カーズ_(映画)

ページ名:カーズ_(映画)
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カーズ
Cars
監督ジョン・ラセター
ジョー・ランフト (共同監督)
脚本ジョン・ラセター
ジョー・ランフト
製作ダーラ・K・アンダーソン
音楽ランディ・ニューマン
編集ケン・シュレッツマン
製作会社ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給ウォルト・ディズニー・スタジオ
公開カナダの旗 2006年6月9日
2006年7月1日
上映時間116分
製作国Flag_of_the_United_States.svg アメリカ合衆国
言語英語
製作費$120,000,000[1]
興行収入$461,983,149[1]
$244,082,982[1]Flag_of_the_United_States.svg
22.3億円[2]Flag_of_Japan.svg
次作カーズ2
 ・話・編・歴 

『カーズ』(原題:Cars)は、ピクサーによる2006年7月に公開された長編アニメーション映画作品。第64回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞受賞。

目次

概要[]

2001年より制作開始され、当初は『Route 66』というタイトルで制作されていたが、1960年代に同名のテレビドラマ『ルート66』(Route 66)があったことから、作品名を『カーズ』に変える。

当初、2005年の冬に公開予定であったが日付がずれ込み2006年7月が公開予定日となった。日本では公開がスタジオジブリ製作の『ゲド戦記』と重なったこともあり、興行収入は前作『Mr.インクレディブル』の半分程度の22億円[2]と厳しい結果となった。

配給はディズニー。ディズニー・ピクサー間の契約とその契約更新の破綻に伴い、ディズニー配給としては最後のピクサー制作作品になる予定であったが、ディズニーによるピクサーの買収により上記の事態は回避された。なお、この作品コンテンツの商用利用権に関しては、全てディズニー関連会社が有している。

本作品は、車を中心とした乗り物を擬人化したキャラクターによって物語が構成されており、人間は登場しない。

テンプレート:ネタバレ

あらすじ[]

ピストン・カップを争うシーズンの最終レース「ダイナコ400」で、初の新人チャンピオンを狙うライトニング・マックィーン。しかし自分を含む3台が同着となり、1週間後にカリフォルニアで決着をつけることになる。カリフォルニアへの移動中、トラブルによりマックィーンはルート66沿いの田舎町「ラジエーター・スプリングス」に迷い込む。一刻も早く町を出ようとあせっていたマックィーンだが、心優しい住人達と触れ合い本当に大切なものに気付いていく。

登場人物と声の出演[]

主人公[]

ライトニング・マックィーン - オーウェン・ウィルソン/土田大この物語の主人公。「ピストンカップ」史上初の新人チャンピオンを狙うレーサー。技術はありファンも多いのだが、自信過剰で身勝手な行動が周囲から反感を買っているため友人や仲間がいない。しかし、ラジエーター・スプリングスの仲間との出会いをきっかけに、彼の中で何かが変わり始めた。また、赤い車体についているゼッケンは「95」。スポンサーはサビ取りバンパークリーム製造業のラスティーズ社。モデルとなった実車に関し、監督であるジョン・ラセターはロサンゼルス・タイムズの取材に対して、「NASCARのレーシングカーは空力のため平べったく全然面白みがなかった。そこでストックカーと、ローラやフォード・GT40といった曲線美あふれるルマンレーシングカーをハイブリッドして創作した。」と語っている。[3]

ラジエーター・スプリングスの住民たち[]

