し、世界各地を超高速で飛び回り、たった5分で120万もの人々を殺戮した。後に姿を消して現在は消息不明である。
その姿形は明らかになっていないが、高速移動した際に摩擦で身体の一部が焼け落ちて、弾丸のような外見の肉片を世界中に無数に飛散している。
この肉片には「元の銃の悪魔に戻ろうとする性質」があり、肉片同士を集結させることでより強く回帰しようとする。公安では肉片を集めてその特性を利用して本体の居場所を特定しようとしている。
作中世界ではこの悪魔の力を弱めるべく、各国で悪魔に関する報道管制だけでなく世界的な銃規制と無断での銃所持の厳罰化をしている。
また、この悪魔の影響で悪魔そのものへの恐怖が高まり、全ての悪魔の力が増加している他、さらに上記した肉片は取り込むことでどんな悪魔も力を増してしまう。
そして、アキを初めとしてこの悪魔に復讐するためにデビルハンターを志す者が世界的に増加するなど、作中世界に与えた影響はとても大きい。
現在は表には出ずにチェンソーの心臓を狙っており、沢渡を仲介に現金2万円と引き換えに銃を売ると言う契約でヤクザ達に大量の銃を流すなど、人間社会に根を張って暗躍しているようだが目的は不明。他にもボムなども銃の悪魔の仲間だと言われているが詳細は不明。
ちなみに当初は、この銃の悪魔が最強の悪魔の一角だと作中世界の多くの人間キャラや読者からも認識されていたが、実際はあくまで人間世界にいる認知されている悪魔の中ではという話であって、地獄には根源的恐怖の名を持つ超越者と呼ばれる銃の悪魔など比較にもならない程の力を持った上位の悪魔達が存在する。
さらに終盤には、支配の悪魔や完全体となった「全ての悪魔が最も恐れる悪魔」など銃の悪魔より遥かに強い悪魔達が普通に登場しており、悪魔全体のヒエラルキーの中では銃の悪魔ですら特筆して高い位置にいる訳ではない。
各国がこの悪魔を危険視し、狙っている様だが……?
- 永遠の悪魔
CV:近藤浩徳、駒谷昌男、斉藤こず恵、篠原侑
都内のホテルに現れた悪魔で、銃の悪魔の肉片を取り込んでいる。
地獄にいた頃の記憶をそのまま保有しているらしい稀有な悪魔で、生前はチェンソーの悪魔に殺害されたらしく、チェンソーの悪魔の心臓を狙っている。
最初は人間の生首のような小さな姿で現れ、パワーにあえて瞬殺されて見せるも、閉じ込められて恐怖に取り憑かれたコベニ達の恐怖心を取り込み、無秩序に肥大化し続ける巨大な肉塊のような姿に変貌し、無数の頭と口で無数の声で喋るようになる。しかも、この肉体には永遠の悪魔の急所である心臓はなく、心臓は別の場所に分離して守っている。
チェンソーの悪魔の力は警戒しており、デビルハンター達を追い詰めてフロアからの開放と引き替えに彼等にデンジを殺すよう契約を持ちかけるなど、非常に狡猾な悪魔である。
限定的ながら時空間を操る力を持ち、デンジ達をホテルの8階フロアに閉じ込めた(なお支配領域のフロア内では時間も流れない)。エンドレス8階(直球)。
空間を隔絶することで外部から悪魔を召喚することを不可能にしている上に、どんな攻撃を受けても本体は空間の外にいるため滅ぼすことはできない。
しかも他の悪魔とは違って、血の補給無しでも肉体を無制限に再生でき、実質不死身の存在である。ただし、これについては銃の悪魔の肉片で強化された結果であるらしく、第二部に登場した転生した別個体はそこまでの生命力は持っていなかった。
しかし、姫野の攻撃に対する反応で痛覚自体は存在することに気づいたデンジによる「死にたくなるまで痛めつけて自殺させる」という、少年漫画の主人公とは思えない戦法によってひたすらに切り刻まれ続ける地獄を味わう。
