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ストライカーパックシステムは、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する地球連合軍が開発したモビルスーツ用の武装換装システム。
注意:以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。
ストライカーパックとは、高機動戦闘・対艦攻撃などのコンセプトに沿った武器やスラスター等の装備を複合した換装型バックパックである。機体背面に専用のプラグを持つモビルスーツに状況に見合ったストライカーパックを装着することで、そのモビルスーツはどの様な用途・状況に対しても主力級の力で臨むことができる。又、バッテリーも内蔵されており、モビルスーツの稼働時間延長にも一役買っている。
地球連合軍初のモビルスーツの1機GAT-X105ストライクに初めて採用され、その有用性が認められたため以降GAT-01A1ダガー、GAT-02L2ダガーL、GAT-04ウィンダムと言った地球連合軍の主力量産機にも採用されている。また、FX-550スカイグラスパーやFXet-565コスモグラスパーなどの支援機にも装備可能で、ダガー隊と連携する事により、モビルスーツによる更なる長時間の作戦行動を可能にしている。
ストライカーパックの有用性は地球連合軍のみならずザフトでも認められており、運用検証を目的としてデッドコピーのストライカーパック互換端子を採用したテスタメントを独自に建造している。そして、C.E.72~73にはストライカーパックを参考に、ザフト版ストライカーパックとも言えるザクのウィザードシステムやインパルス用に改良・特化されたシルエットシステム等のバックパック換装システムがプラントで開発されている。なお、これらはいずれもストライカーパック規格との互換性はない。一方、テスタメントはストライカーパック規格採用であるため、本来はウィザード、シルエットシステム共に装備不可能だが、 同型のアストレイアウトフレーム(アウトフレームD)はマルチパックとよばれる変換アダプターユニットを使用する事で、いずれのシステムのバックパックの装備も可能としていた。
オーブ連合首長国軍製のORB-01 アカツキにもストライカーパック同様の換装式バックパックが用意されており、空戦用パック「オオワシ」と宇宙用の誘導機動ビーム砲塔システムパック「シラヌイ」の存在が確認されている。本機はGAT-X105ストライクの設計を参考に発展したものであり、モルゲンレーテ社の極秘裏の協力もあったという。背部プラグの外観もストライクのものに酷似しており、一部の資料ではストライカーパックとほぼ同一の仕様としているが、「オオワシ」と「シラヌイ」いずれもアカツキ専用の装備となっており、反対にアカツキが他のストライカーパックを装備した例は確認されていない。
バックパック換装機能を持つ機体でも背部プラグの規格が合わなければストライカーパックは運用できない為、運用可能な機体は基本的に連合製のものに限られる。しかし言い換えれば背部プラグの規格が合えば連合製でなくとも装着可能であり、その為モルゲンレーテがストライクのパーツから組み上げたデッドコピー(共同開発における不法ライセンス生産?)機であるストライクルージュやザフトがストライカーパック研究用に開発したZGMF-X12(テスタメント及びアストレイ アウトフレーム)もストライカーパックを運用できる。
エールストライカー | |
型式番号 | AQM/E-X01 |
重量 | 20.30t |
武装 | ・ビームサーベル×2 |
最初期に開発された兵装の一つで、ラジエタープレート兼用の大型可変翼と4基の高出力スラスターを持つ高機動戦闘用ストライカーパック。「エール(Aile)」はフランス語で「翼」を意味する。型式番号:AQM/E-X01
基本的に宇宙用の装備だが、その大推力と主翼の空力効果によって、重力下でもハイジャンプや短時間の飛翔を可能としている。また、初めてストライカーパックを採用したストライクが機体本体にビームサーベルを備えていなかったため、追加装備としてビームサーベルを搭載している。機動力を強化するという性質上汎用性が高く、C.E.71の大戦後期において宇宙空間、大気圏内を問わず最も多く使用された。また、M1アストレイの固定装備である背部大型スラスターの設計などに影響を与えている。
