CoC_エリザベート遊戯録

 

：　：　：　：　：　：　：　：　：　：　：　：

1人では絶望だ。　　　　　　　
2人なら可能性になる。　　　　
3人いれば希望になり、　　　　
4人揃えば、もう敵などいない。

：　：　：　：　：　：　：　：　：　：　：　：

 

概要

• タイトル：エリザベート遊戯録

• 制作者：三上様

• 人数：4人

• 時間：下記参照

• 舞台：現代日本・T都

• 推奨技能：下記参照

 

事前情報

この節の内容は、事前にPLにすべて開示する。
PLはCSを選ぶ前に、事前に『立場ハンドアウト』『特技ハンドアウト』『選択シナリオ』を決めなければならない。

◆シナリオの舞台

現代日本・T都。共通語は日本語。モデルは現代日本・東京。
様々な民族が入り交じる多国籍文化都市であり、和洋折衷の文化が交錯している。
都市の中にアジア系やヨーロッパ系などが住む区画がなんとなく分かれており、マフィアやヤクザによって統治されている地区も。職場の人間の名前の国籍が統一されていないのも、T都の人間にとっては普通のこと。

※このシナリオでは外国人探索者を使用してよい。
　探索者は技能を振っていなくても、口頭でのコミュニケーションには問題ない程度に日本語が使えるものとする。
（母国語は外国語となる）

◆現代義賊『シティシーフ』

探索者は当シリーズを通し、現代義賊『シティシーフ』として、依頼人の盗まれたお宝を奪還する。
例えば警察に頼れないとか、例えば表沙汰にしたくないとか、そんな人物たちの頼みを引き受け、現地に潜入し、秘密裏にお宝を回収するのだ。

すなわち怪盗、すなわち泥棒。とはいえ、依頼は、基本的に人道的・道徳的なものだ。
少々非合法的な面はあるが、それによって確かに救われる者がいる。
探索者たちはこの依頼を、「少々非合法的」なのは承知の上で、自ら進んで受けることが望ましい。
動機については下に記載。

探索者たちに依頼を託すのは、I袋のバー・エリザベートのマスター。
困っている人の話を聞き、探索者のように解決能力を持った者に『依頼』として委託する。
これはマスターの趣味である。

◇エリザベートのマスター

渾名を「I袋の夜の女王」。
治安の悪いI袋の裏社会で、日陰者や弱者を己の庇護下に置いている。彼女を頼る者は表社会にも裏社会にも多い。
その伝手は財政界まで伸びるというが、彼女自身は女手一つでバーを切り盛りしてきた警察嫌いの肝っ玉マスターだ。

◇依頼を受ける動機

探索者は好きなように依頼を受ける動機を設定してよい。

・金が必要
・マスターに借りがある
・裏社会側からも社会を是正したい
・誰にも言えない目的がある
・義賊的活動が好き
・スリルが好き
・何かしないと死ぬ

などなどなど。

「非合法的な依頼」であることを承知していれば、警察や役人などの公職でも構わない。
しかし依頼の活動中は、公的権力には頼りづらいだろう。そんな案件だからこそマスターに回ってくるのだ。

 

ハンドアウト

ハンドアウトは2属性。
PLは『立場』と『特技』からそれぞれ1つずつ選択し、合致する探索者でシナリオをプレイする。

◆ハンドアウト：立場

以下のいずれかから1つを選択する。

・HO：表社会（以下、HO表または表PCと表記）
・HO：裏社会（以下、HO裏または裏PCと表記）

「表社会」「裏社会」の解釈はKPとPLに委ねられるが、HO表のPCは少なくとも犯罪歴がなく、公然的・一般的な職業が好ましい。
「表社会で名が知れ渡っているが、実は裏社会の人間」というパターンがあってもいいだろう。
その場合KPはシナリオ細部のニュアンスをいい感じに調整すること。

立場HOは、各前編にそれぞれ必ず1人ずついること。
【例】OK：前編AにHO表1人、HO裏1人。／NG：前編AにHO表が2人。

◆ハンドアウト：特技

以下の技能のいずれかから1つを選択する。
すべてのHOに必ず1人担当がいること。重複・不足がないよう留意。

・HO：拳銃
・HO：近接戦闘技能（銃火器を除く）
・HO：変装
・HO：隠れる

生い立ちの辻褄があっていれば立場HOは気にしなくてよい（T都は公然の秘密として銃火器が一般に出回っている）。
担当するHOの技能値は80%以上所持していることが望ましい。
担当している以上他PCが代打できる可能性は低いので、それを念頭に置いて技能値を設定する。
特技HOを2つ以上所持しているPCがいてもいいが、その場合もHOは1つに絞ること。

★継続PC向けおまけ★

【隠れる】の代わりに【忍び歩き】、【拳銃】の代わりに【火器技能】、【変装】を補う【芸術：演技】などでも構わない。
PLが使いたいPCがいれば、技能は少々融通してもOK。遊びたいPC、使いたい探索者でワイワイ遊んでほしい。
（代替技能がかけ離れすぎていたらKPが大変なので雰囲気を読みつつ）

 

シナリオ選択

当シリーズは、

・前編：2人PLシナリオ（が、2本）
・後編：4人PLシナリオ

となっている。各バディがそれぞれ前編シナリオを踏襲し、後編で4人が集合するダブルバディとなる。
なのでPLはシナリオを2本（前編・後編）、KPはシナリオを3本（前編A、前編B、後編）行うことになる。

シナリオタイトルと概要は以下の通り。

▼前編A【Mission：Red】『レディ・エンドーヴァーの肖像』

・人数：2人固定
・推奨：探索系技能
・時間：テキストセッションで12～16時間（終日2回／終日1回+夜3回／夜6回）
　※シナリオではボイスセッションで6～8時間と記載
・振る機会はある：交渉＞心理学＞精神分析、（フレーバーレベルであり、無くても支障はない）
・備考：バディでR本木の闇カジノに潜入する。

▼前編B【Mission：Black】『ミスターグレイの指環』

・人数：2人固定
・推奨：探索系技能
・時間：テキストセッションで12～16時間（終日2回／終日1回+夜3回／夜6回）
　※シナリオではボイスセッションで6～8時間と記載
・振る機会はある：交渉＞心理学＞精神分析、（フレーバーレベルであり、無くても支障はない）
・備考：バディでU野の闇オークションに潜入する。

▼後編【Mission：Violet】『エドガー卿と禁断のカメオ』

・人数：4人固定
・推奨：自信、実力、信頼。
・時間：テキストセッションで12～20時間（終日2回+夜1回／終日1回+夜4回／夜7回）
　※シナリオではボイスセッションで6～10時間と記載
・備考：前編をプレイしたバディ2組が合流するシナリオ。O台場発の豪華客船に潜入する。低すぎるSAN値は非推奨なので、プレイ前にSAN回復などを挟んでもよい。

「バディは必ずHO表、HO裏の組み合わせになること」を念頭に、PLは参加したいシナリオを選ぶ。
各シナリオに特技HOによる制限はない。好きなキャラメイクをして好きなシナリオを遊んでほしい。

 

※時間が読めない！ので、初回は予備日として上記の時間に「+夜1回」を取らせてもらいます。

 

---