そして、永遠の悪魔の肉を喰らって回復し永久機関を完成させたデンジによって、三日間切り刻まれた結果、最終的には心が折れて自ら心臓を差し出して死を望みデンジにトドメを刺された。
第二部では転生した別個体が登場。こちらは転生前と違い、無数の手に覆われた細見の巨人のような姿をしており、口も声も一つだけである。*6能力は殆ど同じだが肉片を持っていないので第一部の個体よりは弱体化している。
キガと協力してデンジやアサ達を自身の能力で水族館に閉じ込める。しかも今回はチェンソーの心臓が目的ではなかったので、本体は一切姿を見せずに潜伏してしまい、デンジをしてお手上げだと言わしめた。
しかし、アサが水族館で回収した100万円で水族館を買ったと自己認識をし、水族館自体を武器化したことで脱出されたばかりか、本体を水族館から引きはがされて排出される。
そして、動揺しながら戦闘をしようとするも、吉田の蛸によって腕を千切られ、ヨルに完成した水族館槍で心臓を貫かれてあっさりと倒された。
- サムライソード
CV:濱野大輝
沢渡と組んだヤクザ一派の若頭で、正体は1話に登場したデンジを雇っていたヤクザの孫。 ボリュームのあるモミアゲが特徴的な中年気味の青年。
サムライソードは公安に付けられた通称で本名は不明だが、他作品コラボやグッズ展開などでは「モミアゲマン」という直球過ぎる名前が良く用いられる。
祖父のことを敬愛しており、祖父を殺したデンジに恨みを抱いている。
しかし、祖父が行っていた人殺しや薬物の売買などの行為を「必要悪」として全肯定した上で、祖父を「み〜んなに好かれた江戸っ子気質のいい人だった」と述懐するなど、その本性はただの倫理観の歪んだ悪党*7。
自分のことは真っ当な価値観を持った人間として自認し、デンジのことを「人殺し」「人の心を失っている」などど宣うも、自身は目的のためなら民間人はおろか部下を殺す事も厭わない。
沢渡の手によって心臓を刀の悪魔の心臓と融合させられており、それによってデンジと同様に悪魔に変身することができる他、デンジ同様にどんな傷も再生して死んでも蘇生できる不死身性を有している。
作中では、デンジ達をラーメン店で襲撃する形で登場。
最初の銃撃でデンジを殺害し、姫野に重傷を負わせて、アキの召喚した狐の悪魔に飲み込まれるも、悪魔に変身することでその口から脱出する。そして呪いの悪魔の刀を使ったアキに一時は倒されるか、後から現れた沢渡に蘇生させられ、アキに居合で重傷を負わせる。
さらに姫野が完全顕現させた幽霊の悪魔に苦戦するも、こちらも沢渡のヘビの攻撃で逃れる。そして姫野が最期の力で蘇生したデンジと戦い、デンジを人質にされた部下ごと真っ二つにして倒す。
デンジを移送しようとするが、マキマの攻撃とコベニの奇襲で既に力を使い果たしていたこともあって瀕死に追い込まれ、沢渡によって回収されて撤退した。
その後は、自らのアジトで公安を迎え撃ち、再びデンジと交戦するも、最終的にはデンジの策に乗せられて居合を乱発した結果カウンターを食らい、真っ二つにされて敗北する。
そしてその後は拘束された状態で、デンジが開催した最強の大会の犠牲になった。
悪魔の力及び終盤のネタバレ
- 沢渡アカネ
CV:大地葉
元民間のデビルハンターの女性。
現在は詳細は不明だが銃の悪魔と裏で繋がっており、その契約を仲介して銃をばら撒いている。さらに何故かチェンソーの悪魔の心臓を狙っており、日本のヤクザ達に銃を流して上記のサムライソードを刀の悪魔の心臓と融合させて改造し特異課を襲撃させた。
