セブン・オブ・ナイン

ページ名:セブン・オブ・ナイン

セブン・オブ・ナイン()

性別:

女性

種族:

所属:

出生:

父親:

マグナス・ハンセン

母親:

エリン・ハンセン

親戚:

アイリーン・ハンセン(叔母)

配偶者:

独身

子供:

ワン

俳優:

ジェリ・ライアン

日本語吹替声優:

沢海陽子
 セブン・オブ・ナイン(Seven of Nine)はボーグの正式名称では「ユニマトリックス01の第三付属物セブン・オブ・ナイン」と呼称された、元ボーグ・ドローン人間の女性であった。
 彼女は宇宙暦25479(2350年)に宇宙生物学者であるマグナス・ハンセンとエリン・ハンセン夫妻の間にアニカ・ハンセンとして生まれた。2356年、まだ6歳であった時に両親と共にボーグによって同化されたが、2374年にUSSヴォイジャーのクルーによって集合体から解放された。その後、彼女は同艦のクルーに加わり、2378年にアルファ宇宙域へと帰還した。

目次

幼少期[]

レイブン時代[]

 本名はアニカ・ハンセン。2350年生まれ。宇宙艦隊、惑星連邦の記録ではアニカに関する情報はとても少なく、ディープ・スペース・4に記録が1つ見つかったのと、オメガ・セクターの辺ぴな基地で名前が確認されたのを最後に、消息を絶っていた。(VOY:ケスとの別れ)

 父マグナス・ハンセンと母エリン・ハンセンは宇宙生物学者であった。2人はボーグの実在を証明するために、2355年、USSレイブンに乗り、オメガ・セクターの基地を飛び立った。この時にアニカも同行した。
 彼らはボーグ船の発する漂流シグナルを追い続けたが、最初の8ヶ月間は何の成果も上げられないままであり、レイブンは燃料切れ寸前になっていた。その時、レイブンのセンサーが三重粒子波による亜空間の歪みを検知し、ハンセン夫妻は、トランス・ワープ・チューブから出現したボーグ船と遭遇した。

 夫妻はそのままボーグの追跡調査を行い続け、3ヶ月後にはボーグ船のトランス・ワープ・チューブに便乗してデルタ宇宙域へとやってきた。マグナスとエリンは、ボーグ船に転送で侵入したり、ボーグ・ドローンを直接レイブンに転送して、皮下注射プローブで発信器を取り付けたりするなど、危険と隣り合わせな行為を行いながら、ボーグを間近で観察し続けた。
 しかし、宇宙暦32634.9、レイブンはイオン嵐で損傷した。この時にマルチ適応シールドが13秒間停止し、ボーグ船に探知されてしまう。彼らはボーグ船の追跡をどうにか振り切ろうと頑張ったが、逃げられなかった。(VOY:ボーグ暗黒フロンティア計画)

夫妻はそういう状況にある中でアニカの7歳の誕生日を祝おうとしたが、直後にボーグの襲撃を受ける。彼らは同化され、レイブンはボマーの領域内にある無人の惑星へ墜落した。レイブンの船体の残骸は18年後、ヴォイジャーによって発見された。(VOY:心の傷を越えて)

アニカはボーグに同化され、成人するまで生体チャンバー内で過ごした。生体チャンバーから出された後、名称は識別番号である「セブン・オブ・ナイン」となり、ボーグ・ドローンとなった。

経歴(セブン・オブ・ナイン)[]

ボーグドローンとして[]

セブン・オブ・ナイン、ユニマトリックス・ゼロ・ワンの第3付属物

 アニカはボーグの成熟チャンバーで数年過ごした後、セブン・オブ・ナインという認識番号を集合体より与えられた。セブン・オブ・ナインはボーグ・ドローンとして18年間ボーグ集合体に属した。そのためか、彼女は2368年の惑星1865アルファでの墜落事故の際、他の3人のドローンが自我を取り戻し、ボーグ集合体からの離脱を望んだ際、セブン・オブ・ナインだけは個人でいることの恐れから、集合体へ戻ろうとした。結局セブン・オブ・ナインはこの3人の間を神経リンクでつなぎ、ボーグ集合体へ帰還させるように協力させた。セブン・オブ・ナインが人間としての自我を取り戻そうとし始めるのはそれからおよそ6年後の2374年になってからである。(VOY:ボーグの絆を求めて

