アクティブ・サブウーファーの3つのシンプルな使い方

サブウーファーは、低周波音、特に20～200Hzの帯域の音を再生するために特別に設計されたスピーカーです。サブウーファーは、他のスピーカー・コンポーネントとともに、一般的にアクティブとパッシブの2つの主要なタイプに分けることができます。パッシブ・サブウーファーが外部アンプやA/Vレシーバーに依存して機能するのに対して、アクティブ・サブウーファーは独自のコンポーネントを内蔵しており、セットアップや設置が簡単な自己完結型のシステムです。

方法1

ホームオーディオのセットアップ

1. サブウーファーを近くのコンセントに差し込みます。まず最初に、サブウーファーが地鳴りのような低音を再生するには、安定した電力供給が必要です。ほとんどの新しいスピーカーの電源コードには、標準的な2ピンまたは3ピンのコネクターが付いているので、プラグの取り付けに問題はありません。

   • サブウーファーを置きたい場所に他の機器がたくさん接続されている場合は、電源タップが便利です。
   • 電源コードには少し余裕を持たせておくか、別の延長コードを利用することを検討してください。サブウーファーの配置をちょうどよくするために、後でサブウーファーを少し動かしたくなることがほとんどでしょう。

   ヒント：まともなサブウーファーは、小さな投資ではありません。したがって、停電やその他の予期せぬ電気的干渉から保護するために、スピーカーをサージプロテクターに接続することを強くお勧めします。
2. サブウーファーケーブルを使って、レシーバーとサブウーファーのLFE入力を接続してください。LFEとは、"low-frequency effects"（低域効果）の略で、特定の低音トラックにより迫力を与えるために使用されることもある、特別なAUXオーディオチャンネルです。ケーブルが、レシーバーの出力ハブ、またはオーディオを生成するデバイスから、サブウーファーの入力ハブまで接続されていることを再確認してください。この接続により、スピーカーが有効になり、ロックする準備が整います。

   • 新しいスピーカーには、専用のサブウーファーケーブルが付属しているはずです。何らかの理由で付属していない場合は、家電量販店やオーディオ用品店で20～30ドル程度で購入できます。
   • ほとんどのタイプのメディアレシーバーは、この目的のために特別にサブウーファー出力ポートを備えています。
   • 一般的なAVレシーバーの例としては、ラジオ、ステレオ、DVD/ブルーレイプレーヤー、ゲーム機などがあります。
   • ほとんどの映画やビデオゲームはLFE機能で設計されていますが、プロがマスタリングした音楽など、その他のエンターテインメントは、フルスペクトラムのサウンドを作り出すために、複数の異なるチャンネルに依存しています。
   • LFEを主音源として考えるのではなく、低音のボーナスレイヤーとして考えるのが便利です。
3. LFEが有効になっていない場合は、サブをメイン・スピーカーに直接接続してください。アンプ／レシーバーの出力をまずサブウーファーに接続します。次に、サブをスピーカーに接続します。特にサブにクロスオーバーが内蔵されている場合は、最初にサブに接続することが重要です。

   • クロスオーバーは信号を分割するので、サブは低域のみを再生し、スピーカーは高域のみを再生します。サブにクロスオーバーが付いている場合は、クロスオーバーを使用してください。
   • サブウーファーから低音が聞こえない場合は、レシーバーの左右のライン出力をサブウーファーの入力ポートに接続し、マルチチャンネルセットアップに対応させてください。
4. オプションがある場合は、フロント左右のスピーカーのサイズを「small」に設定します。レシーバーの設定メニューに行き、「オーディオ設定」サブメニューの「スピーカー」を選択します。そこに、認識されているスピーカーのサイズを変更するオプションが表示されているはずです。スピーカーのサイズを「小」に設定することで、サブウーファーにより多くの低周波音を送ることができます。

