承元御鞠記

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承元御鞠記

記者未考
承元二年四月十三日壬子。天晴。時屬淸和。世樂靜謐。
太上天皇〔後鳥羽〕機務の餘閑に前大相國〔賴實〕郁芳里第に臨幸し給ひて蹴鞠の宴あり。盖是
上皇神聰稟天。衆藝軼人たまひて。蹴鞠さらに妙をあらそふものなし。是によりて去七日。當世究功の人拜感の至にたへず。我道をしてその長老と稱し奉べき旨。勒狀以聞。よりて今日此藝をたしなみ其名を顯すともがら悉く恩喚ありて。ことに賞賜をくはふるもの也。かみ上皇をはじめたてまつり。しも諸人に及ぶまで。貴賤を不論。をの/\八人をもて上中下の三品をわかつ。自餘めしにあづかるもの又多し。其儀。南庭に四宇のやをたつ。一宇南階の西のほとりにひはだぶきの三間のやをかまふ。東西妻廂。土用たるによりてつちゐをくむ。その爲躰。桐檜朴櫨の環材をまじへ。けた。うつばり。たるき。はしらの華搆を致す。ちらし物金銀をもちてなげしにうつ。黒漆をもて高欄にうつ。四間に翠簾をかけてまきあげ。からにしきをもてへりもかうとす。もやのひんがしの一間を御所とす。その天井にいろ/\の錦をはりて承塵に擬す。御座二枚をしく。おもて龍鬢。へりからにしき。南北行。その上に唐錦の茵を供す。からむしろをさしむしろとす。西二͡箇間を月卿雲客の座とす。たゝみ四枚をしく。おもて唐莚。へりいろ/\のかはをきりつく。東西二行。西のつまひさしを落板敷。下北面の座とす。疊二枚をしく。おもてまだらむしろ。へりあゐずり。東西二行。御座の前にかねて御膳を供す。ついがさね六本。にしきうちしき。しろがねの折敷におなじき御盃をすふ。同じき御飯二口にかねのたちばな丁子等をもる。御服一具二重。をり物の御狩衣直衣。地白。竹桐のおりえだをあをき紫の糸にてをる。うす色の御さしぬき。もえぎの御うちぎ。すゞしの御單。おなじき御おほくち。御おび。御扇。ふせむれうのあか色の三重褁に。いろしろがねの鞠一丸をく。金をもてこれをぬりふすべ。まりをうつす。にしきの御したうづ一そく。紫地のにしき一反にてこれをつくる。ぬひめに伏ぐみあり。上わかかえでのうち枝に付て。是をあひそふ。以下の座おなじくついがさねをすふ。公卿二本。殿上人一本。しるものゝ折敷。北面おなじ裝束一具を置。公卿殿上人等かりぎぬ。さしぬき。うちぎ。ひとへ。すゞしのおほくち。おび。扇。銀劒。からあやのまり。山ぶき三白四。をの/\つくり花の枝につく。にしきのしたうづ。をの/\一反にて是をつくる。北面の衆行景のれう上におなじ。但あをはかまをもちゆ。僧一口のれう。ぬのごろも。さしぬき。わらは一人の料。ひたゝれ。はかま。錦袖。金銅にてこれをかざる。已上自餘みな上におなじ。但公卿の料むらごの褁。殿上人の料白けもんしやの褁。北面の衆かり褁。をの/\是をおさむ。南に退て三間のや二宇をたつ。卯酉妻。中下各八人の座とす。翠竹をもて柱楹とす。靑松をもて盖戴とす。四面にをの/\伊豫簾をかけ。紺の布をもてへりとす。紫べりの疊六枚をしく。東西二行。人別に膳をすへ。裝束銀劒を置。但下八人劒なし。御所の西に三間のや一宇をたつ。卯酉妻つぢゐをくむ。松のはをふきて翠簾をかく。あさみどりのみのゝきぬをへりとす。もよぎの唐綾をもかうとす。綠靑をもて鶴の丸をかく。かうらいべりの疊六枚をしく。東西二行。公卿の座とす。おなじくついがさねをすふ。大臣三本。自餘二本。しるものの折敷。中門の南の廊を御やすみ所とす。御膳御ゆどのをまうく。寝殿の南面を女院〔修明〕の御見物のところとす。南のついがきにそへて。かたはや二宇をつくる。竹をもちてたるき柱とす。松をもてうはぶきとす。紫べりの疊をしく。西の小しばがきのほとりに幔を引て。その西にたゝみをしく。員數につらならざる輩。をのをのこの所にこうす。南底東のほとりをまりの庭とす。さくら數株。もとよりその興にたへたる地なり。午刻に
