ジャパリパーク特殊動物資料
動物名:【管理者によって閲覧が制限されています】
愛称:ルナ
得意地形:平原
苦手地形:水辺
活動:夜行性(ただし例外 詳細は概要を参照)
すみか:ホートクエリア、ロッジてんくう
容姿:
アニマルガール概要:このアニマルガール(以下、フレンズ)に前例はありません。彼女が初発見の個体です。
大人しい性格の子で、いつも眠そうにしている様子が多く見られます。彼女はどういうわけか『月が出ている間』しか活動することができません。新月で月の輝きが見られなくなったときや、月が雲に隠れてしまったりすると、途端に睡眠に入ってしまいます。これは、彼女がどのような行動をとっていようとも強制的に眠りに入ってしまうようです。(パークセントラルで過ごしていたときの例として、食事をしている最中にいきなり倒れ、一同が騒然とする事件がありました。)彼女の『特異な体質』については、一時期研究されていましたが、「人間の興味で、彼女のただでさえ短い活動時間をこれ以上拘束する訳にはいかない」などの理由で、彼女が望まないかぎりはこれ以上研究はしない事になりました。
セルリアンに対しては物怖じこそしないものの、他のフレンズと同様に避難することを最優先で行動するようです。
「私達が最も恐れなければならないことは、『月が出ていない』ときにセルリアンの襲撃を受けることです。」
_____パーク管理局局長
すみかである『ロッジてんくう』は、彼女の他にも様々な鳥系のフレンズや、近隣で生まれたフレンズなどが多く利用している場所でもあります。その中でも、特に『河童のフレンズ』『ヤマドリのフレンズ』と仲が良いようです。
また、彼女は大のフレーバーティ好きで、近くのカフェでアールグレイを愛飲しているようです。
担当飼育員:山形冬芽(※現在は退職されています。)
評判:
「ルナちゃん、すっごくカッコよく紅茶飲むんだよ!」
_____ヤマドリのフレンズ
「あのあと寝落ちして頭に浴びてたけどね。」
_____河童のフレンズ
「彼女の部屋、このまえ誘われて入ってみたけど、すごくきれいな部屋だったなぁ…私の担当の子も見習ってくれないかなぁ…なんて。」
_____女性飼育員
野生解放
“月面解放”
彼女の野生解放については以下を参照してください。ただし、現在管理者によって閲覧が制限されています。閲覧するにはパーク上層部への閲覧申請と、最高責任者からの許可が必要です。また、閲覧したデータは常に記録されており、該当していない職員が許可なくこれを閲覧したことが発覚した場合、即時解雇の理由になります。
+最重要機密 (閲覧申請を送る)
[送信]-閲覧申請を送信しました。
一時的に閲覧権限が付与されました。
この内容は他言禁止です。
「彼女は『月兎』のフレンズです。『玉兎』のフレンズではありません。あくまで月にある兎模様がフレンズ化したのです。この事実をよく理解してください。野生解放とは、『フレンズになる前の本来の力』を引き出せるものです。」
_____パーク最高責任者
▼概要
彼女の野生解放は一時的な『巨大化』です。巨大化のサイズは、使用するたびに変化するようですが、おおよそ3400mとされています。また、このときに限り、自身の移動速度が上昇することも確認されています。このことから、野生解放タイプは、『身体強化』に分類されます。
また、巨大化の際はそれ相応の重力を纏っていると考えられています。彼女は、フレンズであると同時に実質的には月と同じステータスを持っています。月と似通った性質を持っている部分が多く、この時発生しているけものプラズムの光量が月の光度と酷似していたり、単位こそ違うものの月の直径と同じ数値が出ていることも偶然とは考えられません。
さらに宇宙の形質もわずかに保有しており、無重力から月の範囲内までの重力操作が行えるようですが、詳しいことは現在のところでは詳しく計測できていません。
▼野生解放の制限
上記に驚異的な能力を記載しましたが、これらの形質はその時の月の状態が「満月の時」「野生解放した時」のみに限られているようです。それ以外の時の野生解放では巨大化ができずにただ移動速度が上がるだけであったり、その移動速度も大幅に制限されるようです。
このような性質は他のアニマルガールでは例を見ず、どうしてこのような特徴を持っているのかは不明ですが、予想では、彼女の本体である兎の模様が「欠ける」ことで、月=彼女であるという認識率が下がることが原因ではないかと考えられています。そのため、雲で月が部分的に隠れた時等も同様に力が減衰すると思われます。
