テングタケ Amanita pantherina テングタケ科テングタケ属 毒
見た目、地方名、学名まで豹!!
<外見>
小柄〜中柄。輪状のツボを持つ。イボが特徴だがベニテングタケ同様取れやすい。柄、ヒダ、ツボ、ツバ、イボ、胞子まで白。カサだけ茶色。ツバはあるが脱落しやすい。イボテングタケはそこそこ大柄なので小型の場合は区別可能。テングタケダマシはイボが砕けたピーナッツのように尖っているので区別可能。ベニテングタケは色で容易に判別が可能だが、物によっては赤茶色に近い。
<毒成分>
イボテン酸、ムシモール、ムスカリン(微量)、スチゾロビン酸、スチゾロビニン酸、アマトキシン類(微妙)アリルグリシン、プロパルギルグリシン
<中毒症状>
いいか?しっかりついてこいよ!!
食後三十分ほどで胃腸系は腹痛、下痢、嘔吐、交感神経系は頻脈、散瞳、副交感神経系は頻脈、流涎、発汗、縮瞳、中枢神経系は運動失調、錯乱、目眩、悪寒、幻覚、幻聴、躁鬱などが起き、ひどい場合は呼吸困難、昏睡まで至る。
まあざっとこんな感じである。一本に含まれる毒成分の差異が結構大きいのでまた別の症状が起こる可能性もありうる。ベニテングタケよりも毒性は強いと思われる。
<備考>
何気にテングタケ科で最も中毒例が多いきのこ。茶色で地味だからだろうか?
また、殺蝿性があり、煮て本体や煮汁をおいておくと蝿がボコボコ死ぬ。
<似ているきのこ>
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