エクセルシオ級

ページ名:エクセルシオ級

エクセルシオ級

艦種:

所属:

建造拠点:

就役:

2280年代

全長:

511.25m

全幅:

195.65m

全高:

86.76m

重量:

2,350,000mt

速度:

ワープ9.4(最高速度)
ワープ6(巡航速度)

デッキ数:

34

乗員数:

750名

武装:

防御:

ネームシップ:

状態:

現役 (2379年)
 エクセルシオ級(Excelsior-class)もしくはエクセルシオール級宇宙艦は、惑星連邦宇宙艦隊が保有する宇宙艦である。

目次

歴史[]

 エクセルシオ級は2280年代前半に地球軌道上のサンフランシスコ造船所で建造された。

 宇宙艦隊はこのクラスをトランスワープ・ドライブ搭載艦として採用することを予定しており、プロトタイプUSSエクセルシオは「偉大なる実験」と呼ばれるトランスワープの実験艦として非常に高い期待を持たれていた。(スタートレック3:ミスター・スポックを探せ

試験航行についてはUSSエクセルシオを参照。

 試験航行は失敗に終わったが、宇宙艦隊はエクセルシオ級を本採用した。USSエクセルシオは地球スペースドックに少なくとも2287年までは係留した後に、2290年までには正式に就役させた。(スタートレック4:故郷への長い道スタートレック5:新たなる未知へスタートレック6:未知の世界

 2293年、宇宙艦隊はUSSエクセルシオをネームシップとするエクセルシオ級の量産を開始した。その後、エクセルシオ級は設計上の汎用性の高さを活かして24世紀後半に至るまで使用され続け、宇宙艦隊の傑作艦の一つとなった(これは同世代のミランダ級にも同じことが言える)。そして、宇宙艦隊の旗艦であるUSSエンタープライズの次世代艦はこのエクセルシオ級が採用されることとなった。(スタートレック6:未知の世界新スタートレックTNG:未知への飛翔VOY:道は星雲の彼方へ

Excelsior_port_of_Galaxy.jpg

ギャラクシー級と並走するエクセルシオ級

 宇宙艦隊に正式に採用されたエクセルシオ級の姉妹艦は、宇宙探査、パトロール、テラフォーミング任務及び輸送に至るまで様々な種類の任務に派遣された。(スタートレック6:未知の世界TNG:孤独な放浪者TNG: 疑惑TNG: 永遠の絆TNG: 姿なき誘拐犯DS9:地球戒厳令・前編DS9: エディングトンの逆襲

 2360年代には、エクセルシオ級は宇宙艦隊の提督たちの旗艦としてしばしば使用されていた。(TNG:アンドロイドのめざめTNG: 浮遊機械都市ボーグ・前編TNG: 戦闘種族カーデシア星人・前編TNG: ボーグ変質の謎・前編TNG: 惑星連邦“ゲリラ部隊”

 その他にも、エクセルシオ級は連邦を防衛するためのいくつかの主要な戦闘―2366年の第一次太陽系侵攻でのウォルフ359の戦いや、2372年から2373年における第二次連邦・クリンゴン戦争などにも多数の同型艦が参加していた。(DS9:聖なる神殿の謎DS9: 戦う勇気、VOY:ボーグ・キューブ)

 ドミニオン戦争中の主要な戦いであった第一次及び第二次チントカ星系の戦いカーデシアの戦い等にも多数の同型艦が参加し、多くのエクセルシオ級が最前線基地であるディープ・スペース・9などの宇宙基地周辺に駐留した。ドミニオン戦争においてエクセルシオ級はUSSカイロUSSヴァリーフォージ等、多数の艦が失われたものの、多くの戦闘で第一線を守る高い汎用性を有していた。(DS9:ディープ・スペース9奪還作戦・後編DS9: 決意の代償DS9: 変節の時DS9: 終わりなきはじまり

 ドミニオン戦争後、エクセルシオ級の後継艦の予定だったアンバサダー級宇宙艦が退役する中で、エクセルシオ級の宇宙艦は輸送任務や防衛任務で引き続き使用された。(VOY:夢みるホログラム、VOY: 道は星雲の彼方へ

 エクセルシオ級の詳細図は31世紀においても保管されていた。[1]ENT:暗黒からの衝撃波・前編

技術情報[]

船体構成[]

Excelsior_class%2C_lcars%2C_tngs1.jpg

エクセルシオ級の平面及び側面図

 エクセルシオ級の船体は連邦艦の標準的な構成が組まれており、円盤部推進部ワープ・ナセルで構成されていた。しかしながら、以前のクラスよりもより洗練された直線的なデザインを特徴としていた。

