英雄への鎮魂歌

ページ名:英雄への鎮魂歌

英雄への鎮魂歌

アラミゴ解放軍の上級闘士 :
ご足労いただき感謝いたします、Hogeさん!
ラウバーン様がお待ちしておりますので、
準備がよろしければ、同盟軍本陣へとご案内させていただきます。


アラミゴ解放軍の上級闘士 :
それでは、「エオルゼア同盟軍本陣」に向かわれますか?


ラウバーン :
よく来てくれた、Hoge。
まずは戦況の共有をさせてくれ。
あれから、散発的に何度か戦闘が行われているが、
どちらも決定打を与えることができず、一進一退……
ほぼ膠着状態といったところだ。
帝国軍の戦力は圧倒的だと思われたが、
今のところ、なんとか進軍を抑えることはできている。
何らかの事情で、帝国側は総力を投入していないらしい。
斥候の報告によれば、すでにヴァリス帝も、
本国へと引き返しているようだ。
その間に、どうにか帝国軍の戦力を削り、
前線を押し上げたいと考えているのだが……


慌てた様子の闘士 :
も、申し上げます!
東方より帝国軍の援軍が襲来……
次々と友軍部隊を撃破し、防衛陣を突き崩そうとしています!
なんだと……!


慌てた様子の闘士 :
報告によれば、該当部隊を率いているのは、
皇太子ゼノスとのこと……!
現在、ヒエン様以下、東方連合の部隊と、
リセ隊長率いる部隊が支えていますが、
いつまで持つか……。


ラウバーン :
チィッ……各地で反乱の鎮圧に当たっていたという、
奴の到着を待っていたわけか……。
了解だ、貴様は同盟軍の各陣地に向かい、
前線への援軍を要請せよ。
いざとなれば、吾輩も前線に出るつもりだが……
急ぎ貴様にも援軍を頼めるか!
不死のアシエンを始末するのは難しかろうが、
「ゼノス」を戦場で倒すことの意味は大きいな……。
それでは、頼んだぞ……
どうした?
また、例の声が聴こえたというのか?
……大丈夫なのか?
そうか……確かに、いまは退けないときだな。
最後の砦である本陣は吾輩が死守する。
貴様には前線を任せたぞ!


・・・・・・


ゼノス・イェー・ガルヴァス :
この「ゼノス」を前にして、
逃げず抗う者たちが、まだ残っていたか……。


リセ :
Hogeが到着するまで……
いや、違う……アタシたちでコイツを討つんだッ……!!


ゼノス・イェー・ガルヴァス :
ほう……貴様らに、それができるとでも……?
ならばよし、この肉体の肩慣らしとゆこうではないか……。


霧隠のユウギリ :
なんという一撃……
だが、まだ立てる……まだ戦えるッ……!


ゼノス・イェー・ガルヴァス :
さて、不完全なヒト風情が、どこまで耐えるか……
見ものだな……。


ヒエン :
Hogeのことを思い出せ!
あやつが来たときに、無様な姿は晒してはおれんぞ……!


ゼノス・イェー・ガルヴァス :
さあ、次だ……足掻いてみせろ……。


ヒエン :
さすがにやりおる……!
が、これまでの苦難の道のりを思えばッ……!


ゼノス・イェー・ガルヴァス :
まだ啖呵を切る余裕があるか……
ならば、さらなる闇を見せてくれようではないか……。
妖刀と呼ばれし、その力……示してみせよ!


ヒエン :
ぬかった、呪縛術かッ……!?
こ、このままでは……おおおおおおッ!!


ゼノス・イェー・ガルヴァス :
牙を剥け、アメノハバキリ……!


リセ :
ヒエンを、やらせはしないよ……!


ヒエン :
グハッ……ハァ、ハァ……
わ、わしの身代わりに、リセが……!!


霧隠のユウギリ :
かくなる上は秘術を……!


ヒエン :
……よくやった、ユウギリ!
いや、まだだ……リセを援護せねばッ……!


ゼノス・イェー・ガルヴァス :
ほう……まだ生きているとは……。


ヒエン :
皆、Hogeは必ず来る!
我らでは敵わずとも、ここは支えてみせるぞッ……!


リセ :
も、もちろん……!
アタシだって、みんなを守る力になってみせるんだッ!!


ゼノス・イェー・ガルヴァス :
この肉体も馴染んできた、か……。
ならば、そろそろ幕引きとさせてもらおう。


ユウギリ :
その首、もらいうける!


