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『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』(げきじょうばんポケットモンスターベストウイッシュ ビクティニとくろきえいゆう ゼクロム)、『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと白き英雄 レシラム』(げきじょうばんポケットモンスターベストウイッシュ ビクティニとしろきえいゆう レシラム)は、2011年7月16日に公開されたテレビアニメ『ポケットモンスター』の劇場版第14作目の作品。
タイトルは当初『ビクティニと黒き英雄』と発表されたが、後に『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』が正式タイトルと発表された。その後、『ビクティニと白き英雄 レシラム』のタイトルが新たに公表され、『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』と『ビクティニと白き英雄 レシラム』の2作品が同日公開されることが発表された。前作『幻影の覇者 ゾロアーク』ではエンディング後にゼクロムとレシラム、ビクティニが登場するシーンで予告されている。時系列上ではBWの第34話から第39話までに当たる。
2002年『水の都の護神 ラティアスとラティオス』から2010年『幻影の覇者 ゾロアーク』まで9年に渡って続いていた「劇場版で(後に正式タイトルに組み込まれる)主役となるポケモンはそれまでゲーム版で公開されていなかった初登場のポケモン」という慣例が一旦リセットされ、発表済みのポケモンであるゼクロムとレシラムが正式タイトルに組み込まれた。
『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』と『ビクティニと白き英雄 レシラム』は基本的には同一のストーリーであるが、以下の様な変更点がある。
舞台となったアイントオークのモデルはフランスのエズ[1]である。
本作では、従来の作品でアニメーション制作を行っているOLMに加え、Production I.GとXEBECとの共同制作となっている。また、過去の作品の劇伴は一貫して宮崎慎二が担当してきたが、『黒き英雄 ゼクロム』では宮崎ではなく、多田彰文と澤口和彦が担当している。基本的なスタッフは例年と同じである。
今作品では次回作の予告は無く、同時上映の対になっている作品の宣伝とポケモン復興支援 ポータルサイト『POKÉMON with YOU - ポケモンはいつもキミといっしょ -』の宣伝だけに留めている。
全国351スクリーンで公開され、2011年7月16-18日の初日3日間で興収8億2630万6800円、動員78万9140人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第2位となった[2]。ぴあ初日満足度ランキングでも第2位と好評価されている。また7月15日までに販売された2作品の前売券が、19日までの集計速報値で『ギラティナと氷空の花束シェイミ』より5年連続で200万枚を突破している。最終興収は2011年度興行収入邦画第2位の43.3億円[3]。
2つのバージョンは名ばかりの英語2011年12月3日と2011年12月10日の間、米国で別々に表示されていました『Pokémon the Movie: Black—Victini and Reshiram and White—Victini and Zekrom』
2011年12月16日に2作品本篇のDVDとBDが発売された。ちなみにポケットモンスターシリーズのBDは本作が初となる。
本作の前売り券に付属する引換券で入手できるポケモンはビクティニであり、4月16日の前売り券発売と同時に引き換えが開始された。このビクティニは特別に覚えているVジェネレートのほか、通常ではレシラム・ゼクロムそれぞれのみが覚えるクロスフレイム・クロスサンダーを覚えている。
また、映画館でのワイヤレス通信では、『ポケットモンスター ブラック』にはゼクロム、『ポケットモンスター ホワイト』にはレシラムが配布される。
なお、『七夜の願い星ジラーチ』以降、前作までロケット団のムサシ、コジロウ、ニャースが担当していた予告CMにおける前売り券の宣伝が、今作ではデントとアイリスに代えられた。
2012年7月12日のテレビ地上波放送では、諸事情で2作品のどちらか1作品のみを放送することになり、その投票をあにてれ公式サイト特設ページでの得票の結果によって決定されることとなった[4]。投票結果は『白き英雄 レシラム』が1,300,255票、『黒き英雄 ゼクロム』が989,305票となり、『白き英雄 レシラム』が放映されることになった。『黒き英雄 ゼクロム』は、テレビ東京では、8月10日の13時25分から放送。
テンプレート:不十分なあらすじかつて大地の民の王国として栄えていた、大地の剣と呼ばれる城を中心にした街、アイントオークに訪れたサトシ達。アイントオークの収穫祭記念バトルに参加したサトシ達は不思議なポケモン、ビクティニと出会う。そこにビクティニのパワーで大地の剣を動かそうと企む大地の民の末裔ドレッド・グランギルが現れるが、その影響はアイントオークにかつてない異変を齎すのであった。
オープニングテーマを松本梨香が単独で担当したのは『水の都の守護神 ラティアスとラティオス』以来である。また、エンディングテーマをエイベックスのアーティストが担当するのは、『ルギア爆誕』で担当した安室奈美恵以来である。
オープニングテーマ「ベストウイッシュ!」(NEW MIX&EDIT)作詞 - 戸田昭吾、作曲 - たなかひろかず、編曲 - 小谷野謙一、コーラスアレンジ - 河野陽吾(PIKACHU RECORDS)、歌 - 松本梨香エンディングテーマ詳細は『宙 -そら-/響 -こえ-』を参照。「宙 -そら-」(『黒き英雄 ゼクロム』)作詞 - 持田香織、作曲 - 菊池一仁、編曲 - 中尾昌文・Every Little Thing、歌 - Every Little Thing(avex trax)「響 -こえ-」(『白き英雄 レシラム』)作詞 - 持田香織、作曲 - 菊池一仁、編曲 - 十川知司・Every Little Thing、歌 - Every Little Thing(avex trax)『黒き英雄 ゼクロム』の漫画版が月刊コロコロコミック2011年5月号より連載。作画は前作に引き続き井上桃太が担当。
テンプレート:ポケモンの映画テンプレート:ポケットモンスター
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