   • これは、大型のスタンディング・スピーカーを使用している場合でも、サウンドの低域の質感を最適化する良い方法です。
   • サブウーファーを複数のレシーバーで使用する場合は、それぞれのレシーバーでスピーカーサイズの設定を個別に調整する必要があることを覚えておいてください。
   • すべてのスピーカーにこのオプションがあるわけではありません。
5. サブウーファーのクロスオーバー・ポイントを、きれいに再生できる最低周波数の10Hz上に設定します。音楽をかけて、周波数をできるだけ低くします。次に、音楽が歪まずにきれいに聞こえるまで周波数を上げます。最適なサウンドを得るには、クロスオーバー・ポイントをこのレベルより10 Hz上げます。

   • ほとんどの場合、新しいサブウーファーは、スピーカーのサイズに最適化されたクロスオーバー・ポイントにあらかじめ設定されています。特に設定を要求されない限り、この設定をいじることは避けてください。
   • クロスオーバー・ポイント」とは、低音がフロント左右のスピーカーからサブウーファーに分割される周波数のことです。
6. 位相は、より明瞭で深みのある音になるように調整します。位相スイッチは、スピーカーの背面または側面のどこかにあるか、デジタル・インターフェースのダイヤルにあります。位相の範囲は0～180です。どの設定にするかを決めるには、低音たっぷりのメディアをかけ、2つの設定を行ったり来たりするか、ダイヤルを数回回して、最も良い音に決めます。

   • 位相によって音の質が変わるのは、スピーカーが部屋のどの位置にあるかにもよります。
7. 音量をお好みのレベルまで上げてください。ほとんどの大型および中型サブウーファーには、独自のボリュームコントロールが搭載されており、特定のオーディオトラックで聴きたい低音の量を決めることができます。ボリュームを上げるには対応するノブを右に回し、下げるには左に回すだけです。

   • サウンドトラックのマスタリングが異なるため、映画やゲームごとに音量を調整する必要があるかもしれません。

方法2

サブウーファーとスピーカーの配置

1. 小型のサブウーファーは、メインスピーカーから3～4フィート（0.91～1.22m）以内に設置してください。スペースが許せば、サブウーファーは前面の左右のスピーカーのすぐ近くに置きます。このように各スピーカーをグループ化することで、バラバラなサウンドではなく、まとまりのあるサウンドを楽しむことができます。

   • サウンドバーからオーディオを得る場合は、サブウーファーの設置場所をサウンドバーの左右に見つけ、両方のコンポーネントを近くに置くようにします。
   • フロントスピーカーとサブウーファーが離れすぎていると、低音がまったく別の場所から聞こえてくるように聞こえることがあります。これでは、少々混沌としたリスニング体験になってしまいます。
   • 大型のサブウーファーの場合、設置場所はそれほど重要ではありません。ただ、キャビネットなど、完全に密閉された場所には置かないでください。
2. サブウーファーは、外壁から部屋の3分の1ほど中に入れてください。サブウーファーやその他のオーディオ機器の置き場所を決めるときは、"3分の1の法則 "に従うと便利です。つまり、部屋の中心と外壁の間のおよそ3分の1に位置するスイートスポットにスピーカーを収納するのです。一般的に、このゾーンが音響効果と実用性のバ ランスが最も良くなります。

   • 壁のすぐそばにスピーカーを設置すると、振動や歪みで刺激を受けますが、部屋の中央にドカンと設置すると、焦点が定まらない鈍い音になる傾向があります。
   • 音が歪む可能性があるので、サブを角に置くのは避けましょう。
3. あなたが座っている場所にサブを置き、部屋を動き回って最適な配置を見つけましょう。サブウーファーをソファーの上など、音楽や映画を聴くのに最適な場所に置いてください。サウンドシステムの電源を入れ、音量を上げてください。そして、両手と両ひざをついて、ゆっくりと部屋のいろいろな場所に移動し、音の性格に変化があれば、その都度注意してください。気に入った位置が見つかったら、部屋のレイアウトを邪魔しない範囲で、サブウーファーをできるだけその場所に近づけてください。

