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ヴィクツ(A国の政治的指導者) ヴィクツ・ヴィヴラッド・レッドハート Vict・Vivlood-Redhart -iachara.com/char/2489980/view 概要 ...
「事実がどうであったかなどさしたる問題ではない、国の運営として成り立てば良いのだ」
──── 初代首相、ジューゾー・ヒナセ(皇歴1年)
現在のイズルミ皇国の政治形態を語るには、古来より連なる宗教形態から説明する事が必要不可欠となる。
イズルミは従来より自然とともにあり、その恩恵ないし猛威の影響を受けやすかった土地柄ゆえか、それらを神霊の意思や荒ぶりと捉えるアニミズム的宗教観が一種の共通認識として存在している。また、その結果か神霊等の上位的存在に対する許容範囲も広く、こちらは特別信仰のない民であろうと路端の神像には一礼をする、宗教由来の祭りはその宗教が何であるかを問わず敬意をはらう、ないし共に祝うなどの文化にもつながっている。宗教の派閥ゆえの偏見なども少なく(特別視もされないが)、国の政治が象徴する宗教が特定のものに限定されている一方で他宗教の弾圧や廃絶等は一切されておらず、むしろ自由な信仰は推奨されているところである。
その中でも最も一般的に広く伝わっており、政治にも反映されたイズルミの神話形体はその名を『シンキョウ』(神の教え)といい、無論地方での多少の差はありながらも、島国であることも手伝っておおよそ本筋の矛盾は少ない。
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かつて世界は何もかもが混じり合った混沌そのものであったが、やがてそれらがお互いに癒着し始め、双子の神となった。二柱はお互いを認識したことで初めて意思というものを目覚めさせ、お互いをアガミ、ウンガミとし、お互いのために混沌を均しはじめた。アガミは自らを空と変え混沌を使って星々や雲、雪、風、雷等の様々な神々を生み出し、ウンガミは自らを海と変え混沌から命を生み出した。
しかしそうしていると海たるウンガミの中は命でいっぱいになって狭くなったので、ウンガミは今や海のそこに沈んでいた混沌の泥を寄せ集めて大地とし、そこに命の一部を移し変えた。逆にアガミの方はといえばあまりに遠くに飛びすぎてしまい、ウンガミと手を離してしまったため迷子になってしまった。そこでウンガミは今度はウンガミを呼び戻すためにまだ残っていた泥から最後に自分の化身たる太陽の神『オオミカミ』を生み出し、その強い光で遍く世界を照らした。その光を目印に、ウンガミはまた帰ってくることができたという。
だが、そうして常に強い光が世界を満たすようになってしまった結果、動物たちは眠ることができなくなりひどく弱ってしまったため、それぞれの種族の代表者が揃ってオオミカミにどうにかしてもらうように頼み込みにいったが、その結果光に近づきすぎて要求をいい終えた後に焼け焦げて死んでしまった。その死、そして自らの作り出した者たちが苦しんでいる事を知ったウンガミたるオオミカミは嘆き悲しみ、しかし自らの光がなくばアガミはまた迷子になってしまうかもしれないと心配した。しかしウンガミが新たに何かを作り出せる泥はもう残っていない。そこで当時は『完全なる神』であったために両性を備えていたオオミカミは思い立って自らの乳房を切り落とし、それから自らよりは少々弱く、しかし非常に美しく、空を照らすには十分たる月の女神『アマノツキヒメ』を作った。そして、交互に海から上がることにより常に空に明かりをともしつつも、生命たちに休む暇も与えたのである。また、ここで男女という性の差も生じた。
その後オオミカミはアマノツキヒメと交わることで『神の子でありながら動物でもある』人間を生み出し、動物たちと神々との間を取り持つようにと命じた。それは二度と使者としてやってきた動物たちが死ぬことがないようにとの意図であった。こうして大地に人々は満ちていったのである。
世界が安定するのを見届けると、アガミは空で、ウンガミは海の底でゆっくりと眠りについたが、今尚アガミは時折身じろいでは星を降らせたり、寝返りをうって遠くに行き過ぎては太陽と月を目印にもどってきたり、ウンガミは土、つまりは混沌に帰った命たちから新たに命を生み出したりしているのだという。
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以上が天地創造および世界の成り立ちまでの流れである。
それらを踏まえ、万物を司る『神たる神』を『アマツカミ』、人類の代表や力をもつ動物や精霊たちを『大地を治めるための神』、『クニツカミ』としてその後の神話は展開する。大体はアマツカミ達の気まぐれにクニツカミ側が振り回されたり、彼等の力を狩りて道を踏み外した神や悪意に染まって異形と化したものを討伐したりする流れが多い。
シンキョウは寺院を各地にもち、それぞれその場に縁が深い、あるいはその場で加護が必要とされる神をそれぞれに祀るのが一般的(大抵はアマツカミ。一つの寺院で複数の神を祀っていることもある)ではあるが、アニミズムの延長として、悪霊を鎮めたり、更には転じて神となるようにと祀ることもある。多くの行事が寺院で行われるが、特に参加条件はなく、義務もない。
以上の神話を踏襲した形体をとっているのが、現在のイズルミ皇国の政治、『スメラギ』と呼ばれる皇帝を国の象徴に据えた立憲君主制度である。
スメラギ直下にはスメラギの勅命をうけた『天津院』と国民が選んだ代表者たちである『国津院』という議会が存在し、行政の方針はそこで主に議論され、制定されることになっている。国津院議長は同時に国の首相でもあり、民が実質の指導者として認識し、諸国会議などが開催される場合に出席するのは専らこちらがわ。
更に国はそれぞれ『県』とおいう区分で分割され、それぞれに地域治世権が与えられている。そちらはそれぞれの地域において詳細が任されており、議会構成人員も完全に市民の立候補ないし就職で決まる。
