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ジャンル | ネットワーク3Dロボットアクション (MMOFPS) |
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対応機種 | Windows |
開発元 | メトロ |
発売元 | スクウェア・エニックス |
人数 | マルチプレイヤー |
メディア | ダウンロード パッケージ (CD-ROM) |
その他 | 専用コントローラー(パッケージ同梱) |
表・話・編・歴 |
JUNKMETAL(ジャンクメタル)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)が、メトロに委託して開発した MMOFPS(視点切り替えによって TPS 表示も可能)。2003年12月8日~2004年2月7日までクローズドβテストを、同年2月10日13時~4月5日13時までオープンβテストをそれぞれ実施した後、4月12日より正式サービスが開始された。2005年10月1日に全サービスを終了している。
実際には、仮想世界におけるキャラクターの生活というRPG的な側面も強く持っているため(戦闘は生活の一部分といった形で行われる)厳密なジャンル分けは難しく、「MMOFPSRPG」とでも言えるようなものとなっている。また、当時としては国内での生産数が少ないMMOというジャンルへの挑戦作品でありながら、従来のMMORPGが抱える退廃的なシステムに対して一石を投じるような仕様を採用していることや無言のコミュニケーションの存在などを理由に、本タイトルを絶賛するかつてのユーザーも少なくない。これらの評価の妥当性は今後のMMOアクション分野の開発と発展の結果次第だろう。
メカニックデザインまたはイラストレーターとして、横山宏、杉浦善夫、藤岡建機、木下ともたけを採用。グラフィックエンジンは Touchdown Entertainment社の Lithtech Jupiterエンジン、通信部分のミドルウェアとしてコミュニティーエンジン社のVCEを採用している。
プレイヤーは汎用作業機械であるジャンクメタルのパイロットとして仮想の惑星アルター8を生き抜く。時代の設定は惑星間移民が行われている未来世界。地球から移民してきた人類がアルター8を開拓し発展させていく過程を、一人のジャンクメタルパイロットとして仮想的に体験することとなる。
操作形態はメックウォーリアなどに代表される、いわゆるロボット物FPSタイプ。プレイヤーが人間を操作するFPSと違って旋回がキーボードに割り当てられている。そのためマウスは上半身の旋回及び照準に特化している。また、従来のレベル(もしくはそれに準ずるスキル)によるプレイ制限の厳しいMMORPG業界へ対して一石を投じる設計になっており、レベルの概念はあるもののそれが戦闘能力に直接繋がるわけではないのが特徴。そのため遊ぶ時間があまり取れない人でも楽しめるようになっている。
PvP(対人戦)を前面に押し出したゲームシステムとなっており、プレイヤーは二大勢力のどちらかに傭兵として所属、もしくはどちらにも所属しないフリーランスとして活動することになる。プレイヤーが搭乗するロボットであるジャンクメタルは各部パーツを組み合わせることで稼動し、そのためのパーツとして450種類の本体構成パーツと300種類の武器、3種類のOSと各OSに対応した250以上のソフトウェアが用意されている。ロボットのデザインにはクセがあり、現代の工業機械や作業用機械を発展させたような無骨なものとなっている。
地球という殻に閉じこもる人類が感じはじめた閉塞感…。それらを打開するためにアメリカ合衆国主導による『第2次宇宙開発』が行われた。これは宇宙開発を急激に推し進めることによって月や火星、小惑星群に眠る鉱物・燃料等の資源を確保し、将来的には宇宙へと人類を移住させ太陽系外へと生存圏を拡大させるというものであった。