メーター - ラリー・ザ・ケーブル・ガイ/山口智充(予告編、ハウス食品CM:チョー)天然で、陽気な性格。元々は水色だったが全身傷とさびだらけ、ライト、ボンネットフードといった一部のパーツも欠けてしまった中型レッカー。モデルはInternational Harvester L-170。得意技はバックで高速走行すること。トラクター転がしが趣味。夢はヘリコプターに乗ること。サリー・カレラ - ボニー・ハント/戸田恵子車体は2002年型ポルシェ911カレラ。バックにはタトゥーを入れている。小さな町の敏腕弁護士兼「コージー・コーン・モーテル(民宿)」のオーナー。都会での生活に疲れた彼女は、偶然辿りついたこの地の雄大な渓谷に恋をし、ラジエーター・スプリングスへと移住する。ドック・ハドソン - ポール・ニューマン/浦山迅車体は1951年型ハドソン・ホーネットのストックカーレース仕様車ファビュラス・ハドソン・ホーネット。診療所の医者(修理工場の整備士)兼、町の裁判官。町一番の信用を得ている彼の正体は、ピストンカップで3連続の優勝を誇る伝説のレーサーであった。しかし彼は過去のある出来事がきっかけとなりレーシングカー(特に新人の)を毛嫌いしている。また、町の住人に自分の正体を明かしていない。ルイジ - トニー・シャルーブ/パンツェッタ・ジローラモ車体は1960年型フィアット 500。親友のフォークリフト・グイドと靴屋(タイヤ販売店)「CASA DELLA TIRES」を営む。イタリア魂旺盛で、フェラーリのボディを持った客が来てくれると信じている。英語とイタリア語の両方を話すことができる。グイド - グイド・カローニ/デニーロ・デ・ジローラモ(フランス語版流用)靴屋(タイヤ販売店)の腕利きピットクルー(店員)。小柄のフォークリフトだが、手先が器用で迅速な作業が自慢である。彼も大のフェラーリ・ファン。「Pit Stop!!」以外は、イタリア語しか話せない。シェリフ - マイケル・ウォリス/池田勝車体は1949年型マーキュリー・ポリス・クルーザー。ラジエーター・スプリングスの秩序を守る老保安官。町の道路を壊したマックィーンが脱走しないか、常に眼を光らせている。ラモーン - チーチ・マリン/樋浦勉車体は1959年型シボレー・インパラ。カスタムペイントを施す「ラモーンズ・ボディペイント」の経営者。車高の調節が可能なハイドロリクス仕様。彼の塗装技術はピカ一で、"メタルペイントのカリスマ"的存在である。ラジエーター・スプリングス全盛の頃は、店に来た客を満足させていたが、客が来なくなってからは自分自身の車体のペイントが日課になってしまっている。フロー - ジェニファー・ルイス/片岡富枝ラジエーター・スプリングスの住民の憩いの場である喫茶店(ガソリンスタンド)「フローズV8カフェ」のママ。ラモーンの妻でもある。この町では一番面倒見がよく、信頼度も高い。車体は1950年代のショー・カーで、かつては全米キャラバンのイベントガールとして活躍していた。フィルモア - ジョージ・カーリン/八奈見乗児車体は1960年型フォルクスワーゲン・バス。ヒッピー。オーガニック燃料を作り、販売している。ロック好きで、朝聞く音楽(ジミヘン)のことで元軍曹・サージとの言い合いは日常的に。2009年に製作された短編「未確認飛行メーター」にも出演しているが、声を演じたジョージ・カーリンは2008年に死去していたため本作から台詞を流用して喋らせている。サージ - ポール・ドゥーリィ/麦人車体は1942年型ウィリスMB。退役軍車で、払い下げ軍用品販売店を経営。毎朝、起床ラッパと星条旗の掲揚を欠かさない。それと同時にフィルモアが流すBGMに憤りを感じており、そのことで大抵彼と言い合いになる。リジー - キャサリン・ヘルモンド/森ひろ子車体は1923年型のT型フォード。この町で生まれ育ち、土産物の店を経営。今は亡きスタンレーと付き合っていたらしい。老車だがかなり気が若い。レッド - ジョー・ランフト/ルイス・ダニエル・ラミレス(フランス語版流用)大柄な消防車だが繊細でほとんど話さない。なにかあるとすぐ消防署に隠れてしまう。お花が大好きで、マックイーンが暴走したときお花を潰されたことに怒っていた。ハイファー - フランク・ウェルカーラジエーター・スプリングスで大量に飼われるトラクター。人間の世界でいう牛にあたる。大きな音がすると、ひっくり返る。フランク - フランク・ウェルカートラクターの見張り役である大きくて、怖いコンバイン。ベッシー道路舗装用アスファルトミキサー車だが全く話さない。マックィーンと一緒に働くことになる。スタンレーラジエーター・スプリングスの名士。既に故車でタウンスクエアの銅像になっている。リジーによれば2気筒であったという。1900年製。

ピクサー制作作品ではおなじみのジョン・ラッツェンバーガーがマック役、ハム役、イエティ役、P.T.フリー役で出ている他にも、ピクサーのストーリー部門を統括していて2005年に亡くなった脚本家ジョー・ランフト、一部のピクサー映画の原案や脚本等を手がけるアンドリュー・スタントンなどが出演している。

ピストンカップに登場するキャスト[]

