Linuxディストリビューションを自作する方法

このWikiHowでは、Linuxオペレーティングシステムを作成する方法を説明します。ゼロからLinuxディストリビューションを作成するには、コードの書き方に関する高度な知識が必要ですが、Slaxと呼ばれる無料のLinuxディストリビューションを使えば、Linuxのインストールをカスタマイズして、必要な項目だけを含むディストリビューションを作成することができます。このプロセスにはウィンドウズ・コンピューターが必要です。

パート1

インストールの準備

1. WinRARをお持ちでない場合はインストールしてください。WindowsにはISOファイルをディレクトリとして開くプログラムがないので、後でSlax用のISOファイルを開くためにこのフリープログラムを使います。にアクセスし（または左側の「ダウンロード」をクリックし）、次の操作を行います：

   • ページ上部のWinRAR x64 (64 bit) 5.60 beta 5をクリックします。
   • ダウンロードしたセットアップファイルをダブルクリックします。
   • プロンプトが表示されたら、[はい]をクリックします。
   • インストールをクリックします。
   • ISO "ボックスにチェックが入っていることを確認します。
   • OKをクリックします。
   • 完了をクリックします。
2. Slaxのウェブサイトを開きます。コンピュータのウェブブラウザにアクセスしてください。これがSlaxをダウンロードできるウェブサイトです。
3. Slax 64bitをクリックします。ページの左側にあります。そうすると、SlaxのISOファイルがコンピューターにダウンロードされます。

   • お使いのコンピューターが90年代または2000年代初期に製造されたものでない限り、Slaxの32ビット版リンクは使用しないでください。
4. フラッシュドライブをコンピュータに差し込みます。このステップではどのタイプのUSBフラッシュドライブでも使用できますが、フラッシュドライブは少なくとも1ギガバイトの記憶容量が必要です。

   • 16ギガバイトのフラッシュ・ドライブを購入するのに10ドルもかからないことを考えると、1ギガバイトより大きいフラッシュ・ドライブを購入した方がよいでしょう。
5. NTFS用。フラッシュドライブがNTFS用にフォーマットされたことがない場合、フォーマットウィンドウの「ファイルシステム」ドロップダウンメニューからNTFSを選択して、フラッシュドライブのファイルシステムをNTFSに変更する必要があります。

パート2

Slaxのインストール

1. ダウンロードしたSlax ISOを右クリックします。ドロップダウンメニューが表示されます。

   • これを行う前にSlaxのダウンロードが終了していることを確認してください。
2. Open withを選択します。ドロップダウンメニューの中央付近にあります。ポップアウトメニューが表示されます。
3. WinRARアーカイバをクリックします。ポップアウトメニューに表示されます。ISOファイルがWinRARで開きます。
4. slax "フォルダを選択します。WinRARの一番上にある "slax "フォルダをクリックします。
5. Extract Toをクリックします。WinRARウィンドウの一番上にあるフォルダ型のオプションです。そうするとポップアップウィンドウが開きます。
6. フラッシュドライブの名前を選択します。ポップアップウィンドウにこのオプションがあります。
7. OKをクリックします。ウィンドウの一番下にあります。これで "slax "フォルダが解凍され、フラッシュドライブにコピーされます。

パート3

モジュールのインストール

1. モジュールがどのように機能するかを理解してください。Slaxは軽量ディストリビューションであり、絶対に必要なプログラムやサービスがいくつかインストールされているだけです。Slaxインストール用フラッシュドライブにモジュールファイルを追加することで、最終的なディストリビューションに表示されるプログラム、機能、グラフィカルインターフェースを決定できます。

   • Slaxと同様、モジュールは完全に無料でダウンロードして使用できます。
2. Slaxモジュールページを開きます。コンピュータのウェブブラウザに移動します。
3. カテゴリーを選択します。カテゴリーのいずれか（例えば、アートワーク）をクリックして、そのカテゴリーに含まれるモジュールのリストを表示します。
4. インストールしたいモジュールを探します。リストされた各モジュールの右側に説明がありますので、インストールに含めたいプログラムや機能の説明を見つけるまでスクロールしてください。
5. 64bit をクリックします。希望するモジュールの左にあるボタンです。