ヒエン :
ユウギリッ……!
くっ……よもやガレアンの身で魔法まで……。
これがアシエンの力……!?
かくなる上は……刺し違えてでも……あやつを……。


・・・・・・


ゼノスの顔を持つ男 :
久しいな、光の使徒よ……。
もはや、語り合うこともなし……か。
よかろう、光と闇の均衡を正すため……消えてもらうぞ!


ゼノス・イェー・ガルヴァス :
来たな、エオルゼアの英雄……
今こそ、その忌々しき光を消してくれよう……!
すべての根源たる闇の力よ……!
大義のために、我が魂の底より湧き上がれ!
この肉体が持つ力、引き出させてもらおう……!
さすがは、光の使徒……
が、その強き光さえも、真なる闇は呑み込むと知れ……!
この星の未来のため、命散らせて星海に還るがよい!
耐えてみせた、だと……!?
これほどまでに、魂の強度を高めていたか!
ラハブレアをも翻弄してみせただけはある、か……!
だが、調停者をみくびるなよ……!


ゼノスの顔を持つ男 :
ふむ、さすがは、ハイデリンが入れ込んできた、
英雄というわけか……。
だが、この肉体と我が魂の前では、
わずかに力が足りなかったようだな……。
ほう……何者かの意思を感じるぞ……。
しかし……間の悪いことだな……


・・・・・・


???? :
…………やっと、繋がったか。


呼び声の主 :
待て、大丈夫だから、あわてないでくれ。
しかし、これでは声を通せた程度か……。
冒険者よ、英雄よ、どうか聞いてほしい。
お前はその戦いに、勝っても負けてもいけない。
進む道そのものを違えているのだ。
正しきに至るすべての鍵は、こちらにそろっている。
そして、我々もまた、お前の力を求めている……。
……今は時間がない。
ただやるべきことのみ伝えよう。
いいか……そちらの世界にある「クリスタルタワー」……。
その塔の周囲に、私が用意した装置があるはずだ。
あれは、いわば目印の役目を持つ。
触れてくれれば、転移の成功率を上げられるだろう。
だから、ともかく装置を探してほしい。
あとはこちらでどうにかする。
今こそ、手を。
その手で、扉を開くのだ……。
こちらで……
「第一世界」で、待っている…………


・・・・・・


アイメリク :
ああ……!
目を覚ましてくれたか!
落ち着いてくれ、ここはイシュガルドだ。
君は、援軍としてリセ殿らが戦う前線にいち早く赴き、
帝国軍を率いるゼノスとやりあった。
そこまでは、覚えているか?
君は戦いの最中に苦しみだし、
ゼノスは君に刃を振り下ろそうとした……。
だが、間一髪のところで救援が間に合ったようでな。
奴はゼノスに手痛い一撃を加えると、君を担ぎ上げ、
イシュガルドの軍勢のところまで運んできたのだ。
ここで、その救い手を紹介したいところだが……
君を送り届けるや、すぐさまいずこかへと去ってしまった。
実に……エスティニアンらしいと思うだろう?
君との戦いで疲弊したゼノスは、後方へと退いたようだ。
そして、ゼノスという中核を失ったことで帝国軍の攻勢も弱まり、
国境地帯は、ふたたび膠着状態に陥った。
朗報はまだある。
エオルゼア同盟と東方連合の健闘を受けて、
帝国支配下の各属州で、反帝国活動が再燃し始めたのだ。
さらに、サンクレッド殿の搦め手が実を結んだようでな。
皇位継承権を持つ皇族の一部が、不穏な動きを見せているらしい。
いまや、帝国の基盤は揺れに揺れている。
ヴァリスやゼノスが退いたのも、無理からぬことだろう。
勝ち目のない戦に、光明が見えてきたということさ。
アリゼー殿も、ほかの賢人たちも、相変わらず眠ったままだが、
どうか、いまは我が身を労わってくれ……。
盟主一同、君には本当に感謝している。
しかし一方で、これ以上の無理を強いることはできないとも、
考えている……。
国境地帯での防衛戦は、我々に任せて、
これを機に、君にはゆっくり休んでほしい……。
そうだ、ひとつ伝言を預かっていてね。
とある淑女から、君が目を覚ましたら、
真っ先に伝えるよう頼まれていたんだ……。
多くの仲間が倒れてしまったが、
それでも、まだあなたはひとりではない。
あなたが帰るべき「家」で待っている、とね……。
さて、私は前線に戻らねばならない。
この戦が終わったら……必ずまた会おう。