キング(ストリップ・ウェザース) - リチャード・ペティ/岩崎ひろし1970年型プリマス・スーパーバード[4]。通称キング。「ピストン・カップ」で最多優勝を誇る伝説的なレーサー。チームワークを第一に考え、技術はあるが自分勝手でチームワークを考えないマックイーンを心配している。今シーズンでの引退を表明している。車体についているゼッケンは「43」、スポンサーは大石油会社ダイナコ。既婚者。ハドソンを尊敬している。なお、声優を務めるリチャード・ペティは60~70年代にプリマスやダッジを駆ってNASCARに君臨した名ドライバーで、その時のゼッケンは「43」。ついた綽名も「King」だった。キング夫人(リンダ・ウェザース) - リンダ・ペティ/よのひかり1970年型マーキュリー・コロニーパーク。キングの妻。レースに出場する夫を気遣っている。声優はリチャード・ペティの妻であるリンダ・ペティ本人である。テックス1975年型キャデラック・クーペデビル。大石油会社ダイナコ社長。キングを信頼している。フロントグリルに牛の角が付いている。チック・ヒックス - マイケル・キートン/内田直哉1987年型 ビュイック・GNX。キングに勝てぬ、万年2位のベテラン。野心を内に秘め、レースでは車体をぶつける等、卑怯な手を使う。車体についているゼッケンは「86」、スポンサーは「hostile takeover Bank(htB、日本語に訳すと「敵対買収銀行」、北海道テレビとは無関係)」という銀行。ヒゲ型のフロントグリルが特徴で、彼をサポートするピットクルーもチックに倣い「ヒゲ」を付けている。最終的にアクシデントの発生したキングと、それを助けたマックイーンを差し置いて念願の初優勝を遂げるも、そのあまりに自己中心的な行いから、ファンやマスコミや挙句に自身のピットクルーにまで愛想を尽かされ、優勝カップも投げつけるように渡されるなど誰からも祝福されないという散々な晴れ姿となってしまった。モデルは公表されていないが、ヒゲで万年2位のレーサーといえばデイトナ500の優勝にいつもあと一歩届かなかった故デール・アーンハートを彷彿とさせる。マック - ジョン・ラッツェンバーガー/立木文彦マックィーンの移動トレーラーを牽引するトラック。マックィーンが本音を打ち明ける数少ない相手である。車体は1985年式マック・スーパーライナー。トレーラーと合体した巨体で、しつこく付きまとう報道陣を追い払う。マックィーンと同じ塗装で、ゼッケン「95」を付けている。ノット・チャック -マイク・"ノーネーム"・ネルソンタイヤ交換や燃料補給を担当するフォークリフト(ピットクルー)達。マックィーンの傲慢な態度に腹を立て、冒頭のレースの後、そろって辞めていく。名前の由来は、辞める際に発した言葉が「俺の名前はチャックじゃない!!」から。また、トミーダイレクトなどにより販売されてある玩具や、エンディングのスタッフロールでも、「ノット・チャック」との表記になってある。ジュニア - デール・アーンハートJr.ピストンカップに出場している若手のレーサー。声優を務めるデール・アーンハートJrは故デール・アーンハートの息子であり、NASCARに参戦中の現役ドライバーである。また、綽名も「ジュニア」である。姿も彼のレースカーを模したものとなっている。ラスティー -トム・マグリオッチ/高宮俊介ダスティー -レイ・マグリオッチ錆取りバンパークリームを製造するラスティーズ社を経営する社長兄弟。マックィーンのスポンサーで、マックィーンのおかげで会社の業績はいいらしい。口癖はラスティー(兄)が「弟みたいな走りは止せ!」、ダスティー(弟)が「兄貴みたいな走りは止せ!」。車体はラスティー(兄)が1963年型ダッジ・ダート、ダスティー(弟)が1963年型ダッジ・A100バン。彼らのモデルは声優を務めてあり、なおかつ1970年代から全米ラジオにて放送されてある、ぼろぼろの車について語る「Car Talk」の司会を務めるマグリオッチ兄弟。フレッド - アンドリュー・スタントンラスティーズ社製品の愛用者でマックィーンのファン。全身錆だらけ。この世界では珍しく、フロントバンパーにナンバープレートを装着してある。ハーブ - ジェレミー・ピーヴン/ジェレミー・クラークソン(英国版)/檀臣幸マックィーンのレースのために手配をした見返りとして、報酬から10パーセントを受け取っているエージェント。業界人ぽい口調でマックィーンをしきりに“ヨイショ”するが、意見はほとんど聞かず、話す内容は一方的。電話で会話するのみで表には出てこない。なお英国版の声を担当しているクラークソンはBBCで放送している自動車番組の司会者(つまり本当に業界人)で、マックィーンのデザインベースとなったGT40のリメイク版フォード・GTを所有していたことがある。ボブ・カトラス - ボブ・コスタス/赤坂泰彦「ピストンカップ」を全米に生中継する実況アナウンサー、英語版で実況しているボブ・コスタスをもじっている。コスタスは実際にも有名なスポーツコメンテイターである。設定上では1999年型オールズモビル・オーロラであるが[5]、2ドアであるため、正確なベース車は不明。ダレル・カートリップ - ダレル・ウォルトリップ/福澤朗1970年型シボレー・モンテカルロ。「ピストンカップ」の解説者、モデルは英語版で声優を務めるダレル・ウォルトリップで、NASCARシリーズを3回制覇し、現在はTV中継のNASCAR on FOXで解説の座についている名レーサーである。ただしNASCAR on FOXはシリーズ序盤を担当するのが通例なため、実際にはモチーフとなったフォード400でダレルが解説に入る事は基本的には無い。ミア - リンジー・コリンズ/吉田仁美ティア - エリサ・ナイト/吉田仁美マックィーンの熱狂的ファンである双子の小型スポーツカー。車体は1990年式マツダ MX-5ミアータ。立入禁止エリアぎりぎりまでマックィーンを追っかける。かなりのミーハーで一時期チックのファンに乗り換えたが、ラストでは彼のあまりの自己中さに反感を抱き、あっさりと彼を見限った。モーターホーム型のファンレースの観客。マックィーンを応援するものが大半。エルビスRV -シェリル・クロウ/(原語版流用)オープニング(シェリル・クロウ歌「Real Gone」)の1場面にて「アー」歌詞の部分で踊ったキャンピングカー。マリオ・アンドレッティ -マリオ・アンドレッティ最終レースにて警備員マルコとフレッドと会話をし、会場に入る。車体は1967年型フォード・フェアレーンデイトナ600優勝仕様。ちなみに、車体の「FORD」部分は「MARIO」に修正されてある。声優は元レーサーのアンドレッティ本人。警備員マルコ車体は2002年型フォード・エクスペディション。レース会場内の警備をするスタッフ。玩具でマルコを名乗ってあるジェットとは無関係。ライトイヤー飛行船レースにて飛行する、公認スポンサーのタイヤメーカー・ライトイヤー社の飛行船。カラーリングのモチーフはグッドイヤーの飛行船。