しかし力を失いつつあった国家政府によるこの計画は頓挫し、その遺志は巨大な民間企業Planet of Fortune社(以下POF)に引き継がれることとなる。テラフォーミング技術とコールドスリープ技術の開発に成功したPOFは、これらを組み合わせて地球外惑星への移民を実行する。
テラフォーミング可能と判断された惑星に無人惑星開発機材を送り込み、惑星を人類が居住可能な環境へと改造する。そして目標となる惑星が十分に改造されたあと、コールドスリープ処理された人類を移住させるのである。
数十にも及ぶ太陽系外移民計画が実行され、その中のひとつにJUNKMETALの舞台となる惑星アルター8があった。
予測される太陽系内の資源枯渇と、人類の生存圏拡大という2つの問題を解決すべくPOF(厳密にはアメリカ合衆国を主導とする『第2次宇宙開発計画』賛同者たちも含む)が導き出したプロジェクト。
人類最後のフロンティアである宇宙をターゲットとし、人口過密問題や資源枯渇問題のみならず、大規模な宇宙事業を立ち上げることによって地球規模での雇用を創出し、経済的問題をも解決することを狙った。
POFによって実行された太陽系外移民計画のひとつ。数万人単位で開拓民を送り込み、アルター8を人類の居住星とする。将来的には同星系内の開発にも着手し、そこを足がかりに新たな移民星への進出が行われていく予定である。
他の惑星移住計画では無人惑星改造機が到達していなかったり、惑星の改造に失敗、または完了していなかったといったトラブルも多かったため、アルター8への入植は至極順調だったと言える。
JUNKMETALの舞台となる惑星。赤道直径は約4万キロ、海洋と大陸の比率は6:4、重力は1Gを少し超える程度であり、空気の組成も人類の生存・活動に適した割合になるようテラフォーミングされている。
暦は人類が降り立った時点から起算したアルター暦となっており、一日は28時間、一ヶ月は36日、一年は12ヶ月である。7つの大陸に分かれ、それぞれがテリトリーαからηと名付けられており、その中でもテリトリーγとηが極にあたる。現在はαの開拓に一通りの目処がつき、本格的なβ開拓へ向けて準備がすすめられている。
テラフォーミングに成功し、人類の宇宙進出への新たな橋頭堡となる予定のアルター8だったが、グールと呼ばれる謎の自律活動型ロボットの存在、そしてグールによる人々への攻撃や開拓事業の妨害などが原因で、計画は当初の予定通りには進んでいない。
地球を離れて新たな惑星へと進出するにあたり、POFの募集に応じた移住希望者たちがアルター8の主な住人となっている。
太陽系外移民計画があまりにも奇想天外な計画だったために、良くも悪くも普通の人はこの計画に乗らず、結果的に募集に応じた人の大半は地球社会に適合できなかった、または大きな不満を抱える人々であった。そのため、移住惑星の社会発展については少なからず疑問視されていた。また、そのような人ばかりではなくPOFの移住スタッフや惑星開拓に必要な機材を生産する企業のスタッフも同時に移住している。
アルター8への移住に向けてフォボス、ディモスの2隻の星間宇宙移民船が用いられた。両隻とも太陽系内の火星軌道上で建造され、先ずはディモスが出航し、その2年後にフォボスが出帆した。
移民船がアルター8軌道上に到達したあともグールが存在したために惑星には降下できず、今でも軌道上を周回している。現在では軌道上からアルター8の観測なども行っており、各企業がディモスやフォボスと連携した観測システムを用いてグールの発生や気候の変動などの監視を行っている。アルター8とは降下用のポッド、またはディモス・フォボスへの帰還用ポッドを使うことで行き来する。
惑星の開拓やグールからの護身、物資の運搬など多目的に使用されている汎用作業機械。ルーツは、アルター8軌道上に到達した軌道母艦ディモスから資源調査のために降り立ったPOFの惑星捜索隊・調査隊が、安全確保のために船外活動用ポッドを改造して作ったロボットである。
