DADDY_LONGLEGS（あしながおじさん）

参考記事:DADDY LONGLEGS(OMORI Wikiより翻訳・加筆）

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あしながおじさんとは、OMORIに登場するキャラクターでありNPCです。迷いの森であるPYREFLY FOREST（幼虫の森）のガイドとして存在している。

基本設定[]

外見[]

背が高く真っ黒で手には長い指をしている。帽子とブーツを着用し、光るランタンを持っている。OMORI公式サイトの白い扉をクリックすることで展開されるゲームの中にも登場しており、本編より鮮明に映っている。

性格[]

プレイヤーの旅路において、何度も話しかけることで様々な台詞が出てくるが、主にオモリのいるヘッドスペースについて話している。他のキャラクターと同様、曖昧な性格をしているが、危険な旅であることを承知の上でしばしばオモリたちを迷いの森から出たいかどうか伝えるところを見ると、世話好きであることがうかがえる。

ストーリー[]

両ルート[]

迷いの森では、冒頭であしながおじさんと出会い森を進むにつれて各エリアに出現するようになります。彼に話しかけると森の性質についての説明があり、また話しかけるたびに旅の危険性を警告し、森から出るための案内をするか聞いてくれる。

迷いの森の奥であしながおじさんはオモリたちよりもプレイヤーに向けた漠然としたスピーチをする。ヘッドスペースの裏話やホワイトスペースの成り立ちなど。話を終えた彼は、中央の焚き火の中に入っていき焼身自殺をする。この時、ブラックキーのHキーが出現する。このキーは完成には必要なく不正解のキーとしてカウントされ、右側に捨てられてしまう。

ヒキコモリルート[]

ブラックスペース 2に登場するエリアのひとつRED MAZEでは、椅子に座っているあしながおじさんが登場し、「手遅れになる前に梯子を降りないで引き返せ」と忠告する。この忠告を無視すると、ヘルマリの巨大な頭が浮いていて思わぬ恐怖を味わうことになる。

セリフ[]