暴走族[]

公式ディズニー・ヴィランズ。高速道路にて居眠り運転をしていたマックをからかうが、エンディングではシェリフに捕まり、ベッシーを引っ張って道路舗装をさせられている。マックィーン同様液体のアスファルトをかけられる。また、メーターの東京レースでも、スノットロッド除き登場し、メーターの妄想による東京の世界でも何故かDJらしき車両のリアサイドが登場する。

ブースト - ジョナス・リベラ/高木渉車体は年式不明ホンダ・S2000や1994年型三菱・エクリプスなどとされる[6]。暴走族のリーダーらしき車両で、リアガラスにはN2Oタンクが付属してある。ウィンゴ - アドリアン・オチョア/乃村健次車体は2000年型日産 S15シルビア。特徴は余りにも高いリアウィングで、横には「インポート」のカタカナ表記が有る。DJの音楽のせいで眠るマックをブーストと車線変更させ合った。DJ - E.J.ホロウィッキー車体は2004年型サイオン・xB。サイド以降のスピーカーにより音楽が流れ、マックの居眠りを激しくした。しかし、ほとんど話さない。スノットロッド - ルー・ロマーノ車体は1970年型プリムス・バラクーダのトランザムレースホモロゲーション仕様、プリムス・AARクーダ。ボンネットフードから噴出したエンジンと巨大なリアタイヤ、実車のAARクーダを模したストライプが特徴で、ほとんどマックのからかいには消積的であった。走行時から他の車がマックをからかう時、更にはシェリフに捕まった際にもクシャミをして、ニトロ噴出をする。

映画のキャラクター[]