大気圏内での完全な飛行能力を有するジェットストライカーが開発されたC.E.73においては、大気圏内での需要が殆ど失われ、地上では全くと言っていい程見られなくなった。その分、今まで地上で運用されていたエールストライカーを含めかなりの数が宇宙軍に配備されていても良さそうなものであるが、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では宇宙空間での戦闘においてストライカーパック無しで出撃したダガーLやウィンダムが少なからず見られており、MSの生産数に対して配備数は少なかったようである。同じくC.E.73を舞台とした『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』ではエールストライカーを装備したウィンダムが登場したが、この機体が所属した部隊でエールストライカーを装備した機体はこのウィンダムのみであった。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でアークエンジェルに搭載されたストライクルージュに装備されたエールストライカーは改良が加えられており、大気圏内での滞空時間が大幅に向上し、それほど高くは無いが航空能力を備えている。
又、『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』に登場する地球連合軍第81独立機動群「ファントムペイン」の制式機スローターダガーも、大気圏内での航空能力を向上させた改良モデルを標準装備している。
ソードストライカー | |
型式番号 | AQM/E-X02 |
重量 | 9.30t |
武装 | ・15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」 ・ビームブーメラン「マイダスメッサー」 ・ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」 |
最初期に開発された兵装の一つで、近接格闘戦用に開発されたストライカーパック。型式番号:AQM/E-X02
ソードストライカーのパック自体は非常にシンプルなつくりで、武装を取り外したパックは殆ど追加バッテリーのみであると言って良い。これはソードストライカーが近接格闘戦用の装備であり、重量を極力減らし近接戦闘での身軽さを重視した為と思われる。また、武装の数々はそのままソードカラミティへとフィードバックされた。また、ストライクE専用の物(アナザートライアル仕様)も存在する。
電撃ホビーマガジン連載のフォトストーリー『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER PHANTOM PAIN REPORT』に登場。
ファントムペインが推進した初期GAT-X再生計画「アクタイオン・プロジェクト」 に基づき改修・強化された、GAT-X105E ストライクEの専用パックとして開発された試験型ストライカー。旧装備では左腕側のみとなっていたパンツァーアイゼンを右腕側にも装着されており、マイダスメッサーは新規に制作されたアダプターパーツによってパンツァーアイゼンに取り付けられている。なお、装着時ストライクE本体のVPS装甲は、オリジナルのストライクよりもやや彩度の低いトリコロールに変化する。
ランチャーストライカー | |
型式番号 | AQM/E-X03 |
重量 | 18.90t |
武装 | ・320mm超高インパルス砲「アグニ」 コンボウェポンポッド ・120mm対艦バルカン砲 ・350mmガンランチャー×2 |
最初期に開発された兵装の一つで、遠距離の砲撃戦に特化したストライカーパック。型式番号:AQM/E-X03
320mm超高インパルス砲「アグニ」約20mもの全長を持つ大型のビーム砲。C.E.71年当時のMS用武装では最強クラスの破壊力を誇り、X105ストライクが初使用した時は数十mの厚さを持つヘリオポリスの外壁を一撃で貫通させている。エネルギー消費がストライカーパックで一番激しい。「アグニ」とはインドの神話に登場する火神の名前。 120mm対艦バルカン砲右肩に装着される複合兵装ユニット「コンボウェポンポッド」に付くバルカン砲。対艦と名を冠しているが、むしろ中近距離でのモビルスーツの迎撃に威力を発揮する。350mmガンランチャー「コンボウェポンポッド」に付く2連装のミサイルランチャー。ガンランチャーであるため、誘導弾、無誘導砲弾双方を射出可能。ただし、劇中では弾種についての明瞭な描写は無い。バルカン砲と使用用途は似ており、コンボウェポンポッドの兵装は敵を近付けさせない為の武器と言える。アナザートライアル仕様[]『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER PHANTOM PAIN REPORT』に登場。
