これはありえたかもしれない世界の話。
ぽっかり開いた空白のお話。
蓮芭神社では10年に一度開かれる水槌祭が行われていた。
マスターもサーヴァントも皆生きていて、
危険な思想や記憶は都合よく調整され、
この蓮芭市にいて穏やかな日常を送っている。
突如宣言された「戦争の一時休止」に、
7騎同士の戦闘を禁じられて、
穏やかな日常を送らざるを得ない状況になっていた。
そしてそれらに皆、疑問を抱くことはない。
しかし繰り返す日々に既視感を覚える。
そしてあなた達は思い出すだろう。
いつだったか、自分は何者かに殺されたことを。
それはこの場にいる者たちではない。
あの黒い影と似た魔力を秘めた何かに。
はっきりと思い出すもの、ぼんやりと夢のように感じるもの。
どちらにせよ、この10日間の向こう側に行かなければ、
日々が進むことも、戦いが再開されることもない。
「さぁ、最後の10日間を始めよう。」
狂気の夜はまだ終わらない。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