エンディングにて、「ラジエーター・スプリングス・ドライブインシアター」で上映された「トイ・カー・ストーリー」「モンスターズ・トラック・インク」「バグズ(ワーゲン)・ライフ」映画のキャラクター達。本来はウッディ、バズ、サリバン、マイクには唐沢寿明、所ジョージ、石塚英彦、田中裕二が声優を担当するのが自然だが、本編を除く全ての分野で声優を務める辻谷耕史、稲葉実、楠見尚巳、高木渉が声優を担当してある。(但し、本来の予告編のマイクの声優は三ツ矢雄二が担当してある)又、オリジナル版にてジョン・ラッツェンバーガーが声優を担当したキャラクターは日本語では全て立木文彦が担当してある。(オリジナル版の日本語声優はハムが大塚周夫、イエティが立木文彦、P.T.フリーが岡田吉弘)

ウッディ -トム・ハンクス/辻谷耕史カウボーイのミニカー。ダイナコ石油にてバズと口論になるシーンを演じる。車体モデルはフォード・ウッディワゴン。バズ・ライトイヤー -ティム・アレン/稲葉実玩具の宇宙自動車。リアには「PIXAR」文字入り。ハム -ジョン・ラッツェンバーガー/立木文彦豚の貯金車。パーティーの客が来たシーンを演じる。車体はトヨタ・セプターワゴン風。ジェームズ・P・サリバン -ジョン・グッドマン/楠見尚巳愛称サリー。車体は警備員マルコ風の車体にモンスタートラックのタイヤと言う組み合わせ。ヒマラヤ山脈に追放され、マイクと口論になる。マイク・ワゾウスキ -ビリー・クリスタル/高木渉グイドにそっくりの三輪車。イエティ -ジョン・ラッツェンバーガー/立木文彦過去に何らかの理由で追放され、吹雪でレモンアイスを作ってある。フリック -デイブ・フォーリー/宮本充青年のアリ。サーカス車関連の事情で、P.T.フリーと言い合いになった。車体は1966年型フォルクスワーゲン・タイプ1。P.T.フリー -ジョン・ラッツェンバーガー/立木文彦シルクハットを被ったノミ。サーカス団の団長。車体モデルとして考えられるのは日産・パルサーセリエやホンダ・EG型シビック等が考えられる。

ジョー・ランフト追悼シーンのキャラクター[]

2005年に亡くなったジョー・ランフトの為に、急遽エンディングに追悼シーンが差し入れられた際のキャラクター。声優は「バグズ・ライフ」「トイ・ストーリー」「トイ・ストーリー2」当時の声優で記述。ちなみに、映像は全て上記の3作からの流用。

ハイムリック - ジョー・ランフト/島香裕食いしん坊のイモムシ。バグズ・ライフではサーカス団の道化師である。レニー - ジョー・ランフト/八代駿アンディの玩具である双眼鏡。他の玩具仲間が遠くを見るのに役立つ。ウィージー - ジョー・ランフト、ロバート・グーレ/佐古正人、鈴木康夫同じくアンディの玩具である、古びたペンギンのテナー人形。不用品バザーに出されたところをウッディに助けられ、笛つきサメのミスターシャークにノドの修理をしてもらったと言う。バービートリオ - ジョディ・ベンソン/高橋理恵子ウィージーがエンディング前に「君はともだち」を歌った際にコーラスレディとなったバービー達。ミスターマイクウィージーが「君はともだち」を歌う際に使われたマイク。

その他のキャラクター[]

ピーター・ビルト - ジョー・ランフト/楠見尚己廃バッテリー収集トレーラー・トラック。道に迷ったマックィーンにマックと勘違いされる。モデルはピータービルトの352キャブオーバーヴァン - リチャード・カインド/稲葉実ミニー - エディ・マクラーグラジエーター・スプリングスに迷い込んだミニバン夫婦。住民のおもてなしを断り[7]、素通りする。カーナビを持ってはいるが夫はかなりの方向音痴である。ベース車はミニー(妻)が1996年型ダッジ・キャラバン、夫(ヴァン)が2003年型フォード・ウィンドスター[8]。ミハエル・シューマッハ・フェラーリ - ミハエル・シューマッハラスト近くで「ライトニングに良い店があると聞いた」として、ルイジの店へ突然やってきたフェラーリ。来店した彼に話しかけられたルイジ達は感激のあまり気絶した。車体モデルはフェラーリF430。声の主は公開当時フェラーリチームで活躍した同名のF1レーサー。ジェイ・リモ -ジェイ・レノ/稲葉実マックイーン失踪の際、テレビで報じられてある中で「The Jay Rimo Show」の司会として「どっちが先に見つかるかな?マックイーンか、彼の新しいクルーチーフか。」と発言した。車体モデルはリンカーン・タウンカー。チュキ - ソノコ・コニシジェイ・リモと同じく、マックイーン失踪報道集で登場。日本のニュースチャンネル「OEM」で報道した。「おジャ魔女どれみ」や「美少女戦士セーラームーン」などの日本のアニメを意識したためか、瞳が大きい。声優はピクサー所属の日本人社員、ソノコ・コニシ。車体はP.T.フリーと類似している。DVD版では、字幕は表示されなかった。スヴェン -アーノルド・シュワルツェネッガージェイ・リモやチュキと同じく、マックイーン失踪報道集で登場。州にてマックイーンを捜すことを表明した。車体モデルはハマー・H1。声優はカリフォルニア州知事であるアーノルド・シュワルツェネッガー本人。T.J.ハマーエンディングの「サージのSUV車訓練キャンプ」において、鬼教官のサージに説教される緑色の都会育ち。車体モデルはハマー・H2。トッドカリフォルニアでの最終レースにて登場。ピクサー長編作品では必ず登場するピザ・プラネットのGYOZAバン。車体モデルは30/40系ハイラックスと思われる。リアには「YO」(TOYOTAが由来と推測できる)の文字が表記されてある。