ストライクE用に開発された試験型ストライカーの1つ。両肩のサブスラスター追加に伴い肩部ハードポイントが使用不可となった為、コンボウェポンポッドは背部パックに直接接続する方式に変更。装着時のストライクEのVPS装甲色は全身が緑基調に変化する。
I.W.S.P. | |
型式番号 | 地球連合製:AQM/E-M1 オーブ製:P202QX |
重量 | 不明 |
武装 | ・115mmレールガン×2 ・105m単装砲×2 ・試製9.1m対艦刀×2 ・コンバインシールド ・30mm径6銃身ガトリング機関砲 ・ビームブーメラン |
「ガンダムSEED MSV」で設定されたエール、ソード、ランチャーに次ぐ第4のストライカーパック。I.W.S.P.とは統合兵装ストライカーパック(Integrated Weapons Striker Pack)の略称。型式番号:AQM/E-M1(P202QX)
P.M.P社がエールストライカーの機動性、ソードストライカーの格闘能力、ランチャーストライカーの火力を1つのストライカーパックに統合する目的で設計したが、構造の複雑化によるコストの高騰に加え、兵装と制御用電装系の重装備化による消費電力の増加の為、PS装甲の作動時間が大幅に短縮すると言う問題をクリアできず、採用は見送られる事となった。
後にオーブ連合首長国へ流出し、パワーエクステンダーによって稼働時間が延長されたストライクルージュへの搭載が予定され数度にわたる実装テストが行われていたが、複雑化された火器管制システムはパイロットであるカガリ・ユラ・アスハには充分に扱う事ができなかったため、ついに実戦投入される事は無かった。
大戦終了後、地球連合軍においてエース専用ワンオフカスタム機開発のため、スウェン・カル・バヤンのストライクに装備され実戦投入されている。この時の戦闘データは後にジェットストライカーとドッペルホルン連装無反動砲の開発に生かされることになると同時に、統合兵装というコンセプトはノワールストライカーに生かされている。
試作1号機は超高細度VR戦場用シミュレーション・モデル、2号機は実物大モックアップであり、ストライクルージュで運用実験が行われていた物は3号機にあたる。ルージュ装備による実戦参加こそ無かったが、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後の数多くの式典への参加の際などには、より力強さを演出するためI.W.S.Pが装備された。カガリと共にルージュがオーブを離れた際には国外に持ち出されておらず、モルゲンレーテ社に保管の状態にあった。なお、スウェン機に装備されていたI.W.S.Pは、ストライク本体と共にアクタイオン・インダストリー社他数社の手によって新たに建造された物である。
MSV設定の装備であるため本編中にはほとんど登場しないが、数少ないシリーズ作品中での登場例としては、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のオープニングのストライクルージュに装備されたり、コミック『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ⊿ASTRAY』では、ワイドのスローターダガーが装備している。後にストライクEに取られてオーブ近海に落下した。
115mmレールガン遠距離攻撃用のレールガン。バックパックに搭載され、肩越しに目標を射撃する。同軸上にマウントされた高精度照準センサーにより、超長距離射撃時の命中精度を向上させている。105mm単装砲レールガンと並行するように肩部にマウントされる単装砲。レールガンの使いづらい中近距離での射撃用と思われる。試製9.1m対艦刀全長9.1mの実体剣。対艦刀と銘打っているがシュベルトゲベールの様にビームの刃を発生させる機能は持たない。アーマーシュナイダーと同じ材質と思われる。マウント状態では両腰部に柄が来る。30mm6銃身ガトリングシールドに一体化されたガトリング砲。このシールドは武器と一体になっている為「コンバインシールド」と呼ばれる。使い勝手が悪く、大きく左側に機体の重心がかかるため、ストライクノワールでは完全にオミットされた。ビームブーメランコンバインシールドの表面にマウントされているビームブーメラン。対ビームコーティングが為されているかは不明。ガンバレルストライカー | |
