カラビナ戦争

ページ名:カラビナ戦争

カラビナ戦争はカル星系第3惑星カラブの第12衛星カラビナにて勃発した戦争。カラビナ政府及びカラブ・リソース・サービス社とカラビナ市民同盟の間で発生した。当初は内戦や紛争と称されていたがカラビヌス人民共和国がLCKを支援し戦争となった。

目次

概要[]

 カラビナ戦争はカル星系第3惑星カラブの第12衛星カラビナにて勃発した戦争である。当初は第12衛星カラビナを領有するカラビナ共和国政府とカラビナ共和国内の反政府武装組織カラビナ市民同盟の間によって起きた内戦であったが第14衛星のカラビヌス人民共和国がカラビナ市民同盟を支援したことから国家間戦争及び星間戦争となった。

参加勢力[]

カラビナ戦争にはカラビナとカラビンの外部の勢力も参加している。

カラビナ共和国[]

 カル星系第3惑星カラブの第12衛星カラビナを統治する小国家。カラビナ共和国政府は警察とカラビナ自治軍を有しておりこれらによって市民同盟の解体を行ったがほとんど違法とも言える強行だったため両組織から集団退職やボイコットが起きている。それでも戦力及び兵員は多くカラビヌス共和国軍と比較しても優位性を保っている。

カラブ・リソース・サービス[]

カラビナ共和国を実効支配している大企業。通称KRS。武装組織や災害に対向するための民間軍事組織カラビナ・リソース・ガード・サービスを保有しており、これらを自治軍と共に実戦に投入している。なおKRGSのほとんどは傭兵によって構成されている。

カラビナ市民同盟[]

旧カラビナ共和国の政党。通称LCK。一時期テロルを行った経験があるが全面的な武装蜂起に至ったのはカラビナ警察とカラビナ軍からの離脱者の合流後である。支持基盤は強いが戦力では劣っている。

カラビナ離脱都市[]

カラビナ共和国及びKRS社に対して不信を抱き離脱宣言を出したカラビナ共和国内の都市群。17都市が離脱宣言をし自治軍によって制圧された。後にLCKによって開放され支持基盤となった。カラビヌス人民共和国への編入は拒絶している。

カラビヌス人民共和国[]

第14衛星カラビヌスを統治する小国家。KRSがカラビヌスまで拡大してきた事からLCKを支援し反KRSの姿勢を表明し戦争状態となった。反KRS宣言の背景にはKRSとライバル関係にある国内の資源回収業者や環境維持整備業社の意向が反映されたものでありLCKや国民とは若干の齟齬が生じている。

USU[]

 USUは非正規戦闘の戦闘経験のあるパイロットの育成のために秘密裏に傭兵に偽証した兵員をLCKに派遣している。また、非正規武装勢力への対処経験をのために若い士官をカラビナ共和国に派遣している。自治軍が劣勢になってからは派遣士官を帰還させLCKとカラビヌス人民共和国に経済支援を確約して関係を修復している。

USSSR[]

 USSSRはコスモ共産主義勢力支援の為にカラビヌス人民共和国へ常に兵員を派遣している。USUの動向もありUSUより強い国際関係を構築するために戦争終結の仲介を率先して行った。戦後復興にも協力したがUSUほどの大規模な支援が出来なかった事もありUSUよりも親密な国際関係には達せられなかった。

各勢力の戦争参加者はカラビナ戦争に関わる人物の一覧を参照。

戦争の背景と経緯[]

カラブリソースサービスによる実効支配[]

元々カラビナ共和国内の一政党だったカラビナ市民同盟はカラブの大気中からの資源採集と資源変換を行うカラブ・リソース・サービス社によるカラビナの環境維持の掌握によるカラビナ政府の実効支配に対し批判を行っていたが政府から政党解散命令と活動の強制停止を受け武装闘争へと至っている。この後もデモ活動などが行われたが警察による強制調査や予備検束などを受け活動はより過激となりテロルへと移行した。

戦争の経過[]

 カラビナ戦争はカラビナ市民同盟のテロルの開始とカラビナ共和国の降伏までの数年間続いたが非正規戦闘であると事や降伏後にKRS社施設の破壊が行われたこともあり厳密な戦争期間は不明となっている。

17都市離脱宣言[]

