ヌードマウス02

ページ名:ヌードマウス02

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◆アニマルガール概要


◇アニマルガール管理番号: M000000586223

◇基底種名: ハツカネズミ (飼養変種)

◇基底種学名: Mus musculus domesticus

◇基底種管理番号: C-00014627-EXP

◇個体識別子: #7112

[個体識別子#7112のAGA照合情報を閲覧する][転送します]

Animalgirls Genome Archive にようこそ。
AGAは20██年以降に発見されたすべてのアニマルガールのゲノム情報を格納しています。

個体識別子#7112の検索結果を表示します。
個体識別子: #7112
実塩基配列データ: [ダウンロード]

#7112はハツカネズミMus musculusのアニマルガールです。
Mus musculusの照合データ一覧を表示します。
現在、パーク運営事務局が把握しているハツカネズミのアニマルガール個体数は 5 です。

照合データ一覧
登録日 還元日 一致率 識別子
20██/09/13 N/A 1.0000000 Mus musculus 標準試料
20██/09/13 20██/12/11 0.9999893 #62
20██/09/13 N/A 0.9999734 #63
20██/09/02 N/A 0.9999362 #773
20██/07/31 N/A 0.9999752 #3212
205█/02/18 205█/06/10 0.9999884 #5290
205█/09/28 N/A 0.9999883 #5290
20██/05/27 N/A 0.9999237 #7112

† 205█/06/10に動物還元した際に平衡法の適用下にあった。サンドスター沈着の可能性あり: ███医師

◇所属: 

◇呼称: ベア

◇飼育プロトコル:  現在該当アニマルガール(以下: AG)は『研究所名』の第3無菌室内にて保護されています。該当AGには一日に三度、オートクレーブ滅菌処理を施した固形食糧を与えて下さい。抗生物質のパッケージは毎週月曜日に交換させ、切らさない様にして下さい。睡眠・排泄に関しては無菌室内に併設されている設備を使用させるようにしてください。無菌室内への入室は必要が無い場合、一切禁止とします。※1カメラを用いた遠隔での面会は該当AGが拒否しない場合のみ飼育管理者の許可があった場合のみ任意の時間に行うことができます(ただし八瀬優華研究員の面会申請はどの様な場合であっても許可されません)。この時該当AGのプライバシーに関わる内容への過度な言及を禁止します。どのような事情であれ、教唆を含む該当AGを無菌室外へ連れ出す行為は該当AGが死亡するまたは還元される危険性を増大させるため、禁止されています。該当AGにはタブレット端末一台とデスクトップパソコン一台が与えられており、これらを自己の事を記述させない様に該当AGに命令し、尚且つ自動検閲システムを通した上で自由に使用することが許可されています。

◇略歴:

20██/10/14 該当AGが誕生したと推定される日付
20██/10/21 該当AGに対し[検閲済]が行われる
20██/01/19 該当AGに対し二回目の[検閲済]が行われる
20██/04/30 該当AGに対し三回目の[検閲済]が行われる
20██/05/05 該当AGに対する実験を中央総括理事会が関知する
20██/05/14 該当AGに対し四回目の[検閲済]が行われる
20██/05/25 事案#7112-1発生
20██/05/27 「研究所名」の第3無菌室へ輸送
20██/07/07 事案#7112-2発生
20██/07/09 緊急搬送
20██/07/12 容態回復に伴い再輸送

20██/██/██現在、追加の情報は有りません

◇容姿: 該当AGはヌードマウスのイメージからか、発見時一切の衣服を身に着けていませんでした。その為該当AGは服を着ることを好まず、普段は患者衣以外の装身具を身に着けていません。頭部に薄くて丸いペールオレンジの耳があり、尻尾も同色です。髪の毛は明るい茶色でボブカットにしており、目は黒色右目が黒色、左目は暗い茶色です。必要上、右手に包帯を巻き、左目に眼帯を付けています。 一回目及び三回目の[検閲済]により、右手前腕部短辺2.3cm長辺3.1cmの範囲、及び眼球の殆どの部位が人体のそれに置き換わっており、それによりオッドアイの様になっています。これらを隠すために眼帯と包帯を付けていますが、これらは該当AGが希望したわけではなく、八瀬優華研究員が該当AGに着けさせたものを現在も使用し続けている結果です。該当箇所の閲覧権限がない人物に対して、その理由を隠すことに有用であると結論付けられました。

◇性格: 該当AGは若干の人見知りが見られますが、明るい性格をしており、誰に対しても友好的な態度で接します。所謂お人よしな性格のため下記の特記事項に記載されている性質のため、頼み事を断ることはほぼありません。

◇特記事項: 特に無し。該当AGへの聞き取り、及び事案#7112-1において発見された資料より、心理的命令抵抗値がほぼ0であるということが判明しました。現在はこの性質を利用して該当AGからの直接的な情報の流出を防止しています。該当AGが面会を行う場合、事前に必ず事案#7112-1について発言しないように命令してください。

 

※1: 入室を行う場合、予定日の一週間以上前に理由と入室者名、時間を明記した上で管理者(20██/██/██ 現在、████氏が担当)に入室許可証を提出してください。予定日前日に入室者は簡易健康診断を受け、感染症に感染している可能性が無い場合のみ入室が許可されます。同時に入室できるのは3名までです。

 

◆基底種概要


当項目ではハツカネズミの飼養変種の一種であるヌードマウスについて記述し、ハツカネズミの生態の記述を省略しています。

ヌードマウス(英名: nude mouse)は胸腺の劣化もしくは欠損を引き起こす突然変異を持つ血統の実験用マウスです。胸腺の劣化あるいは欠損によりT細胞の著しい減少がみられ、結果として免疫系の正常な働きが阻害されています。移植に対して拒絶反応を示さないため、研究に多く利用されています。ヌードマウスは具体的には以下の様な免疫反応を起こすことができません。

  • CD4+ ヘルパーT細胞を必要とする抗体形成
  • CD4+ T細胞とCD8+ T細胞の両方あるいはどちらかを必要とする細胞性免疫応答
  • 遅延型過敏応答(CD4+ T細胞を必要とする)
  • ウイルスが感染あるいは悪性化した細胞の殺害(CD8+ 細胞傷害性T細胞を必要とする)
  • 移植片拒絶(CD4+ T細胞とCD8+ T細胞の両方を必要とする)

その為腫瘍などに自己のみで抵抗することができず、ヌードマウスの寿命は通常6カ月から1年程です。しかしながら無菌環境下であり、抗生物質を投与された状態ならば18カ月から2年程度と、通常マウスと同程度の長さになります。表現型あるいは主要な外観として体毛の欠如が挙げられ、この特徴からヌードマウスと名づけられました。

 

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