型式番号 | AQM/E-X04 |
全高 | 不明 |
重量 | 11.87t |
武装 | ・M58E ガトリング機関砲 ・有線式ガンバレル×4 ・GAU-758S レールガン ・M70AMSAT ミサイル×2 |
かつてグリマルディ戦線で高い戦果を挙げたTS-MA02mod00メビウス・ゼロのストライカーパック版というべき、高度な空間認識能力を持つパイロットにしか扱えないストライカーパック。型式番号:AQM/E-X04
外見はメビウス・ゼロをほぼそのままスケールダウンしたシルエットを持ち(ガンバレルの配置がメビウス・ゼロでは十字型、ガンバレルストライカーではX字型であるという点をのぞいて)、同じく有線式ガンバレルを4基装備している。この機体はパック接続プラグの形状が他のストライカーと異なり、グラスパー系の支援機による輸送は不可能だった。その為機首部に独自にコクピットを持ち、これによってパック単体での戦闘力も有している。装着時は機首が後部に折れ曲がり、接続プラグが露出する。装着後機首はデッドウェイトととなる為、そのまま切り離す事も出来る。
元々はグリマルディ戦線に参戦したメビウス・ゼロ部隊唯一の生き残りムウ・ラ・フラガ少佐(当時大尉)の専用装備として開発されたが、後に彼が連合を離反したため、新たにガンバレルシステムの適正が認められた「月下の狂犬」モーガン・シュバリエ大尉に渡された。
ガンバレルダガーの項目参照。ライトニングストライカー | |
型式番号 | P204QX |
重量 | 不明 |
武装 | ・70-31式電磁加農砲 |
稼働時間に問題があったGAT-X105ストライクの強化バッテリーパック及び友軍機へのパワー供給、加えて超長距離狙撃任務を目的に開発されたストライカーパック。型式番号:P204QX
当初はIDEX社が開発を請け負っていたが、ストライクのパワー容量の150%増しという連合軍の要求のため、大型のバッテリー・冷却システムを搭載せざるを得ず、重量増加による機動力低下という事態を招いていた。しかし、後に開発を引き継いだモルゲンレーテ社が新たに開発に成功した小型大容量パワーパック・新冷却システムによって問題点は解決。要求されたスペックを見事達成した。
ライトニングストライカー1号機はモルゲンレーテ本社工場内でパーツ製作が行われ、後に宇宙に脱出したイズモ級2番艦クサナギ艦内で組み立てられた。そしてムウ・ラ・フラガの駆るストライクに実装され運用試験を行っていたが、偶然発生した戦闘によってパックは破壊されている。その際の交戦データは回収され、攻撃兵器としてよりも友軍機へのパワー供給機としての有用性が確認された。
ちなみに、民製市場において既に軍が要求したスペックを持つパワーパックが存在したと言われているが、採用される事無く開発が行われたのは背景に軍上層部と軍需産業に何らかの癒着があったとされているが定かでは無い。
なお、破損したパックは回収後密かに修復され、オーブ軍マーシャン追撃部隊所属パイロット、ガルド・デル・ホクハが搭乗するスローターダガーの専用装備として実戦運用されている。
70-31式電磁加農砲ライトニングストライカーの主兵装となる長射程型電磁レール砲。 「加農砲」はカノン砲の漢字表記。ストライカーパックの両サイドに張り出した大型測距システムとの連動により極めて精密な射撃が可能で、有効射程距離は大気圏内では120km、宇宙空間では最大1万kmにも達する。砲身は普段は分割した状態で両腕部に装着されるが、右腕に装着されたパーツはそれのみで、弾頭である71式強化徹甲尖頭弾を発射できる。
備考
ストライクガンダムの項目も参照。
ストライカーパックシステムを採用した連合軍の宇宙戦闘機コスモグラスパーの標準装備として用意されたストライカーパック。ビームサーベルが廃止された以外は従来のエールストライカー(AQM/E-X01)と基本的構成は変わっていないが、全体の形状がリファインされている。恐らくは宇宙での運用に最適化した調整が行われているものと思われる。もちろんコスモグラスパーのみならず、他のストライカーパックシステム採用のモビルスーツにも装着可能となっている。