スタッフ[]

  • 監督:ジョン・ラセター
  • 脚本:ジョン・ラセター
  • 音楽:ランディ・ニューマン

トリビア[]

  • 「ライトニング・マックィーン」の名前は2002年に亡くなったアニメーターのグレン・マックィーンの名前を使っている。スタッフみんながグレンの死の直前、彼に「『カーズ』の主役にあなたの名前を使うから」と約束を交わしたという。なお、マックイーンの名で一般的に思い浮かべられるスティーブ・マックイーン主演の映画『大脱走』(1963年)のパロディシーンもある。
  • 英語版では新旧の名レーサーが吹き替えを担当しており、ミハエル・シューマッハもフェラーリ・F430役で出演している。その他にもマリオ・アンドレッティ、デイル・アーンハートJr.も出演している。なおドイツ語版では、シューマッハに加えニキ・ラウダとミカ・ハッキネンが出演している。
  • ダイナコ石油は、トイ・ストーリーにて登場したダイナコ石油が名前の由来で、ロゴマークも同一である。
  • エンディングでは、NG集はないが、その後のラジエーター・スプリングスで、メーターが曲に合わせて踊るものや、錆だらけのフレッドが脇に貼り付けたステッカーが曲内のルート66の地名とリンクしていたり、過去のディズニーピクサーの映画のパロディ版が流れているのが見られる。映画が変わるごとに、ハイファーが増えていき、最後にフランクも出てくる。
  • 過去のピクサー映画のパロディの中には「トイ・ストーリー」「バグズ・ライフ」「モンスターズ・インク」が登場。本作のマックがそれぞれの作品に登場するハム、P.T.フリー、イエティを、「あのキャラクターの声優、良いね」と絶賛するシーンが出てくる。これはハム、P.T.フリー、イエティ、マック全てを同じジョン・ラッツェンバーガーが演じているというギャグである。
    • 日本語版でもこれに合わせ、マック役の立木文彦がパロディで4役を担当しているが、オリジナルの映画ではハム、P.T.フリーは大塚周夫、岡田吉弘が担当している。
  • エンディングでのジョー・ランフト追悼シーンでは、「バグズ・ライフ」のハイムリックと「トイ・ストーリー」のレニー、「トイ・ストーリー2」のウィージーが登場する。尚、彼らの声優は全てジョー・ランフトである。因みに、ウィージーのシーンでは偶然なのかバービー人形がコーラスレディとして登場する。
  • マックがルート40を移動していく最中、電線に短編『フォー・ザ・バーズ』の小鳥達が止まっているのが一瞬見える。
  • ピストンカップというレースタイトル名は、映画制作当時はモデルとなるNASCARのシリーズタイトルがタバコブランドのウィンストンがスポンサーの「ウィンストンカップ」だった事のパロディである。なお映画公開時にはウィンストンは長期にわたるシリーズスポンサーを降りて「ネクステルカップ」に変更されていた。
  • ピストンカップの優勝決定戦、休業中の看板を出している場所の中に「EMERYVILLE」があったが、ここはピクサースタジオの現住所。
  • 劇場公開前の予告編で走るマックィーンの車体のゼッケンは「57」だが、これはジョン・ラセター監督の誕生年。また、マックイーンのゼッケン「95」はトイ・ストーリーの誕生年と推測される。
  • DVDのメインメニューに時々出てくる「ダイナコ400」のロゴをクリックすると、ラジエーター・スプリングス住民バージョンの短編『バウンディン』が見られる。
  • 映画の興行収益はそこそこだったが、MATTEL社から発売されていたミニカーが全世界で爆発的に売れている。
  • カリフォルニアで最終レースが行われるシーンで、観衆の中に『トイ・ストーリー』に登場するピザ・プラネットの車がトッドの名で登場している。
  • 本作のプロットが、1991年の映画『ドク・ハリウッド』と似ていることが指摘されている。
  • 2008年にディズニーチャンネルの特別放送であるプラチナウィークでカーズがディズニーチャンネル初放送された。また、2008年のプラチナウィークで放送中のいろんな番組の下にライトニングマックイーンが現れてレースをしてライトニングマックイーンはそのレースで何位だったかを視聴者がプラチナウィークの公式ホームページで送るプレゼントクイズがあった。そのプレゼントクイズの景品にジグソーパズルなどの4種類の景品があった。
  • 各キャラクター達の瞳の色は、英語版の声優達の瞳の色と同じ色になっているが、同じ声優であるはずのレッドとピータービルトの瞳の色が異なる。
  • 途中で登場する大陸横断鉄道の車体にはピクサートリビアではおなじみのA113が描かれている。
  • マックイーンがいなくなった事を報じる番組の中ではNBCの人気トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ』のJay Lenoがパロディ番組の司会「ジェイ・リモ」役として登場する(吹替版は稲葉実)。無類のカーマニアとして全米では知らない人がいないほど有名なキャスターである。ちなみに、英語版でも日本の架空チャンネル「OEM」で報じられている場面が存在し、画面のテロップは日本語表記で、チュキ(女性アナウンサー)の音声も日本語である(ただし、双方の台詞は若干異なり、声優も別の人が演じている)。
  • フィルモアのナンバー「51237」はジョージ・カーリンの誕生日「1937年5月12日」が由来。
  • レースのシーンで白地にアップルのマークが描かれたゼッケン84(アップル誕生年)のレースカーが走行している。何故かゼッケン84のレースカーが2台走行してある。
  • 2011年には続編『カーズ2』の公開が予定されている。当初2012年公開予定だったが1年前倒しされての公開となった。
  • 眠れぬ森の美女の城のシーンで使われるピクサー独自のオープニングソングの使用は、この作品で最後となってしまった。「ファインディング・ニモ」以来の使用であったが、今作のみに採用された専用の音楽パターンとなった。