   • このボタンがグレーアウトしている場合は、代わりに 32bit をクリックします。利用可能なモジュールのほとんどが64bitです。
6. 他のモジュールファイルについても同様です。インストールしたいモジュールをすべてダウンロードしたら、次に進みます。

   • モジュールのリネームや分類は気にしないでください。
7. モジュールファイルをコピーします。マウスをクリックしてドラッグし、ダウンロードしたモジュールファイルをすべて選択し、Ctrl+Cキーを押します。
8. フラッシュドライブを開きます。フラッシュドライブがすでにウィンドウで開いていれば、準備は完了です。そうでない場合は、次のようにしてください：

   • Win+Eを押してファイルエクスプローラーを開きます（またはスタート画面にファイルエクスプローラーと入力し、ファイルエクスプローラーをクリックします）。
   • ファイル・エクスプローラーの左側にある「このPC」をクリックします。
   • フラッシュ・ドライブの名前をダブルクリックします。
9. slax」フォルダを開きます。フラッシュドライブのウィンドウ上部にある「slax」フォルダをダブルクリックします。
10. modules "フォルダを開きます。ウィンドウの一番上にある "modules "フォルダをダブルクリックします。
11. モジュールファイルを貼り付けます。空の "modules "フォルダを開いたら、Ctrl+Vキーを押してモジュールファイルを貼り付けます。

パート4

Slaxを実行する

1. フラッシュドライブを再び開きます。フラッシュ・ドライブを閉じてしまった場合は、ファイル・エクスプローラーで開き直します。

   • フラッシュドライブが開いている場合は、ファイルエクスプローラーの左上にある「戻る」ボタンをクリックし、次のステップに進んでください。
2. slax」フォルダを開きます。フラッシュドライブにはこのフォルダしかないはずです。
3. boot "フォルダを開きます。このフォルダはフラッシュドライブのウィンドウの一番上にあります。
4. ブートインストーラを実行します。boot」フォルダ内のbootinstファイルをダブルクリックし、プロンプトが表示されたら「はい」をクリックします。これでSlaxがUSBフラッシュ・ドライブをブート可能にします。
5. プロンプトが表示されたら、何かキーを押してください。これでUSBフラッシュドライブがブート可能になります。
6. .これはWindowsコンピュータによって多少異なりますが、必ずPCを再起動することから始めます。コンピュータがシャットダウンして再起動し始めたら、コンピュータの「BIOS」キーを押します。

   • BIOS」キーは通常、ファンクションキー（例：F12）、Delキー、または同様のキーのいずれかです。
7. フラッシュドライブをプライマリブート場所として設定します。これもコンピュータのメーカーによって異なります。ほとんどの場合、「Boot」、「Advanced」、または「Drives」セクションで、コンピュータに接続されているすべてのドライブを見つけ、矢印キーを使ってフラッシュドライブを選択し、+キーを押してフラッシュドライブをリストの一番上に移動します。

   • これにより、フラッシュドライブが接続されているときは常に、内蔵ハードドライブではなくフラッシュドライブからコンピュータが起動することに注意してください。
8. 保存して終了する。画面下部または側面のキー凡例に記載されている「Save and Exit（保存して終了）」キーを押します。

   • 別のキーを押してこの選択を確定する必要があるかもしれません。
9. Slaxの起動アイコンが表示されるまで待ちます。Slaxの四つ葉のクローバーが表示されたら、Slaxは起動しています。この後すぐにSlaxデスクトップが表示されるはずです。
10. インストールされているプログラムを表示します。画面左下の四角い「メニュー」アイコンをクリックしてください。ここにインストールしたモジュールプログラムが表示されるはずです。

    • グラフィカルモジュールを追加した場合は、システムの一部として表示されます。例えば、Slaxディストリビューションのアイコンを変更するアイコンモジュールを追加した場合、起動時にアイコンが変わります。
    • slax/modules/」ディレクトリから、いつでもフラッシュドライブからモジュールを削除したり、モジュールを追加したりすることができます。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている " How to Build Your Own Linux Distribution " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。