第11回WEB哲学カフェ-哲学的推し本読書会

ページ名:第11回WEB哲学カフェ-哲学的推し本読書会

第11回WEB哲学カフェ-哲学的推し本読書会

スピンオフ企画概要

企画元

哲学カフェ研究会


開催地域

WEB


活動概要

WEBアプリ「ZOOM」を活用した哲学カフェを開催します。


※今回はいつもと異なり「哲学的推し本読書会(実験)」となります。
紹介したい本を1冊ご用意ください。ジャンルは「哲学的な本」限定とさせていただきます。哲学的かどうかはご本人が「これは哲学的だ」と思うのであればOKです。


【2】開催日時・場所
8/22(土) 20:00-22:00(15分前会場)
早く入ったら雑談可


時間になりましたらスマホのzoomアプリか、PCでHPまたは添付URLから、ミーティングIDとパスワードを入力し入ってください。アカウント登録不要。


※初めてZoomを使う方はできるだけ、15分前ぐらいにテストで入ってみてください。上手く入れずに手こずってしまうと、開始が遅くなってしまいますので。


【3】定員・募集締切
10名 締め切り:上限に達するまで


【4】必要予算
無料


【5】参加条件・申し込み方法
彩読コミュニティLINEに加入されている方はどなたでもご参加頂けます。このノートトピックに「参加希望」とコメントして下さい。
定員に満たない場合、当日飛び入り参加もOKですが、その場合も開始時刻までにご連絡ください。


【6】参加方法など

  • 会議ツールとしてはZoom(Zoom Cloud Meeteings)を使います。

参加の仕方はこちらが分かり易いのでぜひご参照ください!
中の動画が分かり易いです。スマホ・PCの両方あります。
https://zoomy.info/manuals/what_is_zoom/


※今回は読書会という性質上、ビデオ参加を推奨しますが、ビデオが無理な方でも参加OK。その場合は検索画面の共有などを活用しますので(実験なのでなんでもアリ)。


  • PCの方は「コンピューターでオーディオに参加」、スマホの方は「マイクへのアクセス」を必ず許可して、「インターネットを使用して通話(iPhone)」「デバイスオーディオを介して通話(アンドロイド)」を必ず選んでください。

開催後レポート

『星の王子様』(サン=テグジュペリ) 大人になってから何度も読み返す。好きな言葉がたくさんある。 バラとのやり取りの話→相手とのやり取りの仕方ややり取りの長さで、関係は変わっていく。運命の人が運命の人になっていく。 「君をのせて」は『星の王子さま』から影響を受けている


『夜と霧』(フランクル) 一心理学者の強制収容所体験を綴る本 想像を絶するほどの過酷な状況の中でも生きる目的を失わなかった人が生き残った 「人生が何をわれわれから期待しているか」を考える 苦しむことの意味を考える フランクルが家族を失ってもなお復讐の鬼とならずに生き続けることができたのはなぜだろう?
収容所から出られるかどうかもわからない状況の中でどうやって生き延びるか
「想像する自由だけは最後まで残されている」はとても印象的だった
コロナ下で環境に負けそうな状況にこそ読んで良かった


『若者とは誰か』 浅野智彦
80年代・90年代の若者について、社会学的観点から追った本
マーケティングの「私らしい」から、アイデンティティとはを学べる
「個性」はananから生まれた?


『14歳からの哲学』(池田晶子)
理想と現実/品格と名誉の2つが印象的
「理想によって力強く生きているこの現実は、既に理想ではないか」
上品下品は”じょうぼんげぼん”→人の内面をこそ評価するもの
14歳ではわからない? 大人になってから読めばまた発見のある本
『14歳の君へ』のほうが14歳向け


『天気の子』
離島から家出した少年が空を晴れにする能力をもつ少女と出会う物語。能力の代償を少女が負う運命に、少年がどう向き合うか。
少女の存在と、地球の天候のどちらを犠牲にするか→どちらを選んでも…


『論理哲学論考』(ウィトゲンシュタイン)
人間は自分が経験していないことを理解も認識もできないのだ
物理空間の存在自体はどう考えているのか?→あると言っている。世界を成り立たせている基礎。
人はどうやって世の中を認識しているのかを、言語学アプローチで読解→世界は私の中にあるのだ


『正義の教室』(飲茶)
平等主義・自由主義・宗教の三者は相容れない
めちゃくちゃ面白くてわかりやすい。哲学入門的にはちょうどいい。
主人公(正義くん)は優柔不断。そこがポイント。


『本当の勇気は弱さを認めること』ブレネー・ブラウン
ヴァルネラビリティ(脆弱性、傷つきやすさ)は精神的な勇敢さの表れ。自分を洗いざらい示すことの表れ。
「足るを知る」というのは結構凄いこと→知っていると、今ある環境に感謝できる、支えられる
自分の弱さを認められる人…自分は肯定されていることを常に信じられる人間、居場所や喜びを持ち得ている人間。
アメリカのマッチョイズムから解き放たれよう、という流れとも関係がある?


『若い読者のための哲学史』ナイジェル・ウォーバートン
ソクラテスからピーター・シンガーまでの哲学を10ページ程度で解説する入門書
アーレントの『エルサレムのアイヒマン』の紹介→悪の陳腐さの解説が印象的
2つ悩んだもう1つの作品→中村文則『銃』
筒井康隆「誰にもわかるハイデガー」もおすすめ


ここを編集する

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