ドッペルホルン連装無反動砲 | |
型式番号 | AQM/E-M11 |
重量 | 15.19t |
武装 | ・連装無反動砲 |
型式番号:AQM/E-M11大型の実弾砲塔を2門備えた対艦攻撃用のストライカーパック。長い砲身から放たれる砲弾の命中精度はかなり高く、アグニと違ってマニピュレーターを使わずに発砲が可能である為、ビームライフルやシールドを保持したまま遠距離攻撃が可能。
ただ、機体重量の増加を補う様な設備は無く、機動性の低下は否めない。又、装着後は機体重心が上方に極端に偏る為地上での使い勝手は悪く、地上での対艦攻撃や拠点攻撃には対地ミサイル装備のジェットストライカーが用いられる事が多い。
ユニウス条約締結の前には既に開発・量産されていた様で、南アメリカ独立戦争ではソードストライカー等と共に運用されていた。
劇中では主にダガーL、ウインダムが運用している。
なお、ドッペルホルン(Doppelhorn)は英訳するとDouble Horn、即ち二本の角という意味。敢えてドイツ語の名称が採用されている理由は不明。
ジェットストライカー | |
型式番号 | AQM/E-A4E1 |
重量 | 12.50t |
武装(選択式) | Mk1323 無誘導ロケット弾ポッド ・空対地ミサイル 「ドラッヘASM」 ・Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド ・ビームライフルホルダー プロペラントタンク 他 |
型式番号:AQM/E-A4E1
大気圏内用の高機動空戦型ストライカーパック。用途がエールストライカーに似ている事から同機の後継機であると思われる。
大気圏内での高い飛行能力を有し、滑空というよりもむしろ戦闘機の様に自在に飛び回ることが可能。又、単に飛行能力を得るだけではなく、主翼下部のハードポイントにミサイルやプロペラントタンク(推進剤=ジェットエンジン用燃料のタンク)を増設する事で拠点攻撃や長距離飛行にも対応可能。大気圏内での汎用性の高さから、レイダーやスピアヘッドから航空戦力の主力の座を奪うテンプレート:要出典事になった。
反面、劇中では一度も宇宙空間で使用されておらず、宇宙空間での運用は不可能か、機動力強化の役割を殆ど果たせないものと思われる(PSP用ゲーム『SDガンダム GGENERATION PORTABLE』では、宇宙空間でも運用は可能)。
大気圏内ではストライカーパック換装機能を持つ機体と共にあらゆる場所に配備されており、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』本編で最も多く見ることができた。
Mk1323 無誘導ロケット弾ポッド4連装式のロケット弾射出ポッド。使用されるロケット弾は、ミサイルと異なり誘導機能を持たないため、ミサイルや航空機等の動的目標の迎撃には向かない。空対地ミサイル「ドラッヘASM」戦艦や拠点攻撃の際に用いられる大型の空対地ミサイル。オーブ国防軍の次期主力MSムラサメにも同型のミサイルが搭載されている。ドラッヘ(Drache)とはドイツ語で“竜”の意。Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド3連装式の空対空ミサイル射出ポッド。敵航空兵器への攻撃や艦対空ミサイルの迎撃等、幅広い用途に用いられる。ヴュルガー(Würger)はドイツ語で“百舌”の意。ライフルホルダー携行火器のストックに使用されるマウントパーツ。『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場した核攻撃仕様ストライカーパック。
二つの大型ミサイルケースをそのままストライカーパックにしたもので、核攻撃メビウスと同じ運用の為のもの。その大きさから完全な宇宙用の装備で、当然運動性も低くなる為、原則的に奇襲攻撃が主である。
Mk-5 核弾頭ミサイルメビウスと同型の戦術核弾頭ミサイル。Gフライトは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』に登場するアストレイ アウトフレーム専用のストライカーパック。