ファイル:USS Farragut, Chrysalis.jpg

ドッキングポートにドッキング中のエクセルシオ級

 また、円盤部左舷側にはドッキング・ポートが設置されており、宇宙基地でのドッキング等に使用される。(DS9:愛に目覚める者)

アップグレード[]

 最初期のモデルのエクセルシオ級は、実験の失敗の後に新しいブリッジ・モジュールに換装されるなど小規模な改装[2]を受けた。円盤部後部のインパルス・エンジン部分の構造変更や第二船体下部の貨物室の改装などである。この改装が後の量産型エクセルシオ級にも採用された。(スタートレック6:未知の世界

USS_Enterprise-B_facing_the_Nexus.jpg

USSエンタープライズ-Bは、インパルス・エンジンが増設されて第二船体のディフレクター盤周辺に大きなバルジが追加されている。

 就役から10年未満で、USSエンタープライズB建造の際に一部のエクセルシオ級のデザインは大幅なアップグレードを受けることになった。基本設計は通常のエクセルシオ級と同様であったが、円盤部の構造の変更やインパルス・エンジンの増設、エンジン・ナセルの構造変更、船体分離機能の追加、ディフレクター盤周辺に拡張バルジが増強された。[3]スタートレック:ジェネレーションズDS9:地球戒厳令・後編

 エクセルシオ級が老朽化していくにつれ、宇宙艦隊は最新の技術を導入し継続的なアップグレードを行って延命措置を行った。それは主に2360年代から2370年代に多く行われた。2364年USSメルボルン第74宇宙基地において大幅な修理を受けた。また、2367年にはUSSフッドが第174宇宙基地で主要システムのアップグレードを受けた。(TNG:盗まれたエンタープライズTNG: 永遠の絆

戦術システム[]

 エクセルシオ級は円盤部の背面に5基の連装フェイザー砲座が設置されており、円盤部後部の構造物には1基のフェイザー砲座が設置されている。また、第二船体にはドーサルネック部の側面と、エンジン・ナセルのパイロン中央部の構造物にも1基の砲座が装備されている。(スタートレック6:未知の世界スタートレック:ジェネレーションズDS9:地球戒厳令・後編
 また、第二船体前部と後部にそれぞれ2基ずつ合計4基の魚雷ランチャーを搭載しており、ドーサルネック部艦首側にも増設が可能である。また、ディフレクター・シールドコンスティチューション級改のものよりも強力であり、光子魚雷の直撃を受けても船体への直接のダメージを防ぐことができた。(スタートレック6:未知の世界スタートレック:ジェネレーションズ
 2372年、連邦に対するドミニオンの脅威が表面化すると、宇宙艦隊はエクセルシオ級のUSSラコタに対して改装を実施する実験を行った。ラコタは改装によりフェイザー砲座が増強され、量子魚雷も搭載し、その他にも大幅な性能向上が行われ、ディファイアント級に匹敵する戦闘能力を有するに至った。(DS9:地球戒厳令・後編

円盤部後部構造上の砲座
円盤部前部砲座からの射撃
円盤部底部砲座からの射撃
円盤部後部構造物側面砲座からの射撃
ドーサルネック部の魚雷ランチャーにアクセスする小型艇

推進システム[]

ファイル:TranswarpComputerDisplay.jpg

理論上のトランスワープ・ドライブ

 当初、エクセルシオ級は新推進技術であるトランスワープ・ドライブの実験のために設計された。しかし、一部のエンジニアはこの新技術に対して疑心を抱いていた。(スタートレック3:ミスター・スポックを探せ
 その後、トランスワープ・ドライブの実験の失敗により約2年間はスペースドックに係留されたままだったが、基本設計が優秀で汎用性の高いデザインだったことが注目されたため、エクセルシオ級は通常のワープ・ドライブに換装され量産が行われた。(スタートレック4:故郷への長い道スタートレック5:新たなる未知へスタートレック6:未知の世界

 24世紀前半には、当時の最新技術であるダイリチウム結晶の再結晶化を行うシータ・マトリックス構成装置が備えられている。2357年に就航したギャラクシー級で搭載されたシータ・マトリックス構成装置はエクセルシオ級のものよりも10倍の効率を誇っており、2367年頃にはエクセルシオ級のものは時代遅れとみなされていた。(TNG:戦士の休息