元来は惑星の調査・開拓を目的としたパーソナルな汎用作業機械であるが、アルター8ではグールに対抗するために兵器としての側面が強調され、現在では一部を除いて完全に戦闘兵器として製造されている。戦闘兵器として製造されてはいるもののその汎用性は高く、建設途中の街やトンネル、または資材置場や工事現場などでも作業用としてジャンクメタルは活躍している。ジャンクパイロットに憧れる若者では「ジャンクメタルに触れる」という理由だけでこうした職場を選ぶ者もいるほど。
各部パーツを組み合わせて稼動させるタイプのロボットであり、自由度、拡張性が非常に高い。
ハードウェア面ではレッグパーツ・コアパーツ・エンジンパーツ(以上がジャンクメタルを構成する基本となるパーツ)・カーゴパーツ・ヘッドパーツ・アームパーツ(左右にわかれており、それぞれに別々のアームパーツを装着することが可能)を基本として肩部・腕部・脚部にそれぞれオプションパーツを左右1つずつ、計6つ装着することが可能。アームパーツをマニピュレータータイプのものにすれば、上記の6つのオプションパーツに加えて手部にも2つのオプションパーツを装備することが可能である。
ソフトウェア面では、ジャンクメタルを駆動するオペレーティングシステムを基本として、各OSに対応したソフトウェアをインストールすることでさまざまな状況に対応できる。これら自由度の高い換装システムは、ゲーム的には『特定のジョブ(職業)に縛られず、"その時に自分のやりたいタイプの役割"でプレイできる』ことを意味している。
換装によるデメリット(レベルの低下や換装料の徴収)も全くないため、ゲームプレイの自由度を上げるのみならず、「自由奔放に活動するジャンク乗り」という本作の世界観を構築する上で大きな役割を担っている。
「Growth Hunter of Unidentified Legion」(GHOUL)の略で、人類がアルター8に移住したときにはすでに住み着いていた謎の自律活動型ロボット。
さまざまなタイプが存在し、それぞれがなんらかの生物を模した形態をしている。アルター8先史文明時代に成立したオーバーテクノロジーによる遺産だとも、テラフォーミング以前よりこの惑星に住み着いている機械生命体とも言われているが、正確なことは不明。行動原理も謎に包まれているが、人間とジャンクメタルを敵視していることだけは判っている。
惑星の地下深くにあるプラントにて製造もしくは改造されていると考えられており、破壊したジャンクメタルのパーツを持ち帰って自らを改造・進化して現れることもある。時には異形や不良品が生まれることもあり、また反対に出来のいいグールが生まれることもある。
ゲーム的には他ゲーム作品におけるMob(Moving Object:モンスターなど)である。グールとの戦闘を繰り返すことによってジャンクメタルに搭載されたコンピューターが徐々に最適化されていき、レベルアップという形でゲームに反映される。
ジャンクメタルに乗って何らかの仕事をこなすパイロットのこと。
一般にはゴロツキ、チンピラ、無法者と同じように見られており、また実際にそのような者も少なくないため、見下されていることが多い。しかしグールに襲撃された人々を救うのもまたジャンク乗りであるため、一部の人からは一目置かれる存在である。また今では民間人となっている人々の中にも元ジャンク乗りは少なからずおり、ジャンク乗りを辞めた理由等を聞くことができる。ジャンク乗りに憧れてジャンクメタルを買うための資金を稼ぐ、希望にあふれた若者も増えている。
ジャンク乗りは自分の身を危険に晒す代わりに多額の金を稼ぐことができるため、金が必要な人(身内の入院費用が必要な者や多額の借金を抱えた者など)がなることもある。この場合、特に金が稼げるノーザンフォートに行くことが多いようである。
アルター8に移民した人口は当初120万人。グールの存在という厄介事はあったものの、現在では開拓が進んでいることもあり順調に人口を増やしている。
通貨単位はsolという独自のものが使われている。
食料や日用品など、生活するうえで必要とされているものは全てプラントで生産されている。各プラントが惑星開拓のため、またより良い生活を追求して切磋琢磨しているため、最近は肉の品質の向上、野菜の劇的な値下げ、はてはジャンクメタルの著しい性能向上など、近年のアルター8の生活水準の向上はめざましい。