 宇宙暦50984.3、ボーグ生命体8472との戦闘が激化し、ボーグは敗北寸前にまで追い詰められた。この時、USSヴォイジャー艦長キャスリン・ジェインウェイ大佐(当時)が、生命体8472への対抗策の提供と引き換えに、ボーグ・スペース内を安全に航行できるよう交渉のため、ボーグ・キューブに接近した。この時、多数のボーグ船が軌道を周回していた惑星は生命体8472の攻撃を受けて崩壊、ボーグ・キューブはヴォイジャーをトラクタービームで牽引したままその場を脱出したが、ボーグはジェインウェイの交渉に同意した。ジェインウェイは保安部長トゥヴォック大尉(当時)と共に、サブジャンクション12のグリッド92へと先導された。

 この時にボーグは、彼らとの交渉役に、代弁者としてセブン・オブ・ナインを選んだ。ジェインウェイはセブン・オブ・ナインを通してボーグ集合体とコミュニケーションを図りつつ、生命体8472を分子レベルで破壊可能に改造されたナノプローブを組み込んだ生体分子弾頭の設計図を完成させる。試作品を作る直前に、一隻のバイオシップに追跡され、攻撃を受けた。生命体8472はケスを介して、自分たちに対抗できる武器を完成させたことを突き止めたのである。この時にボーグ船がヴォイジャーとバイオシップの間に割って入り、攻撃を受け、ジェインウェイは負傷した。ボーグ船はそのままバイオシップを道連れにして爆発したが、ジェインウェイとトゥヴォック、そして、セブン・オブ・ナインを含む数名のボーグドローンがヴォイジャーの第2貨物室へ転送された。ボーグは第2貨物室を改造し、複数のアルコーヴを設置した。ここでセブン・オブ・ナインはチャコティに、生命体8472に対抗できる武器を完成させるまでヴォイジャーに残る、と言った。

 だが、その内にボーグの拠点は次々と撃破され、セブン・オブ・ナインは集合体の命令に従って、ヴォイジャーを生命体8472の本拠地である流動空間に引き込んだ。チャコティの命令で貨物室が減圧され、ボーグドローンは宇宙空間に吸い出されたが、ジェフリーズ・チューブ内で作業をしていたセブン・オブ・ナインだけはヴォイジャーに残った。このことでチャコティはボーグが先に生命体8472のテリトリーを侵したことをジェインウェイに訴えるが、それを聞いたジェインウェイはブリッジに戻ると、セブン・オブ・ナインにチャコティを解任したことを伝え、直後に4隻のバイオシップがヴォイジャーへ襲撃をかけてきたとき、生体分子弾頭を用いて、バイオシップを撃破した。セブン・オブ・ナインがヴォイジャーを通常空間へ戻した後、さらに数十隻のバイオシップの攻撃にさらされたが、大型弾頭を用いて、これらを撃退した。しかし、ジェインウェイはチャコティの忠告通り、ボーグが約束を守るとは思っておらず、実際、セブン・オブ・ナインはヴォイジャーを同化しようとした。(VOY:生命体8472・後編)

ドローンから人間へ[]

ニューロトランシーバーを破壊されたセブン・オブ・ナイン

 だが、セブン・オブ・ナインによるヴォイジャーの同化は失敗した。ジェインウェイは第二案としてチャコティ、ドクターベラナ・トレスら3人にニューロトランシーバーと重力波発生装置を用いてセブン・オブ・ナインのニューロトランシーバーを破壊し、ボーグ集合体とのリンクを断ち切るように指示していたのである。これにより、セブン・オブ・ナインは気絶したが、この数日の間に、セブン・オブ・ナインは人間としての生理機能が復活していくことになる。

