
SR
孤羽 / Lone Feather
装備者が獲得するシールドが6%増加し、ターン終了時に装備者の防御力4%のシールドを獲得する。毎ターン防御力が2%増加する。
Lv | ダメージ強化 | シールド増加 | 防御力 |
---|---|---|---|
1 | 7.2% | 8% | 6% |
2 | 10% | 8% | |
3 | 12% | 10% | |
Lv | 死亡抵抗 | ||
4 | 27.3% | ||
5 | 29.4% | ||
6 | 31.5% | ||
7 | 33.6% | ||
8 | 35.7% | ||
9 | 37.8% | ||
10 | 39.9% | ||
11 | 42% | ||
12 | 44.1% | ||
13 | 46.2% | ||
14 | 48.3% | ||
15 | 50.4% |
生まれたときから、双子は翼を使って飛ぶことを許されなかった。背中に生えたもう一対の腕は、むしろ神の子の威厳を示す儀礼品のように、常に決められた姿勢を保つよう求められていた。
幼い頃、ポリュクスは二人の間でも特にその翼を大切にしており、毎日手入れをし、精油を塗り、羽毛を絹のように艶やかに保っていた。
彼は人目がないわずかな時間を利用して、こっそりと翼を羽ばたかせ、カストルの心配をよそによろめきながら飛び上がり、装飾が施されたドームの天井に触れようとした。
ポリュクスが翼を使ってまるでダンスのように様々な動きができるのに対し、カストルは自分の翼が二枚の板のように不器用だと感じることがよくあった。毎晩寝る前の秘密の時間に、カストルはただ静かに、ポリュクスが闇の中を飛び跳ねたり回転したりして、小さな檻の中で飛び回る姿を見守っていた。
「弟の羽は本当に美しいが、俺の方は、一生飛ぶことはできないだろうな」とカストルは思った。
そして彼らが脱走したあの夜、カストルは初めて夜風が翼を押し上げる涼しさと軽さを感じた。すっかり上達したポリュクスは、ぎこちなく飛ぶ兄をしっかりと掴み、高空で楽しそうに笑い、急降下や旋回の弧を描いて、まるで本物の鳥のように飛んだ。
カストルは顔を向けて、ポリュクスのしなやかで力強い翼が月の光に照らされ、羽根の間に眩しい青緑色の光が反射しているのを見た。
「あれはきっと世界で一番美しいものだ。何があっても、私はポリュクスを、あの翼を守らなければならない」
やがて、過酷な野外生活の中で、ポリュクスの翼が獣によって傷つけられてしまった。カストルは心を痛めながら、ポリュクスの抜け落ちた羽根を拾い上げ、胸にしまい、二度とこんなことは起こさせないと心の中で誓った。しかし、この一枚の羽根が、後に彼のもっとも大切な宝物となり、あの翼の形見として最後に手にすることになるとは、このときの彼には思いもよらなかった。