さらに明言はされていないが、彼女達の拠点には大量の銃の悪魔の肉片も保管されており、永遠の悪魔を初めとした日本の悪魔達に肉片をばら撒いていたのは彼女達だった模様。
作中では、呪いの悪魔によって倒されたサムライソードを助ける形で登場。その後は姫野が完全顕現させた幽霊の悪魔をヘビの力で取り込んで援護し、一時はデンジの殺害に成功してその身体を運ぼうとする。
しかし、マキマの攻撃やコベニの強襲でデンジを奪還されてしまい、形勢不利を悟って逃走。
その後は、公安にアジトを突き止められたことを知った上で、デンジ奪取のために迎え撃つことを決め、潜入してきたアキに対して精神攻撃も狙って幽霊の悪魔を吐き出させて攻撃させるが、結果的にはそれが仇となって幽霊の悪魔に残っていた姫野の遺志や、姫野から聞かされていた幽霊の悪魔の弱点を突いたアキによって、動揺している間に倒されてしまう。
慌ててヘビで攻撃しようとするが、背後から忍び寄ったコベニによって拘束され敗北。連行中に口封じのために予め仕込んでいた契約が自動的に発動し、ヘビによって頭を食い千切られて死亡した。
悪魔の力及び終盤のネタバレ
- レゼ
CV:上田麗奈
カフェでバイトをしている美少女。紅い頬が特徴。
人懐っこい性格で、偶然出会ったデンジを気に入り、一緒に夜の学校や縁日に出かけたりと積極的にアプローチを仕掛けてく。
デンジも最初はいつもの調子でコロっと惚れてしまうも、一緒に接する次第に本当に好きになっていく。
その正体は、彼女もまたチェンソーの心臓を狙う刺客の一人にして、ビーム曰く「銃の悪魔の仲間」との事だが…
本来の彼女は、躊躇なく人殺しができる冷酷な性格で、デンジに近づいてからの言動も全て訓練によるもの。と語るが…?
デンジやサムライソード同様に悪魔に変身できる人間であり、心臓を爆弾の悪魔の心臓と融合させられており、通称ボムに変身する力を持つ。その火力でデンジや対魔2課のデビルハンター達を苦しめた。
最後は、デンジの奇策の前に相討ちとなり、デンジから共に逃げる事を提案されるもそれを一蹴しどこか遠い土地に身を隠そうとする。
しかし、脳裏にデンジの姿と言葉が浮かんだ彼女は、逃げる事を止めデンジの元に向かい……
悪魔の力及び終盤のネタバレ
- 台風の悪魔
レゼを襲撃した殺し屋と契約していた悪魔。
元々レゼとは見知った間柄で詳細な関係性は不明だが、彼女の事は「レゼ様」と呼んで慕っている。どうやらレゼと同じ勢力に属している訳ではないようだが、契約者がレゼを襲った失態から当面の間はレゼに使役されることになった。
レゼなどと同様に彼もチェンソーの悪魔の心臓を狙っている。
外見は、頭の上半分がなく脳が剥き出しになった巨大な赤子に、膨大な数の腸が竜巻のように周囲を旋回する醜悪なもので、太く巨大な脚で二足歩行を行う。
高速旋回する腸を触手のように伸ばしたり、高速回転に巻き込む形で物質を粉砕するパワーファイターであり、周囲を嵐で包み暴風雨を引き起こす能力を持つ他、渦を巻いて回転する物体を介して姿を見せずとも会話を行える。
戦闘では、主にレゼをサポートする形で立ち振る舞うも、最終的には悪魔化したビームを乗りこなしたデンジによって、胴体を切り裂かれて倒された。
第二部でも転生した台風の悪魔と思しき悪魔が登場しているが、こちらは老人のような外見をしている。
- アメリカからの刺客
アメリカで殺し屋紛いの仕事を営むデビルハンターの三兄弟。次男の名はジョーイ、三男はアルド。
その界隈では比較的有名な兄弟だったのか、特異課にも素顔を知られていた。
