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ブルース・ウェイン / バットマン(ダークナイト・トリロジー)
基本情報
キャラクター情報
性別
男
ブルース・ウェインは、クリストファー・ノーランのスーパーヒーロー映画の三部作「ダークナイト・トリロジー」の主人公である。
人物[]
登場[]
バットマン ビギンズ[]
幼少期、ウェイン邸の近くの洞窟に転落し、そこで蝙蝠の大群に襲われてトラウマになってしまった。その後、父トーマス・ウェインに助けられた。その日の夜、彼はトーマス、マーサとオペラ鑑賞をしたが、そのオペラに蝙蝠が登場したので、彼は両親に外に出たいと漏らす。外に出た後、両親は強盗ジョー・チルに殺害されてしまう。ブルースは両親の死は自分のせいだと後悔するようになった。後にゴッサム警察のジム・ゴードンに助けられ、チルは逮捕されたことを知った。それからブルースは執事アルフレッドに育てられる。
15年後、ブルースは仮釈放予定のチルの殺害を決意。しかし復讐する前にチルはマフィアのボス、カーマイン・ファルコーニの部下に殺されてしまう。復讐計画を幼馴染レイチェル・ドーズに知られると彼女から非難され、ブルースはファルコーニと対峙することとなる。その時、無力を感じたブルースはゴッサムを離れ、犯罪組織についてを知るために世界各地を旅することとなった。ブータンで逮捕されたとき、彼はラーズ・アル・グールの代理人を名乗るデュカードから忍者集団影の同盟（League of Shadows）に誘われ、彼自身の恐れについてを支配しようとする。しかし後に影の同盟がゴッサムを襲うと知ったブルースは影の同盟と対立し、寺院を破壊。ラーズ・アル・グール及び影の同盟の戦闘員を殺害して気絶したデュカードを救い出した。
ゴッサムに戻った後、彼は父の会社ウェイン・エンタープライズの応用科学部に入社する。父の友人にして応用科学部長、ルーシャス・フォックスの支援を受け、ブルースはサバイバルスーツやタンブラーなどの兵器を使いこなしていく。サバイバルスーツを改良して、自身の恐怖を意味する蝙蝠をシンボルにしてバットマンとなった。そして数少ない善良な警官であるゴードンに接触し、街の腐敗を止めるための協力を持ちかけた。
ある夜、ファルコーニが麻薬密輸を企んでいる事、レイチェルを始末しようとしている事に気づいたブルースは麻薬取引が行われる港でファルコーニ一味を倒し、同時にファルコーニの手下に襲われていたレイチェルを助け、判事がファルコーニと癒着している証拠の写真を渡した。ファルコーニはゴードン率いるゴッサム市警に逮捕された。
その後、ファルコーニが発狂した、ファルコーニの麻薬の半分が何者かに渡っているという知らせを聞いて、精神科医ジョナサン・クレインのアジトに潜入するが、クレインの変身したスケアクロウの幻覚剤を使った攻撃に遭ってしまう。ウェイン邸に引き返した際、フォックスに自信がバットマンであることを知られる。
翌日、アーカム精神病院の地下に侵入し、クレイン一味を叩きのめし、クレインに幻覚剤を吹き付けて“雇い主”の情報を聞き出した。“雇い主”の正体は何と死んだはずのラーズ・アル・グールであった。レイチェルを救い、警察の追跡を振り払ってバットケイブへ帰還し、レイチェルに解毒剤を打った。
ブルースはレイチェルをアルフレッドに託し、ウェイン邸で開かれていた自身の誕生パーティーに参加した。そこでブルースはフォックスから何者かがウェイン・エンタープライズから奪ったマイクロ波放射器で汚染された水道水を気化しようと目論んでいることを知り、極秘裏に解毒剤を大量生産するよう依頼した。その直後、ブルースの前にデュカードが現れ、自身が本物のラーズ・アル・グールであることを告げられる。
ブルースはわざと悪態をついてパーティー客を追い出し、ラーズ・アル・グールと対峙する。ラーズからゴッサムの不況及び両親の殺害は影の同盟の仕業と聞かされ、怒りのままに戦うがウェイン邸が炎に包まれ、身動きの取れない状態になってしまった。
