「では今回の探索メンバー、点呼!まずは隊長たる俺、ナナヨ!」
「副隊長、ヒノデ!」
「はーい」
「準隊員、コイト!」
「あい!」
「最後に見学隊員のキミだ!今回はこの4名での探索とする!」
探検の始まり! |
「さて早速行こうか。今回は第28層から29層の探索を行うぞ」
「近いけど、足が痛くなったらいうんだよ。あと喉が渇いた時と、お腹がすいたときもね」
「あい!水筒ちゃんと持ってきてるよ。見学隊員は持ってないよね?ノドかわいたら僕の分けたげるね!」
「さすが我が隊員!準備がいいぞ!さて、歩きながら宝部屋探索について説明しよう。見学隊員向けだが、準隊員も復習としてしっかり聞くように」
「あい!」
「宝部屋は誰も使っていない部屋が変化して出現するものだ!よって、空き部屋には紙を貼っているんだが……このように」
「これね、このはしっこの色付きのちっちゃい紙」
「うむ、これは部屋を確認した時期によって色分けをしているぞ。この黄色は昨日確認した色で、この赤は一昨日確認した色だ」
「7色の紙を貼り分けて、7日に1回確認しているわけだな。今日確認するのは青の紙の部屋だ」
「わかりましたぁ、たいちょ……あ!あれ青い紙の部屋かな!?」
「あっこら走るなコイト!探検隊たるもの落ち着きを持って……」
「アレ、誰かがドアに落書きしたみたいだねー……」