背部と脚部のブースターと大型シールドで構成され、アウトフレームに飛行形態への可変機能を付加する。他のモビルスーツには対応していないが、スカイグラスパーに装備することは可能である。
ディバインストライカー | |
型式番号 | AQM/E-X05 |
重量 | 不明 |
武装 | ・隠し腕 |
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』に登場するRGX-00テスタメント専用のストライカーパック。
通常は高機動スラスター、フライト・ユニットとして機能するが、巨大な隠し腕に変形する機能を持っており、敵機の一部や武器を掴むなど格闘戦に威力を発揮する。機体と同様にヴァリアブルフェイズシフト装甲製である為、VPS機能で機体の装甲を白から赤に変色すると、強度も大幅に向上し並大抵の攻撃で破壊される事はまずない。
ノワールストライカー | |
型式番号 | AQM/E-X09S |
重量 | 不明 |
武装 | ・MAU-M3E4 2連装リニアガン×2 ・MR-Q10 フラガラッハ3ビームブレイド×2 ・EQS1358T アンカーランチャー |
『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』に登場するストライカーパック。
主にGAT-X105EストライクEが装備する。連合の特殊部隊ファントムペインが開発を発注した。
I.W.S.P.のコンセプトを継承する万能型モジュールだが、その万能性を殺さず、特性を近接格闘に振り向け特化させたものとなっている。巨大な可変ウイングユニットに射撃用連装リニアガン、接近戦用の大型対艦刀を各2基と中央部にアンカーランチャーを装備する。ユニット自体に推進力は無いが、ウイングは総重90tを超すノワールを飛行させるのに充分な揚力を生み出す。また、機体同様外装にVPS装甲を全面採用し、従来型のストライカーを上回る耐久性も有している。このためウイングはシールドとしての役目も果たすという。一方で生産性は低く、完全な形で組み上げられたものは極めて少なく、その個体総数は二桁に満たないと言われている。開発・製造を担当したアクタイオン社への発注は、同社大株主のロゴス幹部を介し、極秘裏に行われるという特別な措置が採られた。
このノワールストライカーを装備したスウェン・カル・バヤン中尉搭乗の機体は、元々I.W.S.P.を装備し試験運用されていたストライクを改修したもので、本体はストライクEと呼称されている。ノワールストライカーを装備した状態のストライクEをストライクノワールと呼称する。その名が示すとおり、本体の機体色も黒を基調としたVPS装甲色に変化するのが特徴である。ファントムペイン内では、スウェン機以外にもエクステンデッド兵の小隊に供給された (恐らくはスローターダガー等のダガー系列機に装着した)ようである。非公然である同部隊の特殊性と、使用には相当な錬度が必要とされる事もあり、同部隊以外の通常部隊に供給された記録は皆無であるとされる。
MAU-M3E4 2連装リニアガンウイング内側に設置された長射程リニアガン。エグザスの機首下部に装備される「MAU-M3」の発展系であり、弾体の高初速化による貫通力向上や、近距離での破壊力を重視したカスタマイズと連射性能と省電力化にポイントを置いたセッティングが施されている。銃身基部は自由度の高いフレキシブルアームを介し接続され、ウイング自体の可動と相まってほぼ全方位に渡る射界を確保可能。MR-Q10 フラガラッハ3ビームブレイドウイング外側にマウントされたビームエッジ内蔵型大型対艦刀。近接戦用にチューンされたノワールの主力装備。型式番号から、ザフトより鹵獲したZGMF-X88Sガイアのグリフォン2を元に携行用に仕様変更した装備とされる。実体剣としての性能はそのままに、ビームエッジによってPS化された装甲にも威力を発揮する。「フラガラッハ」(Fragarach)とは、古代ケルト神話にて伝承される光の神「ルー」の持つ魔剣の名に由来する。EQS1358T アンカーランチャーストライカー中央部に設置された小型有線アンカー。ストライクE本体に装備された物と同等の機能を持つ。シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。
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