しかし、アルフレッドに助けられ、彼からトーマスの言葉「人はなぜ落ちるか。それは這い上がるためだ」を受け、タンブラーを飛ばしてナローズ島へと向かう。ゴードンに、影の同盟の狙いはモノレールにマイクロ波放射器を載せ、ゴッサム中心部のウェイン・タワーから起動させることでゴッサム全体に毒ガスを充満させることを教え、彼にタンブラーを託し、ラーズを止めるためにモノレールへと向かう。その途中でスケアクロウに襲われたレイチェルと少年を救い、レイチェルがかつて自分に放った言葉を言ったことで、彼女にもバットマンであることを知られた。
マイクロ波放射器を積んだモノレールに乗り込み、ラーズとの激戦を繰り広げる。ラーズに追い詰められるが、ゴードンがウェイン・タワーに通じるモノレールのレールを撃破したことで形勢逆転し、ラーズを叩きのめすことに成功した。とどめを刺すのかというラーズに、「誰も殺さない。だが助けもしない」と言い残して車内から脱出し、ラーズを見殺しにした。マイクロ波放射器も破壊されたことでゴッサムに平穏が訪れたのだ。
事件後、ブルースは慈善団体や信託機関を通じてウェイン産業の公開株の全てを買い占め、筆頭株主として役員会議を招集した。また、一連の事件に関わっていたアールを解任し、後任の社長にフォックスを就任させた。ブルースは古井戸を塞ぎ、アルフレッドやレイチェルと共にウェイン邸の再建に乗り出ていた。その際にレイチェルから謝罪されるが、ブルースはレイチェルに正義について教えてくれたことを感謝し、人はキスを交わした。
ゴッサム市警の屋上にはバットマンにゴッサムの危機を知らせる投光器“バットシグナル”が設置された。バットマンはそこでゴードンに未だ逮捕されていないナローズ島の犯罪者たちの検挙の協力を求められる。そしてゴードンからとある犯罪者が犯行現場に残した一枚のジョーカーのトランプを受け取り、夜のゴッサムに飛び去っていった。
ダークナイト[]
冒頭でスケアクロウと犯罪組織の麻薬取引現場へ急行し、彼らを一網打尽にする。今ではゴードン、新任の地方検事ハービー・デントと共にゴッサムから組織犯罪をなくすため、昼ではブルース・ウェイン、夜はバットマンとして互いに活動していた。バットマンの活動拠点はバットケイブからゴッサムの港のコンテナへと変わっている。
ジョーカー一味による一連の犯行からブルースはジョーカーに関わりのある香港の起業家、ラウに目をつけ、フォックスと共にウェイン・エンタープライズとの合弁事業と装って香港へと向かう。昼間ではブルースの姿でラウと面会する際にラウの会社を調べ上げ、夜にバットマンの姿でラウファウンド社に赴く。ウェイン・エンタープライズの最新ソナーでラウ一味を叩きのめし、ゴッサム市警へ引き渡した。その件から市警はギャングを一網打尽にすることができた。
その後、ブルースはデントの資金集めのためのパーティーを開く。そこで幼馴染のレイチェルと再会するが、彼女はブルースとデントの間で揺れ動いていた。そのパーティーにジョーカーが乱入し、ブルースはデントを避難させ、バットマンの姿でジョーカー一味と対峙する。ジョーカーによってレイチェルは脅され、高層ビルに突き落とされるが、バットマンによって助けられた。
数日後、コイントスでギャングを射殺するか決めるハービーを止めた。その際にマスクを被らずに堂々と悪と戦うデントこそ、ゴッサムの求める真のヒーローであり、光の騎士であることを考えた。ジョーカーによる連続殺人を防ぐためにバットマンの引退と、バットマンが自分であることを明かそう決意する。
デントによるジョーカー捕獲作戦が行われたとき、タンブラーでジョーカー一味とカーチェイスを繰り広げた。ジョーカーたちの凄まじい攻撃を受けてタンブラーは破壊されたが、バットマンはタンブラーの右タイヤを使ったバイク、バットポッドに変形させ、ジョーカーを追い詰めるものの、バットポッド転倒によりバットマンは意識を失う。ジョーカーによってマスクを剝がされそうになるが、死んだと思われていたゴードンに助けられ、ジョーカー逮捕に成功する。しかし、ジョーカーの取り調べ中にデントとレイチェルが監禁された事件が起こる。バットマンとゴードンはジョーカーを尋問し、二人の居場所を聞き出した。レイチェルの救出に向かうが、そこにいたのはデントで、レイチェルは爆死する。更にジョーカーは警官を殺し、ラウと共に脱獄してしまう。
