各種検査結果の見方

◎各種検査結果などの見方

• 腫瘍マーカーの見方

  • 「がん治療応援サイト」さんの、わかりやすいまとめ
    リンク→「腫瘍マーカーの見方」
    • 臓器別腫瘍マーカー　乳癌の場合は、CA15-3、CEA（癌胎児性抗原）、TPA（組織ポリペプタイド抗原）
      　　　　　　　　　　　　　　　　　※３つとも保険適応の腫瘍マーカー

• 血液検査結果の見方

  • がんの血液データの見方　がん治療応援サイト
    ※解説つきで非常にわかりやすい検査データの見方でした。
    • 一般的血液検査項目
      • アルブミン、CRP、AST、ALT、AST/ALT比、γ-GTP、ALP、LDH、総ビリルビン、CK、CK-MB、クレアチニン（Cｒ）、BUN（尿素窒素）、尿酸（UA)、空腹時血統（GLU）、グリコヘモグロビン、HDL-C、LDL-C、Na,Cl（クロール）、K、WBC、RBC、好中球、リンパ球、単球、Dダイマー（D-dimer）、亜鉛（Zn）
• ◎血液検査

  • 肝臓系検査

    • 総タンパク
      血液中の総タンカクの量を表します。
      数値が低い場合→栄養障害、ネフローゼ症候群、がん　など
      数値が高い場合→多発性骨髄腫、慢性炎症、脱水　　　などが疑われます。

      異常	要注意	基準	要注意	異常
      6.1以下	6.2～6.4	6.5～7.9	8.0～8.3	8.4以上

    • アルブミン

      血液蛋白のうちで最も多く含まれるのがアルブミンです。
      アルブミンは肝臓で合成されます。
      数値が低い→肝臓障害、栄養不足、ネフローゼ症候群などで減少する。
       

      基準	要注意	異常
      3.9以上	3.7～3.8	3.6以下

    • AST（GOT）とALT（GPT）
      AST（GOTともいう）は、心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素です。
      ALT（GPTともいう）は、肝臓に多く存在する酵素です。
      数値が高い場合→急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎　などが疑われ、
      AST（GOT)のみが高い場合→心筋梗塞、筋肉疾患　などが考えられます
       

      	基準	要注意	異常
      AST（GOT）	30以下	31～50	51以上
      ALT（GPT）	30以下	31～50	51以上

    • γ-GTP
      γ-GTP は、肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇します。
      数値が高い場合→アルコール性肝障害、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害が疑われます
       

      基準	要注意	異常
      50以下	51～100	101以上

  • 腎臓系検査

    • クレアチニン（Cr）
      アミノ酸の一種であるクレアチンが代謝されたあとの老廃物です。筋肉量が多いほどその量も多くなる ため、基準範囲に男女差があります。 腎臓でろ過されて尿中に排泄されます。
      数値が高い場合→腎臓の機能が低下していることを意味します。

      	基準	要注意	異常
      男性	1.00以下	1.01～1.29	1.30以上
      女性	0.70以下	0.71～0.99	1.00以上

       

    • eGFR
      クレアチニンより精度の高い腎臓機能の指標です。クレアチニン値を性別・身長で補正して算出し ます。数値が低い場合→腎臓の機能が低下していることを意味します。

      基準	要注意	異常
      60.0以上	45.0～59.9	44.9以下

       

  • 尿酸（UA)

    • 尿酸は、たんぱく質の一種であるプリン体という物質が代謝された後の残りかすのようなものです。 この検査では尿酸の産生・排泄のバランスがとれているかどうかを調べます。
      高い数値の場合→高尿酸血症といいます。高い状態が続くと、結晶として関節に蓄積していき、突然 関節痛を起こします。これを痛風発作といいます。また、尿路結石も作られやすくなります。

      要注意	基準	要注意	異常
      2.0以下	2.1～7.0	7.1～8.9	9.0以上

       

  • 脂質系検査

    • HDLコレステロール
      善玉コレステロールと呼ばれるものです。血液中の悪玉コレステロールを回収します。少ないと、動脈 硬化の危険性が高くなります。
      数値が低い場合→脂質代謝異常、動脈硬化が疑われます。

      異常	要注意	基準
      34以下	35～39	40以上

       

    • LDLコレステロール
      悪玉コレステロールとよばれるものです。 LDL コレステロールが多すぎると血管壁に蓄積して動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞を起こす 危険性を高めます。
       
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