銃の悪魔が自分達のいた家を通り過ぎて他の家族が家ごと吹き飛ばされたり、三人一緒に悪魔に食われたりしても生き残ったという幸運から「俺達は不死身」と自慢げに豪語しており、国からの200万ドルという破格の報酬の代わりにデンジの暗殺と確保を目論み来日。
京都公安対魔課の3人を、所持していた銃であっさりと射殺して姿を奪い、任務を遂行しようとした矢先に、不運が重なりあっという間に長男と次男が死亡。
ただし、彼らが生き残った時は「三人一緒に」災いに襲われていること、長男と次男が死んだのは三男から離れている時であること、三男だけはクァンシも人形の悪魔も地獄の悪魔も紙一重で回避して生存したことから、元々幸運なのは三男だけだったという解釈もできる。
現に三男は最後まで死にはせず退場した、のだが…
ある意味その末路は死んだ方がマシだったかもしれない。
悪魔の力
- ドイツのサンタクロース
デンジを狙ってドイツから来日したデビルハンター。
頭頂部のハゲた高齢の老人だが、岸辺やマキマがデンジを狙う刺客の中で最も危険視している存在。作中の台詞や小説版の描写から本編の数十年前から活動している古株のデビルハンターである模様。
暗殺の報酬として契約に使うために3人、趣味のために1人の計4人の美男美女を養子に迎える。そして人々を人形に変える能力を使って、デンジ達を追い詰めるが…
※ネタバレ
- トーリカ
容姿端麗な狩人の青年。雪山の奥地で師匠と共に生活していた。
冷徹で感情を出さず、人も動物も同じ様に殺すことが出来ると語るが、その言葉の裏には余命幾ばくもない師匠を引退させ穏やかに過ごさせてやりたいという優しい思いが隠れている青年。
デンジを呪い殺した際も罪悪感を抱いていたようだが……
※ネタバレ
- トーリカの師匠
トーリカと共に来日したデビルハンターで、黒髪ロングの美人。
彼の育ての親の様な存在でもあり、弟子であるトーリカに「初めての人殺し」「初めての悪魔殺し」を経験させ、己の後を継がせるためにデンジ暗殺任務を受けた。
悪魔との契約の影響か既に余命が半年になっており、さらに作中で呪いの悪魔を使用した結果五感のいくらかを奪われてしまう。それでもデビルハンターとしては非常に強力な実力者であるらしく、作中では呪いの悪魔の釘をデンジ本人や周囲の護衛も誰も認識できない程の速度で3回刺すと言う離れ業を見せている。
その一方で、文明的な生活にはあまり慣れてないらしく、ハンバーガーを初めて食べた時には「思わず踊り出したい」と微笑ましい反応も見せるが……
※ネタバレ
- クァンシ
デンジを狙って中国から来日したデビルハンター。
見た目は眼帯で片目を覆った銀髪美女で、レズビアンであり4人の魔人の女性を侍らせハーレムを構築している。任務報酬は仲間の4人の魔人に人権と義務教育を与えることであるなど、4人のことは何よりも大切に思っている。
ちなみに初登場の時点で仲間4人とレズセックスに励み、見開きセンターカラーでフルカラーの5Pレズセックスを披露したとんでもない人物。
因みにパワーもタイプだったのか劇中ではパワーと話す時だけ穏やかで丁寧な口調になっている。
元々は、公安のデビルハンターとして所属し若い頃の岸辺と10年近くもバディだった女性で、当時から凄まじい猛者として裏世界では名を馳せていたらしく、岸辺曰く「全人類が集まって素手で殴り合う競技があったら一位」とのこと。
その実力はと言うと、双剣を構えてアキの居る地点まで不可視の速度で駆け抜け、彼女が走った軌道上とその周囲にいた存在全ての頭を一瞬で切り落とす程。