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亜人/獣人たる市民の総称であり、皆『アマツカミ』の一部をその身に降ろしたもの(神官や代理人)だとされている。皇帝スメラギを含め全員が後天性である。(※真偽不明)
国内の人口においてのアマツビトとそれ以外の割合は3/7。
総じて人間離れした認識力、身体能力、そして『全盛期がひどく長い』という特徴を備え持っているが、良くも悪くも目立つために様々な感情の標的になりやすい、国外に赴けば蔑視対象となる可能性が高い、等不都合も多い。
また、極稀ではあるがそうなったことで精神や肉体に大きく不調をきたすものもおり、そちらの例も国外からの批判の対象になっている。
成り方には一般に隠された部分が多く、公的な発表によれば『一定の条件を満たすとされた18歳以上の市民』は皆『神降ろしの儀』への権利が与えられるのだと言う。その儀式を通じて身体に神の一部を降ろすことで、身体が人を超え、より直接大自然たる神に密接する動物らをかたどった亜人/獣人になるというのが政府側の主張である。儀式への参加条件の詳細は市民にはは一切明かされておらず、通知が来る場合皇家の印の捺された書簡が郵送されるが、その儀式への招待を受けるかどうかはそれぞれの意思に委ねられている。
だが一度儀式を成功させれば上記の身体的向上の恩恵に加え、『神側』であるとみなされるため様々な特権が与えられる。所謂上流階級である。だがその分成約や就職先の限定があり、アマツビトの実子にアマツビトとなる権利が与えられる可能性も他の一般市民と変わらない(少なくとも政府側とはそう主張している)……と、利益のみでは語れない立場ではある。
なお、本人認証はDNA検査によってなされるため成り代わりは意味をなさない。
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国の象徴であり、最終的な国全体の意思決定役。常に何かしらの動物の亜人の姿をしているが、全15代のうち9名は犬科である。
『スメラギ』の名前は襲名されるものであり、スメラギ以外の名前を冠した皇帝がいたことはない。(※『スメラギ』自体がイズルミ語で皇帝を意味する)
継承は常に世襲によって行われる。スメラギはこの国においてアマツビトたちの中でも『もっとも原初の神に近きオオミカミ』をその身に宿したものである(真偽はともかくとして、『そうであるという概念』とともにある)ため、どのアマツビトよりも『神として』存在し、振る舞うことが求められる。故にスメラギを襲名した時点でそれ以前の人の名前では呼ばれなくなり、次代へのの継承が終了した際に漸く名前を取り戻すのだという。
なお、スメラギの家系に生まれたからといって全員がアマツビトとなるわけでもなく、また必ず長男がスメラギを継ぐわけでもない(全体で見ればその確率が高いが)。
儀式的、ないしパフォーマンス的な公務が大半で、外交で他国に赴くこともある。とはいえ実質的な力はほとんどなく、この国の全ては皇帝の認可のもとにある、という体面を現しているのだという。……少なくとも表面上は。
だが、ことスメラギにおいては他者が退任を要求できる権利が一切なく、全て本人の意思に委ねられていることになっているのに加え、どんな法令も最終的にスメラギが却下すれば無効となるのが、この国が正確には君主主義的立憲君主制度であるとの指摘がある所以である。
初代スメラギがこの国に革命をもたらす頃には既にスメラギは『アマツビト』であったため、彼だけは唯一人としての顔や名前が一切知られないままに没することとなった。一体彼がどこから来たどんな人物であったのか、あるいは真に神たる血筋の人間だったのか、未だ解明されきってはいない。
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国津院議長の別名。皇帝の相談相手であり、国政、つまりは民衆の意見の報告役。議会全体の運営、議会にて決定した方針および施行する法のとりまとめ、各行政においての大臣の任命に加え、それらすべてを報告し皇帝の承認を受ける義務を負っている。表面上は皇帝の直下、皇帝に忠誠を誓う存在、実際の運営役はこちら……と、されている。
国津院の性質上、必ずアマツビト『ではない』市民が務めることとなり、ここに神話の『神と国民の仲介者たる人間』を再現している形となる。
立候補からの議会内選挙によって選出される。
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スメラギが勅命を下した特別な議員たちの総称。各地方の県庁所在地にて任につくため、必ず47名、かつ全員が『アマツビト』である。
名目は市民の声をより直接的にスメラギへと伝えるための窓口であるとのことだが、実際の性質は中央政府直属の地方監査である。その権限は相当なものであり、県議院が天津院議員に不信任をだすには議会で過半数を出さねばならないのに対し天津院は単独で(最大で)県議会全体を解散できる権限を持っているため、それを通じて各地の行政へ圧をかけているに近い。つまり、市民の批判が集まっても、スメラギないし天津院の意に反しても議員としての地位を剥奪される可能性があるのだ。
それは自由な政治と果たして言えるのか、と批判も多いが実際その権利が施行されたことは現時点で15代目にわたるスメラギの統治下においても数回程度しか起こったことはない。
基本的に国政に直接関わることは少ないが、例えるなら兵力の国外派遣など、国全体が大きく動く可能性のある議題においては議会招集が義務であり、国津院はもとより天津院の賛成多数も取らねば可決されないといった側面もある。
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アマツビト『ではない』市民から選挙により選出された議院による議会。議会内にも政党がある。基本の国政はこの国津院とその議長である首相の担当するところである。
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