 また、エクセルシオ級はワープ・コア・マトリクス・コンポジターにマイクロ・パワーリレーを使用していた。(DS9:エディングトンの逆襲

内部デザイン[]

詳細は、エクセルシオ級のデッキを参照。

メイン・ブリッジ[]

Excelsior_Bridge_3.jpg

USSエクセルシオ ブリッジ

 ブリッジは第一船体の最上部に位置し、艦の運航のすべてを監督・指揮しすべての部門の活動を調整した。エクセルシオ級は長い期間運用されたため、様々なバリエーションのブリッジ・モジュールが存在した。

 多くのエクセルシオ級のブリッジ後部の隔壁には、巨大なマスター・システム・ディスプレイが設置されており、艦のステータス表示がされていた。プロトタイプのUSSエクセルシオにはなかったものだが、後の正式就役の際の改装で加えられた。姉妹艦のUSSエンタープライズのブリッジにも同様にMSDが設置されていた。[4]スタートレック3:ミスター・スポックを探せスタートレック6:未知の世界スタートレック:ジェネレーションズ、VOY:伝説のミスター・カトー)

プロトタイプのUSSエクセルシオのブリッジ(2285年)
正式就役後のUSSエクセルシオブリッジ(2293年)


Holo-communicator.jpg

マリンチェのブリッジからホログラム通信機で投影されるサンダース

 少なくとも1隻のエクセルシオ級(USSマリンチェ)は、2373年にホログラム通信機をインストールした。(DS9:エディングトンの逆襲

作戦室[]

 エクセルシオ級の作戦室はブリッジに隣接して設置されており、いくつかのLCARSインターフェースとMSDがあり、デスクと椅子、そしてプライベート・ビューワが設置されていた。(TNG:DNATNG: 孤独な放浪者DS9:地球戒厳令・後編

 ディープ・スペース・9のノーグ少尉によると、アル・ロレンゾは艦隊の有名な指揮官のデスクに座ってホロ写真を撮ることが趣味であったとオブライエンに語り、そのコレクションの中にはUSSフッドのロバート・デソト大佐のデスクも含まれていた。(DS9:予期せぬ亡命者)

USSレパルスのタガート艦長の作戦室(2365年
USSラコタのエリカ・ベンティーン艦長の作戦室[5](2372年)


ディフレクター制御室[]

Kirk_enters_deflector_room.jpg

ディフレクター室のアクセス部

 ディフレクター室はデッキ15セクション21アルファのディフレクター盤の後ろにあった。そこは、一連のキャットウォークからアクセスできる小さい制御室とはしごがあった。ディフレクター室は艦のディフレクター・アレイをコントロールするための各種コンソールが収容されていた。(スタートレック:ジェネレーションズ

シャトル及び貨物ベイ[]

USS_Excelsior%2C_aft.jpg

シャトル及びカーゴ・ベイ

 エクセルシオ級には貨物室が数か所設置されていた。第二船体下部の艦後側には大型の貨物室が設置されている。メイン・シャトルベイは様々な種類のシャトルクラフトを搭載しており、第二船体下部の貨物室の下部に設置されている。また、24世紀にはタイプ7・シャトルクラフトが搭載されていた。(TNG:光から生まれた生命

居住施設[]

 艦長などの上級士官は個室が割り当てられた。USSエクセルシオのヒカル・スールー大佐はデッキ3に私室が割り当てられた。

 一般隊員、下級士官及び多くの士官は共同部屋で生活した。それは部屋のサイズに合わせて4名から9名で生活していた。(スタートレック6:未知の世界、VOY:伝説のミスター・カトー)

USSエクセルシオの士官用船室
USSエクセルシオの寝台

同型艦[]

付録[]

登場回[]

注釈[]