???? :
おやおや、倒れた英雄殿を見舞いにきたものの、
もう、その必要もないということですかな?
エドモン・ド・フォルタン :
戦場で倒れて運ばれたと聞いたときは、肝を冷やしましたが、
意識が戻ったようで安心しましたぞ……
Fuga殿。
帝国との戦争が始まり、皇都も慌ただしくなってきました。
我が長男、アルトアレールも戦場へ向かい、
騎兵団の指揮をとっています。
貴殿は快復したとはいえ、病み上がりの身。
あまり無理はしないように、と言いたいところですが……。
休めと言われて休む、英雄殿ではないでしょう。
どうやら、次に向かうべき先も決まっている様子。
その先に何があるのか、私にはわかりません。
しかし、貴殿の行き先に常にあるのが、希望というもの。
だからこそ、足止めするわけにはいきません。
この戦火が収まったときにでも、またゆっくりお話ししましょう。
……それでは、また。


タタル :
ぼ、ぼ、ぼ……冒険者さん!?
みなさんが倒れたと聞いて、
私、いてもたってもいられず、東方から駆けつけまっした……。
そしたら、冒険者さんまで!
いったいぜんたい、「暁」に何が起こっているのでっすか……?
戦いに勝っても負けてもいけない……
冒険者さんが倒れたとき、フードの男からそう聞いたと……。
漠然としていて意味はわかりませんが……
その人は、こうも言ったんでっすよね。
すべての鍵は、こちらにある……って。
それってもしかして、倒れたみなさんの魂が、
その人のもとにあるってことじゃないでっすか……!?
アイメリクさんのお話によると、
今現在、帝国との戦線は膠着してるんでっすよね……。
でも、むこうにはまだ、いちばんの敵が……
ゼノスになったアシエンがいるでっす。
勝つには……勝つにはきっと、みなさんの力がいるでっす!
サンクレッドさんや、ヤ・シュトラさんや、ウリエンジェさん、
アルフィノさんとアリゼーさんの力も……みんなッ!
そうじゃないと……そうじゃないと……
絶対に、もう、戦場にいっちゃダメでっす!
こ、これは、受付からの絶対命令なのでっす……!
だから……だから……
みんなを……連れ戻して…………
そしたらきっと、負けたりなんて……しないのでっす……。
そっ、そのためには、クリスタルタワーの周囲にあるという、
何かの装置を探す必要があるんでっすよね?
でも、あの塔は冒険者さんたちが、再封印したはずでっす。
その装置を探すことができるのかどうか……。
でもでも、諦めまっせん!
賢人のみなさんが倒れてしまったいま、「暁」を背負うのは私!
聖コイナク財団や、シドさんにも協力を求めるのでっす!
石の家のみんなと力を合わせて、
その装置を必ず見つけてみせまっす!
だから、みんなを信じて待っていてほしいのでっす!


ゼノスの顔を持つ男 :
……なぜ戦場から去った?


ヴァリス・ゾス・ガルヴァス :
皇太子が異形の存在に操られているという、
まことしやかな噂がたったものでな……。
皇位を狙う皇族どもが不穏な動きを見せ始めたのだ。
帝都が陥落してしまっては、元も子もないであろう。
貴様こそ、あれほど豪語していたにも関わらず、
かの英雄を始末できなかったようだが?
想定外の介入があっただけのこと……
次の機会があれば、逃しはしない。
ところで……君の祖父がどこにも見当たらぬが?


ヴァリス・ゾス・ガルヴァス :
知ったことか。
アシエンの行動など、貴様の方がまだ理解できよう。
ゼノスの顔を持つ男 : なるほど……。
彼は、あれでいて職務に忠実な男だ。
動いたということは、この状況に利用価値を見出したのだろう。
……人を、利用されるだけの駒と思っていると、
足元を掬われるぞ。
この戦局を動かすのは私の……人の意志だ。
人が人の明日のために武器をとり、
私は、私の大義のために、何としてでも勝ちにいく……。


帝都の魔導技師 :
陛下、朗報でございます!
ようやく準備が整いました……!
ご命令さえあれば、すぐにでも製造を再開できます!
帝国の威光を知らしめる「黒薔薇」を……!


タタル :
実は私、冒険者さんが目を覚ますように、
願掛けとして新しい旅装束をこさえていたのでっす!
その願いが叶ったいま、この服をぜひ着てくだっさい!
さあ、クリスタルタワーの装置探しは私たちに任せて、
病み上がりの冒険者さんは、英気を養ってほしいのでっす!


刀を手にした闘士 :
ここにいたのか……我が唯一の友よ。


帝国軍の百人隊長 :
死ね、蛮族め!


刀を手にした闘士 :
だが……いまのお前が惹かれているのは、
どうやら、この地での闘争ではないらしい……。
よいだろう、大いに愉しめ。
そして、己が牙と爪をいっそう研ぐがいい。
その間に俺は……失ったものを取り戻すとしよう。

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