アキの未来視を以てしても対応しきれない程の速度で動き、その一撃をまともに受ければ大の男が吹き飛ばされる程で、彼女の攻撃力には双剣の方が耐え切れないらしくすぐに壊れてしまうので、多くの剣を同時に装備している。
当時の岸辺からは好意を向けられていたが、自身がレズビアンという事に薄々気づいた事もあって彼を約10年間暴力と共にフり続けた。ちなみに小説版で公安時代の彼女が掘り下げられているが、バディの岸辺に限らず男に対しては一切容赦がない。
知らない事は知らないままでいる方が幸せ、細かいことを考えずに馬鹿になれが持論であり、これらの言葉は後にデンジに影響を与える事になる。後者の方については本質的には岸辺の「最強のデビルハンターは頭のネジが飛んでいるヤツ」という持論と同じである。
そして彼女自身もデンジ、サムライソード、レゼと同じ悪魔の力を持つ者である。若い頃の岸辺とバディだったにもかかわらず、現在に至るまで作中で全く歳をとっていないのはそのため。小説版の台詞等から岸辺とバディを組んでいた頃から既に悪魔と融合した身体だった模様。
トーリカの師匠から「始まりのデビルハンター」と呼ばれていた事からも、実年齢はかなり高齢であることが窺える。
闇の悪魔にバラバラにされて殺されたように見えたが、ツギハギが生首状態の彼女の眼帯を外し、眼窩から一本の矢を引き抜いた事で変身。首から下の肉体を(全裸の状態で)瞬時に再生させた。
悪魔の力及び終盤のネタバレ
仲間(クァンシの女)の魔人達
- 闇の悪魔
地獄に座す超越者と呼ばれる「根源的恐怖の名前を持つ悪魔」の一体。
縦に4つ並んだ人間の頭、その上に置かれた山羊のような頭蓋骨、そして無数の痩せこけた腕で構成された体にマントを羽織った、魔王のようにも奇怪なオブジェのようにも見える異様な姿をしている。
銃の悪魔など比較にもならない程の強大な力を持っており、魔人や悪魔達が「敵意を向けられた瞬間に死ぬ」と戦う前から戦意を喪失し、自殺の許可を嘆願する程に恐れられる絶対的な存在。
顕現時には、上空の扉から雫のような形状となって落ち、同時に周囲一帯を闇で埋め尽くし、祈りを捧げる上半身と下半身が真っ二つになった無数の宇宙飛行士がアーチのように並ぶ空間を展開するというインパクト溢れる登場をした。そのために、明言こそされていないが宇宙の闇すら司る存在ではないかとも考察される。
その戦闘能力は、ぶっちゃけ底知れないとしか言いようがなく、戦っている描写はあるのだが、カエルが一鳴きするという意味不明な演出を挟んで地獄にいたほぼ全員の腕を切り離す、指差すだけで魔人を輪切りにしたり目や口から出血させて殺す、黒い剣で相手を貫き鈴の音と共に破裂させるなど、作中で披露した能力のいずれもが作中キャラはおろか、読者ですら何をしているのか理解すらできない程の超常的なものばかりである。
他にも、契約者を介して石の悪魔本体を一瞬で手元に引き寄せ、石の悪魔自身の能力で逆に契約者ごと石化させて殺害したが、この能力の詳細も不明。
攻撃を仕掛けられるまでは腕を落とすことしかせず、戦ってはいるのだがそもそも力の底など微塵も見えず、また不死身のデンジはともかくアキ達も結果的には生き残ったことから、地獄での公安組との戦闘は彼にとっては敵意も殺意もない戯れでしかなかったと思われる。
サンタクロースに授けた力を見るに、闇の中にいる限りあらゆるダメージを無効化する不死身の身体を持つ模様。ただし彼の場合は彼自身が常に闇をまとっているので、事実上常時いかなるダメージも通らないというチート過ぎる状態になっていると思われる。実際にマキマの攻撃で負ったダメージも次のコマでは回復していた。
