ジャパリパーク動物研究所研究員 "百郷 葵"

ページ名:momosato-aoi

氏名: 百郷 葵(モモサト アオイ)

性別: 女性

年齢: 25 (20██年時点)

取得管理権限: GENERAL-2(一般職員権限) , AG-3(AG関連研究者権限) , RESEARCH-3 RESEARCH-2(一時降格処分) RESEARCH-3(一般研究者権限)

所属: ジャパリパーク動物研究所 - 動物行動学研究室

役職: 動物行動学研究員

 

人物: 彼女は主に動物行動学の研究を行っており、幾つかの生態が未詳であった動物に関する画期的な論文により注目され、ジャパリグループに所属することになりました。
性格は非常に明るく、また誰に対しても話しかけるなど社交性は非常に高いです。
しかしながらアニマルガールに対する倫理観の欠如が見られる他、動物の耳に対して異常な執着心があり、一般的な価値観から逸脱した行為が多々存在します。詳細は補遺1を参照してください。
また社交性の高さからか噂話などの情報に詳しく、所謂”情報屋”として知られています。金銭的な遣り取りは無いものの、商的な情報の遣り取りは行っている模様です。

 

外見: 髪は暗めの茶色でボブカットで、服装は主にその日の彼女の気分によって変わりますが、共通する特徴として常に猫の耳と尾を模した飾りを着けています。この飾りのため彼女を知らない人物やアニマルガールが彼女を探す場合、二者の区別が非常に付き難くなり、事実来園者などからアニマルガールであると誤認された事案が存在します。この飾りについての詳細は補遺2を参照してください。勤務中は丈の長い白衣を着ていますが、上記の飾りを身につけたままです。アニマルガールの進入が禁止されている区画で、猫の耳と尻尾がある人物を見つけた場合は彼女である可能性が高いです。

 

職務: 主に動物行動学、その中でも"動物時の習性とアニマルガールの行動及び性格との関係性"に焦点を当てたアニマルガール行動学と呼ばれる分野の研究を行っています。しかし研究方法は自己流で、研究内容に関して他者を関わらせることは殆ど有りません。その為勤務態度は決して良いとは言えませんが、彼女の論文の有用性及びその数において、同学問研究者を上回る成績を残しており、重要な人材であることからこれらを黙認されています。

 

生活: 普段はジャパリパーク動物研究所の近く、主にカントーエリアを中心として生活していますが、時折動物行動観察などと称した遠距離の外出を行うこともあります。
住居は動物研究所の職員寮を使用しており、身に着けている飾りもこの部屋で製作及び改良を行っている様です。

 

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+20██/██/██-閉じる

以下は百郷研究員(以下: 百郷)がパーガイドのミライ氏(以下: ミライ)とサーバルキャットのアニマルガール(以下: サーバル)と遭遇した際の会話を記録したものです。なお百郷研究員とミライ氏には過去に面識があります。

便宜上、百郷研究員の身に着けている飾りを『耳』、『尻尾』と表記しています。


[再生開始]

百郷: あぁー、ひまだー。

ミライ: あっ、百郷さん! お久しぶりです。

百郷: んー? あぁ、みっちゃん久しぶりー。少し背が伸びた?

ミライ: みっ、みっちゃん……? いえ、特に変わってないと思いますが……。

百郷: そう? まあいいや。そっちの子は?

サーバル: 私はネコ目ネコ科ネコ属のサーバルだよ! よろしくね!

百郷: サーバルキャットのアニマルガールかな? よろしくー。

サーバル: ねえねえ! モモサトは何のアニマルガールなの?

ミライ: あっ、サーバルさん。 実はですね……この人はアニマルガールじゃないんですよ!!

サーバル: ええっ! ホントに!?

百郷: [立った尻尾が少し揺れている] まあね。触ってみる?

サーバル: おー。本物みたい。

百郷: でしょー。わたしの集大成だからねー。そう簡単には作り物だとは思わないでしょ?

サーバル: すっごーい! でも少し機械っぽい臭いがするかなー。

百郷: 臭いかー……。そこまでは気が回って無かったなー。

ミライ: ところで、前にあった時よりも動きが滑らかになってませんか?

百郷: いやー実はちょっといいモーターが手に入ったからね。いろいろ改良してこれは「4ごう」だよ。

ミライ: もうほぼ完成じゃないですか。グッズにすれば絶対売れますって!

百郷: うーん……。これ操作するのに結構コツいるよ? それにまず量産できないから一つ数万円じゃ済まないと思うけど。

ミライ: そうですか……。個人的には是非とも欲しいんですが仕方ないですね……。

百郷: じゃあ「3ごう」一つ譲ろうか?

ミライ: えっ! いいんですか?!

百郷: いいよー。まあ、所謂型落ち品だけど。

ミライ: いえいえ、それでも凄いクオリティーですよ。

百郷: んー……。[耳がピクッと揺れる] お世辞として受け取っておくよ。ところでサーバルは何時まで触ってるのかなー?

サーバル: だって気持ちいいし。いつまでも触っていられる毛並みだよー。

百郷: じゃあわたしも触らせて貰っていい?

サーバル: 私の耳?

百郷: そうそう。

サーバル: いいよー。はいっ!

百郷: おおー、ふさふさー。

サーバル: うみゃー。きもちいいー!

ミライ: 相変わらず撫でるのがお上手ですね。でも、流石にそこを触るのはアウトですよ?

百郷: はーいはい。分ってますよー。

サーバル: うみゃ? もう終わり?

百郷: いやーもっと撫でてたいんだけどねー?

ミライ: パークガイドとしては絶対に見逃せません!

