インセイン＿世界の終わり

 

夢で見た世界の終わり。

水平線に真っ赤な星がゆっくりと落ちて、
そこから光と熱が広がって、辺りを蒸発させていく。
まるでみんなで夢中になった、ゲームのゲームオーバー画面のようだ。

コンティニュー。誰かが言った。

目が覚めた彼らには、世界を救うための力が与えられていた。
つけっぱなしのTVで、ニュースキャスターが何かを喋り続けている。
窓の外が、少し騒がしい。

そして、世界は終わり始める。

 

概要

• タイトル：世界の終わり

• 制作者：fimless様

• 人数：4人

• 時間：テキストセッションで12時間（終日1回+夜2回／夜6回）

• リミット：3サイクル

• タイプ：特殊型

• ワールドセッティング：本当は怖い現代日本

• 使用ルールブック：「インセイン」「インセイン2デッドループ」

• 備考：メインフェイズでは、1サイクルを1日の朝から夕方としている。

このシナリオでは新規限定にする。CS作成前にハウスルールを確認する事。
CSはGMへ個別に提出する事。ただしセッション開始時にCSが公開情報となる。

また、秘匿HOとは関わらない範囲で、PC関係の設定をすり合わせする事を推奨とする。

 

あらすじ

海沿いの町に住む学生のPC1～PC4は、仲の良い幼馴染（または同学年）だ。

4人はある日、隕石が落ちて世界が終るという全く同じ夢を見る。
さらに4人が目を覚ますと、それぞれ不思議な能力を手にしており、さらにTVから『隕石が地球に向かってきている』というニュースが流れてくる。

果たして世界はどうなってしまうのだろうか。
そしてPC達は世界を救う事が出来るのだろうか？

 

PCについて

PC達は同じ町に住む、あまり歳の離れていない仲の良い幼馴染、または同学年の学生で作成する事。
職業は「学生」が分かりやすいが、理由があれば他のものでも構わない。
年齢は高校生、または中学生を推奨している。

導入フェイズは休日であり、PC達はその日一緒に遊ぶ約束をしている事になる。
その為導入でPC達のうちの誰かの家に集まることにするとスムーズになるだろう。
またPC達は自分の家で目覚める為、自宅の様子や家族構成などをふんわり考えておくとイメージが掴みやすいかもしれない。
 

公開HO

PC1	貴方は世界が終わる夢を見た。 まるでゲームのようなそれから目が覚めると不思議な力を与えられていた。 貴方の使命は「世界を救う」ことである。 貴方は特殊能力で相手の心を垣間見る力がある。 貴方が調査判定を行う場合、判定前に正気度を1点減らすと達成値に+1のボーナスが付く。 この特殊能力は判定のダイスを振った後にも宣言が可能。
PC2	貴方は世界が終わる夢を見た。 まるでゲームのようなそれから目が覚めると不思議な力を与えられていた。 貴方の使命は「世界を救う」ことである。 貴方は特殊能力として体を活性化させ力強く動くことができる。 貴方は正気度を1点減らすと、そのラウンドの攻撃判定の達成値及びダメージに+1のボーナスがつく。 この特殊能力は戦闘シーンの自分の手番、判定前に宣言できる。
PC3	貴方は世界が終わる夢を見た。 まるでゲームのようなそれから目が覚めると不思議な力を与えられていた。 貴方の使命は「世界を救う」ことである。 貴方は特殊能力で傷を癒す力がある。 貴方は正気度を1点減らすとキャラクター1人の生命力か正気度を1点回復させることができる。 この特殊能力はいつでも使用できる。
PC4	貴方は世界が終わる夢を見た。 まるでゲームのようなそれから目が覚めると不思議な力を与えられていた。 貴方の使命は「世界を救う」ことである。 貴方は特殊能力として未来を垣間見る力がある。 貴方は正気度を1点減らすと、戦闘時他のキャラクターがプロットを公開した後に、自分のプロットを行うことが出来る。 このとき、他のキャラクターが既にいる速度にプロットしてもバッティングが発生しない。 この特殊能力は戦闘開始時に宣言できる。

 

特殊能力

全PCは、公開HOにある通りそれぞれ特殊能力を所持している。
特殊能力を使用するには、使用宣言と同時に自分の正気度を1減少させる必要がある。

PC1	調査判定を行う時、達成値に+1のボーナスが付く。 調査判定前と、調査判定のダイスを振った後に宣言が可能。
PC2	戦闘シーン時、使用を宣言したラウンドの攻撃判定の達成値及びダメージに+1のボーナスが付く。 戦闘シーン内の自分の手番、判定前に宣言が可能。
PC3	キャラクター1人の生命力か正気度を1点回復させる事が出来る。いつでも宣言が可能。 戦闘時、ダメージを受けたキャラクターに対して使用する場合、生命力減少処理が発生する前に使用しなければならない。 （例：残り生命力が3のキャラクターが4点を受けた時に使用する場合、4点を受けて生命力が0になる→特殊能力で生命力を1に回復する、ということは出来ない。特殊能力で回復した後ダメージによる生命力減少処理を行う事）
PC4	戦闘時、他のキャラクターがプロットを公開した後に、自分のプロットを行う事が出来る。 この時、他のキャラクターが既にいる速度にプロットしてもバッティングが発生しない。 戦闘開始時に宣言が可能。

 

---