作中年表

※この年表には完全版のネタバレが含まれます。

年月日	出来事
1918年	スパニッシュインフルエンザの流行。 変異したトリインフルエンザで第一次世界大戦中の1918～1919年に流行。感染者6億人(全人類の約3割)、5000万～1億人の感染者が死亡。あらゆる戦争・災害・感染症の中で最も短期間で多くの死者を出した出来事。 サイトカイン・ストームを引き起こし白血球が肺を破壊した。記録にある限り人類史初のインフルエンザパンデミック。
2068年	高病原性トリインフルエンザが変異。 鳥類に対する感染力は維持したまま毒性が弱まった一方、人類に感染する能力を持つ。 変異トリインフルエンザ(H5N1亜型)→新型ヒトインフルエンザ、通称スマトラインフルエンザの大流行。
2070年	人類の人口激減、2年間で30％まで落ち込む。
同年　8月	鳥類を媒介にして際限なく感染が広がるスマトラインフルエンザ対策として、鳥類殲滅計画「オペレーション・カルネアデス」実行。鳥類に対して致死性のウイルスを人工的に拡散、人類には前もってワクチンを投与することで感染を回避。
2071年	一時は減少傾向だった鳥類に異変。人工ウイルスが変異し致死性を失い、鳥類の脳を急速に発達させる。
同年　12月	この頃から鳥類による人類への襲撃事件が相次ぐ(ヒッチコックの冬)。
2075年7月4日	鳥類独立宣言、フィリピンにて採択。 以降も人類と鳥類の激しい戦争が続く(30年戦争)。
2100年	人口は2070年から4.6%にまで減少。死因のほとんどは病死。戦死は1割に満たなかった。 ※2068年は102億人、2070年に30億6千万人、2100年時点では1億4千万人。紀元前後の人口は2～3億程度だったことを考慮すると驚異的な減少率。 一方で人類の抗体も変化し、耐性を身に付けた。スマトラインフルエンザは沈静化。
同年　5月10日	キャンベラ休戦協定。 しかし以降も断続的に戦争が続く。
2150年2月17日	華原隆司　誕生
2161年12月12日	壱条虚　誕生
2162年9月23日	埋音陽鳥　誕生
2163年3月3日	七姫一明　誕生
2165年3月7日	エイブズハイシティ爆破事件発生。 A23エリア第一区画の都心部エイブズハイシティ一帯のビル連続爆破事件。過激派の人類による連続自爆テロ。壱条虚は爆発に巻き込まれ両親を失う。また、右半身に軽い麻痺と視覚障害が残った。 事件をきっかけにタカ派から強硬過激派組織「地を這う者」誕生。
同年　4月	種族間不可侵条約締結。 不戦のルールと住み分けが明文化される。
2167年10月19日	藤代嘆　誕生
2168年8月	壱条虚、遺産を全て親族に譲渡し失踪。
2169年	伊佐湊真、タカ派組織「地を這う者」第三生物部(後の第一生命科学研究部)に就任。
2170年4月25日	坂咲優夜　誕生
2171年	十坂ひよこ　誕生
同年　5月2日	赤木良夫　誕生
同年　6月23日	銀朔夜　誕生
同年　7月12日	尾呼散　誕生
同年　12月3日	華原涼太　誕生
2177年	華原隆司、風土病に感染し病死。
2180年9月2日	ハートフルハウス事件発生。 L9エリア第六区画の戦災孤児院ハートフルハウスを過激派の人類が襲撃。子供達を鳥質に取り、居住区の拡大と自治権を要求する。 十坂ひよこの両親は交渉人として立ち会うが射殺される。鳥類機動隊の突入により事態は泥沼化、孤児院の鳥達はほぼ全滅。 嘆は変異ウイルス発症により襲撃犯を窒息死させ生存、陽鳥は外出中だったため生き残った。以降二羽は同居生活を送る。
2183年1月12日	嘆の聖ピジョネイション学園への入学が決まる。 ハートフルハウス事件以降、変異致死性ウイルスのキャリアとなっていたため恒常的に体調を崩していた嘆を心配して、陽鳥は様々な病院に助けを求めていた。年始に伊佐研究員から、ピジョネイションが健康面・学業面双方で支援する旨を伝えられる。
同年　8月4日	嘆の保有する致死性ウイルスの実験開始。 以後数回に分けて段階的に霊長類に対する致死性テストが繰り返される。嘆は夏休み中、入院治療の名目で学園付属の医療センターに監禁されていた。
同年　8月29日	地下研究施設の焼失。 嘆が地下研究施設で焼身自殺。学園付属医療センターは閉鎖される。
同年　12月8日	陽鳥の偽装工作。 七姫一明に他殺同然の自殺幇助を行う。「重要参考鳥としてタカ派に追われ続けていたが逃走中に死亡」を装うため、身分証明書を交換し遺体を処分した。以降は戸籍を乗っ取り、整形・脱色を重ねて七姫に成り済まし、学園に潜入するため教職を目指す。
2186年	七姫一明、聖ピジョネイション学園に数学教師として就職。
2188年	ゲーム本編