- sf2搭載再生ソフト
Windows7とiOS環境のソフトシンセを検証中。
Fluid Synth等、オープンソースのものもあるが、バイナリが提供されているもののみ。
Soundfont プレイヤ全般的に言える事だが、現時点で以下の課題がある。
-エンベロープフィルタが効かない(元々織り込まれてないか、MOD_ENV_FILTERでセットしても機能確認できず)
-同音連打時に不自然な発音(追随しないで途切れ気味。新規のボイスアサインを避けてるか、リリース処理の問題?)
-expression等のコントロールが大量に来た場合、発音エンベロープが止まる感じ。*同音連打性能と同様、同一データに対する処理が甘いのか?
-Amp EGの精度が悪いのか、アタック時の音の立ち上がりによってはポップノイズが出やすい。
例えばサイン波をそのまま再生するとノイズが発生する。
編集ツール(VienaやPolyphone)での設定を見ると、回避策としてアタック前のDelay値がセットされているものも多い。 ただ、アンサンブル時の発音タイミングがずれるため、筆者としては波形側でフェードイン処理としている。
-Timidity++
・スタンドアロンでMIDI 32chの再生が可能。制作したドライ音の再現性はかなり良い。
・リバーブ品質がモノラルっぽい v2.15.0では飛躍的に改善している。
・仮想鍵盤が無い。再生音源の変更、パートのソロやミュートができない。
・v2.15.0では、drum kit選択のプログラムチェンジが機能するようになった。また、メロディトラックをリズムトラックに変更するSysExにも対応した模様。
・但し、ドラムキットに対するピッチ変更、エンベロープ編集に対する変更値がオリジナルのGSと比較すると大きすぎる件は変わらず。
-Sforzando (sf2をドラッグした段階で、sfzへ変換してくれる)
・VST再生を目指したものか、マルチチャンネル非対応。
・アタックからサスティンまでの音質は良いが、リリースパラメータ処理が甘い感じ。(ボイスオーバー時の処理が緩い?)
・リバーブ品質は良い
-bs-16i(iOS iPhone用:有償)
・現状、ドライ音の再現性は納得の品質だが、左右分離が少し甘いのかも。(違和感ある音切れが殆ど無い)
・全体的にデフォルトの音量が他よりも大きく、クリップ(digital overload?)が早い。(アナログ変換の環境依存か)
・リバーブは使えたが、コーラス、ディレイエフェクトそのままでは使えなかった。
取り敢えず、sf2側でデフォルトのエフェクトパラメータ(カーブ)をCC91/93のみ設定したら、何故かディレイも使えるようになった。 はて…。
・仮想鍵盤からのレイテンシがかなり小さい
・Drum キットをメロディパートからリズムパートへの変更(ch-9をドラム用に使うとか)が出来ない。
また、drumへのピッチ、エンベロープ編集(GSエクスクルーシブ)がスルーされる。
・10秒程たつと設定していないvibratoモデュレーションが掛かってしまう。
→Mod LFO freqとVib LFO freqに5.000(5.001)を設定したら解決するものもあるが、不確定
・iPhone/iPadのメモリが2GB未満の機種(iPhone6以前)では大容量ファイル(600MB) が読み込めない
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