□ 7章 激突と暗躍
ラグノモワーツとソルジャーストレイジとの戦いは熾烈を極めた
戦いが長引く中、一人不穏な動きをするものがいた。
ラグノモワーツ団長のリーザリオである
彼はずっとこの時を待っていたのだ。ほぼすべての属性の銃と剣が一カ所に集う時を
リーザリオは戦いのどさくさに紛れて「バスタードテイル」を奪い取ると、本性を現した。
奪ったバスタードテイルを掲げたリーザリオの周辺に黒のエイハブメイルが集まっていき
ウヴァルへと、変貌していく
我ガモトヘ集エ....ラーガザルドット ノ者タチヨ!!
ウヴァルの号令を元に9人の戦士たちが集う
目の前の者たちを全て屠る為に.....
□ 8章 影主軍ラーガザルドット
影主軍ラーガザルドットは月の悪に驚異をもたらすものを排除する目的で結成された軍団
全ての武器がこの場に揃いそのうちの一つを手に入れた今こそすべての敵を殲滅せし時
軍団長のマルコシアスの号令によっての面々はラグノモワーツにのみ襲い掛かる。
そうすべては仕組まれていた、リーザリオというスパイを潜り込ませたのも
バスタードテイルをソルジャーストレイジに奪わせたのも全ては属性剣を葬り去る為...
1本を欠いた剣は本来の力を発揮出来ず、団長であった男ウヴァルに裏切られた衝撃で
まともに戦えないラグノモワーツは次第に追い込まれていく、万事休すと思われた瞬間
『そこまでだ!』その声と共に、紫の炎が辺りを包み戦いを静止する。
声の主は、その黒の剣が偽物で有ることを告げ炎と主に消えた
その場にラーガザルドットだけを残して....
□ 9章 本物の闇の剣
気が付いた時、ラグノモワーツの面々は街はずれの小屋の中に倒れていた
自分たちが負けた事、団長と慕っていた男が真の敵だった真実に打ちひしがれる
戦意を喪失した者、絶望する者、哀しみに暮れる者、怒りに震える者...
それぞれの感情があふれ出す中、小屋壁に一本の矢が刺さる
敵襲かと身構える一同だったが、矢には矢文がついておりどうやら敵襲ではないらしい
矢文の中には「まだ終わりではない、剣を共鳴させよ!その先に真の闇の剣がある」と記されていた
闇の剣が奪われていないことを知った一同はそのひと振りに望みをかけ再度立ち上がるのだった
□ 10章 決別の紫炎
ラーガザルドットに呼び出されるソルジャーストレイジ
雇い主と傭兵の関係である彼らはいつもと状況が違っていた
何故、あの時邪魔をしたのかと問い詰めるマルコシアス
ラーガザルドットの全軍とソルジャーストレイジでの挟撃で
ラグノモワーツは容易く殲滅できるはずだった。
しかし、ソルジャーストレイジが回収した闇の剣は偽物、挟撃にも加わらなかった.....
明らかな裏切りである。
マルコシアスの問いにソルジャーストレイジ紫炎を纏った銃弾で応える。
これが答えだ!と
□ 11章 再起の剣士たち
剣を共鳴させ現れた空間の中に彼は居た、
名を忘れ、自我を失い、ただ闘争本能だけで戦う闇の剣の騎士
彼は、ラグノモワーツを見るや襲い掛かってきた
それに応えるラグノモワーツ
戦って分かる彼は本能的に力を試そうとしていると
戦いの最中突如、3人の戦士が現れる
ラーガザルドットの戦士たちが闇の剣の入手を妨害しに来たのだ
10人の剣の力を結束させ見事撃退に成功する一同
闇の剣の騎士を仲間に加えた新生ラグノモワーツは再びラーガザルドットに挑む決意をする。
□ 終章 剣と銃の共闘
ラーガザルドットの巣食う城に向かうラグノモワーツ
そこで彼らが見たのは、傷を負ったマルコシアス達と倒されたソルジャーストレイジ達だった
『次は貴様らだ!』とそう言い放ったマルコシアスは
ラーガザルドットの残りのメンバーを呼び出し最後の戦いが始まる。
10本の剣の力を用いても徐々に押されていくラグノモワーツ達、そんな中
『属性を合わせろ!そいつらには弱点がある!』そう叫んだのはソルジャーストレイジの
ファントム、彼らは先の戦いでラーガザルドット達の鎧には特定の属性に弱い性質があるのを見抜いていた。
ソルジャーストレイジたちの助言で次第に形成を逆転させていくラグノモワーツ
その状況に怒りをあらわにしたラーガザルドット達は獣化し本来の力を発揮して対抗する。
再び劣勢に立たされるラグノモワーツ、その時10本の剣、10丁の銃が光り輝く奇跡を起こす。
ソルジャーストレイジの傷が癒え立ち上がったのだ。
剣と銃それぞれの属性を合わせ、一人また一人とラーガザルドットを倒していく
そして最後の一人、マルコシアスもガンティアノスと激流騎士キュベールの連携技で倒れる。
マルコシアス(端白星)の体取りついていた寄生機重ハシュマルは体を捨て逃げ出そうとする
そんなハシュマルに止めを刺したのは動けるはずのないマルコシアス(端白星)だった.....
戦いが終わり
マルコシアスからの支配から解放されたラーガザルドット達
宿命と使命に翻弄されたソルジャーストレイジ達
属性の剣に導かれ使命を果たしたラグノモワーツ達
異国、異世界から様々な目的で集った戦士たちはそれぞれの道へと進む
元の世界に戻る者
世界を探求する者
新たなる野望を抱く者
戦場も求める者
かつての仲間を探す者
次にその道が交わる時、戦友として...か敵として....か
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