上皇臨幸。御布衣八葉御車。侍臣北面の輩少々供奉。御車を西の小寝殿の南おもての戶によす。あひつぎて修明門院〔重子〕御幸。御車同じき所によす。暫有て上皇出御。次相國。烏帽子直衣。公卿の座につく。次上七人。參議從三位行右近衞權中將兼美濃權守藤原朝臣忠信。正四位下行右近衞權中將源朝臣有雅。前陸奧守從四位上藤原朝臣宗長。雖為重服勘先例奉別勅着吉服。從四位下行左近衞權少將藤原朝臣雅經。小紀。紀内所行景也。山加良。義乗孫法師也。寧王丸。同孫也。中八人。從四位上行左近衞權中將兼讃岐介藤原朝臣伊時。正五位下行右近衞權少將兼越後守藤原朝臣範茂。正五位下行左兵衞佐藤原朝臣淸親。前常陸介從五位下藤原朝臣隆重。散位從五位下源朝臣重幸。行願寺別當法橋道誓。大法師全舜。醫王丸。道誓子。下八人。正四位下行左近衞權中將兼東宮權亮播磨介藤原朝臣賴平。從四位上行右近衞權少將藤原朝臣忠淸。正五位下行中宮權大進藤原朝臣宗行。正五位下行左近衞將監藤原朝臣家綱。兵庫介從五位上兼武蔵介源朝臣家長。武蔵。義乗孫法師。隼人。道誓子法師。千熊丸。義乗孫。地下北面の輩。幷加茂の神主幸平朝臣等。義乗が一族澄〔證歟〕金剛院の執行雲顯。をよび子のわらは等。をの/\かたはやの座に候す。陰陽師以下新熊野の夏衆陀羅尼房の類幔のうちの座に候す。此間公卿着座。正二位行陸奧出羽按察使藤原朝臣泰通卿。正二位行權大納言藤原朝臣公經卿。正二位行中納言藤原朝臣定輔卿。參議正三位行修理大夫藤原朝臣仲經卿等也。着座の公卿かねて人數を定らるといへども。期に臨て或はつかず。或は推參す。此外前皇后宮大夫實敎卿。左兵衞督敎長卿。別當保家卿。高三位經仲卿。阿波三位親兼卿。大宰大貳親實卿。右兵衞督隆淸卿。刑部卿顯兼卿等此座につかず。東廊の邊にある歟。次左中將通方朝臣御銚子をもちて參ず。相國公卿の座をたちて御所にすゝみ。よりてこれを供す。退歸りて寢殿の南のすのこに候す。通方朝臣銚子を返給のち。有右丸つぎ跳子をもちて參る。忠信卿已下別盞をもち一獻を勸。中下の座勸盃の儀なし。次裝束をとりて退去。次復座。其後各龍駒一匹を給。上中の輩まき繪のくら金銀をちりばむ。下八人はくらををかず。北面衞府等東中門より引いる。御所の南の砌にあたりてこれを給はる。をの/\綱をとりて一拜。宰相中將忠信卿以下廿三人こと/"\く此恩に浴す。こしばがきのにしよりひきいだす。忠信卿のむま。左近少將忠淸朝臣これを請とる。宗長朝臣の馬。小紀是をうけとる。雅經朝臣馬。右少將範茂是をうけとる。依為弟子也。この外內藏權頭重輔。ひごろの御鞠かずへを優ぜられて。細馬一匹を給る。くらををかず。又賀茂神主幸平朝臣。ことに恩喚に應じて馬を給はる。くらををかず。綱をとりて深く二拜。息男淸平是をうけとる。家をうけて累葉にをよび。道をたしなみて宿老たるゆへ歟。先だちて。かたはや幷にまんのうちのともがら。門外にしてをの/\あふぎ。したうづ。くつを給はる。
繪。
此間。上中下の輩。皆悉く恩賜の裝束を着してまりの庭にあひのぞむ。左馬權頭忠綱まりを持てすゝみ出て木の下にをく。次にあげ鞠のことあり。まづ下八人。あげ鞠家綱。
