臨花

リンカ。年齢不詳の東洋系の世界からやって来た異世界人の女。

東洋の魔族、妖怪らしく予知の力がありその力でテスターの参謀の一人となった。

テスターを想いテスターに執着しており何か企んでいる。

「もうすぐテスターの生まれ変わりがやってくるからそれまでは自分に王をさせろ」

…との事で半ば無理矢理王として即位した。

 

＜年表＞

創世歴42年：十一代目テスタ王国国王に即位。

その手腕で早速強国にする。「これは気休めですわ。今後どうなる事やら…」

創世歴43年：侵略者がやって来るが退ける。

創世歴44年：滞りなく統治を行う。

創世歴45年：さらに国を強化する。「これも、あの方が戻って来た時のために…」

創世歴46年：テスタ国は再びは滅亡する。彼女にとって愛する人は彼だけだった。

「大丈夫、大丈夫ですわ…テスタは滅びない…これは浄化…。

ハジメがやった事と、同じ…様に、わたくしは必ず彼と彼の国を……」

創世歴47年：再び国を再建するため手っ取り早く冒険者に。

早速不老不死の呪いをかけられるも「既に呪われてますわ…そう、とっくの昔にね。」

創世歴48年：冒険者としての日々を過ごす。

創世歴49年：魔物の瘴気にやられるも不老不死なので問題なし。

創世歴50年：それなりのお金をため終えたので町を作る事に。

創世歴51年：しかし災害に見舞われ早々に消滅。

創世歴52年：再び冒険者に。

創世歴53年：「もうあの国を眠らせてやってくれ」と悲しげに告げるテスタの夢を見て何もかも諦める事を決意。

「わたくしも疲れましたわ…。テスタ。」

創世歴54年：気分転換に旅先の絵を描いていたのが受けて絵を描いて生きる事に。

創世歴55年：同業に刺されるも不老不死なので平気。

創世歴56年：次第に予言なのか解らない曖昧なかつての想い人の夢を見る様に。

そんな作品は周囲に理解されないがそれでも良かった。

創世歴57年：テスタの夢を見なくなり何も作れなくなる。

創世歴58年：騙されて娼婦になるも自暴自棄なためそれも良いかと思い始める。

創世歴59年：自我を失うのが恐ろしくて一応暇があれば勉強などもしてみる事に。

創世歴60年：相変わらず勉強と仕事の日々。

創世歴61年：絵は無理でも文章は書けるかも知れないと今までの日々をネタに小説を書く事に。

創世歴62年：官能小説を書こうとするがあの感覚をもう一度思い出したくて一度娼婦に戻る。

創世歴63年：想像を絶する戯れを経験しネタが沸いて来る。

創世歴64年：「紅い夢」と言う東洋の世界を舞台にした官能小説を書く。そこそこ売れた。

創世歴65年：民の評価はそこそこで物書きをやめる必要は無さそう。

創世歴66年：本が大ヒットし小説家として安泰な生活を送る事が出来た！

「ま、こんな人生も良いかも知れませんわね…。夢の中の恋人は、私の本の中に……。」