https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:SekienAkashita.jpg
江戸時代の妖怪絵巻に記されている謎の妖怪。
茂みの近くの水門に、黒い雲のようなもの(瘴気?)を纏いながら接近する様子が描かれている。
全身が短い毛に覆われている。
やや人にも似ている、犬のような顔をしていて、大きな口を開けている。
口からは舌が見えているが、先端だけ色が違っているようだ。
歯は黒っぽく、短く、太く、鋭い。
目の傍には耳が垂れ下がっている。
また、黒い雲の上の方には腕が確認でき、太くて頑丈そうな三つの爪が生えている。
藤沢衛彦は、著書に挿絵として掲載した石燕の「赤舌」の絵に、
『何物か至りて関口を開き悪業の田を流す其主怪こそ赤舌なり』
という詞書が添えられており、要するに、悪人の田んぼを破壊する妖怪であるということである。
因みに、これは藤沢衛彦が自分で付け足した設定である。
元ネタは妖怪赤口。
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