   • 何度も何度もサブウーファーを移動させるよりも、数歩ずつ移動させる方がずっと簡単です。
   • 低音のための "クロール "は、すでにいくつかの異なる配置を試してみたが、どれも際立っていなかった場合に有用な解決策になります。
4. サブウーファーを防音台の上に置き、振動を最小限に抑える。この気の利いたアクセサリーは、その名の通り、環境音を吸収してくれます。ホームエンターテイメントのセットアップに指定した部屋に硬いフローリングがある場合、低音のための何らかのベースを持つことは必須です。

   • まともなスピーカー・プラットフォームは、通常50～80ドル程度です。あなたは、サブウーファーを買ったのと同じ店でこれらのアクセサリーを見つけるでしょう。
   • ちゃんとした台を買いたくない場合は、サブウーファーを敷物や折りたたんだタオル、新聞紙などの上に置いて、即席で作ることもできます。
   • また、ローエンドテーブルや木製のフレーム、サイズに合わせてカットした防振フォームパッドなどを使って、自分で昇降式のプラットフォームを作ることもできます。

方法3

カーオーディオの設置

1. サブユニットを置くのに良い場所を探します。モバイルオーディオ愛好家の多くは、サブウーファーをトランクやリアコンパートメントに収納することを好みます。しかし、トランクやハッチがダメな場合は、助手席の下、後部座席の間、後部座席のフロントガラスのすぐ下の棚の中など、キャブ内のどこかにユニットを隠すこともできます。

   • アクティブサブウーファーは、使用中に多くの熱を発生するので、十分な換気ができる場所を選ぶようにしてください。本機を毛布や衣類など燃えやすいもので覆わないでください。

   警告サブウーファーを車の運転席の中に保管する場合、たまたま通りかかった人に見える可能性があることを念頭に置いてください。サブウーファーは泥棒に狙われやすい場所です。
2. 車のバッテリーのマイナス端子を外し、電源を入れます。車の電源を完全に切り、イグニッションからキーを抜きます。次に、ボンネットを開け、適当なサイズのレンチを使って、バッテリーのマイナス端子の頭を固定しているボルトを緩めます。端子を持ち上げてポストから外し、安全に片側に寄せます。

   • マイナス端子は「-」マークがついているものです。
   • 自動車のバッテリー端子は、ほとんどの場合10mmのボルトで固定されている。
   • このステップは、サブウーファーの配線を考えている間、車のどの部分にも電流が流れないようにするために重要です。
3. を車のバッテリーとステレオシステムに接続します。まず、メイン電源ケーブルをバッテリーからユニットのヒューズホルダーまで引き込みます。ターンオンワイヤーとシグナルケーブルをステレオ内部のワイヤーハーネスにスプライスし、車室内を通るように配線します。次に、ユニットのアース線を車のシャーシの適切な場所に固定し、安全で安定した接続を保証します。

   • サブウーファーの接続は、やや複雑なプロジェクトであり、かなりの技術的専門知識を必要とするものです。あなたがやっていることを知っていることを確信していない限り、それはあなたがその作業が正しく行われることを確認し、高価なミスを避けるために、資格のあるオーディオの専門家に依頼することを強くお勧めします。
   • 新しいサブウーファーを入れ終わったら、車のバッテリーのマイナス端子を再接続することを忘れないでください。
4. サブウーファーの設定を、あなたの車で最もよく聞こえるレベルに調整します。ゲイン、周波数、クロスオーバー、バスブーストなどの設定は、サブウーファーから発せられるサウンドの全体的なキャラクターを決定する役割を果たします。一般的に言えば、低音はボコボコとした低音をはっきり聴き取れる程度に集中させたいものですが、ガラガラ、ブーン、歪みなどの刺激的なオーディオの欠陥の扉を開いてしまうような大音量は必要ありません。

   • サブウーファーを試聴する前に、内蔵アンプのゲインを下げてください。そうすれば、求めている正確なサウンドが得られるまで、聴きながら個別に調整することができます。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 3 Simple Ways to Use an Active Subwoofer 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。