ジョーカーにコールマン・リースの殺害の脅迫が出た時、ブルースはランボルギーニに乗り、リースとゴードンが乗っている車を追った。リースの乗った車が追突されそうになっていたため、ブルースは自分の車を盾にして守った。しかし、ゴッサムの病院はジョーカーによって破壊された。そして、病院を脱出した市民50人を乗せたバスと入院していたデントが行方不明になってしまう。
その事件の影響でゴッサム市民はパニックに陥り、ゴッサムを離れようとする。そこで市警は住民用と囚人用のフェリーを用意した。そこでジョーカーは町から出る2隻のフェリーに爆弾をしかけ、それぞれのフェリーにもう片方のフェリーにしかけられた爆弾の起爆装置を届け、0時にどちらかが爆破しなければ両方とも爆破すると脅迫する。
ブルースはフォックスの制止を押し切ってソナー装置を使ってジョーカーの居場所を突き止めて、バットポッドでプルイット・ビルに向かう。プルイット・ビルの向かい側にあるビルに集結したゴードン達警察は、不明となっていたバスと50人の人質たちがプルイット・ビルに捕らわれていることも確認し、SWAT突入の準備をしていた。そこへバットマンが現れ、先にビルへ突入していった。フォックスからの盗聴情報をもとに、敵、人質、SWATの居場所を確認し、ジョーカーのピエロの手下と戦うが、手下の正体が人質50人であることに気づき、人質をSWATからの攻撃から救いながら、敵を倒し、ジョーカーの居場所を特定し、ジョーカーとの死闘を繰り広げる。
最終的に0時になり、2隻のフェリーは市民と囚人の良心によって爆発せずに終わった。そこでジョーカーが起爆装置を取り出すが、危機一髪のところでバットマンはそれを阻止し、ジョーカーを叩きのめしてワイヤーに逆さづりにさせた。その際にジョーカーにデントを悪役に陥れた事を告げられる。ゴードンの事を身を案じ、レイチェルが亡くなった52丁目250番地の建物へ急行する。
バットマンはゴードンの息子、ジミーを人質にしているデントに説得するが、レイチェルの死はゴードン達市警のせいだと主張するデントはコイントスでバットマンを銃で撃ち、続いてゴードンの息子を殺そうとする。バットマンがジミーを助け出すが、デントは転落死してしまった。
デントの死とジョーカーの勝利に嘆くゴードンに、バットマンはデントの犯した5人の殺人の罪を背負うことを宣言し、バットポッドで去った。
その後姿を見たゴードンから彼は、沈黙の守護者、我々を見守る監視者、暗黒の騎士（ダークナイト）と呼ばれるようになった。
ダークナイト ライジング[]
レイチェルとデントの死から8年が経ち、ブルースはそのショックでウェイン邸に引きこもってしまう。膝の関節に軟骨がなくなっているためにツエをついている。また、肘と肩の軟骨もすり減り、腎臓の損傷や脳震とうの後遺症がみられる。そのため、「20センチも爪が伸びている」「ビンに小便をしている」といったブルースについてのうわさが流れていた。屋敷ではこれまで通りアルフレッドが執事を務めている。ある日、メイドとして雇ったセリーナ・カイルから母の形見である真珠のネックレスを奪われてしまった。その際にセリーナによって自身の指紋を取られてしまった。その指紋はウェイン・エンタープライズの役員であり、傭兵ベイン一味の一員、ジョン・ダゲットの手に渡ってしまった。
市警とベイン一味による銃撃戦発生後、若手警官ジョン・ブレイクが訪ねてきた。彼から銃撃戦について聞くと、ゴードンの見舞いをして、フォックスから垂直離着陸機「ザ・バット」を受け取り、傷めた体にギプスを着けてバットマンとして復帰を果たす。ザ・バットには唯一自動操縦機能だけがまだ未完成だった。また、ブレイクからウェイン・エンタープライズは孤児院の寄付を打ち切った事を知った。後にフォックスから寄付を打ち切った理由が研究開発費を投入しておきながら中断した、核融合炉の件で会社が赤字になったことだと知った。核融合炉を稼働すると悪用されるおそれもあり、ブルースは踏み切れなかった。 ブルースはバットマン復帰のためのリハビリを行うが、ブルースの平穏な生活を望むアルフレッドに心配される。
