インで見た恐ろしいものを忘れる方法

インターネットは広く、荒涼とした場所で、不思議と恐怖に満ちている。もしかしたら、好奇心に負けて嫌なウェブページに迷い込んでしまったかもしれない。知らず知らずのうちに、恐ろしい引き金となる写真へのリンクを開いてしまったのかもしれない。いずれにせよ、あなたは恐ろしいものを見てしまい、それがあなたを悩ませている。見たものを忘れるには、前に進み、手放し、より幸せなイメージで心を満たす必要がある。

方法1

記憶を上書きする

1. 思考置き換えを使って、恐ろしいイメージを上書きする。思考置き換え（思考置換と呼ばれることもある）の背景にある考え方は、あなたには何を考え、どう反応するかをコントロールする能力があるということです。脳は限られた範囲にしか集中できないので、目の前の意識範囲に多くの思考をとどめておくことはできません。脳を明るいものにさらすことで、ネガティブな記憶を置き換えてみましょう。ハッピーなビデオや感動的なビデオを見たり、物語に没頭したり、かわいい動物の写真を見たり。

   • 今していることに注意を向け、現在に戻るようにする。
2. その記憶を、ポジティブなもの、しかし同等のものに置き換える。思考の置き換えは、置き換えた思考と「上書き」した思考との間に何らかの関係があるときに、最も効果的である。例えば、恐ろしいビデオを見たのなら、それと同じくらい強く感情を揺さぶる感動的なビデオを探す。嫌な写真を見たなら、笑顔になれる画像を見る。何かを読んで心を揺さぶられたなら、心を落ち着かせる物語を読んでみる。
3. 何か前向きなことをする。友人とビデオチャットをしたり、スポーツをしたり。インターネットとはまったく関係のないこと、特に心も体も動かせるようなことをする。
4. ハッピーになれるものの写真を見る。ミームのリストやかわいい動物の写真を見る。友人や家族との楽しい思い出、ペットの写真、場所の写真など、自分にとって大切なものの写真をスクロールする。かわいい赤ちゃんパンダ」や「のんびりしたナマケモノ」などでウェブ画像検索をして、必要な写真を見つける。
5. ポジティブなビデオを見る。YouTubeでコメディのビデオを見たり、好きな番組のエピソードを見たりする。赤ちゃんが笑っている、子犬がはしゃいでいる、誰かが微笑んでいるなど、単純なことの動画を探す。波の音、夏の森のざわめき、山頂のパノラマビューなど、平和なもののビデオを探す。

   • 探したい動画をウェブ検索してみよう。happy videos」や「puppy playing」で検索すると、心を癒すコンテンツが見つかる。
   • 短いけれども吸収力のある動画をチェックしよう。

方法2

記憶を抑える

1. 記憶が出てきたら、それを押さえるようにする。思考置換のように記憶を押しとどめることは、ネガティブな記憶を忘れるのに役立つことが証明されている。 ネガティブな記憶はたいてい、見たものや感じたことを思い出させる「引き金」と結びついている。その記憶が頭によみがえったときに、強制的に無視することができれば、この「エピソード」リンクを断ち切り、手放すことができるかもしれない。
2. 記憶の抑制の仕組みを理解する。認知科学者は、記憶をエピソード記憶と意味記憶の2つのパターンに分けている。エピソード記憶は経験的で主観的、意味記憶は事実的で客観的である。ネットで恐ろしいものを見たとき、それは即座に、そして直感的に否定的な反応を引き起こし、エピソード記憶の中で、見たものを思い出させるものにリンクされる。これらの引き金と新たな関連付けを形成することで、見たものを徐々に「忘れる」ことができるかもしれない。

   • エピソード記憶とは、私たちが経験した特定の事柄を記憶する様式である。これらの記憶は通常、起こったことの感情的背景と結びついている。したがって、あなたが見た恐ろしい出来事の記憶は、そのイメージを絶えず呼び起こす引き金と結びついているかもしれない。
   • 意味記憶は、外界に関する事実、意味、考え、観察などをより構造的に記録したものである。私たちの脳は、この知識を個人的な経験とは別に記憶する傾向がある。意味記憶には通常、感情的な文脈は含まれない。
3. 手放す練習をしよう。ネット上で特に恐ろしいものに出くわした場合、そのイメージが時々頭の中に浮かんでくる可能性が高い。自分の思考をキャッチし、それを好転させるようにしよう。その思考と向き合い、折り合いをつけることで「手放す」方法と、その思考を心の奥底に押し込めることで「抑制する」方法がある。心が暗い方向に向いたら、意識的に意識を明るい方に向けてみよう。上を向いてもいいし、下を向いてもいい。

方法3

前に進む

1. 外に出る。しばらくの間、インターネットから離れ、周りの世界に浸ってみる。友達に会ったり、走ったり、自然の中で過ごしたり。今この瞬間に心を集中させ、好きなことをしよう。ネットで見た恐ろしい出来事も、キーボードから離れ、もっと関連性のあることに没頭すれば、ずっと抽象的なものに思えるかもしれない。
2. ウェブを見るときはもっと慎重に。インターネットは人間の暗黒の深みと高みを映し出す。それはコードの迷路であり、クリックするたびに未知の角を一歩一歩回ることになる。人生を変えるきっかけとなる美しいものに出会うかもしれないし、魂を打ち砕かれるようなものに出会うかもしれない。

   • クリックする前に考えよう。クリックするたびにその背景を意識し、リンクを提供してくれたソースを信頼できるかどうか自問するようにしよう。リンクをクリックしたときに何が表示されるのか、最善を尽くそう。そのリンクが自分の頭の中に必要なものかどうか、自問自答してください。
   • インターネット・フィルターの使用を検討する。ほとんどのインターネット・フィルタリング・サービスは、ポルノや暴力など、特定の種類の不適切なコンテンツをホストするウェブサイトをブロックするように設定することができます。見ていて不快になるようなカテゴリのサイトをブロックするようにフィルターを設定する。
   • なお、コンテンツが安全かどうかを見分けるのは、必ずしも容易ではないかもしれない。不適切なコンテンツにフィルターをかけない人もいますし、無害に見えたり、魅力的に見えたりするものの裏に、動揺したり嫌悪感を抱いたりするようなコンテンツを隠しているひどい人もいます。信頼できる人のコンテンツだけを見るようにし、先に進む前に一旦立ち止まってコメントをチェックするようにしましょう。
3. 違法コンテンツを報告する。違法で明らかに有害なものに出くわした場合は、最寄りの警察署に通報することを検討しましょう。インターネット犯罪者を追跡するのは難しいかもしれませんが、以前にもあったことです。さらに行動を起こす必要がありそうな状況の例を考えてみましょう：

   • 誰かが、ひどい虐待を受けている犬の写真を投稿した。その写真は地元の掲示板に投稿されたもので、あなたは、投稿者があなたの地域でこの犬を身体的に虐待していた可能性が高いと考える。
   • 誰かが児童ポルノやその他の児童虐待の証拠を投稿した。この行為は違法であるだけでなく、子供にとって有害です。子供の命が危険にさらされているかもしれないのです。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Forget Something Horrible You Saw on the Internet 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。