▼性格
基本的な性格は一般公開時の記事に記された通りです。
ここで特筆するのは、彼女が上記した野生解放を積極的に使わないという点についてです。彼女自身その理由を多くを語りませんが、普段からおとなしい性格をしており、満月時にその他のアニマルガールと争った際にも特に能力を使う素振りはありません。████と争った際は、満月なのにも関わらず無抵抗にやられる姿も確認されました。
能力使用が確認されたのは今のところ1度しかありません。友人のヤマドリのフレンズと、パークに不法侵入した密輸団と思わしき集団と対峙した時のみです。そのとき何があったのかは現在も調査中ですが、密輸団が行方不明なことや、本人が口を割らないこと等から非常に難航しています。
実際にはこれ以外にも、自身の重力操作などを使って光学的・電波的に情報を隠蔽しながら能力を使用している可能性も考えられていますが、今のところ確認はできておらず実際のところは不明です。
▼懸念
体長が約3400mにまで巨大化できる時点で非常に問題です。この力を使えば確かにセルリアンに負けることはありませんが、同時に周囲にも甚大な被害を及ぼすことは想像に難くありません。
しかし、我々が危惧していることは、この野生解放には『先』があることです。
サンドスターは別名『認識の物質』とも呼ばれ、フレンズやヒトの『認識』によってその形質やフレンズの状態などが変化することが確認されています。彼女の野生解放にも、当然大量のサンドスターを消費するので、野生解放時の彼女は『認識の塊』と言い換えてもいいでしょう。幸運なのは、ルナや周囲のフレンズたちが月の直径サイズを3400mだと『認識』していることです。彼女たちに、絶対に本来の月のサイズを教えてはなりません。我々が考える最悪のケースでは、月兎は月と全く同じステータスを再現できる可能性があることです。3400kmの物体が1km/sで移動することだけは、絶対に阻止しなくてはならないのです。(単位は「m」ではなく「km」です。速度は「時速」ではありません「秒速」です。誤植ではありません。)
現在地球上でそれほどの大きさで高速移動が可能なものはありません。存在するだけで航空事故が発生する可能性があります。今のところ被害は出ていませんが、そのような速度で移動した際は衝撃波の大きさも信じされないものとなり、地球上の気体の██%が宇宙空間に放り出されるとの計算結果も出ました。実際に高速移動した際はどういうからくりかそのような被害は出ませんでしたが、それがフレンズ化による副産物か、彼女の手心であるかは全く不明です。後者の場合、もし彼女がそうしなければ、それだけで生き物が住めるか疑わしくなります。重力による影響も同様です。潮の満ち引きに影響を及ぼし、瞬時に生態系を破壊、または津波を起こす力を持っている可能性があります。
このような点は挙げればきりがありません。
天体情報
天体名: 月(moon)
lat: Luna
分布: 太陽系第三惑星地球の衛星
発見年: 有史以前
天体概要:
日本では月にはウサギが住んでいるという言い伝えがあります。これは、『今昔物語集』の天竺部に記されている「三獣、菩薩の道を修行し、兎が身を焼く語(こと)」という説話の結末で、帝釈天が火の中に飛び込んだウサギを月の中に移したとされており、日本は古来から月の模様を「兎」だと形容してきました。
しかし現在、月の研究と認知度は非常に進んでおり、直径が3,474.3 kmであることや、平均軌道速度が1.022 km/s程度であることを、誰もが詳しい値までは知らずとも大体の感覚で理解しています。
にもかかわらず人々は月の模様を指し、「月には兎がいる」「あの模様がその兎だ」と言い、それを問題視することはありません。この二つの情報が不釣り合いに混ざってアニマルガール化した結果が、彼女の姿であるとの見解が有力です。
月は有史以前から存在し、その年齢は46億年であるとされています。しかし、月の模様がいつ完成されたのかは現在のところ多くはわかっていません。兎がいつのころから私たちを見ているのはわかりませんが、遠い昔であることは間違いないでしょう。
ちなみに月の模様は、アラビアでは「ライオン」・南ヨーロッパでは「蟹」などとされていますが、現在のところサンドスターが発生し、アニマルガールが生まれる場所は日本にしかないため、「月のライオンのフレンズ」等は生まれないと考えられています。
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