百郷: って感じだから今日はもうおしまいだねー。また機会があったらってことで。それはそうとお腹空いたなー。

サーバル: 私たち、これからラーメン食べに行くんだ! モモサトも一緒にどう?

百郷: おっ、いいの? だったらご相伴に与らせてもらおうかな。

サーバル: もちろん! それじゃあレッツゴー!

[再生終了]

 

+20██/██/██-閉じる

インタビュアー: 長谷川██研究員 (以下: 長谷川)
対象者: 百郷葵研究員 (以下: 百郷)

便宜上、百郷研究員の身に着けている飾りを『耳』、『尻尾』と表記しています。


[記録開始]

長谷川: 開始日時は20██年██月██日13時34分。インタビュアーは長谷川██、対象者は百郷葵です。

長谷川: では始めさせていただきます。

百郷: んー。りょうかーい。[尻尾が大きくゆっくり揺れている]

長谷川: もう少し真面目にしてもらえませんか?

百郷: えぇー……。

長谷川: 正式なインタビューなんですけど!?

百郷: ちっ……。

長谷川: 今、舌打ちしませんでした?!

百郷: してない、してない。それで? 何聞くの?

長谷川: ぐぬぬ……! えっとですね……まずその耳と尻尾についてです。

百郷: [耳がぴくッと動く]

長谷川: それってどうやって動いてるんですか?

百郷: うーん……。まあ、強いて言うならサンドスターで、かな?

長谷川: サンドスター、ですか?

百郷: そうそう、サンドスター。

長谷川: わざとはぐらかしてますよね?

百郷: いいや?

長谷川: [4秒間沈黙]

百郷: はぁ……。まぁこんなに露骨にしたら分るよねー。つまりあんまり突っ込むなってことよ?

長谷川: [4秒間沈黙] では……次に移りますね。

百郷: ほいほーい!

長谷川: 次は貴方のセクハラ行為についてです。

百郷: ふーん。へー……。[尻尾の揺れが早くなる]

長谷川: 現在ハラスメント行為相談室に、貴方がアニマルガールに対してアニマルガール間交流倫理規定に違反するセクハラ行為を行っていた、という相談が十数件寄せられています。これについて何かありますか?

百郷: わたしはセクハラだとは思っていないけどねー。あれは研究のための行為だとおもってるよー?

長谷川: そうですか。他には?

百郷: ちょっと怒ってる? まあいいけど。証拠ならちゃんとあるよ。その十数件の相談とやら、受けたアニマルガール本人からの相談は一つもないと思うんだけど。どう? 全部目撃した人からのじゃない?

長谷川: 確かにそうですが……。

百郷: だってわたしアニマルガールの嫌がることやってないも―ん。当然でしょ? わたしがアニマルガールをなでなでしてるのは、けもみみを触るためだもんねー。なんも疚しいことなんてないしー? それにちゃんと生態の研究にも役立ててるから。

長谷川: しかしながら、

百郷: [尻尾が大きく激しく揺れる] わたしにとってアニマルガールっていうのは一つの目標でもあるんだ。絶対に傷つけることはしないと断言できるし、それをする奴も許さない。分った?

長谷川: [11秒間沈黙] はい…………。それでは、これにてインタビューを終了します。ご協力ありがとうございました。

百郷: んー。お疲れさまー。

[記録終了]

 

 

補遺1: 20██/08/11、一部の(主に哺乳綱に属する)アニマルガールに対して、倫理規定に抵触する恐れがある行動を頻繁に行っていた事が倫理委員会に報告されたため、戒告及びRESEARCH-3の管理権限をRESEARCH-2に半年間降格させる処分を行いました。これに関して彼女は「あくまで研究のためであって、決して倫理規定違反になる行動では無かった」と証言しています。

  • 20██/08/13追記
    上記のアニマルガールの基底種に関して、新たな生態の発見及びその論文を発表した功績により、一時降格処分は取り消されました。

だから言ったじゃーん。『あくまで研究のため』だってー。 -百郷研究員

それについては認めましょう。しかしながら、処分を言い渡された二日後に論文を発表するには事前の準備が不可欠だと思うのですが……。幾つ未発表論文が有るか教えてもらってもいいですか? -長谷川研究員

えぇー? じゃあ、はせちゃんのスリーサイズ教えてくれたら教えてもいいよー? -百郷研究員

お、お断りします! セクハラですよ!! -長谷川研究員

 

 

補遺2: 彼女がいつも身に着けている飾りは「めかにかるけもみみ4ごう」と呼ばれており、装着者の脈拍・体温・呼吸数・脳波などからその時の感情を読み取り、それに合わせた動きをするようになっています。但し感覚は通っていないようで、触られたとしても引っ張るなどしない限り気付くことはありません。但しある程度任意に動かすことができるようです。この飾りには猫をモチーフとしたものだけではなく、他にも犬・狐・兎、更には鳥類のアニマルガールの翼をモチーフとしたと思わしきモデルのものも存在します。

 

補遺3: 以前彼女が諸事情により過度のストレス状態に陥った際に、言動が本物の猫と同様になったことが確認されています。具体的には、四足歩行・猫の鳴き声を発する・床で蹲って睡眠をとる・舌で自身の腕を舐める、などが挙げられ、この状態の間、彼女は人の言語を理解できなくなります。元の状態に戻った際自身の行動について質問を行いましたが、それらを記憶している様子は確認されませんでした。彼女が、語尾に「にゃ」をつける・狭い場所に入りたがる・反応がいつも以上に遅くなる、などの行動が見られた場合は、カントー医務局付属病院に連絡の上三日間の休暇を与えて下さい。休暇終了後も猫化の兆候が見られる場合、至急心理カウンセリングを受けさせて下さい。


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