また機械を駆動するための動力はほとんどが水素エンジンである。アルター8では化石燃料が出ないため、水から生成した水素を使ったエンジンを主に使っている。ウェスタンオアシスやノーザンフォートなど、電力の供給が安定して行える街では電気も使用されていると推定される。多様なエネルギー源の確保はアルター8における目下の悩みの一つであり、微生物を使って化石燃料を作るなどの研究も行われている。
アルター8に国家は存在しない。その代わりに超企業体ともいえるPlanet of Fortune社、無限大公社の2社によって統制されている。
Planet of Fortune(POF)[]惑星の開発およびそれらに付随する業務を取り仕切る一大コングロマリット。現在のところ比肩するもののない巨大な企業である。
元々は農業用プラントの製造を主業務としていたが、後に開拓惑星でのプラントの設置や運用を行うようになった。そして惑星の開発が認可制となったのを契機に、現在のような開拓事業に参入した。惑星開発、プラント建設、ジャンク開発を主幹業務としながら、他分野への進出も積極的に行っている。
惑星開発に関する全ての面を独自にカバーできる企業は今のところPOFだけであり、そのため惑星開発部門が企業の中枢となり他部門の活動方針などを決定している。中央集権的なシステムを徹底しているため一部のエリートが企業を掌握しており、その保守的で小回りのきかない企業風土を批判されることも少なくない。
「汎用作業機械」技術を応用した歩行機械の開発に成功し、これらと宇宙空間での活動用ポッドを組み合わせてジャンクメタルを開発する。
POF社製のジャンクメタルパーツは汎用性を非常に重視しているのが特徴。その設計思想からひとつの作業に特化させるのは不向きというデメリットもあるが、バランスの良いPOF社製パーツは広く支持を集めている。対グール政策を積極的に推し進めており、無限大公社と共に惑星を統制する立場から、街の外へ出るときにはジャンクメタルに搭乗することを義務付けるなどの政策を行っている。西欧的で洗練されたイメージ、そして白と水色を基調とした爽やかな配色のシンボルマークからゲーム的には正義の味方といった雰囲気を醸し出している。
POFグループの企業[]元々はPOF社傘下企業であり、無限大インダストリーという社名であった。惑星開発が莫大な利益を生むことを見てとった無限大インダストリー社社主ドゥ・ウェイアンが独立を宣言、惑星開発に参入したのが無限大公社の始まりである。惑星開発業務を進めるにあたって新都市設計&開発会社、警備保障会社、情報通信社、その他の企業が合併し、無限大公社として新たに始動されることになった。
成り立ちからしてさまざまな企業の連合体であるため統率に欠ける部分はあるものの、合併前の関連企業や人脈から各方面へのルートがあるため、新情報、新技術に明るい。また新しい分野や商法などを積極的に取り入れる貪欲さを持ち、巨大ながらもベンチャー精神あふれる企業である。金儲け第一主義的なイメージが強いが、旧来のものはPOFに握られているために金を原動力としてでも各部門を奮起させているという面がある。
ジャンクメタルの開発では新素材、新技術を投入したパーツ開発に長けており、他社のメインフレームに自社のパーツを組み合わせて高性能化させるのを主流としている。アジア的で無骨なイメージ、茶色や赤、黄土色や抹茶色などを配色した怪しげなシンボルマークからゲーム的には悪役と言った雰囲気を醸し出している。
無限大公社協賛の企業[]元々は地上に都市を建造していたが、地上都市プロメキアIがグールの襲撃にあって壊滅したため(プロメキア大戦)、現在では人類の居住地区はほとんどが地下都市へと遷移している。そして地上へ出るためにはグールに対する防衛策としてジャンクメタルに搭乗することを義務付けられているため、民間人は地上に出る機会がほとんどないのが実情である。結果として人々の生活は地下都市中心、場合によってはそこで全てが完結してしまうというライフスタイルになってしまっている。
