始皇帝と秦人の女etc

秦人の女
「こいつをここにのこす」

「ここにのこって、てきをうて。秦人をさぐりにくる」

「私を入れて3人。この地にのこされた。他の2人はどうでもいい者。どういうことだ。」
「たしかに秦をさぐる者はくるが、私達とやるとかえっていく。」




「しくしく。なんで私はここに？」
「たしかにコリアは日本に近い。」
「でも、コリアは・・・」


「やってくる男は韓人のほう。」
「いい男もいるが、やると帰っていく。どうして？」


「つまり私達はくいとめるためここにのこされた。」
　(「私もちょっとは黒くなった。男とやると黒くなっていく」)


「八十数回やった。私はこんなになっちゃった。」
「八十数回しかできなかった。前髪がたらーんとなる。」
「これでは男も寄り付かない。」
「むしろ男の肉をくうしか・・・」
「私も肉をくうようになってしまった。」
「肉をくえばくうほど腹がへる。」




「あいつがいると、妙な作用が生じる。」
「始皇帝はもういないと流してみよう。そうすればここを去るかもしれない。」


ハン=ヒョンヒ
「くっそ。ここにいても始皇帝はもういない。ならばいっそ日本に。」


「始皇帝はもういないが、始皇帝の子孫ならいる。」
「つまりあなたはすてられたということ。」
「よし、日本国へ行ってたしかめる。」

「ここから上陸してはだめだ。(こいつの声で)」


「しくしく。私の一生はなんだったの？」
「ここまで来てなにもできないなんて。」

「なら、こうする。ここで私の子孫をつくる。いつか・・・。これでいい。」



「ここにいて人参をつくる。そしていずれ・・・。」





「しくしく。なんで私はここに。」
「たしかにコリアは日本国に近い。でもコリアは・・・。日本国が良い。」

「やってくる男はいるが、みんな韓人のほう。」
「いい男もいるが、やると帰っていく。どうして？」

「つまり私達はくいとめるためにここにのこされた。」

「私もちょっとは黒くなった。男とやると黒くなっていく。」
「83回やった。私もこんなになっちゃった。これでは男もよりつかない。」

「むしろおとこの肉をくうしか・・・」
「私も肉をくうようになってしまった。肉をくえばくうほどはらがへる。」






ハン=シュウハ
「なんで私は・・・。ずっと男ばかりやっている。」
「しかもなけなしの食料はもうない。」
「こうなったら私が男をとってくる。」

「男はみてくるが、女は敵視してくる。」
　　「だからいっちゃだめだって」
「わかった。私はここで待つ。」


「ダイコンをつくってはダメ。ニンジンをつくるのよ。」
「ニンジンこそがここでの主食よ。」
「ニンジンをとると強くなる。ニンジンだけですごす。これがはんなんとう人。」

「置いてくのはコメがいい。昔は食べていた。」
「ニンジンの菜っ葉。これはゆでる。けっこううまい。」

「コメがとれたら・・・。でもこの地ではコメはすぐしぼむ。」

「くそ、はいってくるのはムギばかり。しかも質はよくない。」
「ヒエがほしい。しかしつくってはならないと厳命がでている。」




「ヒエのようなものをたべていると、女が男をとらなくなる。」
「ヒエとアワ、これをとらせるな。」

パク
「秦は日本国へわたった。そこで王国を築いた。」
「こいつらはすてられている。」

 

須恵器

「始皇帝は知らない。私達のことを。」

「こんなにやってるのに、まだ迎えにこない。」

 

 

R暦1130年代
「女ができたらいい。」
「男は・・・韓人みたいになる。」
「それではよくない。」

R暦1134年
「韓人はおかしてばかり。」
「そんなんではだめ。」
「秦人みたいに、秩序がなければ。」

 

R暦1186年
韓人の血が入る。
そしたらこんな男ができる。
これでは・・・
秦人の血が慾しい。

 

R暦1424年

「1000年経った。そろそろ日本に行く。」
「なんだ。簡單に来れた。」

「私達がくい止めてたのは何のためだったの。こう言う。」

「始皇帝。私達はコリアでくい止めていました。」
　「おお。すまなかったな。はようこっちへ。」
「ええっ。それだけ。」
　「ここは安泰だ。くいとめる必要はなかった。」
「(ええっ。私達は何をしていたの？)知らない！」

「私達は何をしていたんだろう。」

 

R暦1424年
始皇帝「すまなかったな。ここは安泰だ。」
(そんなんのためにやってたんだ。ぐすん)
(始皇帝に抱かれ仕合せでもあり、かなしくもある)

(こうなったら・・・)

(ここに来てもニンジンを作っている。)
(そしていつか・・・)