フォックスからの紹介でウェイン・エンタープライズの有力スポンサーでありクリーンエネルギー事業にも投資しているミランダ・テイト主催のパーティーに参加することで久しぶりに表舞台に出た。そのパーティーでセリーナと再会し、真珠のネックレスを返却され、ゴッサムの機器を警告される。
ブルースはアルフレッドの情報から、ベインは脱獄不可能な地下監獄「奈落」で生まれ、「影の同盟」指導者ラーズ・アル・グールに拾われて弟子となったものの狂暴な性格が原因で追放されていたことを知る。その時、ベイン一味が証券取引所を襲い、ダゲット経由で入手したブルースの指紋を使って金融システムに不正アクセス、株価を操作してブルースを破産に陥れる。そこでブルースとフォックスは、核融合炉のことを話して起動しないよう約束させたうえでミランダに会長職を任せ、会社乗っ取りを阻止した。
セリーナがベイン一味に襲われているところをバットマンとして助け、事情を聞き出そうとするも逃げられてしまった。ベインの戦いを見て、ブルースに穏やかな人生を送ってほしいと願っていたアルフレッドは、現在のブルースでは敵わずに命を落とすと考え、ブルースに考え直させるために執事を辞職する。
後日、セリーナに呼び出されたバットマンはベインと対峙する。バットマンの正体を知っているベインは強烈なパワーと戦闘能力で満身創痍のバットマンをねじ伏せ、マスクを剥ぎ取り、背骨をへし折るとブルースを二度と這いあがれない地下牢獄「奈落」へ幽閉した。
ブルースは見張り役の奈落の囚人に背骨を矯正してもらい、ベインは過去に患った病により薬剤を注入する特殊マスクなしでは生きられない体であること、「奈落」から脱出したのはたった一人の子供であり、その子供は将軍の娘と傭兵の子で傭兵の追放と引き換えに「奈落」に監禁された将軍の娘が出産したことを知った。そしてブルースは囚人から自分は死を恐れていないことを見抜かれ、自由に必要なのは強さではなく生き残りたいという心と人は恐怖を知ることで成長できることを教えられ、黙々と鍛錬に励んだ。テレビでゴッサムの状況を目の当たりにして怒りを露わにする。脱出に二度失敗するが、盲目の囚人からのアドバイスで命綱なしで挑戦する。その際に大量の蝙蝠の群れに襲われるが、かつてトーマスから教えられた言葉を思い出し、「奈落」の脱出に成功する。
ブルースはゴッサムに戻るとセリーナに協力を求め、裁判で追放を言い渡されたゴードンや地下道に閉じ込められたブレイク達市警を救う。フォックス、ミランダとも合流してバットマンの装備を確保し、ベインとの戦いに備える。バットマンはセリーナにバットポッドを貸し与え、自信はザ・バットでベインに立ち向かっていく。
核爆弾爆発当日、警官隊と市民軍との全面抗争に突入した。バットマンはベインに戦いを挑み、弱点のマスクを破壊して追い詰めたが、突如ミランダによって刺されてしまう。ミランダこそラーズの実の娘であるタリア・アル・グールであり、自分の脱獄を助けてくれたベインを仲間に引き入れて一連の事件を首謀した黒幕であった。そしてベインに襲われそうになるが、セリーナによってベインは殺害された。
セリーナの乗るバットポッドとバットマンの乗るザ・バットの集中砲撃でタリアの乗る核爆弾搭載のトラックを砲撃し、トラックを転落させたが、タリアはプログラムの上書きにより起爆の停止は不可能になっている事を告げて絶命する。バットマンはザ・バットで核爆弾を沖まで運ぶ事を決断する。そしてセリーナに別れのキスをし、ゴードンに幼少時に彼から勇気付けられていた事を伝えて飛び立つ。ゴッサム市民が見守る中、海の向こうで核爆発が起こる。
ゴッサムに平和が訪れ、ブルース・ウェインの葬儀がアルフレッド、フォックス、ゴードン、ブレイクによって行われた。ブルースは死んだと思われたが、後日ザ・バットの自動操縦機能の完成、壊されたはずのバットシグナルの修復が判明した。アルフレッドはマーサの真珠のネックレスを頼りにイタリアのフィレンツェのカフェに赴くと、そこには妻となったセリーナと笑顔を見せるブルースがいたのであった。
対人関係[]
家族[]
味方[]
敵[]
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