狂歌百物語(女首) - いにしえwiki
れの 緋縮緬ひぢりめん 女の首の おつこち絞しぼり(升友)011.からき目を 見て果てぬると 聞きにしも 苦笑ひして 出る女首(下総古河 紀永居)012.たをやめの 首にびつくり 島田髷 肝を潰しの 髪も乱れて(萬々斎筬丸)013.白き歯を いかで見せべき 黒々と 女の鉄漿かねを
れの 緋縮緬ひぢりめん 女の首の おつこち絞しぼり(升友)011.からき目を 見て果てぬると 聞きにしも 苦笑ひして 出る女首(下総古河 紀永居)012.たをやめの 首にびつくり 島田髷 肝を潰しの 髪も乱れて(萬々斎筬丸)013.白き歯を いかで見せべき 黒々と 女の鉄漿かねを
子、鹿内孝、福本清三、遠藤征慈、須藤健、武見龍磨、小柳圭子、河合絃司、宮城幸生、浅田祐一、小船秋夫、大矢敬典、壬生新太郎、岡田和範、淡路康、永居光男、岡崎賢司、吉田信夫、玉生賢司第33話「消えた目安箱」木場勝己、富田普寛、岡田由紀子、外山高士、岡田征雄、片岡五郎、武井三二、出水憲
川に 累が燃やす 炎さへ 示したまひし 上人の徳(青梅 六柿園衛門)016.絹川に 深き妬みや 濡衣を 夫つまに累の 着するうたてさ(春日亭永居)017.みにくくぞ なりて累の 恨みけり 水鏡にも 映る絹川(花前亭)018.恨むらん 妻を重ねの 絹川か 其の身の淵瀬 変る相好さう
だましは せまい気の 女の思ひ 懸くる生霊(大内亭参台)006.聾みみしいの 人の恨みや かゝりけん 加持も祈禱も 効かぬ生霊(下総古河 記永居)007.蠟燭の 炎の赤き 鬼となりて 鼎かなへの角を 見する生霊(花垣真咲)008.生霊の 繁き恨みの 重りてや 葛湯ばかりを 好む煩
何の種やら 海坊主 浪のうねうね 浮かみ出づらん(吾妻井香好)004.海坊主 浮かぶ衣の 袖が浦 のりを好むか 木のはしに来て(下総古河 紀永居)005.題目の 髭をも見せて 浪の上に 浮かぶは佐渡の 海坊主かも(三輪園甘喜)006.熊坂の 長範めきし 海坊主 たましひ奪ふ 白浪
恐る八幡の 藪の中へ 踏み込むものは 雨の足のみ(夜宴)021.知らざると 言へる八幡の 藪の辺に 道問ふ石も 見ざる聞かざる(下総古河 永居)タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:
を焼きにしか 恐がりて ちりちりしたるさとり可笑をかしき(青則)014.年ふりて 身に生ふる毛の 針をもて 人の心を 悟りけるかも(古河 記永居)015.もの言はで 心に思ふ 事知るは 山吹生ふる 井手のさとりか(江戸崎 広丸)016.猿といひ 狒々ひひともいへる 言の葉を 覚束
来べきと見れば 雲に添ひて 毛物は軒へ さがる鳴神(水々亭楳星)008.雷の けものの爪の 鋭きは 砥石の出づる 山に棲みけむ(下総古河 紀永居)009.夕立の 雲を半なかばに 引き裂くは 爪の鋭き けものなるらん(仝)010.鳥の木に 離れしよりも 辛からん 枝雲裂けて 落ちし