LCKによるテロルの発生後にカラビナ共和国は厳戒令を出しLCK関係者をテロリストとして捜査したが、この際にLCKの穏健派や政党時代のLCK関係者やその家族まで強引な捜査で起訴された事、テロルの一部が自作自演である可能性が高い事からカラビナ共和国内の29都市が共和国議会に過剰なテロ対策やそれに乗じた不当な予防検束を批判し、慎重な対応を求めた。一方でLCK内でもテロルを止め政党復帰を求める声もあり歩み寄りが水面下で行われていたが共和国議会は29都市の要請に応じずLCKの政党復帰も否定しテロリストの徹底的な排除を掲げた。この結果29都市の内の17都市が共和国離脱宣言を行いLCKを政治組織として関係者を議会に復帰させた。共和国はこの事態を受け17都市の軍事力を伴う特別治安維持活動の実施を宣言し、17都市に自治軍を派遣している。

テナンの戦い[]

17都市の1つであるテナンにおいては自治軍の進路上で大規模なデモ抗議が行われていた。派遣された部隊は投石や火炎瓶などの攻撃を受けたものの戦闘禁止命令から応戦を行わずデモの鎮圧を図った。この際に数機のテックがデモ参加者を取り押さえる際に強く握りしめ死亡させてしまった。意図的なものではなかったと自治軍は主張したが一層デモは過激となったほか派遣部隊の指揮官交代により武装の使用が容認された。結果的にテナン市内は武力制圧されたがLCKが抑えていた武力派がテナン市に集結し派遣部隊に対してテックで応戦し初の通常戦闘が行われた。テナンの戦いではLCK側の支持が厚かった事から派遣部隊は撤退指示のでないまま瓦解して敗退した。LCK側の戦力は1割が失われたが派遣された自治軍は戦力の2割を失い、撤退時に1割弱を放棄している。この戦闘によりLCK側も共和国側も武力闘争路線に走る事となり戦争と認識し、互いに軍事組織としての再編が急激に進んだ。

バラウ宇宙港攻防戦[]

 17都市の1つでありカラビナ共和国最大の宇宙港が存在するバラウ市は自治軍によって封鎖されており外部からのLCKへの支援は小型宇宙艇によるほそぼそとした平坦線にたよざるを得なかった為この状態を解消すべくLCK内の旧軍幹部らの指揮下でバラウ市の制圧作戦が実行された。これまでのゲリラ的な攻撃とうってかわりLCK内の旧軍人を中心とした作戦は初めてであり自治軍の意表を付く形となった。予期していなかった組織的な攻撃に自治軍は対応が遅れLCKの思惑通り戦力を分断され各個撃破された。自治軍が立ち直り始めた頃にはLCKが宇宙港を制圧していたがこれを奪回し、再度宇宙港を中心とした戦闘が継続された。宇宙港を死守する自治軍であったがLCKの増援部隊が到着し長距離攻撃が始まると宇宙港の死守は不可能となり自治軍は降伏した。一部はLCKの包囲網を通りぬけ脱出したが帰還した戦力は当初の3分の1以下であった。一方LCKは高度な軍事作戦によって一般市民の被害軽減と寄せ集め戦力の効果的な活用法が確立し、より軍事活動が洗練されていった。また宇宙港を確保した際に自治軍の宇宙艦船を接収し、外部からの支援を受け入れる体制が整った。これによりLCKはシャピオ社から大量の兵器を購入し、カラビヌス人民共和国は密かにLCKに対する支援活動を行い始めている。

モーリングス強襲(ストローク作戦)[]

 バラウ市の制圧後に内戦の激化を受けた自治軍は各都市の防衛体制をより強化し、LCKを支持する市民の弾圧を強めた。これはカラビナ・リソース・サービス社との関係が強い政治体制や激化する弾圧に不満を持つ市民を余計に増やすこととなり内戦の規模を拡張させる事態へと発展した。これに乗じてカラビナ共和国との領天体問題とKRS社の排斥を行っていたカラビヌス人民共和国がカラビナ共和国に対し宣戦布告、共和国第2の都市であるモーリングス市を強襲した。モーリングス市を防衛していた自治軍第7軍は数週間に渡り都市への侵入を阻んでいたがLCKによる内部からの攻撃とカラビヌス人民軍混成軍の猛攻により撤退した。その後にLCKと人民共和国はモーリングス市にて共同会見を開き協力体制を公にした。共和国はこれを機に事態を内戦から戦争へと替えている。なおLCKは人民軍介入以前より戦争と称していた。

クレオタルン開放[]

R11基地攻防戦[]

R2基地強襲(パール作戦)[]

SL-4沖会戦[]

第二次バラウ宇宙港攻防戦[]

パロンドの戦い[]

アンヴァリッド攻防戦[]

フェィナゥの戦い[]

カラバニア侵攻[]

クーオ攻防戦[]

第二次フェィナゥの戦い[]

第二次カラバニア侵攻[]

SL-18破壊[]

関連項目[]

Behind the scenes[]

唐火七。



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