短編アニメ[]

メーターと恐怖の火の玉 Mater and the Ghostlight[]

2006年に『カーズ』DVD特典映像として製作された短編。本編の後日談で、悪戯ばかりはたらくメーターを、ラジエーター・スプリングスの皆が怪談話で懲らしめる話。監督はジョン・ラセター、ダン・スキャンロン(共同監督)。

カーズトゥーン メーターの世界つくり話 Cars Toons : Meter's Tall Tales[]

2008年以降に製作されたメーターが主人公のスピンオフ短編。計6作。メーターとマックイーンの会話から成り立っていて、メーターのホラ話がその内容となっている。監督はジョン・ラセター、ロブ・ギブス、ビクター・ナヴォーネ。

  • 第1話:"Rescue Squad Mater" レスキューチーム メーター メーターが消防車となって、火災現場からマックイーンを救出するという話
  • 第2話:"Mater The Greater" メーター ザ・スタントカー メーターがスタジアムでカースタントショーを行なう
  • 第3話:"El Materdor" 闘牛士メーター メーターがスペインで闘牛士となる話
  • 第4話:"Tokyo Mater" メーターの東京レース メーターが東京に行って、東京タワーをゴールとするドリフトレースを行なう
  • 第5話:"Unidentified Flying Mater" 未確認飛行メーター 2009年11月20日初公開。メーターがUFOと出会う
  • 第6話:"Heavy Metal Mater" ヘヴィメタル メーター メーターがフォークリフト3台とヘヴィメタルバンドを結成する
  • 第7話:"Monster Truck Mater" モンスタートラック メーターメーターがモンスタートラックとなり色々な相手と勝負する

どの話でも途中からマックイーンが無理やり登場させられる。なお、マックィーンの声はオーウェン・ウィルソンではなく、キース・ファーガソンが担当している。そして、毎回どこかにノット・チャック似のフォークリフトとミア、ティアが出演している。

