テック

テックとは多環境汎用作業機械の総称である。ダイコン銀河内で独自に発展した多環境汎用作業機械の規格の一種であり、テックという概念が考案されて以降はあらゆる分野の作業機械を取り込み拡大し、規格から概念へと変遷している。

定義[]

　テックとは元々操縦装置及び制御機関、生命維持装置等のコアコンポーネント(主要構成構造部分)を共有する1人もしくは数人が搭乗し運用する作業機械を指す言葉である。故にその特徴は共有するコアコンポーネント部からの派生型や発展型を開発できる高い拡張性と発展性を備え、部品の共有による高い整備性と生産性を持つ。また共有する操縦装置を用いる為に搭乗者は操縦法を習得しやすい。

テック[]

　ダイコン銀河においてテックは宇宙服と宇宙船の合間に位置する作業機械であり宇宙生活者や宇宙労働者にとって必要不可欠なものとなっている。また軍事やスポーツなどにも使われる事からその存在は他の作業機械以上に身近なものとなっている。現にノウンスペースではテックの価格は一般的に自動車と同程度であり、更に中古となれば冷蔵庫よりも安く入手が可能となっている。

歴史[]

　本来テックの目的は簡単な部品交換や装備の変更であらゆる環境の空間と惑星で可動状態にでき、人間の手先と同程度の細かい作業から土木機械並みの頑丈さと力仕事が可能であり、生産性と整備のしやすさを追求した単純な外装を持つ廉価な小型機械として考案され、宇宙・水中・地上などの環境での動作に必要な最低限のコンポーネントを積み込み、さらに現場に合わせた改造がしやすいように開発されている。これはダイコニア帝国成立以前の独立戦争以前に独立運動を進める為、秘密裏に考えられたものである。万能な多環境汎用作業機械であるテックを一般向けに製造・販売し、普及させた後に独立戦争時には徴用し、即座に戦闘用に改造して軍事力とすることを目的としていた。

　後に戦闘用テックと作業用テックはそれぞれCT(コンバットテック)とWT(ワークテック)に分離したものの両者共に基本構造に大きな差が無い為にWTを改造してCTとして使う事は日常茶飯事である。逆に軍が旧式化の為に放出した旧式CTが武装を搭載したままで民間企業の元で建設作業などに従事している事も珍しくない。

あくまでテックは作業機械用の構造共有規格であり、当初は輸送機械にテックのコアコンポーネントを共有させる事は考えられなかった。しかし、テックという1つの規格が確立して以降はテックの規格コアコンポーネント共有による生産性や整備性の向上等のメリットから自動車や鉄道、大型水上艦船および宇宙船などの輸送機械にも急速にテックのコアコンポーネントや共有構造規格が採用されている。

偽テックフェック[]

テックの基準となる共有コアコンポーネント規格を採用していないのにも関わらずテックと名乗るものもあり、偽テックは汎用性と拡張性を持つ設計や様々な環境下での動作が考えられていないものが大多数である。こういった偽テックを俗にフェイクとテックをひっかけて”フェック”と称する事が広まっている。

Behind the scenes[]

メック、メックウォーリアー、バトルメック。ガンダムやボトムズなどなど。

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