闇の悪魔の肉片を取り込んだサンタクロースは、「全てを理解できる」と自称する程の力を手に入れて人形と融合して大幅なパワーアップを行い、さらに闇の中にいる間限定で不死身の肉体を会得するという進化を果たしている。
悪魔の肉片と言えば銃の悪魔の肉片が既出だったが、あちらが元々の悪魔の能力をブーストする程度の効果しかなかったのと比べると、闇の悪魔の肉片が一欠けらすら途方もない力を宿していることが窺える。
本人の性格や人物像等も不明で、台詞が無い…というよりは人類に理解できないおそらくは悪魔の言語しか喋らないのだが、作中の様子からチェンソーの悪魔やマキマを敵視している模様。
また、サンタクロースと契約して彼にデンジを連れてこさせ、その見返りとしてマキマ殺害を目論むサンタに自分の力を与え、さらにデンジを人質にマキマを誘き寄せようとするなど、その圧倒的な力に反して狡猾でかなり頭も回る。
作中では、上記の通り地獄に来たデンジ達を一蹴してマキマを誘い出そうとし、プリンシを介して現れたマキマと交戦。互いに理解不能な攻防を見せながら、彼女をも劣勢に追い込むが、トーリカが自身の全てを代償に地獄の悪魔と再契約させられたした結果、地獄の悪魔の力でマキマ達を人間界に取り逃がしてしまった。
決着こそ着かなかったが、あのマキマが完全に逃げを選んだことから、ほぼ不死身の彼女にとっても闇の悪魔は脅威である様子。
ファンの間では、主要キャラ以外の悪魔・魔人の中でもトップクラスの人気を誇っている悪魔であり、特にビジュアルに関しては「この作品の全悪魔の中で一番カッコイイ」という賞賛の声が多く、初登場シーンに至っては「芸術的」とまで評されている。作者の藤本氏本人も「本当にカッコイイ」とそのビジュアルをかなり気に入っている模様。
- 支配の悪魔
本作の物語の全ての裏に存在する悪魔。
内情を知る各国が真に恐れ警戒している最悪の悪魔である。
支配という人類が有史以来恐れ憎みがらも、多くの者が服従しあるいはその上で快楽を貪ってきた、その概念を名に持つ悪魔だけあって絶大な力を有しているらしく、刺客編が失敗し最早止める術はないと悟った多くの国が抵抗を諦めた程である。
そんな中でアメリカの大領領だけは、この抵抗すらもかの悪魔の予定調和である可能性を理解しつつ、それでも最後の抵抗を決意し自国が保有する肉体から銃の悪魔を復活させ差し向けるが……
※ネタバレ
- 死の悪魔
第一部で存在を示唆された悪魔。
まさしく全ての生物が恐れる「根源的恐怖」そのものであり、おそらく闇の悪魔と同格かそれ以上の力を持つ超越者たる悪魔だと思われるが詳細は不明。
また、支配、戦争、飢餓の悪魔との関係が示唆されており、作中の台詞などから彼女らは黙示録の四騎士に相当する姉妹同士であり、死の悪魔は彼女達の長女ではないかと考察されている。
▼全ての悪魔が最も恐れる悪魔(※重要なネタバレ注意)▼
第二部
- 正義の悪魔
第二部最初の敵悪魔。アサのクラスメイトの学級委員長と契約した。
どうやら人形の悪魔やゾンビの悪魔のように、契約者を自身の力で変貌させるタイプの悪魔であるらしく、委員長が力を行使した際は顔を無数に増やし、足はなく代わりに巨大な腕を足代わりにし、おまけに全身を腸のような肉塊をこねくり回して形作った醜悪なビジュアルに変貌した。
戦闘の際には、圧倒的な腕力でアサを殺そうとしたが、アサの身体を乗っ取った戦争の悪魔によって田中脊髄剣で切り裂かれて、切り裂いた肉片から作った手榴弾で爆破されて倒された。