グールからの防衛という意味合いの強かった地下都市遷移であったが、テラフォーミングでも改善が難しい冬の気候をしのぐという副次的なメリットもあった。
階層構造になっており、第一階層と第二階層に分かれている。
第一階層は都市部と外部をつなぐ玄関部分であり、ジャンクメタルなどを置くガレージもここにある。空気が悪いため作業員以外の民間人が出入りすることはほとんどない。
第二階層は都市部となっており、広大な空間に街がまるまる一つ入っている。人々はここで生活を営み、商業活動や生産活動などもほとんどがここで行われている。条令によってジャンクメタルに搭乗しなければ街の外へは出られないため、この区画で一生を終える人も少なくない。
主なものはプロメキアIII・プロメキアII・シンヤマト・ウェスタンオアシス・ノースフロンティア・サウザンポート・ノーザンフォート、の7つ。他にも小規模な都市がいくつかあり、古い時代に建造されたものにはまだ地上に残っている都市もあるようである。
新たに都市を建設しても建設途中にグールに襲われて壊滅することが多く、完成まで至るのはごく一部の都市だけである。
プロメキアIII[]アルター8に人類が最初に降り立った場所で、現在では首都となっている街。建設はPOF社主導で行われた。ナンバリングはIIIとなっているがアルター8で最も古い都市である。
現在では惑星の開拓はすべてここを中心にして行われており、またPOF社、無限大公社の本社があることから、政治、文化、工業、商業や企業活動の中心でもある。首都ということもあり、さまざまな人種が集まり、活気にあふれている。POF社の影響力が非常に強い街であり、無限大公社は本社があるにも関わらずこの都市では影の薄い存在となっている。中央の凱旋門を模したタワーがシンボル。
開拓が進んでいるため周辺のグールは小型で脅威の少ないものが多いが、プロメキアIIとの交通ルートとなっているエボス山脈は奥地がいまだ開拓しきれておらず、ここには中型・大型のグールも出現する。
接続エリア惑星開拓に関わる技術やジャンクメタルの研究開発など、各種の技術開発や研究が盛んに行われている学術研究都市。建設の主導はPOF社。POF社と無限大公社の大規模研究施設があり、両社は競うように先端技術を追求している。新技術を使ったものが発売されるときは、まずはプロメキアIIから売られはじめることが多い。
学術研究というジャンク乗りとは無縁の分野が発達している都市ではあるが、研究者は研究のサンプルの調達などにジャンク乗りを利用することが多いため、ここでもジャンクメタルパイロットの需要は少なくない。一見すると惑星開発に必要な技術を開発し人類の発展に寄与しているように見える都市ではあるが、グールの研究などの不気味な実験もなされていると言われ、黒い噂が絶えない街でもある。名物は中央広場にそそり立つ巨大なシャフト。
この街は娯楽が極端に少なく、気を紛らわせるためか住人は恋愛の話をすることが多い。プロメキアIIIとは距離的に近いが間には峻険なエボス山脈が聳え立っているため、交通の便はあまりよくない。
接続エリア無限大公社主導で建設された都市。しかし無限大公社による開発スケジュールは遅れに遅れ、結果的に民間の人々が廃材などを使って勝手に街の形態を作り上げてしまったいわくつきの都市である。
狭く薄暗い路地も多数あり、また街成立の背景から、怪しげな歓楽街、危険なスラム街ができあがった。そのため治安は非常に悪いが、裏社会独特の妙な活気にあふれており、ここを根城にするジャンク乗りや商人は少なくない。正規流通品ではない変わった物品が売買されていることがあり、ここでしか手に入らないものも多数存在する。
アルター8の暗黒街といった感じの場所であるためグールの襲撃で孤児になった人間などが集まる傾向にある。商人にとってはこの街で成功することは一種の勲章であり、交易の街であるサウザンポートにおいてもシンヤマト出身者は一目置かれているようである。
モデルとなった都市は九龍城砦と思われる。