医療室のセブン・オブ・ナインとキャスリン・ジェインウェイの対話

 当初、セブン・オブ・ナインはボーグ集合体への帰還を望んだが、ジェインウェイはそのためにヴォイジャーをボーグ領域に引き返すわけにはいかない、と判断した。また、ドクターの診断により、セブン・オブ・ナインの体内では人間としての生理機能が高まってきている一方、ボーグとしての機械的な部分がそれを圧迫して拒絶反応を起こしており、ボーグ・インプラントを除去しなければ命の危険があった。この除去手術の間にセブン・オブ・ナインの肌の色は、本来の色を取り戻していった。だが、セブン・オブ・ナインのインプラントをある程度除去した段階に来た時、未だにヴォイジャーはワープ航行が使えず、通常エンジンでの航行を余儀なくされていた。エンジンの半分がボーグ・インプラントに覆われたため、修理が進まない状態にあったのだ。これを解決するためにジェインウェイはセブン・オブ・ナインの協力を取り付けたが、セブン・オブ・ナインはジェフリーズ・チューブでの作業中に通信システムにアクセスした。超能力が活発化していたケスの行動によってこの試みは阻止されたかに思われたが、ボーグの注意をひいてしまった。セブン・オブ・ナインはそのまま拘留室へ連行されたが、ここでのジェインウェイとの対話により、個人としての自分を取り戻すことを決意した。ヴォイジャーはこの直後、ケスの超能力によってボーグ・スペースの外まで運ばれ、この時点で、セブン・オブ・ナインは体内にあった82%のボーグ・インプラントやボーグ・デバイスが除去されていた。(VOY:ケスとの別れ)

ヴォイジャーでの生活[]

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ブリッジで作業するセブン

セブン・オブ・ナインはヴォイジャーにおいて、すぐにも欠かすことのできないクルーの一員として歓迎された。カターティと遭遇した時において、セブンは、自分を犠牲にしてヴォイジャーを救おうと、自らカターティの元に行こうとした。だが、ジェインウェイがその代案を求めると、セブンはトリウムアイソトープの複製技術をカターティに返還する形で、初めてヴォイジャーを救った。(VOY:名誉の日)

 また、宇宙暦51186.2より、セブンはハリー・キムと共に天体測定ラボの設計と開発に携わっていく。この天体測定ラボには艦隊の技術にボーグの技術が加えられ、宇宙暦51252.3に完成した。(VOY:生命なき反乱、VOY: 時空侵略戦争・前編

 彼女が提供したボーグテクノロジーは、天体測定ラボに取り付けられた時間センサーをはじめ、オメガ分子を保管するためのチャンバーや、デルタフライヤーの武器システムなどにも用いられた。他にも彼女はボーグ・テクノロジーの様々な応用方法をヴォイジャーのクルーたちに提供した。また、完全に成功はしなかったが、量子スリップストリーム・ドライブを稼働させようとした際にも、彼女はボーグ・テクノロジーを応用した。スリップストリーム・ドライブは成功作とは言えなかったが、これを使用したことにより、ヴォイジャーは15年分の旅を短縮できた。(VOY:戦慄!オメガ破壊指令VOY: 心は闘いに傷ついてVOY: 過去を救いに来た男VOY: 対決する時空

 セブン・オブ・ナインはボーグでいた時のように、自己の完全性の追及を求めている節があり、時に彼女は独善的に行動することがある。クルーと衝突することもあった。特に、機関部長ベラナ・トレス中尉とはよく衝突したが、互いが互いを認め合う仲であり、どちらかといえば喧嘩友達のような関係だった。(VOY:プロメテウスの灯を求めてVOY: セブンの涙

 セブン・オブ・ナインの人間性を開花させた発端はジェインウェイ艦長だったが、その後、ベラナとトム・パリス中尉の関係に目を光らせていたセブンは、二人の観察日記をつけていた。そのことをベラナに咎められ、ジェインウェイと相談した後にドクターから社交術のレッスンを定期的に受けることになった。(VOY:誰かが君に恋してる)

スタートレック・ピカード Season2 エピソード9「かくれんぼ」にて「ヴォイジャーの後に申請して却下された。ジェインウェイは擁護してくれたけど私はレンジャーになった」と述べている。(スタートレック・ピカード Season2 エピソード9「かくれんぼ」)

この記事は書きかけだ。是非とも、この記事に加筆してみて欲しい。記事を書く際は、画面上部の「編集」をクリックするように。


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