バトスピには下記のようなテキストの書き方がある。
「Aし、Bする」
同時に対象を選択し、可能な限り同時に解決
「Aすることで、Bする」
AとBを同時に対象を選択し、可能な限り解決。ただし、AとBが何らかの効果により解決できなかった場合は不発となる。
「Aする。そうしたとき、Bする」
Aを完全に解決できたら、他の効果に割り込まずに、Bを対象に選び、可能な限り解決。
「Aする、さらに、Bする」
AとBを同時に対象を選択し、可能な限り解決します。
「Aする。この効果発揮後、Bする」
Aを解決した後、それによって派生する効果をすべて解決してから、Bの対象を選び、可能な限り解決。
「Aする。その後、Bする」
Aを解決するか、Aが解決できなくても、その後で、他の効果を割り込まずに、Bの対象を選択して解決。
これらは非常に覚えにくく、環境や発売時期によって曖昧な解釈になっていることもある。
なので、例を交えて解説していくことにする。
まずはAとBを次のように書き換えることにする。
・A=BP10000以下のスピリットを破壊。
・B=デッキから1枚ドロー。
そのうえで、凡例を記載していく。
まずは前提として、
・対象に耐性があると、次の効果が解決できない場合もある。
これは「Aの効果の完遂が条件として次の効果を発揮する」というテキストもあるので、
相手のターン中にいきなり現れる耐性(影武者など)がある場合はそれらのカードの提示を対戦相手に促すこと。
「Aし、Bする」
BP10000以下のスピリット破壊と1枚ドローは同時解決だが、片方ができなくなっても実行可能。
「Aすることで、Bする」
BP10000以下のスピリット破壊と1枚ドローは同時解決だが、片方ができなくなると効果自体が実行不能。
「Aする。そうしたとき、Bする」
BP10000以下のスピリット破壊と1枚ドローは同時解決だが、Aを完全に解決できたら〝他の効果を割り込ませずに〟Bを可能な限り発揮させる。
「Aする、さらに、Bする」
BP10000以下のスピリット破壊と1枚ドローは同時解決だが、片方ができなくなっても実行可能。
「Aする。この効果発揮後、Bする」
BP10000以下のスピリット破壊した後、それによって派生する効果をすべて解決してから(破壊時効果や転醒など)1枚ドローする。
破壊などの場合は耐性により対象を破壊できなくなったとしても、1枚ドローは実行できる。
「Aする。その後、Bする」
BP10000以下のスピリット破壊ができてもできなくても、他の効果を割り込まず即座に1ドローできる。
効果の標記の違いにより、ひとつの違いによってこれほどまでに効果が変わっていくのは複雑であるが、アナログゲームとしてのバトルスピリッツがおもしろいところ。
バトルスピリッツは遊戯王やMtGのような所謂チェーンやスタックを基本的に作らず、即座に効果を解決するため、バースト効果によりデッキまたは手札から召喚/配置されたカードは、それらの召喚/配置時効果を解決した後に、本来のバースト効果を発揮していたカードを召喚するので、効果でフィールドの内外からそのカードへ関する効果の解決順を間違えると損をしてしまう。(盤面や手札の枚数が変わってしまったあとにジャッジへ進言しても覆らないもしくは巻き戻ししてもらえない可能性があるため)
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