※ネタバレ
- 落下の悪魔
闇の悪魔と同じ「根源的恐怖の名前を持つ悪魔」の一体。
本体は首がなく、両足も手に置き換わった裸体の女のようなルックス。後にコックのような衣装をまとい、犠牲者の首を本来首がある位置に掲げて持つ『地獄の料理人』スタイルになった。
「地獄の料理人」になってからのデザインの評判が高く、闇の悪魔に並ぶ人気となった。
『地獄の料理人』を自称し、重力による攻撃や相手のトラウマを思い起こさせ「上空に落とす」ことで人間を「料理」しており、アサとデンジを襲撃する際には大量の人間を死に追いやり悪魔の客に振る舞った。
- 偽チェンソーマン
チェンソーマンの姿をした謎の悪魔。
制服を着た背の高い少年のようだが、全ての悪魔を討伐を最終目標に掲げた。そして本物のチェンソーマンであるデンジに「違ーう!」と突っ込まれた。
※その正体
- ウエポンズ
チェンソーマン教会の主要メンバーであり、かつてマキマに洗脳されていた武器人間達。
詳細はマキマの項目の「公安対魔特異5課」を参照。
(また、同じ武器人間のサムライソードやレゼやクァンシは参加していない)
須郷ミリのようにデンジの友達になりたい者から危険思想を抱えるバルエムまでそれぞれの思惑は違う模様。
- 眼帯の男 (仮)
公安第7課に所属するデビルハンター。眼帯をしているが姫野と違い負傷で目を失った模様。
デンジを助け出そうとしたアサの眼の前で「正義の悪魔」によりチェンソーマンもどきと化した妻を前にうなだれていたが、
その実他の女性と不倫していた上、第7課が使役する悪魔に対して非常に横柄だったりと褒められない人格をしている。
◆余談
作者によると、「邪悪なフリクリ*9」「ポップなアバラ*10」を目指して創作したとのこと。
また、アニメ化が決定した際は「ドロヘドロと呪術廻戦のパクリみたいな漫画です」という自虐コメントを残している。
追記修正は悪魔と契約してからお願いします。
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*1 狐や未来、地獄の悪魔など*2 銃の悪魔は強力なために、肉片が本体へ移動して再生しようとする特性があり、それを利用して公安では銃の悪魔の本体を追っている
*3 その姿から、現在の銃の悪魔は過去に銃で死んだ世界中の人々の思念の集合体となっているのではないかとファンからは考察されている
*4 例:0〜12歳の子供、男性、特定の誕生月
*5 犠牲者のリストのなかに何故かゴールデンカムイ(漫画)の作者である野田サトルの名前があり話題になった
*6 もっとも前回見せた姿は本体でなかった可能性もあるが。
*7 彼の上司に当たる組長も「俺たちヤクザは必要悪。いなくなったらソ連と中国のマフィアが日本にやってくる」など仮にそうだとしてもデンジや殺された公安のデビルハンターの関係者etcからしたら到底納得できない論理を宣っていた。マキマ曰く「悪事を正当化するための言い訳」。
*8 ちなみにデンジのような存在にこの手の能力が効き難いのは、人形の悪魔の能力だけに限った話ではないらしく、後に登場した戦争の悪魔もデンジを武器化できておらず、小説に登場したマネキンの悪魔もクァンシの身体を「コピーしにくい」と発言している
*9 GAINAX・Production I.Gにより製作されたOVAアニメ。全6話
*10 『ウルトラジャンプ』で連載されていた漫画。作者は弐瓶勉で全2巻
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