概要
壁ツールは建物の壁、パラペット等を描画する際に使用するツールです。このツールを使用してパラペットを描く際には断面形状を使用する必要があります。
壁ツールは平面図ではビューポイントよりも高さのある場合には、断面線で描かれます。断面図や平面図において、ビルディングマテリアルに応じたハッチングが自動で掛けられます。
設定
壁ツール設定ウィンドウ
壁ツールの設定は上記ウィンドウにて行います。壁の形状についての設定に関しての説明を行っていきます。「平面図と断面図」の設定については、「平面図と断面図」における設定を参照してください。
1.位置と高さ
壁上部は壁の上端が位置する高度(Z軸)を意味し、例の上では2FLの高さ 0 地点までということを表します。壁上部に正の数を入力した場合は、2階に対して突出した形で生成されます。負の数を入力すると1階天井まで届かない状態となります。配置フロアは壁自体が属するフロアのこと。 0 は壁の配置されたフロアからの高さ(Z軸距離)を表している。この設定状態では、1階の床から天井までの壁が生成されています。これにより、壁の高さは 3,000 となります。腰壁などのように、任意で高さを与えたい場合は、壁上部を「リンクなし」に設定することで高さを直接指定することが可能となります。
基準レベルとは壁の下端が位置するZ軸座標をGLからの高度で表したものです。図中では1FLがGLから 500 上がった位置にあるため 500 と表されています。
2.形状とビルディングマテリアル
先述のように、パラペットを描画するならば壁の形を変更する必要があります。基本的な形は左端です。中心は複合構造で、右端が断面形状となります。
ビルディングマテリアルは、クリックすることで展開されるタブから選択することで変更可能となります。
3.厚さ
梁の場合とは異なり、壁の場合の厚さは、基準線の位置は関係ありません。入力された数値がそのまま厚さになります。
4.基準線
壁ツールの場合は、基準線は外側・中心・内側から選択するか、外側からのオフセット値で指定できます。
描画方法
壁の描画方法は9パターンあります。情報ボックスには4つのアイコンでまとめられ、展開するとすべて選択可能になります。
直線描画には、単一直線描画・連続直線描画・矩形描画・回転矩形描画の4つが含まれています。
曲線描画には、中心と半径描画・円周描画・接線描画の3つが含まれています。
その他に、台形描画とポリゴン描画があります。
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