酸ヶ湯

ページ名:酸ヶ湯

座標: 北緯40度39分03秒 東経140度51分01秒 / 北緯40.65083度 東経140.85028度 / 40.65083; 140.85028

♨酸ヶ湯
ファイル:Sukayu Onsen 01.jpg
温泉情報
所在地青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
交通アクセス鉄道:JR東日本/青い森鉄道青森駅からJRバス東北十和田北線で約1時間
泉質酸性硫黄泉
外部リンク酸ヶ湯
 ・話・編・歴 

酸ヶ湯(すかゆ)は青森県青森市(旧国陸奥国)南部にある八甲田山系の火山起源の温泉。湯はその名の通り強い酸性を示す。すかゆは鹿湯(しかゆ)が変化したもの。

目次

泉質[]

温泉宿[]

ファイル:Sukayu Onsen.jpg

旅館本屋

八甲田山中の一軒宿であるが、豊富な湯量と各種効能から宿泊客が多いこともあり、宿の規模は大きい。またその効能から湯治客も多く、一般客向け以外に湯治用宿泊棟が設けられている。

名物は千人風呂。総ヒバ造りの体育館のような巨大な建物で、大きな浴槽2つ(「熱の湯」、「四分六分の湯」)と打たせ湯がある。「熱の湯」と「四分六分の湯」は隣同士であるが泉源が異なる。また名前から受ける印象と実際の湯の温度が異なっている。「熱の湯」は源泉の湯をそのまま使っているが、ややぬるめ(名前の由来は、熱の湯の方が体の芯から温まるから、あるいは源泉の湯をそのまま使っているから)。「四分六分の湯」は源泉の湯に水を混ぜているが、もともとの源泉の湯が高温であるため、熱の湯より高温(名前の由来は熱の湯にくらべて体の芯から温まらないから、あるいは湯と水の混合比による、とされている)。脱衣所は男女別だが中は混浴。ただしまったくの混浴というわけではなく、大浴槽は中央半分に目印があり、そこで男女が区切られている。四分六分の湯は飲用可能で飲むとレモン水のような味がする(注:2005年10月現在、飲用の猪口等撤去された模様)。八甲田登山の帰りに立ち寄る登山客も多い。近辺は奥入瀬から続く紅葉の名所。温泉は建物に入ってすぐの券売機で券を購入してから入る。チケットには千人風呂のみ600円と千人風呂と玉の湯1000円がある。玉の湯では体を洗うことが出来る。酸ヶ湯では温泉を洗い流さないのが良いとのことで、玉の湯込みのチケットは必要ないように思われる。

標高890Mにも関わらずアメダスが設置されており、日本の中では最も気温の上がりにくい場所の一つである。2005年3月4日には、観測史上最高の積雪・501cmを記録した。2007年11月現在、観測を行っている全アメダス観測所の中でも最も多い積雪量である。積雪の多い年は、6月上旬頃まで雪が残ることがある。

歴史[]

テンプレート:枠の始まり酸ヶ湯温泉テンプレート:枠の終わり

江戸時代前期の1684年(貞享元年)の開湯と伝承される。非常な山奥にもかかわらず、古くから湯治場として訪れる者が多かった。

大正時代、この温泉宿を経営していた郡場直世の妻フミは、近辺の高山植物を採集してその標本を各地の研究機関に寄贈した。彼女の功績によって早くから八甲田山の植生が研究されており、そのため酸ヶ湯温泉の付近に東北帝国大学の研究施設(東北帝国大学八甲田山植物実験所、現在の東北大学植物園八甲田分園)が作られた。また彼女の息子郡場寛は植物学者でもある。

1954年(昭和29年)、四万温泉、日光湯元温泉と共に国民保養温泉地第一号に指定されている。

一軒宿は前述の混浴の千人風呂が有名であるが、混浴マナーの低下から、女性客の苦情が多くなり、2004年6月には目印の辺りに間仕切りが設置された。しかし今度は間仕切りに対する苦情が増え、同年10月に撤去。その後、2005年4月に常連客が中心となって「混浴を守る会」が発足、三浦敬三が男性側の代表に、中村哲子が女性側の代表に就任した。一軒宿の中に看板を設置するなど、混浴マナーの維持活動が行われている。なお三浦敬三の逝去に伴い現在の男性代表は浅井慎平となっている。

アクセス[]

  • 鉄道:JR東日本/青い森鉄道青森駅からJRバス東北十和田北線で約1時間。
  • 自家用車:東北自動車道青森中央インターチェンジから約40分。国道103号線沿線。

外部リンク[]

ウィキメディア・コモンズ
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  • 酸ヶ湯
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温泉
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執筆の途中ですこの「酸ヶ湯」は、温泉に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正等下さる協力者を求めていますP:温泉)。


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