左近中將賴平朝臣。右近少將忠淸朝臣。
中宮權大進宗行。左近將監家綱。
兵庫頭家長。武藏。
隼人。千熊丸。
繪。
次中八人。上鞠伊時朝臣。
左近中將伊時朝臣。右近少將範茂。
左兵衞佐淸親。前常陸介隆重。
散位重幸。法橋道誓。
大法師全舜。醫王丸。
繪。
次に又忠綱上料の御鞠燻。を持參す。宗長朝臣是をあぐ。二足の後御所に進上。于時淸風ゆるく扇て。微雨まゝそゝぐ。數重の白砂ちりをやめ。一枝の紅梅梢にのこる。員數方境の製陰陽かたちをなす。左はしなでに右は平なるいきほひ。風流宜にかなへり。進退の儀□桂のすがたよりも妙也。俯仰のわざ惟柳の躰よりもたくみなり。目しばらくもすてず。はらわたほとほとたえなんとす。その數百に滿時。
上皇まりを御袖にうけまし/\て忠信卿にたまふ。彼卿忠綱をめしてこれを給。次に相國仰をうけ給て。忠綱に仰て。銀の扇八枚を召出して。上七人にわかちたまふ。御分一枚をもて。醫王丸をめして是をたまふ。道誓一身の抜群を見て數行の感涙をのごふ。犢をねぶるおもひ人もてかなりとす。こゝに夏の日漸しづみて魯陽かへしがたし。遊樂きはまりなくしてなまじゐに還幸をうながす。
上皇。宰相中將忠信卿。
左近中將有雅朝臣。前陸奧守宗長朝臣。
右近少將雅經朝臣。小紀。
山加良。寧王丸。
繪。
十四日みづのとのうし。楡□たかくはれて萍日心よくてらす。晚頭に御方違のためにかさねて郁芳里第に臨幸。相國ひたゝれくずばかまをとゝのへて。上足のともがらにたまふ。すなはち南庭にして蹴鞠の事あり。見るものみないはくかへりてきのふの興にすぐれたり。
十五日甲寅。天晴。今朝上中のともがらをめし出して又蹴鞠の興あり。この間。相國くりげの馬に純銀の鞍ををきて進らす。春宮權亮賴平朝臣。右近少將家嗣等南庭にひきたつ。忠信卿ならびに寧王丸をの/\ひたゝれをきる。まりの庭の列をはなれてこれをうけ取。抑今度の儀。まことに希代の勝事。千載の一遇なるものか。かの周穆王の瑶池に會せし。むなしくの白雲の謠を奏す。漢武帝の汾水にあそびし。たゞ秋風のことばをつたふ。はるかに曩昔を思ふに。なんぞもてこれにまさらん。わづかに十分が一端をしるして。來葉の後鑒にそなへがたし。
繪。
臣泰通等言。盡忠之道。忘犬馬之情。抽節之誠。何異葵藿之義。人臣無貳。蓋以如斯。臣泰通等誠歡誠喜頓首死罪死罪。伏惟。
太上天皇應一千之嘉期。登九五之尊位。明齊三象。天下爲之靜謐。化周八〔鹿+示〕。海內因玆又安。遂乃三十六宮之月前。瑩謙光而道瑤圖。三十六洞之花下。富仙齡而樂璅砌。德惠之被近古也。庶政任其諮詢。藝葉之在長葉也。群官仰其聖哲。凡厥叡聰。誰不歡呼。夫蹴鞠者萬春之初興。千年之永戯也。暖日遲々之晚。倚龍鱗之柳而定前後。和風漫々之時。蔭雞冠之木而爭雌雄。訪之異域。則起於黄帝。盛于漢皇。尋之本朝。忽起於延喜。盛于天曆。誠是聖代始之。明時好之者也。
君忝催此遊。已長其藝。臣等謬傳家塵。久侍鞠場。伏拜日新可謂天生。若不上稚〔雅歟〕稱於當時。恐猶忘勝事於後代。宜奉號此道之長者。以令著其藝之獨勝。漢世宗之好圍碁也。仙客降號〔兮歟〕娯戯焉。唐太宗之工隷書也。群臣賀兮拜舞矣。稱美之餘不避至尊。以昔思今。彼猶瑣焉。不堪欣躍。拜表以聞。臣泰通等誠歡誠喜頓首死罪死罪謹言。
承元二年四月七日
正二位行陸奧出羽按察使臣藤原朝臣泰通
前陸奧守從四位上臣藤原朝臣宗長
從四位下行左近衞權少將加賀權介臣藤原朝臣雅經

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