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ハルシオン級超弩級宇宙戦艦(Halcyon class Super Star-Dreadnought)はUSU軍の保有する超弩級宇宙戦艦。恒星連邦のファルシオン級宇宙戦艦をマクドナルド・サンダース・ヘヴィ・インダストリィ社が総力を挙げて再現した宇宙船である。
目次
概要[]
ハルシオン級はUSU軍が保有する超弩級宇宙戦艦の1つであり、恒星連邦のファルシオン級宇宙戦艦に関する様々な情報と要塞化されたファルシオン級の残骸から得た情報を元にしてマクドナルド・サンダース・ヘヴィ・インダストリィ社がノウンスペース内の技術で再現した宇宙船である。元のファルシオン級に対して大幅に小型化されており外見上はスケールダウンされただけに近い。実際にはファルシオン級がバンドテクノロジーで作られており再現できる部分が少なくノウンスペース内での超弩級宇宙戦艦の大きさに合わせ、外見をファルシオン級に似せた別の宇宙船である。とはいえ単なる見かけ倒しではなくその性能はノウンスペースの超弩級宇宙戦艦としても十分に優れたものとなっている。
性能[]
ハルシオン級はファルシオン級の外見と部分的な内部構造を模倣しており設計思想も原型に準じている。
武装[]
主砲と副砲には多連装エネルギーボルト砲（高圧縮パットン光弾砲）を装備し、第三砲にはエネルギービーム砲（フォイザー砲）を装備している。第三砲は軽宇宙船への攻撃用であり死角の無いように艦の全体に配置されている。また近接戦闘に備えた電磁投射砲砲列もあり極めて火力の高い。また宇宙魚雷発射管とミサイル発射管も多数装備している。
防御[]
エネルギーシールドは10種類30重であり、更に装甲も8重となっている。使用されている装甲には液体装甲やジェル装甲、エネルギー分散型装甲などがあり1種類の火砲ではすべての装甲を貫く事はほぼ出来ない。
主機および推進器[]
反物質ロータリーエンジンと常温核遊動炉を主機関として搭載している。補助機関や予備機関もあり非常時には稼働する事ができる。あくまで非常時用の予備機関であるためすべての機関を同時に使用すると燃料が保たない上に動力伝達機関の許容値を超えるエネルギーとなり故障を起こす可能性が高い。推進器は主推進器が16基あり方向転換などの機動制御を補助推進装置なしでも行える仕様となっている。
通信装置及び探信儀[]
通信装備は電子戦艦級のものを使用しているほか通信妨害や通信撹乱などが可能な設備も持つ。探信儀は複数の方式のものを多数装備している。探信範囲は先行アウトレンジ攻撃を行えるように非常に広くなっている。
派生型[]
大型艦であり比較的拡張性を持つ設計であったことから派生型が幾つか存在している。一方で運用コストの高さもあり実際に建造された派生型は少ない。
改ハルシオン級超弩級宇宙戦艦[]
改ハルシオン級超弩級宇宙戦艦(Halcyon refit class SSD)はハルシオン級の改良型。大戦期後期の戦闘艦艇の性能向上に合わせて装備が一新されている。外見も変わり部分的にUSUの艦艇らしい円筒や円盤型形状がある。アルシオン級超弩級高速宇宙戦艦[]
アルシオン級超弩級高速宇宙戦艦(Alcyon Fast Super Star-Dreadnought)はハルシオン級の高速型。即応戦力化を目的とした改修が施され推進機関に関する部分が一新されている。推進機関やハイパースキップドライブはより高性能な物が搭載されている。単艦で即座に迎撃戦闘を行い味方艦隊の到着までに足止めするという設計思想に従っている。新規造船はなく既存のハルシオン級が改装された。本級の有用性は認められたが運用にかかる負担が大きい為に艦数は極めて少ない。プロシオン級戦略ミサイル母艦[]
プロシオン級戦略ミサイル母艦(Plocyon class Strategic Missile mother ship)はハルシオン級の前線戦闘装備を廃して宇宙魚雷とミサイルを中心とした長距離攻撃装備と補給艦としての作業用装備、格納空間の増設を施した後方支援型。著名艦[]
ハルシオン級は建造数が少ないものの重大な局面に集中して投入されており歴史的な戦闘に参加した艦が多い。
ハルシオン[]
ハルシオン(USSS Halcyon)はハルシオン級の一番艦でありネームシップである。USU宇宙航空艦隊群の観艦式において多数の同型艦とともに初めて公にされた。大戦中に大きな損害を被ったが廃艦にはなっていない。なおモルトベンネ会戦にて大破し破棄されたが後に回収され修復を受けて再度運用された。その後は何度も重大な局面での戦闘に参加、大戦の集結まで沈むことなく戦い抜いている。ミューシオン[]
ミューシオン(USSS Mewcyon)は大戦中に建造されたハルシオン級の1隻である。ウルクルスの戦いにて大破し搭乗員の多くを失い修復のめども立たず再配備ができず廃艦となった。後に回収され宇宙ステーションの基礎部分として再利用されている。エルシオン[]
エルシオン(USSS Ercyon)は大戦中にアルシオン級に改修されたハルシオン級の1隻である。アンダルシア強奪戦に参加しUSSSRの即応艦隊と交戦、大型宇宙船を含む31隻を撃破しアンダルシアを護送した。惑星カンラビにてUSSSRのアンダルシア追撃艦隊の足止めの為に決死戦を行い大破、後に撃沈認定された。特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。