場所	セリフ
迷いの森入口	「ようこそ、迷いの森へ。ここでは、失くしたとも知らなかったものを見つけられる場所……しかし、それは忘れた方がいいものだったのかもしれない」
迷いの森	「人は皆秘密を持っているのだろうね。どれだけ失くそうとしても、どれだけ埋めようとしても、またひょっこりでてしまう」 「自分をなくしに来たのかい？それともそれはもうできてるのかい？どちらにせよ、ここに来て正解だと思うよ。ここに来た理由は……終わらせるために来るのかもな」 「人はやると言ったことより、やりたいことをやる傾向がある。私はやりたいことなどあまり考えたことがなくてね。どちらかというと、必要性で動くかな。必要性が明らかになる前に、この場所の出口を探すことをオススメするよ」 「まだいたのかい？諦めたのか、それとも運命を完全に受け入れたのか、どちらかだろうね。それとも何かの自白かい？それを告げる対象は私ではないと思うがね」 「前にもあなたとよく似た少年がここに彷徨っていたよ。彼は暗闇の中に入っていって、二度と出てこなかったよ。探し物を見つけられなくて哀れだったのだろうね。それは後悔か、敗北か、混沌か。誰も知ることはできない」 「迷子の人にも目が見えない人にも会ったことはあるが、迷子かつ盲目というのは嫌な組み合わせだね。もしかしたら、あなたは正解から隠れているのかもしれないね」 「邪悪な人に論理は無用だ。人はどう理由なき悪意を定義すればいい？あなたはなぜ間違っていると知っている道を進み続ける？」 「古い言い伝えがあるんだ。自分のものではない人生を生きるのは時間の無駄だと。夢というものはそれに、この森に似ているのかもしれないね。そう、迷子に……」 「自分から何かを隠そうとする際に、人はたまに間違った真実をつくり出し、いずれは道に迷ってしまう。あなたは自分の道を見つけたかい？それともまだ迷っているのかい？」 「好きなだけ忘れようとするがいい。あなたが気づいていなくても、暗闇は現れるのだ。その生息地を無知で隠そうとすれば、ウソが崩れるだろう」 「あなたは恐ろしい暗闇に包まれているが、あなたの「真実」は道を示してくれたのだね。それはいつまで持つだろう？」
	「この旅は酷なものだよ。あなたたちは帰りたいのかい？責めたりはしないさ」 はい・いいえ （はいと答えると迷いの森の入り口に戻してくれる）
迷いの森の果て	「あなたは迷いの森の果てに辿り着いた……しかしこれはまだ、真実の始まりだ」 「時の流れの中で忘れられた話をしてあげよう……この現実の創造に関する話だ」 「この現実には、初めは二つのものしか存在しなかった……それは夢見人と、彼の部屋だ」 「夢見人は単純な部屋に飽きて、いろんな世界につながる扉をつくったのだ」 「異世界の客人として、彼は好きなだけ旅をした。旅の途中、夢見人は滑っては転び、転がり落ちていく……やがて夢見人は好奇心と不器用さに導かれ、違う世界にたどり着いた。他と違う世界……その世界は、混沌と暗闇にまみれていた」 「暗闇にのまれた夢見人は恐れた。静かながらも、悪意のある言葉は彼の耳に届いた。声はウソと、秘密と、真実を、彼にささやいた」 「声をかき消すことも叶わなかった夢見人は、他の世界に善意ある存在をつくり出した……それらの領域を統合し、暗闇の領域の上へと持ち上げて……統合した力で、暗闇を封印したのだ」 「その果敢な努力をもってしても、暗闇は弱くなどなっていなかった。暗闇は夢見人の新しい味方とともに、夢見人の頭の中を引っ搔いて、すり減らした。声は聞こえなくなったが、消えたわけではない」 「夢見人はどこまでも逃げられる。恐怖を心の中に閉ざし隠すこともできる。しかしいつかは、鏡の中の自分に向き合わなければならないだろう。夢見人がつくり出したものは、自分では入り込めないものであり、自分の制御の外にあるものだ」 「夢見人の最大の敵は、彼自身の力だったのだ。知識……もしくはその欠如が、夢見人の最大の祝福になるのであった。自分の能力の危険性から安全に逃げ切り、無知という幸せに辿り着くこと……声が夢見人の正気を蝕まなくするためには、こうするしかないのだ」 「だから……夢見人は名前を変え……自分を忘れることを選んだ」 「その時から、夢見人は私たちとともに生きてきた……その世界の一人の住人として……自分がでっち上げたものも知らずに、ただ幸せな旅をし続けているとさ」 「子供たちよ、忠告を聞いてはくれないか……この世界から生まれ、そして去られるすべてのものと同様、この世界にも終わりは訪れる。夢見人は止められないものを抑えたように見えるが、暗闇はなお成長し続けている。永久なる傷口を塞ぐ絆創膏はない……その影響はいずれ隙間からにじみ出るだろう。夢見人がその危機を忘れていようと、危機は危機であることを忘れることはない。しかし、この世界の終わりは必然かもしれない。この世界を本当の意味で解放できる者は、夢見人だけだからね」

ギャラリー[]

余談[]

• PYREFLY FOREST（幼虫の森）には多くの蜘蛛が生息しているためか、彼の名前は通称ダディ・ロング・レッグスと呼ばれている蜘蛛（メクラグモ）が元になっている。
• WTFの値が9以上の場合、PYREFLY FOREST（幼虫の森）のレアベアと同じエリアに出現する。ただし、あしながおじさんはゲーム内でイベントを読み込むと、台詞を一つもしゃべらずにゆっくりと消えていく。なお、このイベントはイセカイを訪れる前に発生することに注意。PYREFLY FOREST（幼虫の森）はイセカイをクリアした後でないとアクセスできないため、このイベント自体は厳密には「未使用」。

• ゲームのファイルでは、あしながおじさんは左向き、右向き、上向きで表示される未使用のスプライトのセットを持っている。ゲーム内では正面を向いている姿しか見られない。なぜ、このスプライトが使われていないのかは不明。

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