ちなみに、どの話にもサリーとドック、マックとリジー、スノットロッドとイエティが登場していない。

アメリカでは2008年のクリスマスに3話までが放映され、その後もディズニーチャンネルやABCで何度か放映されている。また、「メーターの東京レース」は映画『ボルト』の同時上映作品として映画化される。

日本では2009年3月26日に「Disney Time」の中で第1話〜第3話が放映された後、ディズニーチャンネル、ディズニーXDにて時おり放送されている。「メーターの東京レース」は日本でも同様に『ボルト』の同時上映作品となった。

ゲーム[]

日本国内ではWii、プレイステーション2、PSP、ニンテンドーDS、ゲームキューブ、ゲームボーイアドバンス、パソコンゲーム版が発売されている(パソコンゲーム版はインターチャネル・ホロン、それ以外はTHQジャパンより)。

また、日本国内での販売ではないが、Xbox 360でもTHQより販売されている。他にも海外では二作目のMater-National、三作目のRace-O-RamaがWii、プレイステーション2、プレイステーション3、PSP、ニンテンドーDS、ゲームキューブ、ゲームボーイアドバンス(Mater-Nationalのみ)、Xbox 360、パソコンゲーム版がTHQより販売されている。

実際のレース参戦[]

2008年度に国内最高峰レースであるSUPER GTのGT300クラスに、自動車チューニングパーツメーカーaprが母体となった「カーズ・レーシング」より、「ライトニング マックィーン apr MR-S」の名前で参戦していた。ドライバーは平手晃平と国本京佑だった。ベース車両は、前年同チーム(前年まではトイストーリー・レーシング)がGT300クラス年間総合優勝を飾ったトヨタMR-Sであった(トレーラーは日産ディーゼル・コンドル)。レースに勝つ為にGTウイングの装備などオリジナルに似せられなかった部分もあったが、ライトの形状を似たものに変更し、劇中で重要アイテムである「稲妻ステッカー」と赤をベースにしたカーラーリングとし、カーナンバーも「95」を取得するなど似せられるところは徹底していた。劇中のメインスポンサー「Rust-Eze」のロゴはカーズのエンブレムマークに変更されていたが、これはピクサーよりこのマシンのために特別にデザインされたマークであった。第3戦の富士スピードウェイでは優勝するなどしてチームの年間ランク8位を獲得した。2009年はピクサーがスポンサーを降り、チームは違うベース車両を基にレースカーを制作したため、カーズレーシングの参戦はこの1年だけで終了した。SUPER-GTの唯一の海外レースであるマレーシアでのレースに於いてはディズニーの商圏の関係でカーズのロゴを外す措置をとっていた。これは前身のトイストーリーの時にも行われていた。

出典・脚注[]

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  1. 1.01.11.2 “Cars (2006)” (英語). Box Office Mojo. 2010年6月21日閲覧。
  2. 2.02.1 “日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2006年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年6月21日閲覧。
  3. "A grease geek will guide you: 'Cars' decoded" by Dan Neil, Los Angeles Times, June 4, 2006 "A hybrid between a stock car and a more curvaceous Le Mans endurance racer with some Lola and some Ford GT40"
  4. 正式名称は「プリムス・ロードランナースーパーバード」だが、現在はクライスラーとワーナー・ブラザーズの間で使用契約が切れてあるため(ロードランナーはルーニー・テューンズのキャラクターが名前の由来)、ミニカーのライセンス表示でも「ロードランナー」の名は省略されてある。
  5. [1]
  6. 資料上では1994年型三菱・エクリプスであるが、ヘッドライトなどの形状から、エクリプスやS2000などとは分かりにくいデザインとなってあり、リアを中心にダッジ・バイパー風なデザインとなってある上、クウォーターウィンドウの違和感もあり、マテル社製ミニカーのシャシーはホンダ・S2000のようなものとなっている。
  7. 但し、両者でおもてなしに対する態度が違う。ミニーは(道に迷ってるために)素直に「地図をどうぞ」と言われおもてなしを受けようとするのだが、ヴァンが拒否してしまう。
  8. en:List_of_Cars_characters

関連項目[]

  • ウォルト・ディズニー・カンパニー
  • ピクサー・アニメーション・スタジオ
  • A113
  • 国道66号線
  • ハウス食品

外部リンク[]

  • カーズ DVD 公式サイト
  • ピクサー|カーズ - ピクサーサイト内の作品紹介ページ

テンプレート:ピクサー・アニメーション・スタジオ



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