接続エリア砂漠の中にあるオアシスのような存在の街。無限大公社主導で建設された。周囲の厳しい自然、またグールの頻繁な来襲という危険な環境ではあるものの、それらの危険地帯を潜り抜けてきた人々に安らぎを与える場として人気の高い都市である。
商業が非常に盛んで特にメインストリートには数多くのショップが並んでおり、特定のパーツや武器に特化した豊富な品揃えが特徴。無限大公社の影響力が非常に強い街であり、この街の社屋は単なる支社であるにも関わらず、事実上の本拠地となっている。
水源の確保や電力の供給を目的とする巨大なダムが建設されておりエネルギー問題に余裕を持った街設計となっているが、無限大公社が主導して建設された街でありながらダムの建設はPOF社が行っており、両社の技術力や規模の差が伺える。
接続エリア北方開拓に乗り出した人類の足がかりとなっている都市であり、更なる開拓を進める人類にとっての希望の街。未だ建設途中であり、街の中では巨大なシールドマシンが都市の規模を広げるべく地下を掘りつづけている。
周辺は大型のグールが出没し決して安全とはいえないものの、ノーザンフォートほど危険ではなく開拓が順調に進んでいることを伺わせる。周囲の豊かな自然に魅せられた者も多く、また愛着を持って開拓を進める人が多いのも特徴で、住人は総じて希望にあふれている。
接続エリア交易の街。アルター8で最南に位置する都市であり地図上の位置では辺境であるが、陸路・水路を駆使した中方地域との交通、北方地域との直通トンネルを開通させることによってアルター8中との行き来を容易にし、商業の街として栄えている。
正規品であればどんなものでも手に入ると言われるほど活発な街ではあるが、アルター8中から人が来るために物騒な街でもある。そのためそこかしこに警備員が立っている。この街においては商工会が大きな影響力をもっており、彼らによって数多くのジャンク乗りが雇われ、来襲するグールから街を守っている。
周辺の地形は海岸や荒野、はては山岳地帯までさまざまなものがあるため、あらゆるパターンのグールが存在している。そしてそれら全てがサウザンポートを狙っているため、ジャンク乗りによる排除というアナクロな方法ではあるが街の防衛には非常に力をいれている。
接続エリアアルター8最北の街。テリトリーβに存在する唯一の都市であり、テリトリーβ開拓の橋頭堡。アルター8開拓、また対グールの最前線基地として建造された要塞都市である。
周囲には強力なグールが多数出没するため、厳重な対グール警戒システムが張り巡らされている。その策敵能力は、日中なら早期警戒用光学センサー網によって数十キロ先のグールの移動をも感知できるほど。厳しい自然環境やグールの襲撃から人類の最前線基地であるこの都市を守るために市民には多くの行動制限を課しているが、あまりにも辺境で企業の監視が行き届かないために市民はそれらの規則を守らないことも多い。
人類のアルター8開拓の最北地点であり、周囲には豊富な埋蔵資源があることから、資源採掘基地としての役割も持つ。そのため食品や生活用品などの物品は企業がかなりの額を負担しており、物価が安いため金があまりなくても生活することができる。街が巨大な要塞であるためにそれらを稼動するための巨大な発電所が建造され、ノーザンフォートの名物となっている。
周辺は凶悪なグールが多く、グールに対抗するための防衛策として、また周辺地域の研究を進める研究者や資源発掘隊の護衛として、膨大な数のジャンク乗りが必要なため、常に高額の報酬で募集をかけている。周囲は雪原で覆われているために、ここで活動するジャンク乗りはジャンクメタルを白く塗装(雪原迷彩)することが多い。
接続エリアかつて地上に建設され、繁栄した巨大都市。アルター暦80年に実行された大規模グール掃討作戦で人類が大敗し、その時にグールに襲撃されて壊滅した。現在ではプロメキアI跡地は砂塵に帰し、ドライエッグ砂漠と呼ばれている。
グールによって大都市が丸々1個破壊されたこの戦をプロメキア大戦といい、この事件後に人類の居住地区は地下都市へと急激に遷移していくこととなる。プロメキア大戦はアルター8開拓における最大の事件であったにも関わらず未だに謎の部分が多い。そのため調査をしている研究者は多いが、跡地にはシアトリコールと呼ばれる人型グールが大量に徘徊しているために近づくことができない状況にあった。
