B-La-Yガラスは酸化ホウ素・酸化ランタン・酸化イットリウムの3つの組成からなるガラス。1961年にショットが発明した
ネットワーク構成酸化物の酸化ホウ素にの他に、いずれもランタノイド元素酸化物である酸化ランタンと酸化イットリウムを加えている。従来は、このような単純な組成系で高屈折率化成分を増やしていったときは失透を回避してガラス化することは不可能で、タンタルやジルコンなどの防失透成分を添加していたこれらの成分は高分散化作用が大きいため低分散ガラスを得るのは難しかった。
ショットのこの発明は、ホウ素・ランタン・イットリウムの組成系で、防失透成分を使わずにガラス化可能な範囲が、狭いながらも存在することを見出したものである。高分散化を招く防失透材を含まないので従来トリウムガラスでなければ成し得なかった高屈折率低分散特性を実現している
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