メイプル超連邦

メイプル超連邦(Super Federation of Maple)はノウンスペースエンドリム北部の恒星系間国家。

概要[]

メイプル超連邦はノウンスペースエンドリム北部のカネダ星系を中心とする恒星系間連邦国家。各州星系はダイコニア帝国統治期に開拓された新興植民星系であり、連邦政府はダイコニア帝国の植民地時代の旧総督府から発足した。

帝国統治期に開拓された新興植民星系だった事から各惑星の環境はそれほど居住適正に優れておらず寒冷気候の地球型惑星が多い。また、構成する星系と惑星の数に対して人口は少ない。

連邦内には居住適正を持つ惑星の存在する恒星系による10の州と居住適正の無い惑星しか存在せず人口は少ないが居住者がいる恒星系による3つの準州、州以上の自治権を持つ1つの自治区（アクィラ自治区）が存在する。

歴史[]

メイプル超連邦は各州星系はダイコニア帝国統治期に開拓された新興植民星系であり、後のUSUの中心州星系となるダイコン銀河独立戦争に協力しなかった親恒星連邦派惑星群と異なり帝国から冷遇されていなかった。むしろ、帝国が植民地の開発に積極的であった事から住民は恩恵を受けており従順だった。そのために親恒星連邦派に対する監視目的で軍事施設や軍が置かれていた。

帝国の崩壊後、各地で新興勢力の勃興や市民革命、無秩序化による暴動などの混乱が起きた事を受けてカネダ星系の植民地総督府を中心に旧帝国植民地間で協力して自治に努める体制が作られた。混乱期の中頃にはノウンスペース西部でかつての親恒星連邦派の系譜を継ぐ市民らによって旧帝国系勢力や旧帝国軍の駆逐が強まりUSUが形成されていった。この一連の動きで行き場を失った旧帝国系勢力が殺到し、各地に混乱がもたらされた。総督府は協力的な旧帝国系勢力や旧帝国軍の一部を取り入れて自治能力を強化し混乱を収めた。

混乱期の後期にUSUが正式に発足した事や帝国の復興の兆しが無い事、旧帝国軍閥系のレムナントが旧帝国に対して好意的で抵抗が少ない事から略奪を繰り返し問題となった事などから国家として正式に独立を宣言した。これによって新たな憲法が制定され、司法機関や警察、軍などを正式に立ち上げ諸問題の解決にあたった。

USUとは歴史や旧帝国に対する姿勢などが大きく異る為に小規模な衝突や問題が続いていたが、連邦という一つの独立国家となった事を契機に、既に帝国が存在せず新たな統治が必要な事から互いの存在を認めて友好的な関係を築く事の必要性を認めて相互不可侵条約を締結した。これ以降は二国間の貿易が盛んになって経済的な依存度が高まり様々な条約が締結された。一方で親旧帝国派住民の多くが圧倒的に巨大なUSUに経済や文化から吸収される事を恐れて国際的な独立性を維持する事を強く求めるようになった。

大戦が勃発し、各地で戦争が続くと連邦政府は軍事的脅威に対抗する為にUSUと防衛体制の結びつきを強化した。

経済[]

メイプル超連邦の主要な産業は鉱業と林業である。鉱業では多くの天然鉱物が鉱山で採取され精錬施設で精錬されUSUに輸出されている。林業では各地の地球型惑星の森林が伐採され木材が生産されている。人口が少なく土地が広い為、農地が確保しやすいことから農業も盛んであり多くの食料が作られている。大戦期にはUSUの軍需製品の生産を引き受けた事から製造業が急激に拡大している。

名産品はカネディアンオオサトウカエデの樹液で作られるゴールデンアンバーシロップである。国民的な食品であり様々な料理にも使われ、国名の由来にもなった。

軍事[]

メイプル超連邦軍はかつての帝国植民地軍と国内の帝国軍残党勢力を統合して誕生した。人口の少なさから規模は大きくないもののUSUとの協力関係もあり広い自国の保有領域の監視を実現している。

装備[]

かつての装備はほとんどが旧帝国兵器かそれの改良型だった。USUとの関係改善以降はUSUからの輸入品もしくはライセンスを得て国内で生産したものであり独自開発されたものは少ない。

• MBT4A5 レム巡航戦車

• MBT4A1(G) グリズリン巡航戦車
• エクストン自走加流電子砲

Behind the scenes[]

カナダ。

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