遅々として進まないプロメキア大戦の調査であったが、民間調査団オーナーのエドワード・ブルワーによって大規模なシアトリコール掃討作戦が実行され、現在では周囲の脅威を取り除くことに成功している。
アルター8には、都市とは別にエリアと呼ばれるフィールドが存在している。都市と都市の間はこのエリアで繋がっており、ジャンクメタルに搭乗して移動することになる。
各エリアは草原や海岸などの地名がついており、区別される。このエリアにはグールが生息しており、グールはプレイヤーのジャンクメタルを攻撃してくる。都市内では発砲を禁じられているジャンクメタルだが、エリアでは自由に発砲することが可能であり、グールを倒すことによって収入を得たりPvPおよびPKといった対人戦が展開できる。
アレス湖を取り囲む険しい山岳地帯が印象的なエリアである。アレス湖中央の湖島を中継して南北がいくつかの橋で接続されている。北のノースフロンティアからスーラ高原、シノク草原へ移動することが可能であることから交通上の要衝となっている。また、ノースフロンティア、プロメキアⅢ、シンヤマトの3都市の支配率に影響するため、戦略上の要衝でもある。そのため、POFと無限大公社がたびたび大規模な武力衝突を繰り返してきた。
開発途上であり、グールは比較的大型。アレス湖にはトビウオが棲息している。
新型ホバーパーツの運用テストが行われていることがあり、それを察知した対立企業による妨害や破壊工作などが行われている。
ゼキショウ草原[]プロメキアⅡとウェスタンオアシスを結ぶ広大な平野がエリアとなっている。大型グールの巣などが発見されることもあるようだが、駆除ミッションの配信などによる努力の結果か、普段は小型から中型のグールが見受けられる程度である。比較的開発の進んでいるエリアである。
ヴァストネス平原と非常に良く似ているが、やや起伏に富んだ地形をしている。大規模な戦線が生成しやすい平坦な中央部を丘陵地帯が囲むような地形をしている。このような地形的要因に加え、プロメキアⅡからウェスタンオアシスへ至る交通の要衝であることから、アルター8における最激戦区であるといえる。
アルター8崩壊時には大多数のジャンク乗りがゼキショウ草原へ出撃していた・・・。
ベルギュダック山嶺[]ヴァストネス平原とゼキショウ草原を分断する広大な山岳地帯がエリアとなっている。開拓初期からの交通の要衝であり、無限大公社とPOFの調査チームが初めて武力衝突を起こした場所として知られる。起伏に富んだ複雑な地形は立体的な迷路を思わせる。
両企業とも当エリアの開発に力を注いでおり、グールおよび敵対企業所属機の掃討ミッションが常時配信されている。また、プロメキアⅡで孤立した部隊がプロメキアⅢへ撤退する際にしばしば当エリアからヴァストネス平原へ抜けることがある。
ヴァストネス平原[]プロメキアⅢとシンヤマトをつなぐ広大な平原がエリアとなっている。ところどころに岩山があり、戦術上の攻略ポイントとなる。また東はロンバガーノン亜針葉樹林、西はベルギュタック山嶺に接続している。
惑星首都プロメキアⅢに隣接することから、開発が進んでいる。そのためグールは比較的小型のものが中心である。
広大かつ平坦を特徴とする地形から、バランスの取れた戦線を形成しやすい上、各都市からの接続も良いため、小競り合いから大規模戦へと発展するケースが見られる。
シノク草原[]丘陵地帯が南北を縦断し、東部は砂浜海岸、西部は小さな草原地帯となっている。丘によって細かいエリアに分断されており、グール狩りと企業戦がごっちゃになることもある。シンヤマトとプロメキアⅢを結ぶルートは高い崖に挟まれた緩やかな丘陵部を抜ける道しかない。
また、北部へアクセス可能なルートとしては、最もグールが小型であり、安全面から重宝される。アレス湖の南東部へとつながっているが、そこからノースフロンティアまでのルートも比較的安全である。
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