ママチャリオット級地上戦艦

ママチャリオット級地上戦艦(Mama-chariot class Land-battle-wagon)はダイコニア帝国の陸上戦艦。

概要[]

ママチャリオット級はダイコニア帝国の惑星上の移動指令所として設計された陸上戦艦である。帝国内の多数の発展の乏しい惑星に基地を建設する事が負担になる事から簡易的な基地として機能する運搬可能な陸上拠点が求められた事を受けて開発された。惑星上の帝国軍陸上拠点としての機能を優先した事から非常に大型で多機能なものとなり結果として運搬には専用の大型輸送船が必要になっている。

移動拠点であるママチャリオット級は広域通信設備を持ち星間通信も可能な優れた通信指揮機能を備えている。船体には巨大な格納庫があり地上部隊を収納できる他、乗員を超える数の兵員が利用可能な居住施設や長距離宇宙船並の簡易的な食料生産機能も備えていた。高機能であるがあくまで移動指令所であり戦闘用ではないため武装は対空機関砲や長距離支援攻撃と小型衛星等の打ち上げ用ロケットを兼ねる垂直ミサイル発射管のみで火砲の類は標準で装備しておらず直接戦闘を想定した装甲を持たないため防御力も乏しかった。そのため周辺に展開する地上部隊がその護衛を努めた。

帝国崩壊を受けてママチャリオット級が配備されている帝国の影響力や軍事力の乏しい惑星の支配体制の維持ができなくなり旧帝国勢力は宇宙へと去り多くのママチャリオット級は装備もそのまま打ち捨てられた。そのため崩壊後にはほとんどが各勢力の手に無傷で渡っており旧帝国系勢力が保有する数は非常に少なかった。大戦期にも地方勢力で運用され続けていたが旧式化し元々戦闘用ではない事から多くが失われている。

関連項目[]

• ペロブス級陸上戦艦輸送艦
• クワドリガワ級巡走艦

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