東大英語について
英語を制す者が、東大入試を制す!
ーー安西先生
東大入試において、文系理系を問わず最も重要な科目、それが英語である。
それは英語に割り当てられた点数を見ても、得点分布の広さ(つまり差がつきやすいかどうか)を見ても明らかである。
英語を制する者が東大入試を制すると言っても過言ではない。
また、強者ひしめく数学と違い、英語は「勉強すれば誰でもできる」という特性もあるため、非進学校に通う学生であっても、努力次第でどうにでもなるのも英語の大きなメリットである。
東大英語の対策
東大英語の点数は、主に次のような変数によって決まる。
- 知識量
- 情報処理能力
- 論理力
知識量
- 文法に関する知識
- 単語の知識
- イディオム・熟語・言い回しの知識
の量によって、東大英語が解けるかどうかがほとんど決まってくる。
試しに時間無制限で東大英語の過去問を解いてみて、高得点が取れなければ、そもそも知識不足である。
情報処理能力
たとえ時間無制限で東大英語で高得点を獲得できても、本番の英語の試験はかなり厳しい時間制限の中で戦う必要がある。
「時間無制限で高得点なのに、時間制限をつけると点数が下がる」という場合は、この処理能力が足りていないことになる。
同じ知識量であっても、狙った表現がすぐに出てくるか、少し遅れて出てくるか、といった違いが差をうむ。
逆に言えば、「大量の知識」を「素早く運用」することさえできれば、90/120点は取れるようになるだろう。
論理力
東大英語の一つの特徴として、受験生の論理力を問うて来る問題がある。
詳しくは後述するが、大問1、大問2、大問3は論理力がないと得点を取りこぼす結果になる。
論理力というのは、文章の論理構造を把握することにほかならない。どことどこが同列に扱われているのか、どこが筆者の主張なのか、などを把握するのはもちろんのこと、明確な論理構造を自分で組み立てることも必要になって来る。
論理力は東大受験を志すものにとって非常に大事になる能力であるが、それを効率的に伸ばすのはなかなか難しい。
論理的な思考を育むためには、英語の参考書を読むよりもむしろ、小論文対策の参考書などを参照した方がいいかもしれない。
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