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「クオリア状態の感覚、ですか?」

「あぁ。次百にゃ言葉を濁されたもんでなぁ、却って余計に気になってるんだよ」

「なるほどぅ!では、そんな内容でも私になら聞いてもいいと思ったわけですね?」

「いや……まあ……そうか、そうかもしれねえな。お前には貸しがあるし構わんだろ?って気持ちがあったかもしれない」

「つってもだな、無理にまで聞きたいってわけじゃあ……」

「いえ、私は構いませんよ?」

「……ああ、ただ、貸しを付けているのはあなたではなく私ですけどね?そこだけお忘れなく」

「はいはい、好きに言ってろ。それより早く本題に入ってくれ」

「もぉ、織田さんはほんとせっかちさんですね~~。」

「しかしこれ、独特の感覚なので口頭だけでは難しいというか。……なので今回は特別に同期してあげましょう!」

「同期?……お前一体何を……」

「所謂【魔性の瞳】ってやつですね。魅了恐怖だったり使い手によって性質は違いますけど、『何らかの感情や記憶を植え付けて身動きを封じる』という点はどれも同じです、勿論私のも。」

 

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