  1. ジョナサン・アーチャーとマルコム・リードは、31世紀の時間エージェントであったダニエルスの部屋見た未来のデータベースでエクセルシオ級の図面を目撃した。
  2. 『Charting the Undiscovered Country: The Making of Trek VI』で、エクセルシオをデザインしたビル・ジョージは「私たちはエクセルシオのモデルのブリッジ部分が実際のものよりも明らかに小さいので改良した。改良されたブリッジのモデルはエンタープライズのブリッジです。」とコメントしている。また、エクセルシオは本来スタートレック3:ミスター・スポックを探せのために制作されたものであり、この時のモデルのブリッジは、スケール感に合わないものであったため、スケール感を合わせるためのより小さなブリッジに取り換えたとのことであった。
  3. 『Star Trek: The Next Generation Sketchbook: The Movies』によると、追加のインパルス・エンジンは円盤部が分離している際により強いエンジンが必要となるため増強されたとされている。また、エンタープライズBのMSDには戦闘ブリッジが含まれている。
  4. エクセルシオのブリッジは『スタートレック3:ミスター・スポックを探せ』では部分的なセットであった。『スタートレック6:未知の世界』では、エクセルシオのブリッジはエンタープライズAのブリッジの改装である。その後このセットは『スタートレック:ジェネレーションズ』でエンタープライズBのブリッジのセットにも改造された。このセットはパラマウント・ステージ5に作られたものだった。その後、『VOY: 伝説のミスター・カトー』で再現されたエクセルシオのブリッジは、同じスタジオに再現されたものだった。
  5. エクセルシオ級の艦長待機室には全部で3パターンあるとされた。特にDS9: 地球戒厳令・後編の文書にはベンティーン艦長が「恐らくラコタの作戦室からの通信されたものだろう」と述べた。

背景[]

この記事は書きかけだ。是非とも、この記事に加筆してみて欲しい。記事を書く際は、画面上部の「編集」をクリックするように。


特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-NCライセンスの下で利用可能です。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

左メニュー

左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...

に現れた時のQ()性別:男性種族:Q/一時的に人類(2366年)所属:Q連続体配偶者:Q子供:Q俳優:ジョン・デ・ランシー日本語吹替声優:羽佐間道夫他のQについては、Q(曖昧さ回避)を参照。 Qは、...

L・イサオ・テラカ

L・イサオ・テラカ大佐(2365年)性別:男性種族:人類所属:惑星連邦宇宙艦隊階級:大佐役職:USSラントリー艦長状態:死亡(2365年)出生:2335年死亡:2365年俳優:不明。[1] L・イサ...

J・P・ハンソン

J・P・ハンソン中将性別:男性種族:人類所属:惑星連邦宇宙艦隊階級:中将状態:戦死(2367年)俳優:ジョージ・マードック J・P・ハンソン(J.P. Hanson)中将は、24世紀後半の宇宙艦隊提...

J・M・コルト

コルト秘書(2254年)性別:女性種族:人類所属:惑星連邦宇宙艦隊役職:秘書状態:現役(2254年)俳優:Laurel Goodwin J・M・コルト(J.M. Colt)は23世紀中期においてUS...

黄色矮星

典型的な黄色矮星である太陽。 黄色矮星(yellow dwarf)は恒星の種類の1つでGタイプ恒星とも呼ばれる。水素-ヘリウム変換反応が起きている。太陽は著名な黄色矮星である。 2356年、マグナス・...

麦人

現実世界(制作視点での記事)麦人本名:寺田 誠性別:男性誕生日:1944年8月8日出身地:東京都武蔵野市演じたキャラクター:ジャン=リュック・ピカード、アルマス 麦人(むぎひと)は、日本の男性声優、舞...

魚雷ランチャー

 魚雷ランチャー(Torpedo launcher)とは、光子魚雷等の実弾兵器の発射装置の一般呼称である。同時に探査機などの発射装置としても使用される。この種の装置は、惑星連邦、クリンゴン帝国、ロミュ...

魚雷

USSエクセルシオによる光子魚雷射撃 魚雷(torpedoe)とは、自走能力と誘導能力を有した実弾兵器である。22世紀から24世紀のほとんどの宇宙艦においては標準の兵装の一つである。 魚雷兵器はディス...

駆逐艦

 駆逐艦(Destroyer)とは艦種の一つであり、19世紀末に登場した。第二次世界大戦までは魚雷を主兵装とし、駆逐艦隊は別名水雷戦隊と呼ばれていた。20世紀後半の海軍では対空・対潜能力を兼ね備えた5...

首席士官

 首席士官もしくは先任士官(Ranking officer)とは、指揮系統の優先権を示す為の制度及び役職の一つである。 同じ階級を持った士官が複数いる中で、指揮系統の混乱を防ぐ為に同じ階級内でも命令権...

飛行恐怖症

新時間軸(2233年分岐)飛行恐怖症(Aviophobia)は飛ぶ乗り物に乗るのが怖い症状のこと。 レナード・マッコイは2255年、宇宙艦隊アカデミーに向かうシャトルクラフトの席にすぐ座らなかった。彼...

風林火山戦略

 風林火山戦略(Fuurinkazan battle strategies)は惑星連邦の民間戦略家カイル・ライカーがかつて東京基地に居留している間に考案した戦略であった。ライカーはこの東京での仕事を完...